2021/09/04 - 2021/09/06
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Matt Yさん
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この旅行記のスケジュール
2021/09/04
2021/09/05
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2021年の9月に行った礼文島の旅行記です。
2020年に初めて行った礼文島が良かったので、また行きたいと思っていたので再訪することに。
前回は一人旅でしたが、今回は礼文島は初めての友人Sさんとの2人旅です。
航空券は行きは稚内直行をセールで、帰りは滞在時間確保の観点から千歳経由をUA特典で手配しました。
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稚内へは直行便利用。
本州上空はずっと曇っていたけど、稚内周辺は晴れていました。 -
連絡バスの終点はフェリーターミナルなので、常識的にはこれから船に乗ろうという人はそのまま終点まで行くべきなんでしょうけど、船の出発時間までは余裕がある一方、ターミナル周辺には何もないので、手前の稚内駅で降り、かつての終点だった地点で記念撮影します。
稚内駅 駅
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こちらが現在の終点。以前よりほんの少しですが駅が移転したため、二つの終点が有ります。旧駅は暗くていかにも終着駅と言った雰囲気が有りました。
しかし飛行機→バスと乗りついで稚内駅頭に立っても数少ない列車はちょうど行ってしまったところ。もう少し遅めに列車が出てくれれば、たとえば豊富とか音威子府あたりに住んでいる人は便利なのに、と思ってしまいます。
一方で豊富あたりから普通列車で稚内で着くとちょうど惜しいタイミングで空港行きのバスがいってしまうので、飛行機で東京に行きたい人にも優しくないダイヤ。 -
セコマで買い出しをします。
礼文島唯一のセコマは島の真ん中にあり、今回は島の南寄りの香深の港近くに泊まるので、歩いて行くにはちょっと厳しいことから、本島で買い出しをしておきます。 -
セコマからは徒歩10分ほどでフェリーターミナル到着。
稚内港フェリーターミナル 乗り物
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チケットを購入します。今回は帰りは助成金適用のためとりあえず片道で購入。
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時間となり搭乗します。
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船はガラガラでした。
コロナ禍とあっても飛行機と違って小さい船に変えるわけにもいかず、フェリー会社は大変と思われます。 -
そろそろと稚内のフェリーターミナルを出て
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ウェルカムサイン@香深
香深港フェリーターミナル 乗り物
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岬を回る形で西へ。
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ロシアを睨む自衛隊のレーダー基地
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やがて利尻富士が見えてきました。
この山、本当に人を惹きつける魅力を持っています。 -
2時間の航海を経て礼文島に。この前年も礼文島は訪れているので、ああ帰ってきた感いっぱいの礼文島香深港。
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乗ってきた新造船、アマポーラ宗谷
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港の正面に利尻富士がドーンと
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まずはフェリーターミナル真ん前の宿、「ゲストハウスのんの」にチェックイン。
個室だけどノンフリルというかシャワートイレ共同で余計なサービスはついていない、私向けな宿。
帰りのフェリーが半額になるための条件、宿泊施設の認証をもらい、荷物だけ置いてそのまま...ゲストハウス のんの<礼文島> 宿・ホテル
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フェリーターミナルの正面の土産物屋、ナカヤマ商店へ
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ここで土産用おしゃぶり昆布作製体験をします。
帰りのフェリー代が無料になるキャンペーンのミッションは宿泊先の認証と礼文島内の指定の「体験」をしなくてはいけないのですが、ここが一番参加料が安く(500円)、かつフェリーターミナルの真ん前なのでアクセスが一番良かったためです。営業時間の兼ね合いで初日、ついてすぐお店に直行した次第。 -
「体験」と言っても昆布を切って袋に入れるだけの「なんちゃって」ですが、やりながらいろいろ面白い話が聞けたり、店主のおじさん自慢のレブンアツモリソウの写真を見せてもらったり(観光協会のパンフにも採用されているそう)して楽しかったです。
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終了後港、食事ができるところが少ないので、唯一まともそうなレストラン、「かふか」に行くと今日は予約した方が良いというので、後ほど来る予約をして、島の反対側に行く長いトンネルを歩きます。
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トンネルを抜けたところの島の西側の景色
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干してある昆布を見ながら
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先にある猫岩を目指します。
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日没(と予約したレストランの時間)との時間の戦いです。
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夕陽に照らされた桃岩。
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猫岩が見えてきました。
猫岩 自然・景勝地
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桃岩をよく見ると、
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柱状節理がみえます。
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柱状節理好きにとっては「萌え」な場所。
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この類のナントカ岩って全国各地に結構あって、場所により、かなり想像力を求められることも多々ありますが、ここは角度によって本当になるほど、と思う形。
猫岩 自然・景勝地
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アップ
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夕陽に照らされた海岸線と
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桃岩。
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景色がいちいち私好みなんです。
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息を呑むサンセットでした。
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本当はこの道の先のメノウ浜まで行くつもりでしたが、健脚のSさんに任せ、鈍足の私はリードを保つため先に引き返します。
