2020/10/20 - 2020/10/22
69位(同エリア126件中)
実結樹さん
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かねてから一度は泊まってみたかった会津東山温泉「向瀧」。
普段ならなかなか足は出ても手が出ないお宿ですが GoTo 割引が背中を押してくれました。
そこに泊まること自体が目的の旅です。
赤瓦の「鶴ヶ城」に初対面し、まちなか周遊バスで「会津武家屋敷」を覗いて温泉街へ。
廃業している宿が多い中「向瀧」だけは凛として佇んでいました。
登録有形文化財として第一号に指定された私好みのクラシック旅館での一夜です。
初日2020/10/20(火)晴れ
7:06大宮駅発やまびこ203号 7:56郡山駅着 9:40会津若松駅着 10:10まちなか周遊バスにて「鶴ヶ城」 11:30料理旅館「田事」にてランチ 「会津武家屋敷」 14:40「向瀧」チェックイン
長くなってしまうので、ここでは前編として、泊まった「百合の間」をはじめ宿のお風呂5箇所について書いてみたいと思います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
初日 2020/10/20(火)快晴
いつもながら朝一番早く乗れる新幹線で郡山まで行き、
09:40会津若松駅着。会津若松駅 駅
-
まちなか周遊バスでランチまでの時間「鶴ヶ城」に一応は御挨拶。
とてもいいお天気で白壁と赤瓦のお城が松の緑と青空に映えます。
黒瓦や雪の時に来ているので赤瓦には初対面。鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡
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11:30 前回泊まった料理旅館「田事」にリピート。
名物の「めっぱ飯」を予約しておきました。
この他に前菜や揚物、デザートが付いて税込2,200円の満足なランチタイムです。料理旅館 田事 グルメ・レストラン
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会津も4回目なので大抵の所には行ってしまったのですが、未だ見ていなかった東山温泉少し手前の「会津武家屋敷」を見学。
会津武家屋敷 美術館・博物館
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14:27 宿の最寄りバス停「東山温泉駅」着。
バス停なのに「駅」?
「向瀧」がすぐそこに見えます。会津東山温泉観光協会 名所・史跡
-
バス停からは徒歩5分。
湯川に架かる「東橋」を渡ります。会津東山温泉 向瀧 宿・ホテル
-
15:00前でもお部屋には入れましたが、チェックインの手続きは担当の仲居さんが定刻になってからお部屋で行います。
千鳥破風の屋根を持つ入母屋造りの玄関が重厚な佇まい・・とのことですが
チドリハフ? イリモヤヅクリって具体的にどういう事? -
玄関脇には登録有形文化財と刻まれた石碑がドーンと鎮座
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多分この日、私が一番乗りだと思います。
左側が帳場。
そこに泊まること自体が目的の旅なので、その場合はいつもチェックイン時間より少し早めに到着するようにしています。 -
部屋まで案内してくれた番頭さんに「このピカピカの廊下はニス塗りですか?」と訊くと、「ではない」とのこと。
じゃあ、どうしたらこんなに輝くの? -
長い廊下の途中にあった階段を90度回り込みながら上っていきます
-
宿お任せではなく、指定した「百合」の間です。
公式サイトからのみ部屋を指定して予約できます。
また、一人泊の予約は公式HPからしかできません。
でも、お部屋代として割増料金が掛かる割には一人泊では泊まれるお部屋に制限があって、広いお部屋は駄目なんだそうです。
24ある全室仕様が異なるのですが、公式HPで360度お部屋を見渡すことができます。
手間暇かけて全室検討し、7月の早い段階で申し込みの手続を執りました。
「菊の間」などの次の間付きの角部屋を第三希望くらいまで挙げて打診すると「そこはお一人様では・・」との答え。
結局、宮大工が建具に凝ったというこの部屋になりました (u_u) -
1畳ほどの踏み込み?があります
-
8畳一間のお部屋。
流石に合成ではない い草の本畳 -
左奥に鏡台がありました
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障子の桟が凝った造りです。
一応角部屋なので3方向から外光は取り込まれています。 -
2畳ほどの広縁からは中庭が見えます。
朝刊も置いてありました。
冷蔵庫も自販機も無くて飲み物等は全てルームサービスだとここで判明。
そういえば高級ホテルには冷蔵庫は無いって聞いた事あるけれど、私一度もそういう所に泊まったことないぞ (^^;
市内のコンビニで調達して来れば良かったと後悔・・ -
広縁左側の洗面所
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洗面所の向かいの洗浄式トイレ
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洗面所との境の障子も手の込んだ緻密な細工です。
エアコンの操作盤がポットの後の低い位置に固定されていて、年寄りには暗くて文字が小さくて難儀しました。
ここを造った時はエアコンなんて無かった時代だから目立たないように苦肉の策なんでしょうけれどね。 -
中庭を望む眺望
-
15:00 ウェルカムはお抹茶と手作りの羊羹二種。
甘さ控えめで流石に美味しい。
担当の仲居さんはベトナム人の若い女性。
日本人でも着られない和服をきちんと着付けて言葉も堪能です。 -
浴衣や羽織等。
タオルと足袋ソックスは「癒しの丁子」シリーズ。
京都花背の「美山荘」でも同じものが用意されていました。 -
加湿器
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流石にいい深蒸し茶が使われていました
-
暫し部屋に落ち着いて寛ぎます。
そうだ、入浴前に大切なビールを調達しなくちゃ・・
でも宿の売店でも扱っておらず、向瀧には自販機も無いんです。
おまけに温泉街にはコンビニも商店もありません。
そこで、仕方なく近くの旅館かホテルまでビールを求めて徘徊する羽目に・・ -
途中、温泉街でこんな案内表示を発見
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今では廃業してしまった旅館の前にあるこれが土方歳三が傷を癒した岩風呂です
土方歳三戦傷湯治岩風呂 名所・史跡
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足湯がありました
東山温泉足湯処 温泉
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結構広い
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寂れた旅館街の中でひときわオーラを放っていたのは「新滝」というホテル。
ここのロビーの自販機には珍しく ”わたし様御用達” の「麦ホ」が有るではありませんか!
