◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖のしぶき氷（天神浜南＆浜路浜北）

2022/01/25 - 2022/01/25

☆久々の晴天微風予報が出た１/２５に猪苗代湖に行ってきました。
厳寒期になると猪苗代湖の天神浜南（てんじんはまみなみ）や
浜路浜北（はまじはまきた）では
波飛沫が北西からの強風にあおられ岸辺の樹木に氷着し成長する
『しぶき氷』が見られます。
特に天神浜南の“しぶき氷”は大きいものでは５ｍを超え
これほど大きな“しぶき氷”は国内ではそうそう見られません。
大きさでは天神浜南の“しぶき氷”には敵いませんが
浜路浜北の“しぶき氷”は純白で清らかです。
猪苗代湖の“しぶき氷”と言うと殆どのカメラマンは天神浜南に向かいますが
私は小ぶりながら純真無垢な浜路浜北の“しぶき氷”が好みです。
今回は好天に恵まれたので天神浜南と浜路浜北、
どちらも撮影してきたので是非見比べて見て下さい。

エリア 猪苗代(福島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

☆猪苗代湖～天神浜南＆浜路浜北　ルートMap　（※Google Mapに加筆）

https://www.google.co.jp/maps/@37.5217342,140.1072568,6691m/data=!3m1!1e3?hl=ja

我が家から猪苗代湖の湖南までは車で３５分くらいですが
天神浜は日本で４番目に大きい猪苗代湖の北側にあるので
１時間くらいかかります。

☆猪苗代湖～天神浜南　拡大ルートMap　（※Google Mapに加筆）

https://www.google.co.jp/maps/@37.5217342,140.1072568,6691m/data=!3m1!1e3?hl=ja

天神浜へは国道４９号金曲バイパスの小平潟信号を集落方面に曲がり
案内板に従い集落を抜けると天神浜までは道なりです。

☆白銀の小平潟と会津磐梯山（1816m）

猪苗代町に入れば磐梯山はどこからでも見えますが
小平潟集落を抜けると広大な雪原が広がり
磐梯山の眺めが俄然良くなります。

☆白銀の小平潟と会津磐梯山（1816m）

雪原の下は水田やソバ畑です。

☆白銀の小平潟と会津磐梯山（1816m）

磐梯山は主峰の大磐梯（1816m）、櫛ヶ峰（1636m）、赤埴山（1430m）から
なり３峰全体で磐梯山と呼ばれています。
磐梯山は、約5万年前と西暦1888年の少なくとも二度、大規模な山体崩壊・
岩なだれを起こし、流れ山地形をつくり周囲に大きな影響を与えました。

現在の裏磐梯が形成されたのは1888年の水蒸気爆発と山体崩壊ですが、
約5万年前の山体崩壊は、表磐梯側で起き、南西に岩なだれが落ち、
川をせき止めて猪苗代湖ができたと考えられています。
猪苗代湖唯一の島である翁島は、その時に生じた流れ山のひとつです。
その後、崩壊してできたカルデラの中にさらに新しい火山が誕生、
成長して今の大磐梯（磐梯山）になりました。

☆猪苗代町天神浜のソバ畑　（※2021/8/31 撮影）

上記の雪原、夏場は一面のソバ畑でした。
ソバ畑の向こうが猪苗代湖で森は天神浜の防風林です。

☆厳寒の白き芸術～猪苗代湖天神浜

小平潟集落を抜け道なりに進み、防風林を抜けると
天神浜駐車場（無料）＆トイレ（無料）があります。
駐車場には”しぶき氷”の案内板があるので
指示通りに徒歩で向かいます。

☆厳寒の白き芸術～猪苗代湖天神浜防風林

天神浜駐車場から磐梯スノードック方面に進みます。
未明まで雪が降っていない限り道路は除雪され圧雪状態です。

☆厳寒の白き芸術～猪苗代湖天神浜防風林

広めの道路の突き当りに
さらに細い道があるので道なりに前進します。

☆厳寒の白き芸術～猪苗代湖天神浜防風林

”しぶき氷”へのは細い道ですが、通常は圧雪状態なので
運動靴でも大丈夫ですが、圧雪は凍結状態だとかなり滑りやすいので
できれば簡易アイゼンの装着をお勧めします。
１８本爪なら通販で1500円～3000円くらいで買えるので
一つ持っていると便利です。

