2022.02 DHC-8-Q200に逢いに長崎へ Vol.2 念願のQ200に乗って壱岐へ

2022/02/03 - 2022/02/03

長崎を拠点に運航している航空会社「オリエンタルエアブリッジ」。ボンバルディアのDHC-8-Q200とAKX（ANAウィングス）のDHC-8-Q400を借用して運航している。同社の所有するDHC-8-Q200は機齢も高く、ATR42-600へのリプレースが決まっていて全機が退役することに。現在日本各地を飛び回っているQ400型は74名の定員に対してQ200は39名定員とコンパクトでカワイイ飛行機なのだ。日本の空から消える前に搭乗しようと急遽長崎へ飛ぶことにした。

仙台から伊丹経由で長崎空港へ。ここからいよいよ念願のオリエンタルエアブリッジ（ORC）のDHC-8-Q200に搭乗する。ORCでは長崎を拠点に離島の生活を支えている航空会社だ（離島便以外にも飛んでいて、福岡～小松という便もある）。そんな離島便の中、長崎～壱岐便を選択して搭乗することに。

エリア 壱岐(長崎)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: ANAグループ

伊丹空港から到着して一旦一般エリアへ出る。そして改めて壱岐往復便の搭乗手続きをした。

※仙台空港でも搭乗手続き（手荷物預け）はできるが一度に３区間までしかできず、壱岐空港で搭乗手続きの必要が出てしまう。壱岐での折返し時間は20分しかないので仙台空港では長崎空港までの区間で手続きを行った。
（今回は仙台～伊丹～長崎～壱岐～長崎と４区間になってしまうため、通常だと仙台で３区間搭乗手続き・手荷物預けすると壱岐空港で再度搭乗手続き・手荷物預けの必要が出てしまう）

長崎空港 空港

搭乗手続きのカウンターにも春節の飾り付けがしてあった。

長崎空港 空港

手荷物検査を受けて制限区域内へ。乗継時間が短いため慌ただしくなってしまう。

長崎空港 空港

いよいよ搭乗開始。定員が少ない機体なのに出発時刻の15分以上前から誘導される。

長崎空港 空港

長崎空港のエプロンを歩いて飛行機へ。やはり DHC-8-Q200 は小さくてカワイイなぁ。

長崎空港 空港

搭乗して予約していた席に座る。同行者は２Ｅ、私は１Ｅ....実はこの機体では右舷最前列の２席は後ろ向きになっているのだ。なので着席するとお見合いしているようになる。

搭乗したら必ず「安全のしおり」を確認。機種ごとに避難方法が異なるので目を通すようにしている。

そしてこの便も非常口席に着席するので、こちらも熟読する。

いよいよ長崎空港をテイクオフ。向こうには２機の僚機がお見送り。

STOL性能を発揮して3000mの滑走路長を持て余すようにエアボーン。

長崎からは目まぐるしく変わる機窓を楽しむ。

タイムテーブル上、長崎から壱岐まで30分で結んでいる。しかし実際の飛行している時間は20分もないハズだ。だからシートベルトサインは消えないと思っていたら、なんと消灯した。

