2022/04/14 - 2022/04/17
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toroppeさん
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日本人なら誰もが一度は訪れてみたい屋久島。ようやく行くことができました。
初日は鹿児島空港から飛行機で上陸し、レンタカーで「紀元杉、ヤクスギランド(150分コース)」に向かいました。いきなり、これぞ屋久島 !! という原始からの空気感に触れられてテンション上がります。4時間20分位で二つを回れました。
二日目はベルトラで予約していたプライベートガイドツアーで「白谷雲水峡」へ。小雨模様で霧が濃くて視界が悪いため、太鼓岩に行く予定を変更し、三本槍杉の方に登る奉行杉コースを歩いてから苔むす森まで進んで折り返しました。もののけ姫の世界と言われるだけあって、素晴らしい苔や杉がおりなす原始の風景を5時間30分ほどかけて体感できました。
三日目も同じガイドさんにお世話になり屋久島の森の主「縄文杉」へ。長時間のトレッキングにやや不安がありましたが、適度な歩行スピードや休憩、そして色々な話をしてもらいながら歩いていたので、9時間45分で20kmを無事歩き通すことができました。みんながそこまでして見たいと思うだけのダイナミックで存在感のある縄文杉でした。雨の多いと言われる屋久島にあって好天の中、爽やかな風が心地よかったです。
二日間ガイドにお世話になりましたが、やはり色んな話や地元の情報なども聞けますし、レンタカーで登山口まで狭い道を運転していかなくてもよいというメリットもあります。レンタカー代の事も踏まえると、個人ガイドにして良かったと感じました。
四日目は昼のフライトまでの間に、大川の滝、千尋の滝、龍神の滝、トローキの滝の4つの滝巡りをしましたが、直前に雨の日が少なくて、期待したような迫力ある水量ではありませんでした。
今回初上陸の屋久島でしたが、予想以上に自然が素晴らしく、まだまだ訪れてみたい場所も多いので、次回来るのが楽しみになりました。
ホテルはサンカラリゾート&スパでしたが、アジアのアマンリゾートを感じさせる雰囲気とホスピタリティー、美味しい食事には感激しました。とても高級なラグジュアーホテルなので気軽には泊まれませんが、こちらもまた訪れてみたいホテルとなりました。
縄文杉のビデオはコチラ(12分弱)
https://youtu.be/TtYeJG7fXKA
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
前夜の夕食後ホテルフロントで
翌日の朝食セットをもらう
これで一人分
3時起床 ルーティーンの柔軟体操
朝食はパン2個とバナナにしましたサンカラホテル&スパ 屋久島 宿・ホテル
-
4:30ホテルにガイドさんがお迎え
荒川登山バス停留所 (屋久杉自然館の前) まで車で行き
登山バスの乗車券(往復1,400円)
協力金1,000円合わせて1人2,400円払う
< 写真は夕方撮影のもの >屋久島町屋久杉自然館 美術館・博物館
-
4:50荒川登山バス停留所着
既に30名以上は来ていた
みんな気合入ってるなぁー
バス乗車券を買う時
5時発のバスはもう満員だって
ヒョッえー
次は5:40発になるとのこと -
チケットと一緒に記念品をもらった
いきなりリュックにつけてる人もいたけど
完歩できなかったら
恥ずかしいんと違いますかー -
ガイドに乗車券を渡し座席券をもらう
5:40発と言われていたが
今日は利用者が多いので
臨時便が出るとのこと
5:25頃には出発した
バス乗車したら
この券を箱に入れる -
こんな登山バスに35分ほど乗り
荒川登山口に到着
かなりグネングネンしながら
急カーブ急坂を走るので
ここに来るまでに酔う人もいるらしい
私は気にせず寝てました -
バス停横がトイレ
女子は既に順番待ち -
長いコースは
だいたいは予習済み
トロッコ道8kmが長いんだなー
それが終わると登山道の坂道
この地図の標準タイムが
他のより遅目の設定なので
これを参考にしながら歩きました -
見所もあるので
飽きずには歩けそうな感じ -
トイレと準備体操を済ませたら
案内図の前で皆さん記念撮影
我家もガイドさんに写してもらいました
みんな歩く前は元気やったけどなー
みたいな
6:15スタート
頑張るでぇー !!縄文杉コースのスタート地点 by toroppeさん荒川登山口 名所・史跡
-
どうして往復10時間もかけて
みなが縄文杉を目指すのか ?
