2021/12/28 - 2022/01/04
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j-ryuさん
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☆暮れも押し詰まった師走の28日、半年ぶりに阿武隈山地の
“東野の清流”に行ってきました。
何もこんな年の瀬に凍えつく山の渓流に行かなくてもと
お思いかも知れませんが、初冬は冬景色撮影には打ってつけの時期なんです。
阿武隈山地は積雪じたいはそう多くないので厳寒期でも大丈夫ですが
氷雪の渓流を撮影する場合、凍りすぎても流れがなくなって駄目、
雪が積もりすぎると氷が雪に埋もれこれも駄目、
つまり氷結し始め雪が少し積もったくらいが丁度いいんです。
それで年も押し詰まってはいましたが、氷点下5,6度の日が数日続き
平地にも雪が積もった12月28日が好条件だったんです。
この日からちょうど私の年末年始の休みに入ったし、
天気も午後からは曇りと渓流撮影にはもってこい。
となれば大掃除なんてしていられないでしょう(^-^;。
Here we go!!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆東野の清流 ルートマップ①
※Google Earthに加筆
https://maps.google.com/?ll=37.25759,140.29852&z=14&t=h
最寄りの『あぶくま高原道路』石川母畑ICからなら
県道40号線に入り(三春方面)、
しばらく道なりに進み
四辻新田集落手前を右折し、そこから8分ほど。
各分岐点には小さな案内板がありますが、分かりづらいかも。
なお、あぶくま高原道路は高速道路ですが、
玉川IC⇔小野新町IC間は無料で利用できます。
なぜか東北道とジョイントする矢吹IC⇔玉川ICのみ有料です。
あぶくま高原道の利用を促進しているんだか、
無料走行を制限したいのか主旨がよう分かりません(-"-)。 -
☆東野の清流 ルートマップ② 拡大版
※Google Earthに加筆
https://maps.google.com/?ll=37.25759,140.29852&z=14&t=h
東野の清流に行く場合
とりあえず玉川村の四辻新田をめざし
四辻新田から東野集落を目指すのが一番わかりやすいです。
東野集落手前にある案内板に従い林道(ダート)を左折し、
道なりに進ん突き当たりに車5、6台分の駐車場と簡易トイレがあります。
駐車場から清流にそって遊歩道がありますが
渓流や滝を間近に見たり、写真を撮る場合は長靴がお勧めです。
この地域は標高が600mもあり、かなり寒くなりますが
雪はそう多くはありません。
滑り止めがあればベストですが重装備なしでも氷結した渓流を撮影することができます。 -
☆福島県玉川村の東野の清流林道入口の観光案内板
玉川村は福島県の中南部にあり農業が主産業です。
東野の清流の他に須賀川市との境には福島空港や
松尾芭蕉が訪れ俳句を詠んだ乙字ヶ滝などがあります。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
駐車場の右手から小さな渓流が始まります。
名前は東野の清流ですが実際は小滝が連なる小渓流です。
ただ水量が少ないので『清流』という控えめな呼び方にしたのでしょう。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
標高270mの我が町や玉川村中心部にも日陰にうっすら雪はありましたが
東野の清流は標高600mもあるので里地よりは積もっていました。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
氷結具合はまだ2、3割程度でしょうかね。
全面凍結と言うと響きはいいですが
渓流の流れが無くなるので逆にイマイチです。
私的には6~7分程度がベストかなと思います。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
-
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
今回の積雪は4cmほど。
もう少し積もっていた方が見栄えはいいですが
積もりすぎると渓流が埋もれてしまうし、
雪が積もっては解けるのを中途半端に繰り返すと
氷が濁りやすいので、
気温は氷点下5度以下、積雪は5cm以下が理想です。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
東野の清流は朝9時から昼頃までは直射日光を浴びるので
シルキーな流れや氷結の撮影には早朝がお薦めです。
午後も陽が陰るので良いのですが、
気温が高い場合は氷が溶ける可能性もあります。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
この日は午後訪れましたが
日中の最高気温が3度程度だったので
あまり影響はありませんでした。