☆厳寒の白き芸術～猪苗代湖天神浜防風林

途中に用水路があります。

☆厳寒の白き芸術～猪苗代湖天神浜防風林

駐車場から”しぶき氷”までは徒歩１５～２０分ほど、
道中は防風林の中なのでさほど風は感じませんが
”しぶき氷”のある場所は強風が吹くことが多いので
十分な防寒対策が必要です。
”しぶき氷”地点にはトイレは無いので
特に女性の方は駐車場のトイレで済ませて下さい。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

駐車場から徒歩１５分で“しぶき氷”が見られる天神浜南の防波堤にやって来ました。
私は簡易アイゼンを装着しているので滑ることは無くサクサク歩いて来られましたが、アイゼンが無いと慎重に歩かざるえないので２０分はかかるでしょう。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

一般的にはこの“しぶき氷”があるポイントを天神浜と呼んでいますが
厳密には天神浜の南に連なる堤防で長瀬川河口まで続く
防風林の際で、浜（ビーチ）ではありません。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

“しぶき氷”の出来はかなり良い感じです。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

ここは本来は天神浜の南ですが
便宜上、本編では天神浜と表記しますが
断わりが無い限り天神浜の南だと思って下さい。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

天神浜は砂と泥の混じった遠浅で
波飛沫はときに土砂を巻き込んで飛んでくるので
“しぶき氷”によっては土砂混じりの汚らしいものも多いのですが
この“しぶき氷”はキレイな方です。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

湖の向こうには磐梯山（1816m）が見えています。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

土砂混じりの“しぶき氷”に雪が積もり、
またその上に“しぶき氷”が重なり
しだいに怪物のように成長していきます。
そのおどろおどろした姿からアイスモンスターの別名もあります。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

この“しぶき氷”は土砂が少ないのでキレイです。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

青空に“しぶき氷”が良く映えています。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

キレイな“しぶき氷”は逆光で撮影すると透明感が出てより美しく見えます。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

“しぶき氷”に混じる土砂は波の大きおさに影響されるようで
高波になるほど土砂を巻き込むので汚らしい“しぶき氷”になります。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

果たしてこれらの“しぶき氷”を美しいと表現していいものか
私的には悩ましいです(^-^;。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

正直、おどろおどろして不気味です(－－〆)。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

正にアイスモンスターです。
蔵王の樹氷もアイスモンスターの別名がありますが
あちら様は純白で美しいのでモンスターなのでお気の毒だと思いますが
猪苗代湖の“しぶき氷”は誰が見ても氷の妖怪か怪物だと思います。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

ついさっきまで雲一つなかった磐梯山の山頂部に雲がかかってしまいました。
できれば山頂までスッキリ見える磐梯山がいいのですが
こればかりは自然相手なのでどうしようもありません。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

しぶき氷が大きく成長するには様々な条件があります。
まず、大きな湖や沼でないとしっかりと波が立ちませんし、
浅い沼は寒すぎて全面結氷するようでは波が立ちません。
また火口湖やカルデラ湖のような窪んだ形状の湖面では
火口壁で風が弱められ大きく波立たない場合もあります。
特に冬の季節風が吹き抜ける北西から南東の方向が広々としている湖だと
大きなしぶき氷”ができやすいです。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

上記の条件に合うのは、琵琶湖以北の標高のある程度高い大きな湖で
猪苗代湖はそれらの条件を全て満たすので見事なしぶき氷ができます。
大きなしぶき氷が見られるのは猪苗代湖の他には、
北海道・支笏湖、洞爺湖、栃木・中禅寺湖、滋賀・琵琶湖に見られる位で、
その中でも猪苗代湖のしぶき氷は日本最大級だそうです。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