このトレッキングは
その疑問に答えてくれるだろうか
まずは
長い長い
トロッコ道から始まる
今回はいつもの旅行記と違って
詩人になってみよう -
橋の上からは
美しい風景が広がる
ひと月に雨が35日降ると言われる屋久島で
この天気は珍しい
よほど日頃の行いが良い証拠だ
どこかで笑い声が聞こえた -
橋を渡るにしても
柵がある橋は安心だ
無いところでは
危険なので
写真やビデオはやめておいた
今日は良い子になろう -
トンネルをくぐる
昔の人は
手彫りでよく頑張ったものだ
ガイドさんからは
「希望のトンネル」と言われた
理由は帰りにわかりますよと
・・・気になって歩けない -
あちこちで見かける
サクラツツジ
華やかじゃないけど
淡い色合いが
屋久島の濃い森には
とても似合っている -
山肌から雨を流す屋根
以前ニュースで見たことがある
大雨で山小屋に何十人も孤立した時のこと
この屋根も崩壊したそうだ -
6:25
ようやく山から太陽が現れた
パワーをいただくとする -
柵のない橋
( 写真写してますやん !! )
( 詩人はそんなツッコミをしてはいけない )
落ちると終わりだし
スマホも落としたくない
ちょっとビビった -
どこかの神社にあれば
御神木と言われそうな立派な杉
屋久島では
まだまだ見習いレベル -
苔むす森は
ここでも健在だった
マイナスイオンなど存在しないが
あるように思いたくなる森 -
切り通しのような所を抜ける
ほとんどの人はプライベートガイドと一緒
コロナで大人数を避けているのだろう
抜きつ抜かれつで縄文杉へ
森で争ってはいけない
マイペースが大切だ -
小杉谷橋を渡ると
小杉谷集落まであと少し -
集落と中学校跡の解説
林業で栄えていたので
昭和35年の最盛期には
540人が生活する集落だったようだ
昭和45年に杉の伐採が終了して閉山
わずか十数年だけ存在した集落
冬には20~40cmもの積雪があったとは驚きだ
映画にしてほしいような儚い歴史だ
題して 「すぎ去った杉の子たち」 -
学校の校庭跡
高校生のグループが休憩していた
ここまで47分 (標準は50分) -
屋久杉と共に
と書かれた記念碑
屋久杉の製品事業所跡地 -
集落跡を出て少し進み
左に降りて行き
安房川の河原で休憩
ガイドさんは朝ごはんを食べていた
なんて爽やかな風が心地よい日なんだ -
昨日の白谷雲水峡で見た三本槍からすると
二本槍杉と命名したい -
楠川分かれ
右に進むと
昨日歩いた白谷雲水峡駐車場まで110分
このまま真っ直ぐは
ウィルソン株まで90分
縄文杉まで175分 -
ルート上で見られる
主な草や木の紹介 -
最初のバイオトイレ
ここまで1時間40分(昼食含む)
携帯トイレは使いません
水洗ではないトイレということ
便器の中でオガクズ ?