少しの溶解なら透明感が増すので結果オーライの場合もあります。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
“東野の清流”の源流は標高が800mほどしかないので
大雨後でもなければ水量は一年を通してそう多くはありません。
水量が多すぎても氷結しにくくなるので
少ないのはそう悪くはありませんが
少な過ぎても滝飛沫が飛ばず氷もあまり成長しなくなるので
何事も程々がよろしいようで(^^ゞ。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
この冬は冬型なので太平洋側の降水(降雪)量は例年以上に少ないですが
阿武隈山地も同じです。
標高が高い分少しは雪が積もりますが
渓流の水量が増えるほどではありません。
もう少し水量があった方が氷結も大きくなりますが
こればかりは自然現象なのでどうしょうもありません。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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☆雪に覆われた東野の清流 (※2016/1/19 撮影)
2016年1/19は久しぶりの大雪(30cm)で
清流が埋もれてしまいました。
雪景色としてはいいですが、
氷結は殆ど雪に覆われ氷結の清流としては絵になりませんね(^_^;)。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
氷結ができる環境は
雪があまり降らない極寒の地です。
その面では東野の清流のある阿武隈山地は
寒さは厳しいものの積雪はあまり多くない地域なので
氷結には理想的な環境です。
いくら寒くても雪が多いと氷結が埋もれてしまいます。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
“東野の清流”は小さな滝ばかりですが、
かつては主な滝には最寄の玉川村立須釜小学校 四辻分校の児童が
愛称を付けた看板がありました。
しかし分校は平成19年3月31日をもって閉校になってしまい、
それに呼応すかのように看板も朽ちて一部が残るのみです。 -
☆森の駅『Yodge』
2007(平成19)年に閉校になっていた玉川村立須釜小学校 四辻分校が
昨年7月に「森の駅Yodge(ヨッジ)」として蘇りました。
旧四辻分校跡地をリノベーションした宿泊施設「森の駅Yodge(ヨッジ)」が、
2021(令和3)年7月18日(日)に新規オープン。
※https://tamakawa-yodge.com/
歴史ある旧四辻分校のノスタルジックな面影を大切にし、
柱や梁、教室のガラス戸や廊下の床板を再利用しています
※玉川村観光物産公式ガイド
そらのむら、たまかわ。
森の駅『Yodge』
※http://tamakawa-kanko.jp/news/2021/06/yodge.html
たまかわ未来ファクトリー|
福島県玉川村の未来創る会社です。
※https://future.tamakawa-village.com/ -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
流木に付着した飛沫が氷柱になっています。
おそらく来年の今頃はこの流木は流されて無くなると思うので
この氷結も景色も一期一会の世界です。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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☆ほぼ完全凍結した東野の清流 (※2014/01/21 撮影)
ほぼ完全凍結した東野の清流です。
完全凍結と言えば聞こえは良いですが
実際は流れがほぼ見えなくなり
写真に動きが出ません。
氷結はせいぜい半分程度で十分です。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
東野の清流に遊歩道はありますが
全道が清流にそってあるわけではありません。
清流を間近に見たり小まめに写真を撮るなら
清流を沢登りする必要があります。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
夏場なら長靴でも清流を登れますが
氷雪期は非常に滑りやすくなるので
安全のためアイゼンの装着が必要です。
登山用のアイゼンでなくても安価な簡易アイゼンでも大丈夫です。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
私はアイゼンの他に補助用としてスキー用ストックも使います。
ストックを使えば無理な踏ん張りをしなくて済むので
滑倒を軽減します。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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☆東野の清流周辺の野の花
