現地滞在72時間の弾丸かりぶ５「世界一クラシックカーが似合う街編」8/15午後

2019/08/14 - 2019/08/18

キューバとクラシックカーは切っても切れない関係。
キューバを訪れた旅行者は必ずと言っていいほど、カラフルでレトロでしびれるくらいかっこ良い車たちに目を奪われます。
ですが、これらのクラシックカーは地元のキューバの人々にとってただの客寄せのガラクタでも飾りでも無くの日常の一部。
深い深い歴史が今へと紬ぎ、そして現代でも生活の必需品として、彼らの日常に深く根付いているのです。

キューバの街にこれだけのクラシックカーが溢れ、観光の目玉にもなっている理由とはなぜでしょうか？
今から約70年近くも前に、さらに敵国アメリカで作られた車が、美しい外観を保ちながらキューバ国民や観光客の足として、いまだに現役で活躍する姿はキューバの象徴的な風景となっています。
キューバで新しい車を手に入れるのは非常に大変です。
1959年のキューバ革命以降、経済封鎖されてきたアメリカから車を輸入できなくなっても、キューバの人々は革命以前から所有していた車を修理や手入れをしながら、次の世代へと繋いできたのです。
街中でよく見かけるピッカピカのクラシックカーは、実は何度も修理や塗り直しが施されています。
キューバ国内を走るクラシックカーは、単なる移動手段としてではなく、人々の歴史や今日までの思い出の詰まった宝物として受け継がれていて、そんな車たちは、時が止まった街ハバナに世界で一番似合うのですよ♪♪

エリア ハバナ(キューバ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: アメリカン航空 JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

さて、キューバのリズムが響く街中をぶらぶら歩き、ハバナの街の中心街まで来ました。
かなりの人出です。
ここは昔と変わらない様子。

その一画にずいぶんといかついお母さんたちが。
なんととカラフルなおばさまたちだこと(笑)

カテドラル広場 (ハバナ) 広場・公園

何を売ってるのか？と覗いてみると、あら(笑)
おばさま達の瓜二つの人形がたくさん売ってたの(*･ω･)ｶﾜｲｲ

カテドラル広場 (ハバナ) 広場・公園

この広場で見たいのがハバナのカテドラル。
(Cathédrale de La Havane)
ハバナにあるカトリック系教会で、30m × 49mの長方形の巨大な教会は、サン クリストバル デ ラ ハバナ大司教区の本拠地として栄えているんですの。
現在の建物は、1704年に再建されたもので、波打つようなファザードが特徴的でキューババロック建築の傑作と称されているんだとか。

カテドラル広場 (ハバナ) 広場・公園

中はそりゃ、大教区の主座であられますので威厳に満ちた佇まい♪♪

ハバナ大聖堂 寺院・教会

サンクリストバル(聖クリストファー)という名前からも分かる通り、かのコロンブスとゆかりのある教会でして、遺灰が納められていたとのことです。

ハバナ大聖堂 寺院・教会

そんなことから、クリストファーコロンブスに敬意を表して付けられた歴史が詰まった場所。

ハバナ大聖堂 寺院・教会

17世紀の石畳が敷き詰められたカテドラル広場に建つハバナ大聖堂(サン クリストバル大聖堂)は、1555年に創建されたそうです。
日本なら戦国時代(;^_^A

ハバナ大聖堂 寺院・教会

スケールからして、かなり荘厳な雰囲気を醸していて、首都ハバナのプライドを感じますな。

ハバナ大聖堂 寺院・教会

教会内部は、床に多色大理石が使用されており、壁は微妙に色が異なる石が組み合わされていて、旧宗主国スペインの黄金期の建造物を思い浮かばせる造りとなっています♪

ハバナ大聖堂 寺院・教会

内部に飾られている宗教画にはバルトロメや、ムリーリョやピーテル、ルーベンスなど著名な芸術家の作品を見ることができます。

ハバナ大聖堂 寺院・教会

さてと、ん？
カテドラルは尖塔に登れるようです。
私は、以前はバ◯ではなかったみたいなので、高いところに興味はなかったのですが、今はがっつり◯カの様でして煙と共に上へ上へといきたい欲が…(笑)

あとこの古いパンフレットが二重通貨制度が通用していた証。
キューバ国民は3MNなのに、外貨を使う外国人には1CUC取るという。
(価値はUS$1=1CUC=24MNなので、だいぶぼったくってますねこれ。ちなみに現在の価値感にすると150円=1CUC=24MNなので、キューバ国民は19円くらいで登れるということ)
2019年のこの頃には、もう撤廃されてますのでご安心を。