が回転して攪拌されているのがわかりました
着いた時は行列でしたが
出るときには解消されていました -
三代杉
スタートから1時間45分(標準1時間40分)
一度休憩もしたけど
ほぼ予定通り歩けていました三代杉 自然・景勝地
-
1500年前に初代が倒れ
その上に育った二代目が
350年前に伐採され
その上に育ったのが
現在の三代目
すごスギ -
縄文杉の少し上にある
高塚小屋までの中間地点
距離的にはほぼ半分歩いたことになる
もう少し頑張ろう -
新緑のトンネル
なんて綺麗なんだ !! -
昔は防空壕だったそうです
崩れそうなので
今は立ち入り禁止とか -
えっちら こっちら
平坦な所だけでなく
こういう変化もあった方が
楽しいと思える
それほど
トロッコ道は続くのだ -
正面に見えるのが石塚山
と書いてあるけど
草ぼうぼう過ぎて
私にはよく見えない
心の目で見たことにしよう -
散り積もる
サクラツツジの
はかなさよ -
仁王像 ( 阿形 )
穴から力強く吐いている
命は
息を吐くことから始まる仁王杉 自然・景勝地
-
仁王像 ( 吽形 )
吸い過ぎて
倒れた模様です
救急車はまだ到着しておりません
< 以上、現場からお伝えしました > -
スイッチバックみたいな
方向転換所かな -
実際は正面というより一番左の翁岳
標高1,860mで九州(屋久島)第4位
山頂の巨岩がわかりやすい -
ちなみに屋久島は
標高1,800m以上の山が10座
1,000m以上の山が46座
もあり
洋上のアルプスと言われている -
サクラツツジの花びらは
小さくて愛らしい -
大株歩道入口に到着
長いトロッコ道が終わった -
9時前に到着
ここまで2時間45分(休憩、昼食込み)
標準160分なので順調に来ています
皆さん大株歩道に登って行きますが
一旦橋を渡ってトイレへ -
川のせせらぎは
疲れを癒してくれる
母の胎内で羊水に浮かんでいた記憶からか
一瞬
亡き母の面影が脳裏に浮かぶ -
立派な建物がトイレ棟
2階にバイオトイレがあります
少し栄養補給をし
気合を入れ直して出発
これからが登山の本番だ -
縄文杉に向かう人への注意事項
ここから往復4時間はかかる
10時までにはここを出る
縄文杉を1時には出る
トイレはない
無理なら引き返す
いずれも問題無し -
山登り感
めちゃアップ -
黄色い札の数字は
縄文杉まで2.5Kmの目安
一つ数字が増える毎に
50m進んだことになります
ゴールはNo.50 -
ウネウネの根っこ階段が多い
雨だとかなり滑りやすい感じ -
翁杉
小鳥がこの木にとまって
可愛いさえずりを聴かせてくれた
私は鳥の鳴き声が聴こえない所には
住みたくないし
住んだこともない翁杉 自然・景勝地
-
平成22年に折れるまでは
縄文杉に次ぐ巨木(周囲12.6m)だったようです -
えっちら こっちら
-
トイレから30分ほど登ると
ウィルソン株に到着ハートが撮れたか確認した方が良いかも by toroppeさんウィルソン株 自然・景勝地
-
この美しい奇跡の森のため
環境保全に注意したいものです -
中に入ると祠がありました
無事の登山をお祈りして
ハート写真の順番待ち -
教えてもらった場所から見上げて写す
あせって写したからか
ハートの先っちょが切れてました
あっらー -
まだ新人の杉たちですが
真っ直ぐ育つ姿も
美しい
7,000年後まで頑張れよ -
ここにも
春の息吹が -
ヤクシカに初めて遭遇
ようこそ屋久島へ
とは言いませんでしたが
コチラに近づいて来ました
つぶらな瞳が可愛い -
杉の穴から
森をのぞく -
左は先ほども見えた翁岳
右は九州(屋久島)最高峰
宮之浦岳 1,936m
こんなに綺麗に見られるとは
屋久島の神様に微笑んでもらったようだ -
木段を降りてから
また登る -
ヒメシャラ
触るとびっくりするくらい
冷たい
夏なら気持ちよかー -
大王杉
縄文杉発見までは
最高樹齢とされていた杉です大王杉 自然・景勝地
-
歩道から
大王杉を眺める登山者たち -
ここから世界遺産エリアに入ります
森の雰囲気が少し変り
巨木が目立つような感じ -
夫婦杉
向かって右の太い方が夫
手を繋いでいるかのような枝で
栄養を与えあっているそうです
愛
だな夫婦杉 自然・景勝地
-
来たーーー40番
あと500mてことだ
しかし
山での500mは
まだ歩き甲斐のある
微妙な距離なのである -
もう
どんな杉を見ても驚かない
と思ってたけど
なんじゃこりゃー -
中から生まれようとしてるのか
クマモンのような
ひこにゃんのような
梅干しのような -
トンネルを抜けると
そこは
縄文杉では
なかった -
いよいよかー
ここを登ると
縄文杉では
なかった
まだかよー -
グネグネ根っこ道を降りて
また登っていくと
そこは
縄文杉だった -
来たな
来たな
来たな
縄文杉ーーーーー!!!