東野の清流は薄暗い林の中を流れ下るので
陽射しが弱く山野草の花はそうたくさん見られるわけでは
ありませんが、周辺の棚田などでは多種多様な野の花を
見ることができます。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
流木がユニークな形に氷結しています。
夏場はちょい目障りな流木もありますが
流木は氷結の核にもなるので通常の氷結より
個性的な形状の氷結が見られます。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
近年は氷瀑や氷柱のライトアップが盛んに行われています。
もちろん素朴な”東野の清流”にはありません。
私的には自然のままが良いと思います。
極彩色のライトアップで集客する氷瀑氷結もありますが
キャバレーのネオンじゃあるまいしセンスが疑われます。
ライトアップするにせよ、極色彩で着飾るのではなく
自然の造形の美しさで勝負して欲しいなと思います。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
とある鍾乳洞ではプロジェクションマッピングまで
行われています。
鍾乳洞ってそれだけでも十分美しいと思うのですが
サービス過剰ではないでしょうか? -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
玉川村と須賀川市の境界には日本の滝百選にも選ばれ
松尾芭蕉が訪れたことでも有名な乙字ヶ滝があり
年末年始にライトアップが行われていました。
滝沿いの広場ではなぜか色とりどりの中国(台湾?)ランタンが
灯されここはどこ?状態。
集客のために色々アイデイアを出し頑張っているのは理解できますが
策士策に溺れぬよう「足るを知る」ことも大切かと・・・・ -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
ライトアップと言えば同じ玉川村にある福島空港公園日本庭園の
雪吊りのライトアップがとても美しかったのですが止めてしまいました。
とてもキレイだったけれど観に来る人が少なかったからな・・・
管理は村ではなく福島県だけどお金がかかるからな・・・
ただ雪吊りじたいは毎冬施工されるので
積雪時は風情があり美しいです。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
冬の東北と言うと豪雪をイメージするかも知れませんが
それは主に日本海側や高山だけで、
太平洋側は積雪はそう多くはありません。
2016年1月に30cmほど積もりましたが
例年なら10cm積もれば多いほどです。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
ただ”東野の清流”は標高が600mもあるので寒さ厳しく
一度積もると中々溶けません。
でも積雪が多くないので冬期通行止めになることもなく
通年訪れることができます。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
阿武隈山系の道路は冬期間通行止めになるところはほとんどありませんが
奥羽山系は雪が多いので主要道路や生活道路以外は通行止めだらけ。
冬景色を撮りに行ける場所は限定的なんです。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
”東野の清流”は雄大さや豪快さはありませんが
冬期間でも気軽に訪れることができるのも魅力です。
遭難するような厳しさはありませんが
冬期の清流は滑りやすいので安全対策だけは必要です。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
氷結と言う観点からすれば12月より断然1月下旬の方が
寒さの底を迎えるので良いのですが
雪が積もったり溶けたりすると氷にだんだん透明感が
無くなってくることがあり
いつ訪れるのがベストなのか難しい判断です。
でもいつ訪れたにせよ、その景色は一期一会の愛しい景色だし
満足できないからこそまたトライしてみたくなります。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
午後は日陰が多くなる”東野の清流”ですが
部分的には午後も陽が当たりますが
このくらいの陽射しなら許容範囲です。
でもこれ以上、全面に陽が当たると
スローシャッターで撮影すると光が強すぎて
白飛びやハレーションを起こしやすくなります。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
“東野の清流”は元々水量が少なめなので
氷点2,3度になれば少しずつ凍り始めます。
もっと寒ければ本流自体も自然に凍結し始めますが
氷点下2,3度だと本流そのものはほとんど凍結しません。
それでも次第に凍り始めるのは滝の飛沫が岩石に当たり