ハバナ大聖堂 寺院・教会

この今も稼働してるのか怪しい外階段を通りまして、

ハバナ大聖堂 寺院・教会

狭い狭い石段を登り、

ハバナ大聖堂 寺院・教会

肩で息しながら、

ハバナ大聖堂 寺院・教会

鳴らしてみたいなと大きな釣り鐘を叩いた手の方が痛くて(>_<")

ハバナ大聖堂 寺院・教会

おじさんと思えぬ、はしゃぎっぷり丸出しで展望台までたどり着く。

ハバナ大聖堂 寺院・教会

そこはまさしく1950年代、60年代の街並みがそのままに

ハバナ大聖堂 寺院・教会

赤瓦の屋根の家々は、もうノスタルジー丸出しなのです(笑)

ハバナ大聖堂 寺院・教会

しかも良い感じに汚い(笑)
これこれ(*･ω･)

ハバナ大聖堂 寺院・教会

ハバナに新市街とか要らないのよね、マジで。
この奇跡の舞台に似合うのはやはりアメリカ車のしかも旧車なのよ(*^ω^)ｳﾋｮｰ

ハバナ大聖堂 寺院・教会

空も良い感じに雲ってるのが助長してます。

ハバナ大聖堂 寺院・教会

やっぱ教会は良いなぁ(人*´∀`)ｳｯﾄﾘ
カテドラル広場に出てきました。

カテドラル広場 (ハバナ) 広場・公園

そしてこんなコロニアルな街にはこれ(* -̀д-́)ｽﾞﾊﾞｰﾝ!!
1957年式フォードなのです♪
この型自体も素晴らしいのですが、また色がヤバいのですよ、これ…((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
もう私が産まれるはるか昔にタイムスリップした感じで、まさかこの車が今でも走っていることが奇跡なのです。
この地球上でこれが現実なのは、ここキューバのハバナだけ。

カテドラル広場 (ハバナ) 広場・公園

もうあり得ないくらいの感動です。
他の旧車もたくさん見たくなりまして、さらにウロウロと徘徊します。

なんだろこれ？
結局、入りませんでしたが博物館みたい。

Armory April 9 Museum
アルモリー4月9日博物館は、古い武器庫で元々はキューバ アルメリア会社に属していて、1934年にハバナ旧市街に建設され、

カテドラル広場 (ハバナ) 広場・公園

博物館として「4月9日」という名前は、1971年のキューバ革命勝利後、フィデル・カストロの命令により、革命家グループが武器を補給するために敷地内で行った襲撃を行った日(物騒だけど)として名付けられた結果。

カテドラル広場 (ハバナ) 広場・公園

この周辺はPlaza de Armasと呼ばれ、文字通り武器庫の跡地が広場として使われているもの。
世界各国にもアルマス広場(武器庫跡)や、マルクト広場(市場跡)とかあるけれど全て同じよ。
それにしてもハバナのアルマス広場の周辺は見所が多いな(;^_^A

アルマス広場（リマ） 広場・公園

ここがそのアルマス広場♪

アルマス広場（リマ） 広場・公園

ふむ、パラシオ・ムニシパルとありますな。

ここはハバナの元総督や首長の公邸であり、植民地化後の時代には長い間、市庁舎として使われていたそうです。

現在は宮殿博物館として、広く解放されていて、観光客が中を見ることができます。

スペイン統治時代の様子が垣間見えるのが美しいですね。

美術品なども飾ってありましたが、写真を撮り忘れたか、撮れなかったかどちらか…。

彼は、南米のアンデス5ヵ国をスペインから独立に導き、統一した大コロンビア共和国を打ちたてようとした革命家です。
中南米の方々からしたら、反米、反ヨーロッパ体制の急先鋒であられますので救世主的なカルトヒーロー♪(カルトじゃねーか…)

サンフランシスコ広場まで来ました。
見たかったが、サンフランシスコ デ アシス修道院(Basílica Menor de San Francisco de Asís)はこの通り工事中で入れず(´･ω･`; )

