会津②　城下の「料理旅館 田事」で会津郷土料理：元祖「めっぱめし」でランチする

2020/10/20 - 2020/10/22

２泊３日で巡る会津の旅初日のランチです。
「料理旅館田事」は今回はランチだけの利用ですが、４年前の2017年２月10日、「会津絵ろうそく祭り」と「大内宿雪まつり」で会津を訪れた際に宿泊したことがあります。
その時、お料理もおもてなしもとても良かったので今回再訪となりました。

エリア 会津若松(福島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　初日　2020/10/20（火）快晴
8：29　いつもながら一番早くに乗れる新幹線で郡山駅着。
9：40　そこから磐越西線で会津若松駅着。

会津若松駅 駅

10：10　駅前からバスで「鶴ヶ城」に向かいます。
11：30に予約してある「料理旅館田事（たごと）」のランチまでは１時間20分です。
行ったり来たりで効率が悪い行程になってしまいますが、旅の時間を少しでも有効に使いたいので分刻みで敢行です。

会津若松に来たら「鶴ヶ城」を素通りする訳にはいきません。
天気も良く、青空に白壁と赤瓦が映えてとても綺麗です。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

11：20　店の最寄の「七日町中央」のバス停着。
そこから歩いて、

11：30　予約時間ジャストに料理旅館「田事」着。
会津若松城下の旅籠として創業してから80年ほどになるそうです。

料理旅館 田事 グルメ・レストラン

４年前は二階のこの角部屋に泊まり、クチコミの投稿もしてあります。

ただし、この店のクチコミ上のカテゴリは「宿・ホテル」と「グルメ・レストラン」と二通りあるので、上の写真の「グルメ・レストラン」のカテゴリでは宿泊の記録は出てきません。

今回のランチのお店を決めるにあたって、
A　前回ランチで利用した「渋川問屋」も良かったし、
B　10：00～営業している田楽の専門店「満田屋」にしようか、
C　未だ行ったことのないわっぱ飯の「田季野」にしようか迷ったのですが、結局、田事に落ち着きました。
リピートは面白くないので滅多にしない私ですが、それでも「田事」に再訪しようと思ったのです。

玄関で来訪を告げます。
予約の段階からメールの遣り取りで、再訪である旨、バスの時間の関係から直ぐお料理を提供してほしいとお願いしてあったのでスムーズに案内されました。

宿泊者も朝夕の食事をする囲炉裏周りの掘り炬燵席です

セッティングは４人分用意されていましたが、帰り間際までは私一人の貸し切りでした。
当日飛び込みでも大丈夫みたいです。

会津の民芸品や古美術品などが飾られており、

江戸時代の七日町の繁栄を彷彿とさせる古民家の風情が漂います

11：35　最初の一揃いです

前菜の４点盛は、
白身魚のマリネ・牛蒡の唐揚げ・花豆の甘煮・玉子焼き・・
だったと思います

この店名物の「とうもろこし豆腐」の製法は企業秘密。
ほんのり上品な甘さで絶品です。

「アスパラ菜」ともいわれる「オータムポエム菜」のお浸しだとか・・
関東ではあまり聞かない青菜です。
アブラナ科で、茎はアスパラガスのような食感だからだそうです。

手作りの温かいこんにゃくの味噌田楽

11：50　メインの「ミニ鮭の親子めっぱ」登場。
ランチ限定セットで
普通の「鮭のめっぱ飯」は税抜き2,000円、
ミニにして貰うと　　　　　　　　200円引き
親子としてイクラを追加すると　　200円増しです。

今夜の旅館の御馳走に備えてミニサイズは丁度いいし、イクラがトッピングされてノーマルサイズのめっぱ飯と同じ値段は客にとって嬉しい配慮です。
ミニで丁度ご飯茶碗1杯分相当だそうです。

ちなみにこれは宿泊した際に朝食で出た、宿イチ押しの「しらすのめっぱめし」です。
大きさの比較は難しいんですが大盛り相当で食べ切れないような量でした。
って言いながら、ペロッといきましたが　(^^;
（2017/2/10のクチコミからのコピーなのでボケてしまって済みません）

「めっぱ飯」とは杉や檜で作った「わっぱ」に、ダシで炊いたご飯と具材を乗せて蒸したもので一般的には「わっぱ飯」のことです。
会津の方言で「わっぱ 」を「めっぱ」 と言うので「めっぱめし」なんだそうです。
蓋をめっぱの下に敷いて持って食べると熱くないと仲居さんの弁。

このセットではなめこと麩の味噌汁ですが、350円プラスで会津郷土料理「こづゆ」に変更もできます 。
漬物は自家製沢庵ときゅうりの糠漬け。

鮭はご飯の中にも炊き込まれています

同時に、熱々のかぼちゃコロッケも登場

揚げ物が一口でもあると献立にメリハリが付きますね。

デザートは白桃の入ったグレープゼリーです

玄関から奥の間へ通じる廊下です

トイレに立った時に見た奥の座敷

お庭

別の座敷

２階の客室に通じる階段

玄関脇の帳場。
お会計は税込み2,200円でカードもＯＫ。
今回も満足納得のお料理でした。

12：15　店を後にします。
店先には旅人が腰を下ろした「休み石」が今なお残っています。
「藤室街道 休み石茶屋」の提灯が下がっていました。

12：25 この後「まちなか周遊バス」に乗って

12：54　今夜の宿「向瀧」にチェックインする前に「会津武家屋敷」に立ち寄ります。

会津武家屋敷 美術館・博物館