四国⑱　上りのサンライズ乗車前に岡山城と岡山後楽園を訪れ、季節限定紅葉ライトアップも見る（前編）　

2020/11/24 - 2020/11/29

サンライズ瀬戸で往復する四国５泊５日の旅の最終日です。
こんぴらさん参道脇「敷島館」を発ち、丸亀で途中下車。
丸亀城を見て、骨付鶏の元祖「一鶴丸亀本店」でランチ。
在来線で岡山まで行き、岡山城・後楽園の昼間と夜の紅葉を見ます。
夕食後、サンライズ瀬戸にて帰路につきました。

ここでは前編として、明るいうちの「岡山城」と隣接する「岡山後楽園」の記録です。

【５日目　11/28（土）全日程】快晴
　08：15 「ことひら温泉 御宿 敷島館」Ｃ.Ｏ.
　09：20　丸亀駅着
　09：30　丸亀城　　
　11：00　骨付鶏の「一鶴丸亀本店」
　12：27　丸亀駅発
★13：30　岡山駅着　
★14：30　岡山城（烏城）　　
★15：40　岡山後楽園　　
　17：00　岡山後楽園ライトアップ「幻想庭園」　
　18：00　岡山城ライトアップ「烏城灯源郷」　　
　18：50 「カツ丼野村」の元祖ドミグラスソースカツ丼
　22：34 サンライズ瀬戸にて「岡山駅」発　

【最終日　11/29（日）】
　08：20　東京駅着

　　★がこの旅行記の範囲です

エリア 岡山市(岡山)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス 船 JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

泊った金刀比羅宮参道「敷島館」を後にして丸亀駅で途中下車。
「丸亀城」を見た後、
骨付鶏の元祖「一鶴丸亀本店」でランチしました。

骨付鳥 一鶴 丸亀本店 グルメ・レストラン

12：27　丸亀駅を発ち、瀬戸大橋を通過して、

丸亀駅 駅

13：30　岡山駅着。
駅前には桃太郎の銅像がありました。

岡山駅 駅

市電も走っていますが駅から真っ直ぐ東に歩いて

14：30　「烏城（うじょう）」とも言われている「岡山城」着。
漆黒の鳥「烏」のイメージなら松本城や熊本城くらい黒いかと思ったのですが、グレーのお城っていう印象です。

ちなみに「松本城」も「烏城」と言われる事もあり、区別する為にそちらは「からす城」と読むのだそうな。
でも、文献にも出てこない根拠のない「からす城」という言い方はNGだと2019年に松本市のHPに出ています。

烏城公園 (岡山城) 公園・植物園

重要文化財「月見櫓」。
本丸内で唯一現存する建物で北西角に位置する隅櫓です。
城の防備を固めるとともにその名の通り月見を楽しむための櫓でもありました。
この近くの階段を下りて来たので裏口入城のような形になってしまいました。
順路の矢印に沿って反時計回りに大手門の方に回り込みます。

南西角の大手門付近の「烏城公園」の碑

現在地

「秋の烏城灯源郷」という催しも11/20（金）～明日11/29（日）まで開催されているのをここで知りました。
後楽園のライトアップを見たいので岡山で途中下車し、夜遅いサンライズで帰るよう計画したのですが、お城でもライトアップが行われていたんですね　(^_^)v

野面積みの石垣に埋め込まれたこの銅版は、昭和9年の室戸台風の際、ここまで水が上がって来たというしるしです。

順路に沿って進みます

ゆるやかな階段を上って右の石垣の上で折り返すと

「不明門（あかずのもん）」があります。
明治時代の廃城令によって取り壊されましたが、昭和41年に天守再建とともに復原されました。
この門より内側は本段（藩主の御殿）になり、普段は閉ざされていたため「あかずの門」と呼ばれていました。

更にその先の階段を上がると

天守閣が現れます。
昭和20年に戦禍で焼失しましたが、昭和41年に外観は往時のままにコンクリートで再建されました。

元々は宇喜多秀家の築城。
関が原後、遥か彼方の八丈島に流されて最期を迎えたんですよね・・
前田利家の娘：妻の豪姫は実際は同行が許されなかったそうですが、雄大な「八丈富士」を背に二人仲良く並んで海を見つめていました（2018/2/10クチコミより）。

