2011/01/29 - 2011/02/03
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まさとし/国連加盟国全て訪問済さん
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ペルシャ湾岸諸国を回り、バンコク経由で帰国します。
12/31 ~クアラルンプール (カウントダウン)
Traders Hotel
1/1 クアラルンプール~マラッカ
PURI HOTEL
1/2 マラッカ(912/19 自宅発(2100)/チェックイン(~2220)
(機内)
12/20 東京・羽田(020)~バンコク(520)
EMPORIUM SUITES
12/21 バンコク
友人宅
12/22 バンコク
Station Hotel
12/23 バンコク(1330)~ラノーン
KIWI Orchid&PL GH
12/24 ラノーン(温泉)
KIWI Orchid&PL GH
12/25 ラノーン(800)~スラーターニ~トラン
Koh Teng Hotel
12/26 トラン(パークメンビーチ)
Koh Teng Hotel
12/27 トラン~サトゥン
Satun Thanee Hotel
12/28 サトゥン~クアラプルリス~バタワース~ペナン
CRYSTAL GUEST HOUSE
12/29 ペナン
Traders Hotel
12/30 ペナン(一日観光) バタワース(2300)~
(寝台列車) 00)~シンガポール
Marina Bay Sands
1/3 シンガポール
Fragrance Ruby Hotel
1/4 シンガポール(1335)~VF514~デンパサール(1610)
MAHENDRA BEACH INN
1/5 バリ・クタ(東チモール航空券購入)
MAHENDRA BEACH INN
1/6 バリ・クタ(ビーチ/洗濯受取)
MAHENDRA BEACH INN
1/7 バリ・クタ~デンパサール
NAKURA FAMILIAR INN
1/8 デンパサール
NAKURA FAMILIAR INN
1/9 デンパサール(タナロット寺院)
NAKURA FAMILIAR INN
1/10 デンパサール(700)~Y6811~ディリ(940)
EAST TIMOR BACK PACKERS
1/11 ディリ
EAST TIMOR BACK PACKERS
1/12 ディリ(1025)~Y6812~デンパサール(1105) ジンバラン
Nirmala Hotel & Resort
1/13 ジンバラン
Nirmala Hotel & Resort
1/14 デンパサール(1140)~FD3943~プーケット(1410)
The LITTLE MAMAID
1/15 プーケット
The LITTLE MAMAID
1/16 プーケット~ピピ島
RS GUEST HOUSE
1/17 ピピ島
RS GUEST HOUSE
1/18 ピピ島~クラビー~
(バス車中泊)
1/19 ~バンコク
Pranee
1/20 バンコク(835)~ドーハ(1140/2000)~セーシェル(155)
(セーシェル空港)
1/21 セーシェル
Coral Strand Hotel
1/22 セーシェル
(機内)
1/23 セーシェル(255)~ドーハ(645/1000)~バーレーン(1045)
SEEF HOTEL
1/24 バーレーン(830)~クウェート(935)
Al Bahrain Hotel
1/25 クウェート(1435)~ドバイ(1715/1920)~マスカット(2020)
AL-Fanar Hotel
1/26 マスカット
AL-Fanar Hotel
1/27 マスカット(840)~ドバイ(940/1700)~ドーハ(1700)
GOLDEN HOTEL
1/28 ドーハ観光 ドーハ(2050)~
(機内)
1/29 ~バンコク(659)~カンチャナブリー~サンクラブリー
Forget me not House
1/30 サンクラブリー(スリーパゴダパス)
Burmese Inn
1/31 サンクラブリー(830)~ナムトク~カンチャナブリー
VN Guest House
2/1 カンチャナブリー
VN Guest House
2/2 カンチャナブリー(719)~トンブリー/バンコク
Lee 4
2/3 バンコク(1450)~東京・羽田(2230)
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【1月29日(土)】
朝7時前にカタール・ドーハからバンコクに到着。
しかし入国審査場へ向かうコンコースは人が多めだ。嫌な予感がする。 -
嫌な予感は的中した。
入国審査にはあり得ない行列ができていた。
行ったことがある人はわかると思うが坂になっている部分まで人で埋め尽くされ、おそらく初めての人はどこが入国審査のカウンターか見えず混乱するだろうと思われる。
出国の時も悲惨な状態だったし、今までこのようなことはなかった。何かシステムの問題が発生したのかそれとも急に客が増えたのかは定かではないが毎回この状態は勘弁してもらいたい。
