東京都心の紅葉・・都民の憩いの公園、有栖川宮記念公園をめぐります。

2021/11/29 - 2021/11/29

もとは忠臣蔵で有名な浅野家の下屋敷があったところで、自然を大切にした趣きのある日本庭園です。江戸時代に盛岡藩南部家の下屋敷になり、有栖川宮家・高松宮家の御用地を経て、昭和9年(1934)に当時の東京市に公園用地として下揚されています。

麻布台地の変化にとんだ地形を生かした緑深い公園です。全体を見ると、丘があったり渓谷や池があったりと、自然を大切にした趣のある日本庭園といえます。園内は起伏に富み、東側の高台から西南側の低地に向けて大きく傾斜した地形になっています。

園内には木が多く茂り、渓流が西南側の池に注いでいます。また丸太を使った階段や土の道が続き、渓流には池に注ぎ込む手前に石造りの橋が架けられ、趣ある風景を作り出しています。池の廻りにはモミジの木が植えられており、綺麗な紅葉を見ることが出来ました。

南東側のドイツ大使館に面した広場には、「有栖川宮熾仁親王の騎馬像」や「新聞少年の像」、「笛吹き少年の像」などがあります。高台には東京都立中央図書館も併設されています。図書館前にはイチョウの木が植えられており、綺麗な黄葉を見ることが出来ました。

エリア 麻布(東京)

有栖川宮記念公園マップです。
北側は「木下坂」、南側は「南部坂」に囲まれており、前者は大名木下家の屋敷があったことにちなんでおり、後者は南部藩の屋敷があったことにちなんでいます。

公園西側の広尾口です。
日比谷線広尾駅から徒歩5分で到着です。

幼稚園児が来ていました。

「池」です。
大小2つの滝から流れる水は公園西側に位置する池に流れ込みます。

池に架かる「擬木橋」です。

モミジの紅葉です！！

「花菖蒲園と太鼓橋」です。

渓流に架かる「太鼓橋」です。
昭和9年(1934)に東京市が有栖川宮記念公園として開園した際に設置したものといわれています。

「渓流」です。

渓流に架かる「木の橋」です。

渓流はかつては湧水を利用していたようです。
現在は水の大部分は汲み上げた地下水を人工的に循環させているものの、わずかに湧水も残っています。

この柵の中の流れでは蛍の養殖が試みられています。

三軒家口側の「滝」です。
公園の最北部にあります。

渓流南側の園路を通り池に戻ります。

ナンテンです。

ナンテンの赤い実です。

カンツバキです。

カンツバキの八重の花です。

ムラサキシキブです。

紫色の小さな実を付けています。

梅林の「藤棚」です。

梅林と池との間に、モミジの木が集中しています。

赤、オレンジ、黄色、緑と変化するグラデーションが素晴らしいです！！

イロハモミジです。

紅葉真盛りのオオモミジです。

池に戻って来ました。
池の中央に「中島」が配置されています。

「石橋と飛び石」です。

広場側の「渓谷」です。

広場側の「滝」です。
急流のような荒々しい情景です。

池から中央広場に繋がる園路を登ります。

「児童コーナー」です。

「中央広場」です。

「有栖川宮熾仁親王の騎馬像」です。
熾仁親王（たるひとしんのう、1835～1895）は、有栖川家九代目の親王で、明治維新、西南の役、日清戦争で優れた武勲を立てられています。

この公園の沿革を記録した「記念碑」です。

「新聞少年の像」、朝倉響子の作品です。

「時計塔と噴水」です。

ひがしの広場に建つ「笛吹き少年の像」、舟越保武の作品です。

イチョウの黄葉です！！

黄葉の盛りを過ぎたイチョウの木です。

トウネズミモチと東京都立中央図書館です。

黒に近い濃紫の実を沢山付けています。

中島の端に「ことじ灯籠」が立っています。

六本木ヒルズが見えます。

末日聖徒イエスキリスト教会の天使モロナイ像が見えます。

池でのヘラブナ釣りです。
釣り仲間で放流して楽しんでいるようです。

遅めの昼食は、「すし三崎丸広尾店」で頂きます。

店内風景です。

ランチメニューからチョイス、プレミアムランチ1,900円です。
美味しかったです！！