2021/03/30 - 2021/03/30
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クッシーさん
この旅行記のスケジュール
2021/03/30
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電車での移動
中書島 → 丹波橋/近鉄丹波橋 → 京都 → 石山/京阪石山 → 石山寺
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電車での移動
石山寺 → 三井寺
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電車での移動
三井寺 → 京阪大津京/大津京 → 京都
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この旅行記スケジュールを元に
醍醐の桜を見に日帰りした京都。やっぱりもっとゆっくり京都の桜を楽しみたくて、3月末に2泊3日で再訪してきました。今回の主な目的は伏見十石舟、背割堤、滋賀の三井寺と琵琶湖疎水の桜。これまでの京都とはまた違った風景を堪能しました。
1日目(3/30)
伏見十石舟、石山寺、琵琶湖疎水、三井寺
2日目(3/31)
背割り堤、石清水八幡宮、伏見十石舟、平安神宮、南禅寺、東寺
3日目(4/1)
毘沙門堂、三井寺
伏見十石舟と三井寺で撮りたい写真があったので2度通うという変則行程。しかも混雑を避けて京都の中心街はほとんど訪れていないので観光の参考にはならないルートですが、桜のキレイ所を集めてみました。
初日は夫が同行してくれたので、初めて行く場所のライトアップに付き合ってもらうことにしました。選んだのは三井寺。石山寺にも寄り、旅行記初の滋賀県訪問が実現しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
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伏見の中書島から電車を乗り継ぎ石山寺駅にやってきました。京阪の石山坂本線は江ノ電のような二両編成のローカル線でしたが、石山駅では「石山ともか」ちゃんが迎えてくれました。
こういうキャラクター、叡山電鉄や地元神奈川のシーサイドラインでも見かけたな~と思って今回調べてみたら、ちゃんと『鉄道むすめ』という企画があるのですね。キャラクター総選挙まで行われていました!
https://tetsudou-musume.net/about.php
ちなみに今年の総選挙で石山ともかちゃんは4位、なかなかの人気者のようです、石山寺駅 駅
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駅から20分ほど歩き石山寺に到着
『石山寺縁起絵巻』や、紫式部が源氏物語を起筆した場所として知られていますが、その歴史は古く奈良時代にまで遡る名刹です。石山寺 寺・神社・教会
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立派な東大門は鎌倉時代の建立で、仁王像は運慶、湛慶の作と伝わっています。
石山寺 寺・神社・教会
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この旅行記を作成するにあたって、改めて石山寺の公式HPを閲覧したのですが、とても完成度が高くわかりやすいサイトでした。なので、石山寺の詳細はHPを見ていただくのが一番(笑)
https://www.ishiyamadera.or.jp/ -
さっそく境内を歩いてみましょう。
午前中の日差しが消え、曇り空になってしまいましたが、桜が境内を明るくしてくれます。 -
これは・・・おおつ光ルくん
源氏物語千年紀の時に石山寺で誕生したマスコットキャラクターだそうで、ちゃんと石山寺のHPに載っていました。
https://www.ishiyamadera.or.jp/info/blog/1627 -
石山寺の境内マップもHPだと詳細なスポット説明にリンクしていて非常にわかりやすいのですが、かなり広いというイメージが伝わるように、とりあえず拝観時にいただいたマップを載せておきます。
※HPはこちら
https://www.ishiyamadera.or.jp/guide/precincts -
桜の参道を進み、けっこうな石段をのぼった先にいくつか建物がありました。こちらは毘沙門堂。
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その向かい側には蓮如堂
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目の前に現れた巨大な石の山は硅灰石
これだけ大きいものは稀だそうで「石山寺」の名前の由来でもあり、現在は天然記念物になっているそうです。石の奥には源頼朝の寄進によって建立されたと伝わる多宝塔が見えています。石山寺 寺・神社・教会
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硅灰石と御影堂
こうして見ても石の大きさがわかると思います。 -
こちらが石山寺の本堂
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中は撮影禁止でしたが、このような「石山寺縁起絵巻でめぐる石山寺」という説明が随所に見られ、絵と比較しながら歴史を学べるのが面白かったです。
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こちらは本堂の端にある「源氏の間」
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紫式部が参籠し、『源氏物語』を起筆した場所とされています。
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少し離れた場所から見た本堂
広い境内には紫式部をはじめ源頼朝、那須与一、淀殿、松尾芭蕉などなど、歴史上よく知られた人物たちが寄進したり関わった建物や碑が至る所にあり、石山寺が古くから、いかに信仰されていたかがうかがえます。 -
この桜に囲まれた月見亭もそのひとつ
後白河上皇の行幸に際して建てられたものだそうです。 -
歴史ある建物ばかりかと思いきや、こちらの光堂は平成に地元発祥の企業から寄進されたものだとか。
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このあたりは桜が満開なのに、境内の奥まった場所にあるので参拝者はほとんどおらず、とても静かでした。
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山桜も美しい!