酷寒の北海道ですが凍らない湖（不凍湖）が２つあります。

※道総研環境科学研究HPより
https://www.hro.or.jp/info_headquarters/domin/magazine/21.html

北海道には凍らない湖(不凍湖)もあります。海水の強く入る汽水湖(きすいこ)と温泉性の沼を除き、北海道で不凍湖として知られているのは支笏湖と洞爺湖のふたつです。これらのうち、北に位置する支笏湖が日本最北の不凍湖です。これらの湖が凍らない理由はその深さと容積にあります。

1年の大半の期間、湖の中は湖面と湖底で水温が異なります。夏は暖められた軽い水が湖面にあり、冷たく重い水が湖底にあります。秋になると湖面の水温が下がり始め、対流と風による混合によって徐々に深くまで冷たい水が沈降していきます。冷却による混合が湖底まで到達すると、湖全体が同じ水温（北海道の場合は4℃）となり、それから湖面付近の水温が0℃に向かって下がっていきます。外気温がいくら厳しい氷点下に冷え込んでも、湖全体が冷えないと湖面の結氷が始まらないため、深く容積の大きい湖ほど結氷に長い時間がかかるわけです。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

裏磐梯にはたくさんの湖沼がありますが
残念ながらしぶき氷は殆ど見られません。
それなりに大きい桧原湖や秋元湖も厳寒期には全面凍結してしまうので
凍結後にしぶき氷はできません。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

土砂混じりのしぶき氷の多い天神浜ですが
中には土砂の混じらないキレイなしぶき氷もあります。
土砂の混じるしぶき氷と土砂の混じらないしぶき氷の
出来方の違いはおそらく波の大きさでは無いかと思います。
波が大きいと大きなしぶき氷もできますが
天神浜は遠浅なので土砂を巻き込みやうすくなり、
ほどほどの波なら土砂を巻き込みにくいので
キレイなしぶき氷ができるのではないかと思われます。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

波の大きさが、土砂混じりか混じらないか説が正しいかどうかは
専門家じゃないので分かりませんが
キレイな氷は全般的に小ぶりだと思います。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

この日は天気予報で晴天＆微風だったので
水鏡も期待したのですが実際は風速２～３(m/s) ほどあり
大きな波こそ立ちませんでしたが
残念ながら水鏡にはなりませんでした。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

しぶき氷の水鏡が見られるのはシーズンに１回あるいかないかで
残念ながら私はまだ出会えていません。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

水鏡が無理ならいっその事、
大波の方が厳寒らしい荒々しさが表現できていいかも。
でも自分やカメラも波飛沫をかぶってしまい
『人間しぶき氷』になってしまうかもね(^-^;。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

天神浜南の最北端まで来ました。
堤防やテトラポットがあるのはここまで、
この先はしぶき氷も少ないし足元も悪いので
行く人はほとんどいません。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜）

堤防の先は天神浜が大きな弧を描き
磐梯山の広大な裾野や吾妻連峰も望めます。
天神浜の南端は北西からの波風のたまり場なので
岸辺には『ハス葉氷』がたくさん打ち寄せていました。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜）

ハス葉氷（はすばごおり）＜英名：pancake ice＞

海、湖、川などで氷の初期段階の薄い板状軟氷はもろく、
うねりがあると波長の半分程の大きさに分割されます。
氷板は、回転しながらぶつかり合ってその縁がまくれ上がって、
直径が0.3～3mのはす（蓮）の葉のような形になります。
これを『ハス葉氷』と呼びます。
英名では『pancake ice』言い得て妙ですが
和名の方が風情があり文学的ですね。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜）

天神浜南端に水没樹があるとは知りませんでした。
今でこそ湖の中ですが以前は陸地だったと思われます。
水位の比較的安定している猪苗代湖なので
水没樹ができるのは珍しいです。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南端）

天神浜は猪苗代湖における湖水浴やキャンプのメッカで
浜の中心部はかなりの幅広ビーチですが
南端はビーチ幅が狭まるのでしぶき氷ができます。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南端）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南端）

