２０１７年春　鹿児島湯めぐり旅（３）　滝メグラーが行く２０６　エメラルドグリーンの滝壺を持つ朝陽轟滝　薩摩川内市

2017/03/11 - 2017/03/11

２０１７年３月に失効するＡＮＡのマイルが２万マイルほどあり、その消化のために旅行をすることにしました。２泊３日の日程をまず確保し、その後行き先の検討に入りました。日本秘湯を守る会のスタンプを集めていた時期（この時点で５つ、２０１８年８月までにあと５つ集めると１泊無料招待されます）のため、２泊とも日本秘湯を守る会会員宿に宿泊し、できれば滝めぐりもしたいということで、季節を考慮すると必然的に九州方面ということになりました。あとは特典航空券の予約ですが、これまでにあまり行ったことのない鹿児島がファーストチョイスとなりましたが、復路は希望する時間帯の便の予約ができませんでした。次に宿の予約を入れました。結果、以下のような旅程を組みました。

３月１０日　伊丹空港７：２５発ＡＮＡ５４１便にて鹿児島空港へ。レンタカーで薩摩半島ドライブ。吹上温泉・みどり荘泊
３月１１日　曽木の滝など。栗野岳温泉・南洲館泊
３月１２日　鹿児島空港１１：４５発ＡＮＡ５４６便にて伊丹空港へ。

旅行２日目。みどり荘を出発し、栗野岳温泉南洲館を目指します。曽木の滝を経由する予定ですが、道中にある滝に立ち寄りながら向かいます。まず１本目が朝陽轟滝（ちょうようとどろたき）です。

朝陽轟滝滝見難易度：１
参考　滝見難易度０：道路から見える、１：片道徒歩５分以内、２：片道徒歩１５分以内、３：片道徒歩３０分以内、４：片道徒歩１時間以内、５：片道徒歩２時間以内、６：片道徒歩２時間以上もしくは２時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。
注意　滝見難易度はあくまで私の主観によるものであり、また季節や天候により難易度が上がる場合もあります。私の旅行記を参考にされて、「違うかったやんけ」とおっしゃられても責任は負えませんのでご了承ください。また、難易度が高い場合はできる限り単独行は避けるようお願いします。

エリア 阿久根・薩摩川内・いちき串木野(鹿児島)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

みどり荘を出発して国道２７０号線を北上しました。宿を出て４０分ほどで海岸に出ました。駐車スペースがあったので車を停め海岸に出ました。このあたりは江口浜で、吹上浜の一部です。吹上浜は日本三大砂丘の一つで、北はいちき串木野市から南は南さつま市まで南北４７キロメートルにわたる海岸線は日本最長の砂丘です。また日本の渚百選にも選定されています。吹上浜の沖合いにある甑島列島が見えています。

北の方角。防波堤の内側が江口浜海浜公園です。

このあたりは残念ながら砂浜ではなくコンクリート護岸された海岸でした。それでも美しい海の風景です。

江口浜から約１時間で朝陽轟滝の駐車場に到着しました。空き地のような場所ですが、この看板が目印です。江口浜からはまず国道３号線に出て、国道３２８号線から県道４２号線に入って行った訳ですが、恥ずかしながら滝を見つけた経緯を覚えていません。おそらく滝を検索して時間ロスの少ないこの滝を選んだのだと思います。

駐車場から川へ下りていく道です。

２分ほどで滝が現れました。これが朝陽轟滝か？と早とちりしてはいけません。用水路から沢に流れ込む無名滝でした。

無名滝のすぐ脇に無名滝用の滝見台？

その横にも無名滝がありました。

そして朝陽轟滝です。小ぶりですが、滝の大きさに対して大きな滝壺を有しています。その滝壺はエメラルドグリーンの美しい色をしています。

高さは８メートル。

別角度から。

よく見ると滝口のすぐ下でワンクッションして滝壺に落ちています。

朝陽轟滝をあとにし県道４２号線を北上します。５分もしないうちに「世界一郷水車」のでっかい看板が目に入りました。引き寄せられるように寄り道です。「滝ノ山川水と緑の渓流砂防案内」の看板です。これによるとこの一帯は滝ノ山川の渓流を利用したテーマパークのようなものでしょうか？そのテーマは、「蛍舞い、水と戯れ遊ぶ・ドラゴンバレー滝ノ山渓流」。かなり広大な施設です。

世界一郷水車 名所・史跡

これが「世界一郷水車」です。直径１３．２６メートルもありさすがにでかいです。

世界一郷水車 名所・史跡

少しだけ園内を歩いてみました。ふれあい橋と流れ落ち滝（案内看板の３の滝）でしょうか。すべて人工滝ですが、番外編としては面白いかも。時間の関係もあって早々と引き上げました。

世界一郷水車 名所・史跡

昼食はさつま町にある「山崎農場　農ｃａｆｅ山崎」で。水車から約３０分です。

山崎農場 農cafe山崎 グルメ・レストラン

お店の外観です。

山崎農場 農cafe山崎 グルメ・レストラン

店内の様子です。かまどがあって蕎麦湯はセルフサービスでした。

山崎農場 農cafe山崎 グルメ・レストラン

昔は囲炉裏でこれでお湯を沸かしたりしていたんですね。

山崎農場 農cafe山崎 グルメ・レストラン

年季の入ったテーブルです。

山崎農場 農cafe山崎 グルメ・レストラン

蕎麦定食をいただきました。十割蕎麦で蕎麦は自家生産されているそうです。

この後曽木の滝へ向かいました。２５分ほどのドライブです。

山崎農場 農cafe山崎 グルメ・レストラン