それが徐々に凍結成長して氷柱状になっていくからです。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
福島県南部の氷結と言えば他に山鶏渓谷とか
滝川渓谷も有名ですが、それぞれ川の水量が“東野の清流”より
断然多いので氷点下3,4度では中々凍結しません。
水量が多く流れが速い渓流なら、
氷点下5,6度+真冬日(日中でも零度以下)が3,4日続くのが目安です。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
東野の清流は名前からも想像できるように
豪快とは絶景とかは縁遠い景色ですが
小滝が数えくれない連なるので数えきれないくらいの
様々な形状の氷結を見ることができる
癒し系の小渓流です。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
玉川村民はもちろん東野の清流は知っていると思いますが
おそらく村民以外にはほとんど知られていないと思います。
春夏秋でも他の人に会うことは稀ですが
ましてや厳寒期に訪れる物好きは私くらい。
未だかつて冬場に他者と出会ったことはありません。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
”東野の清流”は元々水量は多くありませんが
冬場はより雨が少ないので水量が減ります。
水量が少なすぎると飛沫が無くなり
凍結もあまり成長しません。 -
☆新緑~深緑の東野の清流
私的に東野の清流のお気にいりの時期は
新緑~深緑の頃です。
周囲の森の緑が美しくなり、
濡れた岩もしだいに苔むしてきてキレイです。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
東野の清流は名前からも想像できるように
豪快とか絶景とは縁遠い景色ですが
小滝が数えくれない連なるので数えきれないくらいの
様々な形状の氷結を見ることができます。
さらに一つ一つの氷結は毎年形が違うので
毎年訪れても飽きることはありません。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
流木が折り重なっていますが
その流木が思いもよらない氷の芸術を作り上げます。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
写真上部に見えてきた丸太橋が”東野の清流”遊歩道の終点です。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
時折射し込む光が薄暗い小滝を仄かに照らし出します。 -
◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
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◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村
“東野の清流”は標高600m~650mで
渓流の長さ400mほど。
遊歩道の終点は丸太を5,6本束ねた丸太橋まで。
渓流はさらに上流にも続きますが
当然、道は無いし
上流に行くほど流れは緩やかになり小滝も無くなってくるので
丸太橋でUターンするのが賢明です。
ここで◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村、はお仕舞です。 -
☆ふれあいの森~樹雪撮影Map
※google mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.25759,140.29852,4444m/data=!3m1!1e3
あれ?
この地図見たことがあるような・・・?
と、思った方は大正解
実は前回の『釈迦堂川の白鳥』を紹介した時にUPした地図に
ほんの少し書き加えた地図なんです。
当町は福島の田舎町ですが山らしい山は無く
標高は270~290mほどの丘陵地帯。
面積は町としては福島県で一番小さい町ってこともあり
田畑はあっても大自然らしいものは皆無な田舎です。
町内で唯一『ふれあいの森』周辺が里山の風景が残っている場所です。
雪景色を身近で撮る際、車で6,7分なので
雪が積もったときのチョイ撮りに最適です。
こんかいは白鳥撮影の際にチョイ撮りした雪景色をご覧下さい。 -
☆ふれあいの森~樹雪
正月2日に雪が少し積もったので町外れの“ふれあいの森”の雪景色と
釈迦堂川の白鳥を撮りに出かけました。
出かけたと言っても我が家から車で6,7分の近さ。
積雪そのものは3,4cmほどでしたが
“ふれあいの森”の木々には美しい樹雪の花が咲いていました。 -
☆ふれあいの森の樹雪
樹雪?
気象用語には『樹雪』という用語はないようですが
雪と樹霜の中間的な様子を樹雪と呼ぶんだりします。
この池は以前Google mapで見ても名前は無かったのですが
最近(だと思う)、唐突に『牧場の朝池』と表記されていました。
いつ誰が何の権利があって『牧場の朝池』って名付けた?