しぶき氷は何もない所に突如できるわけでは無く、
氷の核になるものが必要です。
天神浜のしぶき氷の殆どは樹木や樹木の枝を核にして
大きく成長していきます。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南端）

しぶき氷は樹木や枝などを核に成長するので
二つと同じ形はありません。
そこがしぶき氷の面白さでもあります。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南端）

このしぶき氷の前には雪原が広がって見えますが
実はハス葉氷が打ち寄せその上に雪が積もったもので
上に乗ると下はしっかりした氷では無く
不安定なハス葉氷なので湖にはまってしまうので要注意です。
私は胴長（ウエダー）を履いていたおで事無きを得ましたが
長靴だったら水没するところでした(－－〆)。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

再び堤防のある方へ戻ります。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

“しぶき氷”は天候によって成長と衰退を繰り返すので
同じ“しぶき氷”でも１週間後には別の形状になっているかも知れません。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

風の谷のナウシカの巨神兵が溶けだしたような不気味なしぶき氷

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

猪苗代湖の“しぶき氷”はけっこう人気があり
日祭日などはけっこう混雑するようです。
この日は火曜日でしたが訪問者はけっこういました。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

私は簡易アイゼンを装着して撮影しているので
比較的自由に動き回れますが
アイゼンを装着していないと、しぶき氷と湖の際での撮影は
とても厳しいでしょう。
今回は見かけませんでしたが、たまに滑って湖に落ちる人がいます。
湖岸は浅瀬なの死ぬことはありませんが
厳寒期にずぶ濡れになったら悲惨だし、
超ハズカシイと思います。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

湖に落ちた人は見ませんでしたが、
転倒した人はたくさん見ました。
一見圧雪に見えても実際は殆どが凍結していて
滑りやすいことこの上なしです。
アイゼン無しで撮影するなんて私には考えられません。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

Ｖ字サインのしぶき氷

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

この辺りのしぶき氷は木々の高さ５，６ｍまで纏わりついています。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

核となる木々が無いと岩石のような氷になっていきます。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

人形のようなしぶき氷

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

こちらにも人形のようなしぶき氷

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

これらの氷柱はおそらく波飛沫がかかりながら成長したと思われます。
いちど凍結した飛沫氷が後で解けて氷柱になると氷は透明度が増してきます。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

いつの間にか薄雲は出てきましたが磐梯山山頂の雲は消えていました。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

このしぶき氷の下にも核となる物体があったはずですが
成長し続け今や何が核となったのか想像もつきません。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

大磐梯（1816m）はそう高い山ではありませんが
秀麗な単独峰なので会津のシンボリックな山で、
会津盆地からは富士山のように見えることから
会津富士とも呼ばれています。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（天神浜南）

この“しぶき氷”のように土砂が混じっていなければ
とてもキレイなのですが、
土砂混じりの“しぶき氷”はあまり好きじゃありません(^-^;。

☆厳寒の白き芸術～猪苗代湖天神浜防風林

天神浜南のしぶき氷を十分堪能したので
また来た時と同じ防風林の中の道を駐車場に戻ります。

☆猪苗代湖～志田浜　拡大ルートMap　（※Google Mapに加筆）

https://www.google.co.jp/maps/@37.5217342,140.1072568,6691m/data=!3m1!1e3?hl=ja

次に立ち寄ったのが天神浜の南東に当たる志田浜（しだはま）です。
志田浜は国道４９号沿いにあって交通の便がいいことから
ドライバーの休憩所として利用される場所で
レストランやお土産屋などが並び
無料の駐車場やトイレがあります。
夏場は湖水浴場としても人気があり、
冬は白鳥が飛来するので見学に立ち寄る人もたくさんいます。

私が子供の頃（何十年前？）には直ぐ傍を走る磐越西線に
夏場だけ猪苗代湖畔駅が開設されていました。

1962年（昭和37年）7月20日：志田浜仮乗降場新設（猪苗代湖畔駅）
1967年（昭和42年）8月21日　廃止
わずか６年の開設だったので覚えている人はわずかかも。