プラザ デ サン フランシスコ 広場・公園

なんかつるつるのベンチがあんな…。
なになに？

プラザ デ サン フランシスコ 広場・公園

ん？、ショパン！？
あのショパン？
何故にキューバでショパンかは所縁が全然分かりませんが。

プラザ デ サン フランシスコ 広場・公園

もう時代がイリュージョンなのよ(笑)
ショパンやら、シモンボリバルやら、このダッジ1959年式セダンとか。
なんなのここΣ(ﾟﾛﾟ;)ﾃｰﾏﾊﾟｰｸｶﾖ

ふぅ=3
危うく自分が生きる時代がワケわからんくなるぜ(;^_^A
さらに歩いて、オライリー通りを行く。

またなんか凄いの見つけたわ…。
ジョンソンドラッグストア？

おっ！？
なにここヽ(illﾟдﾟ)ﾉ
ズラリと並ぶ、薬瓶。
壮観じゃないですか。

まぁたぶん観光客向けにレイアウトしてて、実際は薬屋としては機能してないんだろうけど、でも凄い！！

昔はこうやって薬を売ってたのかね？
マジでレトロ(笑)

レトロといえば、同じオライリー通りにあった電器店。
まさかのケンウッド(笑)
ケンウッドがミキサー出してる？
嘘でしょ(*｀艸´)ﾌﾟﾌﾟﾌﾟ
↑
出してたらすみません

パナソニックとも…。
ナショナルじゃなくて良かった(-_- )

もうね令和元年なのよ、今。
さすがに時間が止まり過ぎなんよ(笑)

ただね、探せば文明の利器はそこかしこに浸透してきており、前は街中にこんなATMなんて無かったよ…。
キューバも急速に変わってきてるなぁ。
あと何年、クラシックカーが見られるレトロシティでいられるのかねぇ。

で、さすがにハバナはカード社会ではないので、現金をここで初めて手に入れます。

ここは有名なラ・フロリディータというバー。
キューバを愛した文豪のヘミングウェイが通ったお店なんですって。
ここでフローズンダイキリや、モヒートを好んで呑んでたそうです、が私は既に御昼に一杯モヒートを引っかけてしまっているのでパス(笑)

ラ フロリディータ 地元の料理

素晴らしい街並みをおのぼりさんの如くキョロキョロしながら歩く。
だって、街並みが世界で一番古いんですもん。
こんな街は他に無いんですもん。
やっぱクラシックカーが世界一似合う街なのです。

この旅行記へのコメント （2）

• mom Kさん 2024/03/12 11:02:38

  このブルーーーーーー💛

  私は、このクラシックカーに会えただけで、キューバに来たかいがあったと思う。離れないと思う。動いているところ見ると思う。運転手にお会いしたいと思う。
  
  NZのネピアもクラシックカーの町で、建物もそう。街もそのコンセプト。市民もアールデコ時代の服装を好む。
  
  でも、ですね。CUBAは、格が違う！本日記で思った。クラシックカーに閉じこめられている記憶が、この迫力ですよ。
  侵略した側と侵略された側…飛躍妄想。私の旅の楽しみを刺激してくれて感謝です。
  

  てつやんさん からの返信 2024/03/13 16:25:47

  車お好きですか？

  mom Kさん
  
  
  こんにちは！！
  メッセージありがとうございます。
  
  
  > 私は、このクラシックカーに会えただけで、キューバに来たかいがあったと思う。離れないと思う。動いているところ見ると思う。運転手にお会いしたいと思う。
  ⇒なるほど…。確かにどんな人がオーナーなのかは気になるところですね。
  　ただ動いているクラシックカーは、そこらじゅうで見られますよ♪♪
  　もうそれが日常みたいなので(笑)
  
  
  > NZのネピアもクラシックカーの町で、建物もそう。街もそのコンセプト。市民もアールデコ時代の服装を好む。
  > でも、ですね。CUBAは、格が違う！本日記で思った。クラシックカーに閉じこめられている記憶が、この迫力ですよ。
  > 侵略した側と侵略された側…飛躍妄想。私の旅の楽しみを刺激してくれて感謝です。
  ⇒時が止まった、という形容が正しいと思います。
  　アメリカから虐げられて、世界からも忘れられ、その結果この美しさなんだと思います。
  　クラシックカーはほんの一つの事柄というだけで、人々、建物、マインド（マインドはちょっとずつ変わりつつあるように思いますが）などが現代のそれとは明らかに違うもんですから。
  　たった９年ぶりでも、進化しちゃって（しちゃって、というのが言い憚れますね）たので少し残念ではあります。
  
  
  てつやんでした