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日没後もオレンジ色に染まった空が美しかったです。
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また長いトンネルを香深へ向かい戻ります。
公共交通機関の本数が絶望的に少ないこの島では、足がものをいいます。 -
随分リードしたのにSさんに追い抜かされましたが(Googleマップが徒歩45分と示す距離を35分で走破するペース)、予約した時間に間に合いました。
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早速ウニ丼いただきます!残念ながらバフンウニの季節は終わってしまい、ムラサキウニだけですが、記憶に残るくらい、とーっても美味しかったです。お値段は可愛くないですが。
海鮮処 かふか グルメ・レストラン
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そして意外にも、と言ったら失礼だけど、ミックスフライが美味しかった!フライに使っている魚介類がことごとく美味しかったのです。
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食事していると突然花火が上がりました。
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夏祭りがコロナで中止になり、
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そのために準備した花火をシークレット打ち上げをしたようです。
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地元の人は知っていて集まっていたようです。
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お腹が満ちた後は部屋に戻り、翌日のルートの打ち合わせなど。稚内で買った稚内牛乳のヨーグルトで締め。
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翌朝。6:30の始発のバスに乗るために6時起き。
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香深フェリーターミナルでバスを待ち、
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島最北端のスコトン岬を目指します。窓から見えた本日の利尻富士。
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バスは島の東側の海外沿いに北上します。
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本日のコース。片道12.4km観光協会のパンフによると5時間20分。この1年前にも行ったけど1日がかりでした。本数が少ない戻りのバスから逆算して歩かなくてはならないので、鈍足の私は、ペースによっては途中ショートカットすることも想定しておきます。
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ガラガラの車内
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1時間かかって着いたスコトン岬の案内板
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岬の先に無人島のトド島が見えます。
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取り急ぎ最果ての地に立って岬巡りコーススタート。
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途中の岩と
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岬のその先端。
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「最北端」ではなく「最北限」のトイレで用を足してから歩き始めます。
北端と北限の違いは何だろ。宗谷岬ではなくこちらが最北端を名乗った時もあったが、精密に測ったら宗谷岬の方が北にあることが確認できたとかで、引っ込みがつかなくなったのかな?とか想像してみたり。 -
さて歩き始めるわけですが、最初は緩やかな坂の舗装道路ですが、
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トド島展望台を過ぎると、
トド島展望台 名所・史跡
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舗装道路からトレイルを歩くことになりますがいきなり結構きつい登り坂が続きます。
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岬めぐりコースとの名前の通りまずはゴロタ岬を目指します。
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スタートしてトレイルに入り本格的に歩き出すところですが、この時点でキツイです。
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眺めが良いのに救われるのですが。これは振り返ってスコトン岬を見たところ。
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同上
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ゴロタ岬に到達。
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細くなっていて二つ海が見えます。
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来る時、バスは左手の海岸沿いを走って来ましたが、これから右手の方向へ歩いていきます。
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ここからの海も綺麗で吸い込まれそう。
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せっかく登ったのに海岸レベルまで降りていく道が恨めしい...
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木がないので、スコットランドとかの風景に似ている、と個人的には思います。
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せっかく登ったのにまた海岸線まで降りてくる仕打ち
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海岸線を歩いて鉄府の集落へ
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なかなか実感がこもっている密漁禁止看板
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しばらく海岸レベルを歩きましたが、ここからまた起伏があるコースになります。
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心臓バクバクになりそうでしたが、絶景に登ってきた甲斐があります。
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木など身を隠すところがないので、風が強いと飛ばされそうですが、
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幸いそれほど風はありません。
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崖の影から現れた西上泊の集落あ
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花には疎くても思わず足を止めたくなる花が咲いていて癒されます。
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西上泊の集落に降りていきます。
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澄海岬に到達!