☆猪苗代湖の白鳥飛来地Map　（※Google Mapに加筆）

猪苗代湖では７，８か所の浜に白鳥が飛来します。
主な飛来地は白鳥浜、志田浜、鬼沼、青松浜、崎川浜（さっかはま）、長浜など。
猪苗代湖は日本で４番目に大きな湖ですが湖の中心部に白鳥はまず飛来しません。
基本的には首が湖底に着くくらいの浅瀬です。
白鳥は潜水できないので首の長さより深い場所では湖底のエサが
取れないのが大きな理由です。

☆厳寒の猪苗代湖～志田浜の白鳥

猪苗代湖で一番多くの白鳥が飛来するのは白鳥浜で
多い年では数百羽、他は多くても１００羽くらいです。
トータルでは２千羽くらいが飛来します。
全部確認したわけではありませんが、印象としては
オオハクチョウが多いと思います。

☆厳寒の猪苗代湖～志田浜の白鳥

志田浜はおそらく白鳥からすれば理想的な地形ではないかも知れませんが、
観光客が多いのでエサ狙いの飛来だと思われます。

☆厳寒の猪苗代湖～志田浜の白鳥

陸にも、もの言わぬ白鳥が数台休んでいます。

☆厳寒の猪苗代湖～志田浜の白鳥

☆厳寒の猪苗代湖～志田浜の白鳥

志田浜の白鳥は飛来数こそ多くはありませんが
無料駐車場＆トイレがあるので便利です。

☆猪苗代湖～浜路浜北　拡大ルートMap　（※Google Mapに加筆）

https://www.google.co.jp/maps/@37.5217342,140.1072568,6691m/data=!3m1!1e3?hl=ja

志田浜の白鳥を見た後は猪苗代湖東岸にある
浜路浜北（はまじはまきた）に向かいます。
って言うか、浜路浜北は私がいつも裏磐梯などに向かう時にいつも通る
県道９号猪苗代湖南線沿いにあるので、今回は帰途の途中に立ち寄った形です。

目印は浜路浜取水塔です
浜路浜湖水浴場の少し北に位置する取水塔は猪苗代湖から、
専用のトンネルで郡山市の全給水量の8割を供給する
堀口浄水場まで導水されています。
田畑を潤している安積疎水は志田浜側にあり別です。

浜路浜北のしぶき氷はその浜路浜の北に延びている護岸堤防です。
駐車場は無いので私の加筆した駐車スペースを参考にして下さい。
路側帯は狭く危ないので絶対駐停車させないように。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）駐車スペース

浜路浜北の駐車スペースは『熊出没注意』の看板が目印です。
除雪車のUターンにも使う場所なので
除雪作業中の駐車は避けた方がいいと思います。
県道９号を渡った地点が『浜路浜北のしぶき氷』ができる南端です。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

ではさっそく浜路浜北（はまじはまきた）のしぶき氷を見学しましょう。
天神浜南のしぶき氷より小ぶりですが
土砂が混じらないほぼ純白のしぶき氷が特徴です。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

しぶき氷の大きさは２ｍ～３ｍと
天神浜南より半分くらいの大きさです。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

天神浜南と同じような浜路浜のしぶき氷ですが
浜路浜北のしぶき氷はほぼ純白だからか、
おどろおどろさは感じません。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

なぜ浜路浜北のしぶき氷は純白なのでしょう。
それは浜路浜北の遠浅の湖底はこぶし大の石で埋め尽くされ
波が湖底の土砂を巻き込むことが無いので
とても美しい純白のしぶき氷になるからです。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

浜路浜北の“しぶき氷”は堤防上から見下ろせますが
できれば堤防から湖側に下りて
しぶき氷と同じ目線で撮影した方が迫力あるしぶき氷が撮れます。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

このしぶき氷は高さ３ｍ以上もありますが
純白なので不思議と怪物や妖怪には見えません。
やはり土砂が混じると汚らしいし、おどろおどろして見えます。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

堤防から湖側は高さが１ｍほどなので
昇り降りはそう難しくありませんが
湖側はブッシュが多いので終始堤防の下を歩けないのが残念です。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

