紅葉を求めて秋の北海道へ

2021/10/30 - 2021/10/31

2021年10月、紅葉を見たくて北海道へ。
この前年の2020年11月頭に訪れた札幌の紅葉が見事だったので、2021年も再訪することにしました。
市内だけでなく郊外も見てみたくレンタカーを借りました。

エリア 北広島・恵庭(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

千歳への機材は中型機のA321で。
機内は満員。今までガラガラだったのに、客足の戻りが早いというか、頭がついていってません。
そろそろ機材大きいのに戻して欲しい...

山形上空。山全体が赤く見えます。この辺りも紅葉綺麗なんだろうなぁ。

岩手山上空。上から見ると見事な火山っぷりに惚れ惚れします。

千歳への最終進入。紅葉で大地全体が赤くなっていて、綺麗な紅葉に対する期待が高まります。

ついておなかがすいたのでターミナル内のラーメンストリートへ。
味噌ラーメンでおなかを満たし、レンタカーを借ります。

今回利用したのは日産レンタカー。あてがわれたのはノートepowerの新しいもの。気分上がります。
日産のe-power車両は発電機で電池に発電した電気を蓄電し、モーターで駆動する方式。運転もワンペダルというかアクセルを離すと惰性で走るのではなくブレーキがかかる方式と普通のガソリン車とはかなりペダル操作が異なるので、レンタカーであてがわれるとなれるまでややぎこちなくなってしまいます。

恵庭峡に行ってみたくて車を少し札幌方面へ走らせてから道道117号線を西ヘむかうことにします。

途中見かけた牧場で車を停めてフォトストップ。

北海道らしい光景に心洗われます。

いい感じで楽しくドライブ

恵庭湖の案内があったので寄り道しました。湖と言っても漁川ダムによってできた人造湖。ダムの下流側の駐車場に車を停めてしまったので堤体の上までスロープを登っていきます。

堤体の上にも駐車場があったので、湖そのものが見たければ案内板に惑わされず、ダムを目指していった方が良いでしょう。

漁川ダム 名所・史跡

ロックフィルダムの特徴の石を積み上げた堤体ですね。ダムイコールコンクリートのアーチ式や重量式の堤体と思っていると、この構造、かなり「違う」感を感じます。

このダムで貯めた水が恵庭湖になります。

ダムの川上へ車を進めると現れる三段の滝（の上段）

三段の滝の下の部。この辺りに来ると、ちょっと紅葉は終わってしまった感。

しかし折角の滝もここはこんな感じで道路が跨いでおり、景観破壊も甚だしい。この辺が貧しさというか、せっかくの滝なのにどうして少しずらして橋をかけなかったと思ってしまいます。

別角度から。

渓谷はこんな感じ。本当は紅葉が情報サイトで見頃マークだったので来てみたのだけどちょっとこの渓谷では過ぎてしまった感。

三段の滝のすぐ近くのラルマナイの滝。こちらは岩肌を流れるような滝です。

ラルマナイの滝 自然・景勝地

車で移動し、少し離れたところにある白扇の滝。
川本流が段差でゾーンで滝になっている構造の滝です。

白扇の滝 自然・景勝地

群馬の吹割の滝の小型版といった感じがします。

落差はないけどタイプの違う3つの滝が見られて良かったです。

道道117号から、突き当たりの国道453号を南下し、支笏湖を見下ろす展望台までやってきました。
寄り道に時間をかけすぎ、既に夕方。

支笏湖 自然・景勝地

でも微妙な光加減がかえって美しいですね。

この辺りの紅葉は綺麗でした。

支笏湖へ降りる道の道端

日のあたりのせいなのか、

鮮やかな紅葉

支笏湖湖畔の観光センターに立ち寄り、湖を眺めました。

支笏湖観光センター グルメ・レストラン

小腹が空いたのでポテトを揚げたものをつまみました。

湖畔も紅葉が綺麗！

しばし散策

恵庭渓より少し標高が低いせいか、こちらの方が紅葉はまだ綺麗でした。

ビジターセンターの周辺

やがて夕暮れ。

支笏湖ビジターセンター 公園・植物園

静かで美しくこの場にいられたことが幸せでした。

暗くなるまで湖面を見て、札幌へ国道453号線を走らせます。

しかし途中で眠さに耐えられなくなったので、途中の駐車場で車を停めて、仮眠を取りました。北海道は除雪ステーションやチェーン着脱場を兼ねて駐車スペースが結構あるのが助かります。15分ほど仮眠を取って復活。トイレを借りて再出発。

有名な観光地でありながら今まで来たことがなかった大倉山ジャンプ台に来てみました。

テレビでスキージャンプ競技は見たことはあっても実際来たのは初めて。

大倉山ジャンプ競技場 名所・史跡

こんな構造

えー！想像以上の高さ。
こんな高さから滑り降りた上ジャンプして、無事着地→ちゃんと止まれるなんて人間業とは思えません。

札幌の夜景も

綺麗に見えますが、

大通りの延長線上にジャンプ台が設置されていることがよく分かります。

高所恐怖症ではない私ですが、さすがに怖いレベル

ジャンプ台の踏切地点。普通の人ならそのまま落下してしまうでしょう。

中島公園近くのホテルにチェックイン。今回利用したのはホテルリブマックス札幌。ここは居抜き物件で、都内とかの「プロパー」の、狭いリブマックスよりかは広くていいんだけど、チェックアウト時は人がいなく、すると（今回は車のトランクに入れてしまえ早いので影響はなかったものの）例えば荷物なども預けられないわけで、使い方に注意が必要かな。