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この横顔は・・・
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紫式部です。比較的新しい像のように見えました。
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庭園も新しそうでしたが…
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この写真の額縁画のような構図と明暗が気に入ったので、特に石山寺の見所というわけではないのですが、アップしてみました。自己満足でスミマセン ^^;
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右は石山寺の御神木の千年杉
周りの苔むした石や水車はそれなりに時を重ねていそうです。
他にも岩穴をくぐると願いが叶うという「くぐり岩」や、目隠しをして塔身を抱きとめることができれば願い事が叶うと伝わる「めかくし岩」など、盛りだくさんの石山寺でした。 -
再び石山寺駅に戻り、次は三井寺に向かいます。
石山寺駅 駅
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三井寺駅から三井寺に向かう途中にある琵琶湖疏水
琵琶湖の湖水を京都市へ流すために明治時代に作られた水路とのことですが、桜の名所でもあります。 -
イチオシ
春になるとSNSにもよくこの「第1疏水第1トンネルと桜の風景」がアップされています。
琵琶湖疏水 名所・史跡
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何を隠そう、クッシーもインスタでここを知ったのでした。
特に疏水にかかる鹿関橋からの風景が有名 -
なるほど、これは素晴らしい!
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疏水の両側には山桜やソメイヨシノなど約200本の桜が植えられているそうで、三井寺までずっと桜の道がつながっています。
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その三井寺の手前にある三尾神社
三尾神社 寺・神社・教会
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何も知らずにお邪魔したら境内にはウサギがたくさん!(本物のウサギではありません)
後日、ネットで調べたら・・・
三尾明神が太古、卯の年・卯の月・卯の日・卯の刻、卯の方より出現されたという言い伝えにより 昔から「うさぎ」は神様のお使いとされている、とのことでした。
http://kyoto-k.sakura.ne.jp/jinshi1042.html
神社の前にも「卯年生まれの守護神」と書かれていましたが、可愛らしいですね。 -
三尾神社に参拝後、三井寺へ
三井寺(園城寺) 寺・神社・教会
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長い石段を覆うように境内には桜、桜、桜
三井寺のHPには「三井寺の桜はおよそ一千余本。四月はじめソメイヨシノや山桜が広大な境内を淡いピンク色に染める」とありましたが、駅を降りて三井寺の方を見ると本当に山一面が桜色でした。 -
三井寺の境内はこのようになっていますが、この日は三尾神社に隣接する総門から入って拝観受付を済ませ、左手方面へ向かったので金堂や三重塔には行かず、主に観音堂の方だけを見学
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こちらが観音堂とその周辺
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意図的に金堂へ行かなかったわけではなく、三井寺にはライトアップ目的で来たので着いた時にはすでに夕方になっており、このあたりで桜を撮っていたら暗くなってきてしまったのと・・・
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遠くに三重塔は見えたのですが、行き方がよくわからなかったという単純な理由。早い話が入口と参拝順路を間違えたということです。。。
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でも、そのおかげで思ってもみなかったものを見ることができました。
観音堂近くにある観月舞台、通常は催事にのみ使用され、一般人があがることはできないそうですが、今回桜のライトアップ期間に合わせて舞台にアクリル板を敷き、正面の桜を板に反射させるという演出が行われていたのです。 -
三井寺がライトアップすることは事前にチェック済みでしたが、観月舞台のことは全く知らず、観音堂前の展望広場の茶店で休憩している時にお店の女将さんから教えてもらいました。なんという幸運!
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イチオシ
これがそのリフレクション☆彡
春のライトアップ~桜の疏水・三井寺~ 祭り・イベント
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イチオシ
なんと幻想的なんでしょう!
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2,3人ずつ順番に舞台にのぼって(中には入れません)、このリフレクションを撮影させてもらえます。
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時間は3分くらいだったでしょうか。
カメラの設定やアングルなどはぶっつけ本番、夢中でシャッターを切りました。 -
後日インスタでめちゃくちゃキレイ&カッコイイ写真を見て(プロの方が撮ったもの)、自分の下手さにガッカリしましたが、そもそも広角レンズじゃないとそのカッコイイ写真の構図では撮れないので仕方ありません。
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ただちょうどブルーモーメント(日没後、空がまだ真っ暗になる前の時間)に撮影できたので、自分の中では好きな色合いで撮れたと思います。
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舞台上でのあっという間の3分間
名残り惜しくて、舞台の脇からさらに桜を撮影 -
リフレクションはなくても、群青の空に浮かびあがった桜は幻想的です。
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舞台隣の建物の窓にも桜が映ってピンク色
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18時半から始まったライトアップ
観月舞台の前にはどんどん観覧者の列ができていきます。クッシーたちも女将さんに教えてもらわなければ今頃並んでいたか、別の場所でライトアップを撮っていたと思うので本当にラッキーでした。 -
今回の旅、クッシーは2泊しますが夫は仕事の関係で日帰り。この日の20時半過ぎの新幹線に乗るので、そろそろタイムリミットです。
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と言いながら、ライトアップされた琵琶湖疏水もしっかり撮影
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三井寺駅から京都駅までは乗り換えはありますが30分ほどなので、19時半過ぎに京都に着き夕食を食べてから、夫は神奈川へ帰っていきました。
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2日後、クッシーひとりで改めて訪れた三井寺
この日はまだ陽が高くお天気も良かったので、三井寺のある長等山の桜が一段とキレイです。 -
琵琶湖疏水の周りの桜もピンクが映えますね~
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前回と同じ橋から再びパチリ
琵琶湖疏水 名所・史跡
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今回は青空だったので、空も入れてみました。
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でもやっぱり空なしの方がいいかな?
