2022/05/23 - 2022/05/27
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mom Kさん
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壁に献立メニュー。
昨夏、その字体にくぎ付け。
去る前日、たずねた。
オーナー夫妻、「たくさん溜まってますよ。差し上げますよ。」と
あっさり言われる。
いえいえ、「来年、来ます。その時ください。」
と、私は応えた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 JALグループ
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-
自分との約束が果たせた。
昨年と同じ部屋、同じ眺め。
「ただいま」 -
星観荘での驚きは、いくつもある。
その一つが、このメニュー。おうちでお客さまをもてなす”ご馳走”という献立だ。心尽くしという言葉がピタリ。味わいもひとしおの美味しさ。難点は、トレッキング派の胃袋に応える量の多さ。(帰宅して気づいた。メニューが張り出されるのだから、あらかじめ、お皿を減らしてもらえばよかったんだ!)
オーナー夫妻が作られる。礼文の旬が分かる食材であり、お父さんのその講釈も美味しさ倍増。 -
昨夏は、ほんとに驚いた。初めて泊は、私だけ。
しかも全員が、30代から40代の現役真っただ中。
立地とドミトリーでてっきり若者宿と覚悟してきたのに、素敵大人の集まり。今回も。 -
ここまでは遠い。東南アジアより時間がかかる。
なにより時間をどう捻出するのだ。
私自身を振り返る。
そうだなあ。絶対したいことは、実行し、守り抜くよなあ。
堀江さんは、今回も、単独航海やり抜かれた。
一体それほど彼らの全生活をやりくりし、人生の多くを費やさせるものは、
何なのだ。 -
東京から先着ダンナサマとは数日遅れで、バスを乗り継いで
来られた女性。とても魅力的な人だった。彼は20代から20年余の通いで、来れなかったのは、1年だけと聞いたときの驚き。 -
今日は、ウニ漁の試験操業。本格的にはこの後に続く。
数年前までは、良く採れたから、「ご近所からよくもらったものです。」
と利尻で耳にした。「今は、もう・・・。」と。 -
本日、私、休養宣言。
-
このブラックホールと呼ばれる地球を見渡せる部屋が、食堂であり、
夕食後は、宿泊者全員が翌日の個々の行動計画、発表、決定の場所。 -
行動する人たちや、帰られるゲストを見送りがてら、香深フエリーターミナルまで
同乗させてもらって、私一人そのままオーナーと帰ってきたのは、10時過ぎ。 -
ベッドへ直行で、夕方まで一度も起きず、延々と眠り続けた。
途中、2度も安否確認にきてくださったらしい。
今回の旅の中間地点であり、最大の目的を実現させる地。そのためのこの日程、この時期。
思った以上に疲れていたのだ。 -
明日のお天気は、雨かもしれないという。アツモリの君へは、あと一日伸ばそう。
それにしても毎夕食。私には多すぎます。終日歩いてこその量と納得。
八角の美味しさはどうもわからないし、出してもらって残せないし・・・。
オーナー曰く「足りないにしたくないから。」ご飯も汁物もお替わりたっぷり準備。 -
夜のミーティングで、翌日の予定が言えない私に、この日到着した常連女性が、
「一緒に」と声をかけてくださって、決定。
礼文、一番の人気コースを歩くらしい。
ギブアップしないか、心配。 -
昨夜はあれから、夜も普通にぐっすり。
体調は、万全。頭もクリア、心も全開。
でも、 -
山登りは、ほんとに苦手。
弟も父もピッケル山岳派なのに。私は平地派・海派。
去年も、トレッキングはしていない。フエリーで出会った青年一押しのお澄海岬にだけ出かけ、ゴロタ浜を見下ろし、船泊集落を歩いて満足。 -
毎朝の焼き魚もお楽しみ。塩加減も薄く、ほかほか。
お米は、オーナー知人からお取り寄せ”あきたこまち”のぴかぴか、もちもち。 -
今日は、私は、最良、最適の案内人に導かれた。
同行してくださった女性お二人の渡航先は、驚く。私と全くジャンルが異なる。
道々のお話は、トレッキング中なのを忘れて立ち止まる。
星観荘20数年通い組ですもの。礼文のお花にも詳しい上、
カメラの構え方も教えてくださった。 -
このようにしか考えられない、メニュー3。
「あきたこまち」だから、一層美味。 -
このおなかのどこに入れられる?
もったいないなあ、この状態。
見つめあう。 -
スコトン岬へ続く道。
朝4時。 -
最終行動日
晴れた。決行日がやってきた。
会いに行く日。 -
場所と距離は、わかる。
昨年スカイ岬を目指していたとき、偶然通りかかっていたのだ。
まるでこの日の準備のためみたいに。
偶然て、ないなあ。この年齢になって、
よくこのフレーズが出てくる出来事が多い。 -
天候に恵まれた。雨の日は、ここで過ごせると思った蔵書。
一度もその機会なく、心残りはこれだけの4日間でした。 -
今日のことを思うと、まだ体はホカホカ、心はふわふわ。
帰っても誰にも言いたくない。言えない。ずっと持っていく。 -
とうとう最後の夕食
-
私は、お魚は、「焼き」が一番と思う。
太平洋を眺めて育った人間。
旅の最後、この”鰊の干物”は、ゼッタイ持ち帰ろう。 -
今夜は、メインディッシュが多すぎる。
とりわけこれがおいしくて、舌に何度も味付けを探る。
お隣の人とも「おいしいですよねえ、これ」と、言わずにはおられない。
ああ、このお汁がもったいないなあ。初めて出会う甘さ、味わいが浸みていくよう。絶品。
食べ終わって、食器をキッチン窓口に運んだ時、尋ねた。
(オーナー)「お酒と塩だけ(水も出汁もなし)です。ご飯を入れて食べる人も
いますよ。」
素材の威力存分発揮。北の海と大地は、本物食の宝庫です。 -
この汁物も透明感と深いお味。北海道のジャガイモに旬の鰊。
おそらく二度と出会えない「出合いもの」。
今日は、全身幸せな日だから、一層味わえたのかもしれない。 -
明日は、ここを離れます。
-
目を覚ましたのは、夜中過ぎ。まだ朝は遠い。
寝っ転がったまま、窓をずっと見ていた。
空が白くなり始めた。 -
あそこに行こう。
-
昨夏の早朝は、この場所でアイリッシュ青年が一人、ずっと北の海を見ていた。
朝食後、彼は旅の相棒自転車で去って行った。 -
さあ、この世界に奉納
”二十四式”を始めよう。 -
この朝食が終わったら、後片付けが終わったら、
昨年の願い事を言ってみよう。お願いしよう。 -
献立表の筆は、「Eさん」と常連者が呼ぶお母さんのもの。
ほとんど「奥」におられ、私たちの前には、よほどのときにしかお顔を見せられない。
去る朝にエプロン姿のままで、私たちを乗せた車に
ずっと手を振ってくれていた。 -
10年なんて、「まだ」という。20年、30年は普通。40年通い続けている猛者は、
オーナーと同世代らしい。
毎年「帰ってくる」が、このお宿のノーマル。 -
<我が家にて>
いつも礼文「星観荘」に戻れます。ああ、満腹。
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