春旅。春近し、岩槻の「流し雛」

2022/02/27 - 2022/02/27

「流し雛」がで開催されると聞いて岩槻を訪れました。さすが人形の町ですね。沢山の人形の店、いろんな場所での雛人形が展示されていました。
流し雛への願い事は「平和」としました。戦争反対です。
私塾「岩槻藩遷喬館」の梅が咲き始めていました。春近しです。

エリア 岩槻(埼玉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル

「岩槻」は初めて訪れます。大宮から東武野田線（東武アーバンパークライン）で５駅。そんなに遠くはありません。

岩槻では「まちがど雛めぐり」のイベント開催中です。中止のイベントもあるようでしたが、「流し雛」は決行の様です。

「人形のまち 岩槻」です。至る所に「人形の店」があります。今まで「人形の店」に入った記憶がありません。横目でチラチラしながら、流し雛の会場である「岩槻城址公園」まで向かいます。

途中立派な蔵があったので覗いてみます。「丹過長谷川家見世蔵」

店蔵と母屋。白い漆喰塗、立派な鬼瓦が見事です。

ここの蔵は「まちかど雛めぐり」の展示会場の一つで、立派な雛人形が飾れていました。

「チコちゃんに叱られる」のお雛様ウンチク思い出しました。この人は女雛さまてすね。

雛人形だけてなくかわいい猫の人形もたくさんいました。

途中、民家の塀に「武州鉄道　駅跡」の看板がありました。塀の奥を覗いてみると完全に人の家の庭でした。面影がなにも見当たりません。

これは「飛び出し坊や」ではないですね。

歩く事２０分。岩槻城址公園に到着です。

公園の中央には菖蒲池があり、周りは桜の木が沢山ありました。桜の季節はきっと美しい景色が見れる場所だと思われます。

菖蒲池には朱色の橋（八ツ橋）が架かっています。中国の庭園にある「九曲橋」とは違うようです。ひとつ少ないしね。

「流し雛」には流れが必要ですが、ここは池なので雛が流れるのか心配になります。

「綺麗どころの十二単衣」や「琴の演奏」「屋台」のイベントはなく、雛を流すのみのイベントの様です。

桟俵（さんだわら）藁で舟を作り紙粘土で作った人形と願い事を書いた紙を入れ一緒に流します。

桟俵は一つ600円です。

願い事を書いて流します。（池に浮かべます）

「戦争反対」と書き流しましたよ。

願いが流れていきます。流れがないので一か所に集まってきます。

ここで大きな羽子板（しゃもじ）の出番です。

係りの人が波を立ててます。

なんかシュールな感じが素敵です。

かなり幅広く、広がりました。よかったです。池なので回収は楽そうです。(環境にやさしい）

もっと「みやび感」のあるイベントかと思いましたが、コロナの影響で例年と比べかなり縮小されていたものと思われます。

途中「市民会館いわつき」の前に気になる旗が。
「究極の癒やし系ラーメン　元祖豆腐ラーメン」。「癒やし系ラーメン」とは何だ？気になるので寄って見ます。

「市民会館いわつき」にも雛人形の展示がありましたが残念ながら一名病欠でした。

「埼玉B級ご当地グルメ王決定戦優勝」したとの事。ポイントは「埼玉」であり「全国」ではない事。なので知名度は低いと思われます。

鶏ガラスープに、挽肉のあんかけと豆腐片、ネギとワカメのラーメン。
（トッピングに煮玉子と餃子を追加）

麻婆麺の辛さはなく、確かに「癒やし系」といえばそうかもね。

川越の「時の鐘」は有名ですが、岩槻にも「時の鐘」があります。川越の「時の鐘」ほど高くはありませんが、綺麗に保存されています。

住宅街の中にあり、周りはアパートや住宅に囲まれています。

朝夕6時と正午の3回つかれているとの事。どんな響きがあるのか聞いて見たいです。

自動で鐘つきを行っているようです、

横にあるイチョウが立派です。樹齢約130年の巨木との事。

やっぱり「人形博物館」は必須ですね。

見たことのない雛人形が沢山展示されています。

雛様のルーツの「立雛」。とってもシンプル。

「立雛」顔の形は面長で、切れ長な目と少し開けた口、細くて白い手が白く細い。能面の様です。

郷土玩具をモチーフにした玩具。ガチャガチャにありそうな人形です。

人々の暮らしの一場面を切り取った作品「百人一衆」を模刻した作品。これもガチャガチャにありそうです。

博物館の裏に「裏小路公園」は、独特な世界感のある公園でした。

人形を見ている人形があったり、

石のベンチが人形になっています。

夜見たら結構怖いかもしれません。

私塾「岩槻藩遷喬館」の藁ぶき屋根が綺麗です。

15畳と9畳の教場にも雛飾り。

トイレは今風の様です。

庭の梅が咲き始めていました。春近しです。

ここ岩槻は、落ち着きのある風情のある町です。

ここ鈴木酒造の蔵は、一階がお酒やグッズの販売、二階が有料（１００円）の展示場になっています。

展示場には雛人形だけでなく昔の酒造りの道具が展示されています。

「きつね」「たぬき」の名がつく桶。

「おに棒」

やたら鬼と名の付く道具が多い。

入場料100円でしたが、充実したものが展示されている処でした。

最後は人形の店を数店舗を覗いてみました。

「愛ちゃん」と名前がついていました。似ているかも。

雛人形は１０万、２０万と充実した品ぞろえです。

あまり雛人形を見る事は少ないですが、

どの人形も豪華で美しく、

可愛らしくとても感動しました。

「つるし雛」はいろんな種類の雛がつるされとり、それぞれは意味があったり、縁起のよいものと事です。

ニワトリにはどんな意味があるのでしょうか？

駅前では「和太鼓演奏」や「よさこい踊り」で大変盛り上がっていました。演者がみなマスクしているのが今風です。

梅が咲き始めており春はもうすぐです。