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疏水沿いの桜並木を歩き
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今回は大門(仁王門)から入ります。
三井寺(園城寺) 寺・神社・教会
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こんな立派な門があったのですね~ ^^;
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大門を入ってすぐ右手にある釈迦堂
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そしてこれが金堂
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金堂の正面にまわって桜と共に。
現在の金堂は、豊臣秀吉の正室北政所によって再建されたものだそうです。 -
中は撮影禁止ですが、多くの仏像の荘厳さに圧倒されます。
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ここで少し三井寺の歴史を・・・
正式名称は長等山園城寺。
667年に天智天皇により飛鳥から近江に都が移され、近江大津京が開かれました。
672年、前年の天智天皇の永眠後、大友皇子(天智天皇の子:弘文天皇)と大海人皇子(天智天皇の弟:天武天皇)が 皇位継承をめぐって争い、壬申の乱が勃発。 壬申の乱に敗れた大友皇子の皇子の大友与多王は父の霊を弔うために 「田園城邑(じょうゆう)」を寄進して寺を創建し、 天武天皇から「園城」という勅額を賜わったことが園城寺の始まりとされています。
三井寺と呼ばれるようになったのは、天智・天武・持統天皇の三帝の誕生の際に 御産湯に用いられたという霊泉があり「御井の寺」と呼ばれていたものを後に 智証大師円珍が当時の厳義・三部潅頂の法儀に用いたことに由来します。
※三井寺HPより
http://shiga-miidera.or.jp/about/index.htm -
金堂近くにある「弁慶鐘」
怪力であった弁慶が戦利品として比叡山まで引き摺り上げたという逸話が残る鐘ですが、鐘自体にも不思議な伝説が残っています。
※三井寺HP
http://www.shiga-miidera.or.jp/about/legend01.htm -
桜が美しい境内
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その先には三重塔
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石垣と桜のコラボも美しい
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イチオシ
思わず見上げてしまいます。
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本当に境内の至る所に桜を見ることができる三井寺
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この毘沙門堂の奥は桜の林です。
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ここで、一昨日、総門から入ってのぼってきた石段とぶつかりました。やっと境内の配置関係が頭の中でつながった!
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一昨日、幻想的なリフレクションを見せてくれた観月舞台
ライトアップ時だけでなく日中も13時~16時の間、観覧ができるとのことで再訪しました。 -
13時まではまだ時間があったので展望台から観月舞台や琵琶湖を一望したり
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昼間の観月舞台と桜を撮ったり・・・
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そして、この時がやってきました~☆彡
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日中の桜リフレクション
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ライトアップ時と同じアングルですが、青空だったので映り込みもキレイでした。
本当は旅の3日目は清水や高台寺を廻ろうと思っていたのですが、街中は混雑していたので予定変更。三井寺を再訪したことで、昼間と夜、両方の表情を見ることができました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- akikoさん 2021/05/16 23:14:26
- 素晴らしい観月舞台のリフレクション
- くっしーさん、こんばんは。
三井寺の観月舞台の桜のリフレクション、
とっても美しいですね!!!
夜のブルーとピンクの桜の幻想的な映り込み
初めて見ました!
撮影時間はたった3分だったそうですが、
バッチリ綺麗に撮れていると思います☆彡
その美しさにうっとり眺めいりました♪
桜が満開の時期は、毎年三井寺でライトアップは
行われているのでしょうか?
私もぜひこの光景を自分の目でも見たいと思いました。
先日は伏見の十石舟と桜の美しい景色も拝見し、
くっしーさんのチョイスされた桜風景どれも綺麗で
とても感動しました。
akiko
- クッシーさん からの返信 2021/05/17 22:31:30
- Re: 素晴らしい観月舞台のリフレクション
- akikoさん、こんばんは。
コロナでなかなか旅行もままなりませんが、今年の桜はなんとか
楽しむことができましたね。
三井寺のライトアップは桜の開花時期にあわせて
毎年開催されているみたいですよ。
ただ、観月舞台の「映り込み桜の鑑賞」は今年初めての試みで
例年行っていたコンサートなどの催し物が中止になったための
代替企画だったようです。
なので、来春はどうなるかわかりませんが
継続してくれると嬉しいですよね。
伏見の十石舟は昨年SNSで知ったのですが
地元の方々がアップしてくださる情報を色々と
参考にさせていただいています。
もっともっと行きたい場所がたくさんありましたが
時間が全然足りなくて・・・
満開のタイミングも難しいですし(哲学の道は時期を逸しました)
また来春も行けたらいいな~
クッシー
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