ホテルリブマックスBUDGET札幌 宿・ホテル

市内の黄葉も見事でした。

夕食はジンギスカンな気分だったので、クーポンが使えるお店の中から、その名も「これがジンギスカン」というお店に入りました。

安くはないが美味しそうです

これがジンギスカン グルメ・レストラン

炭火で焼いた

お肉たちにもう満足。濃厚なマトンが特に美味しかったです。

遠くに賑わうススキノを見て宿に戻ります。

寝る前にデザートとしてアイスクリーム。
セコマラブな私のルーチン。

翌朝。
近くの中島公園を歩きます。

中島公園駅 駅

黄金色の銀杏並木

本当に見事な黄葉

地下鉄で北大のこちらも有名な銀杏並木へ。

とにかく見事な銀杏並木

としか言いようがありません。
素晴らしさを表現する語彙力のなさに情けなくなってしまいますが・・・

若干お天気が悪いのが残念ではありますが、

これだけを見にここに来る価値があると思います。

それくらい見事なんです。

メインの通りは車道に出ないよう言われます。午後は人が多くなりますが、朝方はそれほど多くはありません。

写真では伝わらないのですが、鮮やかさが東京の銀杏とは別格の美しさなのです。東京都の「木」は銀杏が指定されているように、銀杏の木は都内にも沢山あるのですが、北海道の銀杏と違っていつまでも緑と黄色がまだらになった状態が続き、気がついたら散っていたということが多いのです。それに対して、北海道の銀杏は本当に一気に黄色くなりますね。
桜もそうですが、一斉の美、といったところです。

銀杏だけでなく楓も綺麗です。

この楓の赤は京都の紅葉の赤とは違い、北米の雰囲気がします。

私が北海道好きな要因の一つに、北海道が北米の雰囲気を持っていることも挙げられると思います。

セイコーマート 北海道大学店 スーパー・コンビニ・量販店

今回初めて博物館の中に入ってみました。

博物館のアーチ越しに見る紅葉

北海道大学総合博物館 美術館・博物館

今回博物館に初めて入ってみました。

鹿の骨格標本や

ウシの骨格標本

マンモスの剥製や

恐竜の化石も。

こちらは足寄町で見つかった化石

自然科学系だけでなくこんな展示も。

個人的にハマったのは、CRTディスプレイのパソコン。懐かしいなぁ

建物としても魅力です。

有名な銀杏通りからそれたところは人も少なく落ち着けます。

北大には他にも歴史的建造物が残されており、

緑の屋根は旧昆虫学及び養蚕教室

古河講堂や

旧図書館

などがあります。

奥には時計台がいかにも旧帝大系な威厳を放つ農学部校舎。

入り口の装飾もレトロで雰囲気があります。

この辺りの木ももちろん紅葉していますが、裏手には

有名なポプラ並木。台風の影響で倒れる恐れがあるとかで入り口と反対側からのぞくだけなのが残念です。

横にある庭園から並木道の中間点まで行くことができます。

中間点から。通行を規制している分、人が写り込まずに写真を撮ることが出来ます。

ポプラ並木はその先まで伸びているのですが、

校舎の配置とかの関係でここ通れたら楽なのにというところが通れなかったりしてその先には一旦戻らなくてはなりません。

ポプラ並木を横から

北大ポプラ並木 名所・史跡

大回りして並木の先端部分へ。

ポプラ並木の奥は純粋に研究用農地になっており、遠くからポプラ並木を見るとこんな感じ。

実験農地となっているので、立ち入り禁止となっているところを避けて歩きます。

なのでまっすぐ歩けませんがその代わり綺麗な紅葉のプレゼントをいただきました。

こちらはキャンパスの裏手にある

平成のポプラ並木

まだ黄葉していなかったのはちょっと残念だけど、こちらは平成になって植えられた若い木なので、並木道を歩けます。

一番奥まで来たので引き返します。

さすが北海道大学その1
特注マンホール

さすが北海道大学その2
クリケットをプレイする人たち。
陸上ホッケー専用グランドとかもあって南アジア圏の人には良さそう。

家畜も飼われていることがうかがわれますが、こちらでは見ることはできませんでした。

広々とした芝生

今回札幌在住のFさんに教えてもらい初めてキャンパスの北の端にある第二農場に寄ってみました。

入り口で記名して入りました。一応17時までの開放です。秋口はすっかりその時間だと暗くなってしまいますけどね。

学内の敷地とは仕切られていて春から秋までの限られた期間のみの公開となっています。

煉瓦造りの建物に紅葉が合います。

第二農場は酪農の一通りの施設が並び完結している模範農場です。

細かな建物ごとの役割は記録してませんが、搾乳した牛乳を殺菌する施設や

畜舎や

穀物倉庫が一体となった建物や

道内最古のサイロなどがあり、興味深かったです。
もう何がどうだったかは忘れてしまったので、その場で、ふーん、と思う程度でしたが(笑)。

じっくり学内を回り、18条の出口から退出しました。

当初の予定ではもう１箇所寄るつもりでしたが、北大に時間を費やしすぎたので、直接空港へ向かいます。

に結局北大しか見なかったので、2日目レンタカーを借りた意味あまりありませんが、仕方が有りません。

返却前に給油。走行距離162.7kmで7.31リットル@￥166なのでリッター22.257km。リッター20kmこえてくると燃費良いなぁと思っているので、満足。

かまぼこを買って

17:30のフライトで帰ります。帰りの機材は787-8。

定刻に羽田着。札幌の紅葉は本当に美しく、ハマってしまいました。
この後2022年も行き
https://4travel.jp/travelogue/11788629
これを書いている今年、2023年も行く予定です。