晴れおじさん「アジア点描録」(タイ・アユタヤ)

2011/07/10 - 2011/07/10

1年前、コロナ禍で海外旅行に行けない慰めに、残しておきたい過去の旅行写真をピックアップする形で「アジア点描禄」と題する旅行記を5冊ばかり投稿しました。
その際、２０１１年夏に行ったタイ旅行については写真データを紛失して投稿できませんでしたが、先日、納戸を片付けていたらプリント写真が見つかったので、スキャンして旅行記にまとめて見ました。
(2021年7月作成)

エリア アユタヤ(タイ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 航空会社: ANA

バンコクに到着して２日目は、北に８０ｋｍほど離れたアユタヤを観光。
まずは、バンパイン宮殿へ。
こんな手の込んだタイ様式の建物や、

ヨーロッパ様式の瀟洒な迎賓館など見所がいっぱい。

迎賓館は今も現役とのことで入館は出来ませんでした。

タイ陸軍が警備に当たっているようです。

こんな素敵な建物に入れば、古女房も、まるでモデルのよう………。
「ゴマを擦りーまーしょ、陽気にゴマをね。」夫婦円満の秘訣です。

青空に赤い花、

そして黄色い花。
赤、青、黄の３色が揃ったところに、白い雲と白い橋。もう何の不足もありません。
シャッターを切れば誰でも一流フォトグラファー。

専用車で移動中、あちこちの屋敷の入り口にこんなものが建っているのに気付きました。
日本語ガイドによると、これは土地の神様を祀る、いわば神棚のようなもの。
仏教国のタイでも、仏様の他に神様を崇拝する風習があるんですね。

エレファント・キャンプに到着。
象にあげるエサを売っています。

生まれて初めて象乗りを体験。
ガイドによると、象は年を取るにつれて鼻の色が抜けて白っぽくなるとのこと。
私ら夫婦が乗った象もかなり年配のようでしたが、象して象して(どうしてどうして)若い象に負けない力強い歩き方でした。

象の背中からだと目線が高いので、辺りの景色が一変しますね。

同上

次は、ワット・プラ・マハタート。

ビルマ軍に壊された仏像の頭部に木の根が絡まって、戦争による文化財破壊の愚かさを静かに訴えているかのよう。
合掌。

そして、ワット・プラ・シー・サンペット。

アユタヤ最大規模の寺院跡で、これもビルマ軍によって破壊されたとのこと。
どうもアユタヤ軍は負け戦が多かったみたいですね。

でも、滅びの美という捉え方もありかな？

最後に、ワット・ヤイ・モンコン。

セイロンに留学した僧侶たちのために初代の王様が１３５７年に建立した寺院。

仏塔は、１５９２年にビルマ王との戦いに勝利した記念にナレスアン大王が建立したとのこと。

ほぼ完全な形で残っているようですね。

同上

白い花が深緑に映えます。

同上

夕食は、バンコク市内のレストランで「タイすき」(タイしゃぶしゃぶ)。
手頃な値段で美味しく、「タイ」がますます「好き」になりました。

完