当町で『牧場の朝』とは小学校唱歌にも登場する『岩瀬牧場』を指しますが
この池と岩瀬牧場は相当離れていて何ら脈絡はありません(--〆)。 -
☆ふれあいの森の樹雪
気象の専門家じゃないので樹雪の出来方は良く分かりませんが
想像するに、
積もり始めた雪が溶けるか溶けない程度の寒さの時に
雪が樹霜のように枝にびっしり纏わりつくき、
その後、雪は止んだものの気温がさらに低くなり
雪と氷がプチ樹氷のようになるなるのではないかと想像します。 -
☆ふれあいの森の樹雪
ふつうの積雪なら『綿帽子』と表現されるように
雪の帽子をかぶったように積もりますが
樹雪は樹霜のように雪が枝に纏わりついています。 -
☆ふれあいの森の樹雪
手前の枝を見てもらえば分かりますが
雪が積もっていると言うより枝を包むように纏まりついています。 -
☆雪降り埋む滑川砂防ダム (※2017/12/12 撮影)
通常、雪はご覧のように枝の上に綿帽子状に積もります。 -
☆ふれあいの森の樹雪
上記『牧の朝池』のすぐ下にも沢でつながった『下の池』があります。
Google mapでこちらの下の池は名無しのままでした。
こちらも樹雪と水鏡がまるで水墨画のようでキレイです。 -
☆ふれあいの森の樹雪
上記写真から二日後、ついに池が凍り付いてしまいました。
樹雪は少し痩せてしまったようです。
これら樹木に付いた雪を今回私は樹雪と表記しましたが
樹氷を含め着氷現象を総称して霧氷といいます。
霧氷にはその出来方や形状などにより
主に樹氷、樹霜、粗氷の三つに分類されます。
他には雨氷などもあります。 -
☆樹氷、樹霜、粗氷
◎樹氷とは
樹氷(じゅひょう)は、過冷却の水滴(0℃以下でも凍ってない水滴)からなる濃霧や雲が、樹木に衝突したさいに、凍結付着して、白く脆い氷層が出来る現象。
英語ではソフトライム(柔らかな霜)と呼ばれ、
名前の通り触れるとすぐ崩れてしまうほどに脆いのが特徴です。
霧や雲が樹木などに付着するので、雲や霧が通りやすい山の尾根などで
良く見る事が出来ます -
☆ふれあいの森の樹雪
◎樹氷(スノーモンスター)とは
樹氷と言うと蔵王や八甲田山、西吾妻山などの樹氷をイメージしますね。
原型がわからなくなる程、樹氷が大きく育ったものに
雪などがからまったものを「スノーモンスター」と呼びます。
冬も葉を落とさない針葉樹の木(オオシラビソやコメツガなど)に
樹氷が形成されて、それが大きく育ってしだいに
「スノーモンスター」になります。 -
☆ふれあいの森の樹雪
◎樹霜(じゅそう)とは
樹霜は、地面より高い位置に出来る霜で、樹木の枝などで見られます。
結晶の形が樹枝状や針状になるのが特徴で、
が昇華して、氷となった結晶が付着します。
冬晴れの朝、放射冷却によって気温が冷えこみ、
空気中の水蒸気が氷着し樹霜になります。
風が無い状況だと良く見られます。 -
☆ふれあいの森の樹雪
◎粗氷(そひょう)とは
粗氷は樹氷と同じように、過冷却の水滴(0℃以下でも凍ってない水滴)からなる濃霧や雲が、樹木に衝突したさいに、凍結付着してできますが、樹氷が白い氷層を作るのに対し、粗氷は半透明な氷の層を形成します。
英語ではハードライム(固い霜)と呼ばれ、樹氷よりは固く、
氷の粒が大きいのが特徴です。
気温-4℃以下で風速が毎秒20メートル以上のときに生じるとされており、
風上側の面に対して半透明の氷の層が育っていきます。 -
☆ふれあいの森の樹雪
◎雨氷(うひょう)とは
雨氷は、0℃以下でも凍っていない過冷却状態の雨が、
地面や木などの物体に付着することをきっかけに凍って形成される
硬く透明な氷のこと。 -
☆樹霜
これらは今まで撮影してきたものですが
これらは雪が纏わりついていないのに
枝葉が真っ白なのでおそらく樹霜だと思います。 -
☆小栗山観音の森の樹雪
ふれあいの森の北隣りにあるのが小栗山観音の森
ここも町内でわずかに残された里山です。
山というよりは小高い雑木林って感じかな。 -
☆小栗山観音の森の樹雪
これらの森も樹雪のようであり樹霜のようであり
その中間のようでもあり、
なんと表現すればいいのいか悩ましいです。 -
☆小栗山観音の森の樹雪
綿帽子ではないので、やはり樹霜であり樹雪であるのかも。 -
☆小栗山観音の森の樹雪
この辺りは町内でもわずかに残された里山で
