２０１２年９月に夫婦でマレーシアに旅行に行きました。マレーシアは多民族国家で、マレー鉄道に乗って訪れたマラッカは、華僑がもたらした中国文化とマレー人の土着文化が融合した、まさにミックスカルチャーの街でした。<br />一方、ホテルを取ったクアラルンプールは、表面的には欧米風の街並みに整備されていながら、郊外に出るとヒンドゥー教の聖地「バトゥー洞窟」があってインド文化を肌で感じたり、バティック工房では、染師の服装にイスラム文化を感じる体験をしました。今現在コロナ禍で海外に行けない慰めに、遅ればせながら記録に留めることにします。<br />(2021年8月作成)

晴れおじさん「アジア点描録」 (クアラルンプール街歩き)

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2012/09/08 - 2012/09/09

806位(同エリア5594件中)

エリア

クアラルンプール(マレーシア)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

旅行２日目、マラッカ日帰り旅行からクアラルンプールに戻って、市内のレストランで夕食。ちなみに、クアラルンプールでは、レストランを、「Restaurant」でなく「Resutoran」というふうにローマ字表記していました。
名物の鍋料理「スチームボート」
ビールは、カールスバーグ。デンマークのビールだけれど、マレーシアにも工場があるんだそうです。
「ルネッサンス・クアラルンプール・ホテル」に戻ってきたら、「ペトロナス・ツインタワー」がライトアップされて闇夜に浮かんで見えました。
88階建、高さ452ｍとのことで、クアラルンプールのシンボル的な建物ですね。
旅行3日目、部屋の窓から外を見ると、晴れている模様。
今日は、現地旅行会社のツアーバスでクアラルンプール市内と近郊を観光します。
まずやって来たのは、クアラルンプールから13ｋｍほど郊外にある「バトゥー洞窟」。
ヒンドゥー教の神様「ムルガン」の金色に輝く姿に圧倒されます。高さは43ｍあるとのこと。
左の建物の屋根には、ヒンドゥー教の神様「ガネーシャ」の像が並んでいます。
ズームアップ
建物の内部
２７２段ある急な階段を上って参拝しなければなりません。
階段には、野生の猿が出没。参拝者から食べ物を奪う不届き者もいるそうです。
ずいぶんと尻尾が長い。引っ張ろうとしたのか、妻が手を伸ばしたので制止しました。猿も日本のオバちゃんには注意しなければなりません。
インド系と思われる人々は裸足で参拝。これが正式なのかも。
途中で振り返ると、こんな景色。
上りきったところからだと、こんな感じ。
名前の判らない神様。ヒンドゥー教は多神教なので神様がいっぱい。
洞窟の全景。
荘厳な雰囲気に思わず息を飲みました。
さらに階段を上った先には、
４億年前にできた鍾乳洞があって、天空から光が降り注いでいました。
ここがヒンドゥー教の聖地、パワースポットと言われていることに納得。
洞窟の中には、彩色されたヒンドゥー教の神様がいっぱい。
同上
ズームアップ
同上
ズームアップ
右に立っているお坊さんはインドからやって来たとのことで、私たち夫婦がいくばくかの寄進をしたら、手首にミサンガを結んでくれました。
参拝を終えて階段を下りる途中、猿の母子がお見送り。
ツアーバスで移動。街中のあちこちでマレーシア国旗の幟を見かけました。
ロイヤル・セラゴール・ビジター・センター
錫製品を製造販売しているほか、加工体験もできるようになっていました。
同上
同上
最後に、バティック工房
バティックはろうけつ染めの布で、インドネシアの方が有名だけれど、マレーシアの名産でもあるんですね。
染付け作業を見学
鮮やかな絵柄とは対照的な、染師のヒジャブと黒い衣装にイスラム文化を感じた晴れおじさんでありました。

完