面倒ですが良い写真を撮るには何度も堤防を昇り降りする必要があります。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

ウサギのような愛らしい氷がありました。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

浜路浜北を真横から見た構図です。
左手に高さ１ｍくらいの堤防があり
湖の際には波消しブロックが並んでいます。
ほとんど氷に覆われているのであまり目立ちません。
湖底がこぶし大の石ころなのが見て取れます。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

浜路浜北は全体が西向きなので対面で望むと
北にある磐梯山は撮り込めないのですが
湖の際まで進めばギリ磐梯山が撮り込めます。
ただ滑るのでアイゼン装着は必須です。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

逆光気味に撮ると光の陰影が付くので美しく見えます。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

しぶき氷ができるには核となる木々は必需ですが
多すぎると目障り。
ま、自然なのでそう人間に都合よくは無いですね(^-^;。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

ここにもウサギのようなしぶき氷がありました。
天神浜南のしぶき氷は怪物や妖怪のようでしたが
浜路浜北のしぶき氷は愛らしい造形がたくさん見られます。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

磐梯山をもっとキレイに撮り込みたかったのですが
枝が邪魔です(－－〆)。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

今にも崩れ落ちそうなしぶき氷です。
左側の穴はハート型ですね(^^♪。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

怪獣ブースカっぽいしぶき氷に見えます。

怪獣ブースカって知っていますか？
1966年11月9日から1967年まで日テレ系で放映された円谷プロ制作の
愛らしい小型怪獣ブースカの子供向けコメディドラマです。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

しぶき氷の薄い部分が光を通すので
氷が少し青白く見えます。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

しぶき氷は見る角度によって様々な造形に見えてきます。
見る人の想像力がうかがえます。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

自分なりの想像力を働かせてみても
表現しきれない造形が殆どです(^-^;。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

こちらもウサギのようなしぶき氷。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

鋭角な造形がスタイリッシュでカッコいいしぶき氷です。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

少しく薄雲はかかっていますが、
スタイリッシュなしぶき氷に青空が良く映えます。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

私的には今回一番お気に入りのしぶき氷です。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

イーグルのようなしぶき氷。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の浜路浜北から望む飯豊連峰

目いっぱいズームアップしていますが飯豊連峰も良く見えています。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

またまた、ウサギのようなしぶき氷。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

音符♪のようなしぶき氷。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

大きさこそ天神浜南のしぶき氷に敵いませんが
美しさなら断然、浜路浜北のしぶき氷の方がキレイだと思います
こちらを撮影に訪れる人は稀です。
私が撮影中に出会ったのは２人だけ。
私的には他者を気にせず撮影できるので来訪者が少ないのはありがたいです。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

複雑な造形のしぶき氷は混じりっけの無い純白で
神々しいくらいです。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

浜路浜北は西向きなのでおそらく夕日もキレイなはず、
いつかは日没頃に訪れてみたいなと思います。

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖の“しぶき氷”（浜路浜北）

今回はしぶき氷の撮影にしては、穏やかな天気の下のんびり撮影しましたが、
厳寒のしぶき氷と言う点からすれば波飛沫飛び散る強風のときこそ
しぶき氷の真骨頂かも知れません。
ただ相当の覚悟がないと強風下に訪れるのは辛いかなと思います。
本当は他人と同じこををしていては抜きんでた写真が撮れないのは
百も承知ですが、その一歩が中々踏み出せない軟弱者です(^-^;。


これで◆厳寒の白き芸術～猪苗代湖のしぶき氷（天神浜南＆浜路浜北）はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。


まだまだ底が見ないオミクロン株による感染爆発。
自分に出来る事を粛々と実行するしかないですね。

ではまた。　j-ryu

この旅行記へのコメント （4）

• 琉球熱さん 2022/02/04 23:55:29

  噂にたがわぬ

  j-ryuさん、こんにちは
  
  うむ、これはスゴイ
  冬の猪苗代湖は行ったことがないので、かなり食指が動きますね
  立派なモンスター
  確かにしぶき氷ができる瞬間、というか現在進行形も凄そう･･･
  寒さも凄そう･･･(笑)
  見てみたいけど、私もj-ryuさん同様、できた後を小春日和で見たい(笑)
  