天守閣の礎石。
焼失した天守閣ですが柱を支えていた礎石だけは残りました。
昭和41年の再建に際し、礎石の配置はほぼ元通りに並べられて南寄りの敷地に移築されています。

午後の日差しが順光で当たります

入城料は一般　320円
後楽園のみ　　410円（65歳以上140円）
両所の共通券　580円

65歳以上なら共通券より別々購入の方が120円お得

復原のお城だとエレベーターもあるし階段は楽ですけれどねえ・・

本日午前中に行って来た重要文化財「丸亀城」の現存天守閣の

こんな階段の方が風情はありますね。
そう言えば、戦禍で焼失する前のオリジナルの岡山城は重文どころか国宝だったそうです。

最上階です

今夜のライトアップに向けて庭には展示物が並んでいます

鎧兜

二階「城主の間」の復元。
古いお城の特色で城内にも居室が有ったそうです。

江戸時代の大型手鏡

女の子はお姫様気分かな？
オバサン、靴をちゃんと揃えて脱いでいるのを見逃さないぞ！

天守閣１階では備前焼の体験もできます。
送料別で1,250円。

お殿様・お姫様の衣装の無料着付け体験もできますがコロナで現在は中止。

天守閣内１階の甘味処「お城茶屋ゆき」。
「白玉入り珈琲ぜんざい」って岡山城名物？
他に「お城パフェ」など・・

15：20　お城には約50分の滞在で本丸北側の「廊下門」から出て「後楽園」に向かいます。
この門の上屋は本段（藩主の住まい）と中の段表書院（藩庁）を結ぶ城主の通路として使われたため、このように呼ばれました。

天守からの眺めです。
「旭川」を挟んで対岸の後楽園に渡る「月見橋」が見えます。
場所的には「月見櫓」の真向いに架かっている橋です。

幾つもある金の鯱鉾は築城400年を記念して2018年に金箔が施されました。

「月見橋」はもう少し風情があって欲しいな・・

橋を渡って突き当りを左に350ｍ行くと正門、右に50ｍ行くと南門があります

南門の近くの「廉池軒」（れんちけん）。

「唯心山」（ゆいしんざん）。
七代藩主：池田継政が造らせた高さ約６ｍの築山。
こちら側から入る一方通行なのに、構わず反対から来る人とかち合って大変。
「栗林公園」の「飛来峰」も一方通行でしたが整理員さんが立っていましたよ！

上からは園内を俯瞰できます

岡山後楽園 公園・植物園

手前に「島茶屋」のある「中の島」と「太鼓橋」。
奥の茅葺屋根は「福田茶屋」。
その左には「由加神社」の鳥居が見えます。

左に目を遣ると「延養亭」や「鶴鳴館」が見えます

「唯心山」から順路に従って下ると、辛うじて残っていた紅葉に出会えます。
11/28ではちょっと遅かったという感じですね。

「八橋」

「中の島」と「太鼓橋」

ほほえましい結婚式です

お城と「唯心山」をバックにこちらも太鼓橋で前撮り？

築庭当時からここにあったという茶畑。
日本に茶を伝えた栄西禅師は岡山出身だそうです。

「慈眼堂」の門。
右は分割して運ばれ再び組み合わされた「烏帽子岩」。

「沢の池」に浮かぶ「砂利島」

「延養亭」は藩主がここを訪れた際の居間として使われました

普段は内部は非公開ですが、今季は11/22（日）の
9：30～12：00　電話による事前申込制で300円で見学できたそうです

「延養亭」南側の「花葉（かよう）の池」

「花葉の池」の西端の「大立石（おおだていし）」です。
脇を通る人と比べるとその大きさが分かります。
「烏帽子岩」と同じく幾つかに分割して運び、組み直したものだそうです。

16：25　「千入（ちしお）の森」の紅葉林に一瞬、際立って夕日が差しました

16：30　生演奏の披露がありました。
景観にマッチして凄くいい演奏でした。
寒いのに手がかじかんでいないでしょうか・・

16：30　後楽園から見た岡山城が夕日に照らされて綺麗です。
幾つもの金の鯱も輝いています。

正門の券売所

正門に近い売店。
近くに園内でも綺麗なトイレが有ります。

16：50　夕焼けに染まり始めます

17：00～　急に人出が増してきた後楽園内では「幻想庭園」、

「岡山城」でも「烏城灯源郷」と銘打たれたライトアップイベントが始まります。

　　後編に続く・・