写真ジャコの美しさは伝わらなあと思いますが、キツイ道を歩いてきて幾分心の中で盛られているからかもしれません。澄海岬 自然・景勝地
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ここの海は本当に綺麗。
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外側の海も綺麗。
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岬を堪能したあとすぐ手前の食堂で休憩を兼ねて入店。
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時間的には少し早いけど、ウニ丼行くでしょ、えび汁も。
ちょうど定期観光バスの皆さんが着きましたが、えび汁は作り置きではないので、作るのに20分かかると、何人もの方が、断られていました。 -
ここの一押しはやはりエビ汁だと思います。
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ウニ丼3000円。昨日より安いですが、正直に昨日のウニがうますぎた。
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でもここのエビ汁は絶品でした。
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おなかが満ちたあとは浜中のバス停を目指します。
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車道ということもあり、ひたすら平凡な道が続くのでこの区間は面白みに欠けます。
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ひたすら真っ直ぐな道をバス停目指して歩きます。
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ここも私が先に出て、リードを取り、後発のSさんに抜かされるパターンでしたが、ようやく浜中のバス停に到着。11:56発のバスに合ってホッとしました。
観光協会のパンフレット記載の所要時間は観光の時間も含んでいるので、レブンアツモリソウの群生地などに寄らなければ、鈍足の私でも記載時間より早く到達します。 -
宿で少し休んで昼過ぎに香深を出る桃岩登山口行きのバスに乗りました。乗客は我々だけ。
早速登山口から登り始めます。 -
バスに乗ったことで高低差の半分は稼いだことになりますが、降りていきなり勾配がきつい道。
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やがて目の前に桃岩が。
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桃岩展望台へは15分くらいで到達しました。と言いつつ、健脚なSさんに引っ張られた(というか負けたくない意地だけで)からで、1人だったら倍以上時間がかかったでしょう。
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桃岩を別角度から。昨日とは反対側から見る形ですが、海側から見た方が形はより「桃」らしいですね。
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昨日近くで見た猫岩
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左手正面に利尻富士
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ちょうど船が入ってくるところでした。
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ここからも綺麗な礼文の海のブルーが拝めます。
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桃岩が見える稜線まで登ると割と平坦で助かりました。
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礼文島西側の海岸線。
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こちらは南側の眺め
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前日トンネルをくぐって歩いたあたりが下に見えます。
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礼文島南西端の元地灯台を目指して歩きます。
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礼文島は花目的だと6月とかがキレイなんだそうですが、9月でもキレイな花が時折有りました。
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後ろから猫岩
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島の南東端の元地灯台までやってきました。
元地灯台 名所・史跡
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2つのメジャーハイキングコースを1日で制覇した達成感はなかなかのものでした。
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所々咲いている花にここ癒されました。
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礼文島南端、知床の集落に到達し、映画のロケ地となっていた北のカナリアパークにあるカナリアカフェに着きました。
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このカフェのラストオーダーに間に合うよう、やや早いペースで歩きまし(歩かされました)た。
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シフォンケーキ美味しかったので、
カナリアカフェ グルメ・レストラン
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これも追加してしまいました。
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しけし気分が良すぎるロケーションです。
北のカナリアパーク 名所・史跡
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食べ終わって香深へ。バスの設定もあるのですが、この時間はとっくに終わっているので歩いて行きます。
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香深の港から見る利尻富士。
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1日前に乗ってきた便が入港します。
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香深にある温泉、「うすゆきの湯」に入り歩いた疲れを流しました。
建物の写真を撮り忘れたので、成分表を。礼文島温泉 うすゆきの湯 温泉
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湯上がりアイス、最高に美味しかったです。
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で、温泉を出たところで正面にまた、夕日に染まる美しい利尻富士
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今日は「ちゃんちゃ焼き」。こちらも美味しかったけど、昨日のうにと比較しちゃいけない...