ベルトサインが消えたが機内をウロウロするのも良くないので、とりあえず横を向いて機内に収納されているタラップ（ドア）を撮ってみた。

５分ほどでシートベルトサイン点灯。少しずつ高度を下げて壱岐空港へアプローチする。

壱岐空港の1200mという短い滑走路に着陸する。

出発も早かったこともあり定刻より15分も早く壱岐空港に到着する。するとCAさんに促されて僅かな時間ながら機内での撮影会を。

初めて降り立った壱岐空港、そして壱岐島。小さなローカル空港のエプロン（駐機場）に立つのはいつも嬉しい瞬間だ。

壱岐空港 空港

小さな小さな壱岐空港ターミナル。こんな可愛い建物ゆえ、売店などない。

壱岐空港 空港

１日で出発２便、到着２便。まるで秘境駅ならぬ秘境空港のようだ。

壱岐空港 空港

ターミナルに入るとすぐにオリエンタルエアブリッジのカウンターがある。

壱岐空港 空港

こちらが壱岐空港の搭乗待合室。

壱岐空港 空港

おそらく継ぎ足しで解放したであろうスペースが待合室となった。とても不思議な空間だ。

壱岐空港 空港

搭乗の順番を説明する掲示物。機内は狭いので効率よく搭乗したい。

壱岐空港 空港

と、言いつつも優先搭乗のお言葉に甘えて真っ先にエプロンへ。整備士さんが機体横まで先導してくれる。

壱岐空港 空港

行きの便で私が座っていた席は最前方の右側にある。

一番左側が客室乗務員が座るジャンプシート。その横奥がコクピットのドアで、さらに横の２席が１Ｄ、１Ｅとなる。

帰りの長崎行は行きの便より若干多め。でも空席は多かった。

乗客を乗せてエンジンスタート。滑走路端まで移動してから転回して滑走路０２に機体を合わせる。そして機体が停止した状態でエンジンが唸り....ブレーキを開放してテイクオフローリング。僅か1200mしかない滑走路長ならではのＧを感じる離陸シーンだ。

わずか30分弱の滞在だった壱岐島をあとにして長崎空港を目指す。こちらの便も揺れることなく順調なフライトだ。

こちらの便でも安全のしおりを....。安全のしおりの左側はルートマップ。持ち帰り可能だったのでお土産にいただいた。

帰りの便でも５分ほどシートベルトサインが消灯する。でも着席したまま....旅の話のネタにトイレぐらい行っておけばよかったかも。

あっという間に長崎空港がある島が見えてきた。

長崎空港の北側から接近して西側の沖を航行してギアダウン。

空港の西側から見えた光景。なんだか燃えた航空機がポツンとあるような....実はこちら「空港保安防災教育訓練センター」といって日本で唯一、実機大の航空機モックアップを使用しての火災消火訓練などを行っている施設なのだ。

長崎空港に着陸。

長崎空港に到着するといろいろな飛行機たちが出迎えてくれた。

後輩であるANA/DHC-8-Q400からAPJ、SNJ、SKYと賑やかだ。

名残惜しくもDHC-8-Q200とのお別れ。降機する前にちょっとだけ撮影させていただく。こちらは機内アナウンスやコクピットとの連絡に使われる受話器。受話器の上には "de HAVILAND DASH8" のロゴが。

こちらはドア解放部分にある機体の銘板。この銘板から型式が "DHC-8-202" であり、Serial No.は "529" だ。

これで念願の DHC-8-Q200 の搭乗完了。できれば引退前にもう一度搭乗したいな。

長崎空港 空港

バゲージクレイムに表示された壱岐からの便名表示。

長崎空港 空港

私たちが壱岐から搭乗してきた DHC-8-Q200 は休憩もそこそこに次の便として長崎空港を出発する。そのシーンを撮影するために展望デッキへ。

長崎空港 3F展望デッキ 名所・史跡

五島福江空港へ向かう DHC-8-Q200 / JA803B の離陸ショット。

長崎空港 3F展望デッキ 名所・史跡

五島福江空港へ向かった DHC-8-Q200 の折返し便の着陸を狙うため、しばし長崎空港のカードラウンジ「アザレア」で小休憩。

長崎空港ビジネスラウンジ アザレア 空港ラウンジ

カードラウンジ「アザレア」で小休憩したのち、まだ時間があったので空港探訪する。いつもの同行者が出発前にリサーチしていて気にしていたハトシを購入。

長崎一番 長崎空港店 グルメ・レストラン

そしてこちらの角煮まんも買ってみて....。

展望デッキで買い食いを楽しむ。

岩崎本舗 長崎空港店 グルメ・レストラン

すっかり陽が沈んだ長崎空港。定刻よりかなり早めに DHC-8-Q200 が戻ってきた。

長崎空港 3F展望デッキ 名所・史跡

この後も対馬往復のフライトが残っている。気を付けてフライトするんだよ。

長崎空港 3F展望デッキ 名所・史跡

まだまだ撮影していたかったが所用もあるために長崎市内へ移動することに。とにかくオリエンタルエアブリッジの DHC-8-Q200 に搭乗してフライトを楽しめたので今回の旅の80%は達成したかも！？。

さて、いい加減に長崎市内へ移動しましょう。

長崎空港 空港