ただし、レギュラー缶が300円、ロング缶が400円と普段の倍以上の値段。
まあ、兎に角は持参の保冷バッグに3本詰め込んで宿に戻り、事なきを得ました。会津東山温泉 くつろぎ宿 新滝 宿・ホテル
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帰って来ると丁度、平田社長がプロカメラマンの前でポーズをとっていました。
私もお相伴させて貰って一枚パチリ。 -
さあ、浴衣に着替えて安心してお風呂タイムです。
先ずは大浴場の「さるの湯」へ。 -
足元の敷石も貴重なモノらしいです。
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脱衣所
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大理石造りで全ての浴槽は源泉100%掛け流し、完全放流式。
ただし露天風呂は有りません。
窓を開け放つと半露天風呂のようだと宿のパンフにはありましたが、しっかり閉まっていましたね。
ここの湯温が1番低く設定されています。 -
シャンプー類はDHC。
ちょっと変わった使い心地の固形石鹸がその横にありましたが、
これはお宿特製の「酒粕石鹸」で120g税抜き790円の高級石鹸でした。 -
次に三つの貸切家族風呂制覇です。
空いていれば中から施錠していつでも何回でも無料で使えます。
私の部屋の真下なので翌日に渡り2回ずつ入って、
もう湯中りがしそうです (-_-;) -
一番手前の「蔦の湯」の天井レリーフ
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小さな深めの湯船で43℃だと番頭さんは言っていました
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温泉成分の凄い塊りが付着している年季の入った湯口
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脱衣所
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真ん中の「瓢の湯」の天井レリーフ
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同じく一人か二人で満杯の可愛い湯船です
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脱衣所は少し広め
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一番奥の「鈴の湯」の天井レリーフ
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三つともそんなに大きな違いはありません。
貸切風呂にもそれぞれシャンプー類は有りますが、狭くてシャワーも無いし、ここで体は洗ってほしくはないなと個人的には思います。
手桶で汲み出したら浴槽に石鹸分が入ってしまいそうです。
体は大浴場で洗ってから、ここにはお湯を楽しみに来るだけ。
空きを待っている人もいるかもしれないので満足したら早々に上がりたいと私は思いますが・・ -
次に入ったのは玄関棟の半地下にある会津のお殿様も入った「きつね湯」です
-
男女別に浴室があって貸切ではありません。
ちょっと熱めの45℃設定だと番頭さんが説明していました。
会津藩の上級武士を温めていた藩指定の保養所的存在だったそうです。
向瀧の前身は「狐湯」と称し、明治6年に今の平田家に委ねられたとのこと。 -
床の六角形のタイルも由緒のある物だそうです。
天井のレリーフは撮り忘れました。 -
脱衣所にはドライヤーがあるのでやはりここでシャンプーする人がいるのを想定しているんでしょうね・・
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暖簾の外にある大理石一枚彫り出しの豪華な洗面台
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バスタオルは使い放題です
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掲げられていた「源泉かけ流し100%完全放流式認定書」
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17:15 お部屋に戻り、
高級麦ホで至福の風呂上がりの一杯 (^^;
小原庄介が ♪朝寝、朝酒、朝湯が大好きで そ~れで身上潰した♪ のはここ東山温泉だったそうです。
旅館のルームサービスのビールは高いので外で新ジャンルを調達するセコさなので私は身上は潰れないと思う (u_u) -
夕食は
18:00~にしてもらったので少しだけ館内探検です。
「松風の間」の脇の廊下の先→ -
ここから庭に下りられるのですが、番頭さんから説明が欲しかったな。
一生懸命窓越しに撮っていましたが、回遊式の庭用にちゃんとサンダルも用意されていました。 -
まだ完全に暗くならないけれど明かりがともる頃って一番雰囲気出るんですよね。
私の部屋はここ。
旅先では部屋を出る時も照明は点けっ放しにしておきます。
防犯上もいいし、何より明るい方がお宿の活気が増すように思えるからです。 -
斜面の連続棟の方もほぼ満室みたいで
喜ばしい事です (^_^)v -
玄関棟の2階は大広間。
明かりが点いていると全体がなお一層映えるのですけれど・・
そろそろ夕飯の時間になりますね。
(※後編の料理&館内編に続く)会津東山温泉 向瀧 宿・ホテル
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