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さっぱりした後で前日にもきているレストラン「海鮮処かふか」へ。、コの唐揚げは美味しかったです。
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3日目。戻りは午後の飛行機なので、2便目の船で戻る選択肢もありましたが、1便目の船で帰ることにします。アクティビティと宿のスタンプ集めて無事無料フェリー券ゲット。
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初日おしゃぶり昆布造り体験をした、ナカジマ商店のおじさんに挨拶に行くと、自慢のレブンアツモリソウの写真の絵葉書をいただきました。
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島の人の見送りを受けて香深港を出港。
動画だとこちら
https://youtu.be/_eRXwTyhbb4?si=hrmboSLq_eLgJIjf -
船から見た利尻富士、
この旅行記だけで何回利尻富士の写真上げるんだとツッコミが入りそうですが、好きなんです、この山が。登りはしないけど。 -
姉妹船と交換
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フェリーは静々と稚内港へ入港して行きます。
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入港後稚内駅まで歩いて駅前のトヨタレンタカーで車を借りました。3600円と格安でした。あてがわれたのはパッソ。
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先ずは稚泊連絡船の発着のために作られた北防波堤ドームを見学。
稚内港北防波堤ドーム 名所・史跡
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その後はノシャップ岬に。
ノシャップ岬 自然・景勝地
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岬から見る利尻富士
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灯台を見たあと
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車を宗谷岬方面へ走らせ、
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その手前にある「白い道」へ。
宗谷丘陵 白い道 名所・史跡
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帆立貝の廃棄貝殻を利用して作った道です。
この時の2ヶ月前に通った時は夕方だったので、ピンク色に染まりそれはそれで綺麗ではあったのですが、やはり青空に映える白い道です。 -
遠くサハリンも今日は見えました。
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青空に白い道が映えます。
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風力発電の風車が並ぶ宗谷丘陵
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宗谷岬の上の丘にある間宮堂で
間宮堂 グルメ・レストラン
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ホタテラーメンを食べました。
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海軍の監視台を見たあと
旧海軍望楼 名所・史跡
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下に見える岬に移動します。
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最北端の宗谷岬で記念撮影しました。
宗谷岬 自然・景勝地
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車をさらに走らせ、真っ直ぐな道路で有名な猿払村の「エヌサカ線」へ
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一直線の道路が心地よい
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おバカな写真撮ったりして楽しく過ごしたあと空港に戻ります。
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牧草地に白いビニールサイロが並ぶ光景は北海道らしくていいですね。
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青空に緑の牧草地に真っ直ぐ引かれた道路
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ガソリンを給油し、レンタカーを返却。
経済スピードで止まることなく走り続けたためか、燃費は驚異的によかったです。
バスセンターな雰囲気の稚内空港から、行きは羽田からの直行便でしたが、帰りは滞在時間を多く取るため、千歳乗り継ぎです。稚内空港 空港
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と言うわけで千歳行きにまずは乗り込みます。
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千歳まではボンQ(デハビラントQ-400)
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ボンQなので飛ぶ高さが低く、地上がよく見えました。
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千歳で乗り継いで羽田へ。
ということで2回目の礼文島、お天気にも同行者にも恵まれて、とっても綺麗な景色ばかりで感動、また楽しく美味しくと、ここ数年の国内旅行の中で一番心に残る旅行となりました。
礼文島にはまだ滝を見に行くコースなどのトレイルがあるので、また機会を見つけていけたらな、と思っています。
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この旅行記へのコメント (2)
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- yuriさん 2024/01/04 19:51:12
- 猫岩
- Matt Yさん
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
猫岩!
耳としっぽが付いていて、まさに猫!
そのリアルさに思わず笑ってしまいました。
利尻富士は、惹きつける何かがありますよね。
私は稚内から見ただけですが、すごく魅力的でした。
それにしても夏の利尻島と稚内の美しさ、いいですねえ。
私は長い休みが取れないので利尻島はなかなか・・・なのですが、いつか行ってみたいものです。
あとボンQの高さから見る光景も好きなので、久しぶりに乗りたいとも思いました。
- Matt Yさん からの返信 2024/01/04 21:03:52
- Re: 猫岩
- あけましておめでとうございます。いつもありがとうございます。今年もよろしくお願いします。
今回訪れたのは利尻島ではなくて礼文島ですが、利尻島も美しい上に空港あるので、2連休で行けますよ。本当は3連休欲しいですけどね。
https://4travel.jp/travelogue/11633273
礼文はちょっと厳しいのですが2日目に桃岩展望台コース(今回の2日目の午後行ったコースならば午前中に行って午後利尻からの飛行機で札幌経由で帰ってくるというのもありかと思います。
行ける時期が短いのが玉に瑕ですが、この島(理礼文、利尻とも)の美しさは何事にも替えられないので、是非行ってみてください。
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