名勝庭園で紅葉狩り～京都

2020/11/18 - 2020/11/20

2020/11/19(木) PM①
いづ松で昼食をとってから、徒歩で泉涌寺・智積院へ。

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

東福寺拝観を終えて泉涌寺に向かおうと思った時に見つけた、京寿司「いづ松」。

いづ松 グルメ・レストラン

鯖寿司発祥の祇園にある「いづう」暖簾分けとして70年以上前に開業。さば寿司・おぼろ巻・太巻き・ケラ箱（玉子と海老）・タイ箱など、どれを食べてもみんな美味しい。

いづ松　店内。

歩いて泉涌寺へ。総門から、長い参道の先にある大門（重文）をくぐると、左手に現れた楊貴妃観音堂。美貌と縁結びで知られる。

美人祈願の参拝者が絶えないとか。

泉涌寺 楊貴妃観音堂 名所・史跡

三方を丘陵で囲まれた地形に配置された仏殿までの下り参道が続く。参道を下って参拝する伽藍は、全国でも延暦寺と泉涌寺のみだそう。
拝観料500円

御寺　泉涌寺（みてら　せんにゅうじ）
鎌倉時代の四条天皇から江戸時代の孝明天皇まで、天皇家とゆかりがあり御寺と呼ばれる。
大伽藍の造営にあたっていたころ、境内の一角から清水が湧き（涌き）出たことから「泉涌寺」と名前が改められた。

御寺泉涌寺 寺・神社・教会

仏殿は応仁の乱で焼失し、現在の伽藍は寛文8（1668）年に四代将軍家綱により再建された。

浴室

浴室

御座所庭園
御座所は明治17（1884）年、京都御所内にある御殿を移して再建された建物。建物内の6部屋に襖絵や宝物を展示している。
御殿内300円

御座所庭園は、京都市内では一番早くに紅葉するのだとか。

御座所庭園

陽光の輝きもきれい。

泉涌寺から30分ほど歩いて、真言宗智山派総本山智積院へ。末寺約3000。南北朝のころ創建された紀州根来山の学頭寺院が起こり。
山号　五百佛山（いおぶさん）
寺号　根来寺（ねごろじ）

御朱印をいただいた。

智積院 寺・神社・教会

骨太の狛犬が迎えてくれた。

冠木（かぶき）門

智積院

智積院　

唐門をくぐり講堂へ。

講堂

灌頂道場や各種研修の道場。かつて方丈と呼ばれていた。

智積院 寺・神社・教会

講堂の前にあった高浜虚子の句碑。ひらひらと　つくもをぬひて　落花かな。

講堂の裏手に周るように大書院と名勝庭園へ。

大書院庭園。
靴を脱ぎ書院に上がると、縁側の先に池が広がっている。

智積院 寺・神社・教会

縁側に座り寛いでいると、「大書院は庭園に面して建ち、平安期の寝殿造りの釣殿のように庭園の池が書院の縁の下に入り込んでいる」とアナウンスが流れてきた。

築山・泉水庭の先駆をなし、利休好みの庭園と呼ばれるそう。

大書院から講堂西側の庭園へ。渡り廊下を使ってぐるっと1周する事ができる。

釈迦如来の説いた教えを諭す仏教の寺院であることを表す五色幕。

講堂

一周して唐門に戻り園外に出ようとしたら、門の先に、来た時には見落としていた燃えるような紅葉があった。

鐘楼

金堂。寺紋である「桔梗紋」が掲げられている。

宝永2年（1705）春に建立されたが、明治15（1882）年に火災により焼失。宗祖弘法大師の、ご生誕千二百年の記念事業として昭和50年に再建。
堂内に本尊大日如来の尊像が安置されている。

智積院 寺・神社・教会

智積院　

智積院 寺・神社・教会

置物かと思うほど微動だにしない鳥がいた。

智積院　明王殿

ご本尊は不動明王様で、明王殿は不動堂とも呼ばれる。

智積院 寺・神社・教会

智積院　

東福寺も良かったけれど、智積院の静かな雰囲気の中で愛でた紅葉の彩が、とてもきれいだと思った。