  来年の訪問候補地にしよう
  磐梯のイエローフォールとセットで見に行こう
  
  ところで、氷にはどのくらいまで寄れるんですか？
  
  ---------琉球熱--------
  

  j-ryuさん からの返信 2022/02/05 14:10:43

  Re: 噂にたがわぬ

  琉球熱さん、こんにちは。
  
  いつもご来訪＆いいね＆コメント、ありがとうございます。
  
  ＞うむ、これはスゴイ
  冬の猪苗代湖は行ったことがないので、かなり食指が動きますね
  立派なモンスター
  
  ≫4トラ会員になる前は何度か訪れていましたが、
  正直あまり好みのネタじゃなかったので傍は通っても
  素通りばかり。
  さすがにネタ切れしそうだったので撮影してきました。
  天神浜南の”しぶき氷”は美しいと言うより、
  不気味で、美しいもの好き（笑）の私は食わず嫌いでした。
  
  ＞確かにしぶき氷ができる瞬間、というか現在進行形も凄そう･･･
  寒さも凄そう･･･(笑)
  見てみたいけど、私もj-ryuさん同様、できた後を小春日和で見たい(笑)
  
  ≫“しぶき氷”の時期は穏やかな猪苗代湖は稀なので
  天気予報も見ずに漠然と行けば、荒々しい”しぶき氷”が見られると思います。
  雪が降っただけでもカメラが気になるのに、
  わざわざ荒天時に行きたくないです。
  
  ＞来年の訪問候補地にしよう
  磐梯のイエローフォールとセットで見に行こう
  
  ≫話題性はあるけど苦労してまで行く元気気力体力がありません。
  踏み跡はあると思いますがラッセル行軍は３００ｍが限界です(－－〆)。
  
  
  ＞氷にはどのくらいまで寄れるんですか？
  
  ≫規制はまったく無く
  氷に抱きつこうが、湖に浸かりながら撮ろうが
  思いのまま自由に如何なく撮影してください。
  ただ滑りやすいのでアイゼンは必須です。
  
  来年と言わず機会があればいつでも是非いらして下さい。
  
  
  j-ryu
  
  
  

• pedaruさん 2022/02/04 07:16:22

  しぶき氷

  j-ryuさん　おはようございます。
  
  今朝はとっても珍しいものを見せていただきました。この歳で初めて聞く名称です。
  しぶきが凍ってできる氷、寒さが伝わってくるような映像です。
  
  j-ryuさんの旅行記はいつも綿密な構成で、感心しています。今回は磐梯山の歴史を伺いました。普通の旅行記より何倍もの手間をかけて作成した様子が推察されます。
  
  またよろしくお願いします。
  
  pedaru

  j-ryuさん からの返信 2022/02/04 14:56:47

  Re: しぶき氷

  pedaruさん、こんにちは。
  
  本日はご来訪＆いいね＆コメント、ありがとうございす。
  
  ＞この歳で初めて聞く名称です。
  しぶきが凍ってできる氷、寒さが伝わってくるような映像です。
  
  ≫そうですね、この現象は限られた湖水でしか見られないので
  あまり一般的では無いかも知れません。
  撮影した日は晴天微風の日を選んで行ったので
  さほど寒くはありませんでしたが
  波飛沫で氷ができるくらいですから通常は相当寒いです。
  
  ＞いつも綿密な構成で、感心しています。今回は磐梯山の歴史を伺いました。普通の旅行記より何倍もの手間をかけて作成した様子が推察されます。
  
  ≫過分なお褒め恐縮です。
  もし、自分が興味ある旅先の旅行記だったら
  詳細な情報ほどありがたいので、
  知っている情報から聞きかじりの雑情報まで
  なるべく多くお伝えできるようにしています。
  
  まだまだ拙い旅行記ですが
  これからも宜しくお願いします。
  
  j-ryu