貴重な山野草もたくさん自生しています。
周囲はほとんど田畑でまるで陸の孤島のように残された
最後のサンクチャリなんです。 -
☆小栗山観音の森の樹雪
手前は雪が積もった田んぼです。 -
☆小栗山観音の森の樹雪
この里山が町内に残された
山野草最後のサンクチャリであることは
あまり知られていません。
ま、山野草のためにはその方がいいのかも。 -
☆小栗山観音の森の樹雪
ただこの里山の半分以上は民有地のようなので
いつ開発されても可笑しくありません。
『ふれあいの森』は最後の里山を町が買い上げ
里山の自然公園にしましたが、
できれば北隣のこの小栗山の森も買い上げて
貴重な山野草を保護して欲しいなと思います。 -
☆小栗山観音の森の樹雪
この森の西側には小栗山観音堂があります、
小栗観音堂は、仙道三十三観音の30番目の札所で
正式名称は、小栗山高福寺といいます。
現在は無人で堂の中には岩の洞穴があり
行基作と伝えられる十一面観世音が安置されてるそうですが
残念ながら私はまだ見たことがありません。 -
☆小栗山観音の森の樹雪
仙道三十三観音の仙道とは福島県の中通り地方の古称です。
伊達政宗がこの地方に攻めてきたことが文書で残されていますが、
なぜ仙道というかは不明だそうです。
仙道三十三観音は、中通りの二本松市から郡山、田村、石川、岩瀬
白河地域にある観音堂などで
仙道第一番札所は、田村市の鎮守山泰平寺(田村大元神社)、
仙道第二番札所は郡山市の高岳山 如宝寺「観音堂」。
最後の33番目は、須賀川市の羽黒山福寿院神宮寺「観音堂」です。 -
☆小栗山観音の大ケヤキの樹雪 (※2017/01/16 撮影)
小栗山観音堂の傍らには樹齢500年の見事な大キヤキが立っています。
2017/01/16にはこの大ケヤキも樹雪の花が咲き、
青空に映えてとてもキレイでした。
これで◆氷雪粧う初冬の”東野の清流”@玉川村、はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。
福島県でも新型コロナのオミクロン株による感染が
連日150人を超えています。
いったいどこまで広がっていくのでしょう。
オミクロンは感染力が非常に強いと言われていますが
我々はどのくらい神経質に予防したら良いのか・・・
今までも予防に努めてきたつもりですが
それでも運が悪ければ感染してしまうのか、
やはり感染した人に僅かな油断があったのか・・・・
オミクロン感染はデルタ株ほど重症化はしないと言われますが
後遺症はデルタ株ほどではないのか・・・
まだまだ知らないことばかりです。
ではまた。
j-ryu
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旅行記グループ
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2021/01/10~
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この旅行記へのコメント (2)
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- 万歩計さん 2022/01/24 22:35:44
- 静と動
- j-ryuさん、こんばんわ。
雪の積もる静かな山中を迸る渓流。おっしゃる通り、氷結し始め雪が少し積もったこの時期しか撮れない写真なのでしょうね。
動と静の対比、お見事です。
万歩計
- j-ryuさん からの返信 2022/01/25 04:23:31
- Re: 静と動
- 万歩計さん、おはようございます。
昨夜はご来訪&いいね&コメント、ありがとうございました。
>おっしゃる通り、氷結し始め雪が少し積もったこの時期しか撮れない写真なのでしょうね。
≫写真の多くはタイミングがとても重要な鍵だと思いますが
自然相手では特に大切だと思います。
なので、できる範囲でベストな条件で撮影できるよう
調整しています。
あとは腕しだいです・・・・(^-^;。
>動と静の対比、お見事です。
≫お褒めありがとうございます。
動いているものは動いて見えるよう撮る努力したいと思います。
j-ryu
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