展望デッキだー!
ここまで5時間25分
標準タイムは4時間40分なので
休憩、昼食入れて
ほぼ予定通り -
展望デッキの案内板はあるが
どれが縄文杉 ? どれなん ?
キョロキョロ見回していると
「まだ探さないでください」
とガイドさん
南から行きますということで
左の階段を登りました -
あったーーー !
縄文杉ーーーーー !!!
でも周辺が鬱蒼としていて
先っちょしか見えてないのか
なんだか
想像と違うぞ皆が見にいく理由がわかったかも by toroppeさん縄文杉 自然・景勝地
-
ああ
こういうお姿なのね
下の方はまだ見てない訳で
巨大感が実感できていない
しかし
推定樹齢2,000年から7,200年とは
幅ありスギ -
まずは
南デッキから
しっかり記憶に留めました
安もん雑誌の表紙みたいやのー -
下から眺めると
さすがダイナミックなお姿
歩いてきたものにしか
感じられない
この空気感
太陽まで出て
新緑を
より鮮やかに照らしてくれました -
ふ 太い !!
周囲16.4m
大人10人手を伸ばして
やっと届くらしい -
北展望デッキからは
少し距離感がある
やっぱり下からの眺めが
圧巻でした -
十分堪能したので
下山します -
トロッコ道まで降りたら
あとはひたすら
歩く歩く歩く -
段差のあるくだりは
ドンと衝撃を受けるような歩き方は
後で膝にくるので要注意
できればストックで支えて降りましょう -
バイオトイレまで戻りました
ここまで2時間30分
登りより体力使わないので
帰りは行きより30分早い -
楠川分かれ
-
沢山見かけましたが
名前を忘れてしまった -
小杉谷橋を渡ります
ここまで3時間
行きより50分早いペース -
生きとし生けるもの
みな死を迎える
鹿の骨が水流で
崖から流されてきたようです -
尖った愛子岳1,235m
縄文杉は1,281m
あの山より高い所まで
登って来たんだなー -
苔よさらば
しばらくこんな森とは
会えません -
雨の水分を
森に沢山蓄え
ここまで運んでくるんだな -
山肌に描かれた
点描画
桜でなくても
春を感じる風景 -
これを通過すれば
まもなくゴール
往路でガイドさんが言われた
「希望のトンネル」
歩き通すと名前の由来が理解できます
ゴールまで帰りは3時間50分
行きより1時間30分早く歩けました -
標準の10時間を切れたのは
63歳、62歳では合格点でした
20kmも歩いたのは久しぶり
奥穂高岳に登って以来か
ボーイスカウトの子供時代に
夜間ハイクで40km近く歩いて以来か -
最後にガイドさんから
嬉しいものを頂きました
コチラでは往復22kmとなってました -
ホテルまで送ってもらい
夕食では
シャンパンで乾杯しましたサンカラホテル&スパ 屋久島 宿・ホテル
-
思ったほど
筋肉痛はありませんでしたが
念のため寝る前に
ふくらはぎ、太ももに塗りました
昨年秋にサーフィンで炒めた膝裏靱帯も
心配していましたが
膝サポーター2枚重ねして歩いたので
全く問題ありませんでした
森の神様
三日間ありがとうございました
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