右奥のカウンターへ流れるように並ぶと早く進む。でも1時間待たされた。
エアポートリンクとタクシーを乗り継いで南バスターミナルへ出た。
そして帰国までの数日間タイ中部のカンチャナブリー方面のミャンマー国境へ行くことにする。
南バスターミナルからバスでカンチャナブリーへ。そしてさらに乗り継いでミャンマー国境のサンクラブリーへ向かった。時差ボケのおかげでバスの中では熟睡気味で時間が経つのが早かった。しかし時間がかかった。 -
バスはエアコンなしのバス。しかし途中で客が全員降りてしまった。客が僕一人になってしまった。本当にサンクラブリーまで行くのか心配になってきたが運転手は大丈夫だという。
サンクラブリーに行く手前のトンパプンという町で30分停車するらしい。
ここで昼食を食べることにした。
サンクラブリーへの道は舗装されているがけっこう悪路だった。他のタイの幹線道路が整備されているだけなのだが、少し僻地へ向かっている気になる。
サンクラブリーに着いたら夕方6時前でもう日が暮れてしまう。
週末で宿が混雑していて条件のいい宿に泊ることができなかった。 -
結局1泊500バーツ出して水シャワーの宿に泊ることになった。もっと探せば条件のいい宿があったのかもしれないが日が暮れ歩いて探すのは困難だ。
大失敗だ。
「FORGET ME NOT HOUSE」という宿だが。レストランもレンタルバイクもない。ゲストハウスの場所や雰囲気は悪くないのだが設備の劣化がひどすぎる。安いならいいが500は取りすぎだろう。
あまり客を受け入れる気がないのかもしれない。 -
サンクラブリーの夕焼け。
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サンクラブリーはダム後沿いに開けた町だ。ダム湖には水上家屋が浮かんでいる。
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乾期のため水位は低めで埃っぽい。
【1月30日(月)】
昨夜の宿はあまり印象のいい宿ではなかったが布団だけはふかふかで快適だったので熟睡できた。
なので10時前まで起きることができなかった。時差ボケとはいえ昨日までの疲れが残っていたのだろうか。でもこの宿は移動だ。もう少しいい宿があるはずだ。 -
モン橋の近くにバーミーズインという宿があり移動することにした。こちらも400バーツと高額だがテレビとホットシャワーがある。
また部屋からの見晴らしも良く、レストランなど宿全体に活気がある。 -
サンクラブリーに来た目的の一つがミャンマー国境訪問だ。しかし日曜日ということでソンテウの人の集まりがどうなのか微妙だ。出発を延々と待たされるのはストレスがたまる。なのでレンタバイクを使うことにした。バイクがあると国境から戻ったあとも町中を動くのに便利だ。
バイクはPゲストハウスで借りることにした。そのまま国境のスリーパゴダパスへむかった。しかし道を間違えたようだ。どうやらカンチャナブリーに3キロほど戻った方に分岐点があるらしい。
でも間違えたおかげでタイ最長の木造橋である「モン橋」を見下ろせる場所に立ち寄ることができた。 -
気を取り直してサンクラブリーを出発。国境のスリーパゴダパスまでは30分ほどだ。
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途中検問所があったのでパスポートがないと通過できないかと思ったが、外国人風の容姿だったのでフリーパスだった。少しヒヤッとした。
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国境付近になると道が広くなり行き止まりになった。行き止まりの先には三本のストゥーパとタイ国旗。この場所の名前の由来はこの三本のストゥーパから来ている。
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そしてこの先がミャンマー領になる。
しかしパスポートはバイクを借りるとき預けてあるので国境を越えることはできない。そもそも今日は国境を越えるつもりはなかったのでレンタルバイクで来たのだ。
タイ各地にある日帰り入国地点だがいまいち好きになれない。なので一度も超えたことがない。 -
スリーパゴダパスの国境周辺にはミャンマー系インド人の物売りがちらほら見られる。タイ国境にインド系がいること自体不思議な感じがするが、ミャンマーもマレーシア同様インド系住民の多い国だ。
ロッティ風にパンケーキを作るインド系のおじさん。 -
こちらは廃線跡に腰掛けてサモサを売るインド系のミャンマー人。
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国境付近に残されている廃線跡だが、第二次世界大戦中に建設され、のちに廃線となった泰緬鉄道の軌道跡だ。
とはいえ線路がわずか数メートル残っているだけでほどんど記念碑といった感じだ。でもこうして残っていることに意味があり、歴史を風化させないためにもずっと保存しておいてもらいた。 -
線路の先がミャンマーのゲートへと続いていた。
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かつてのスリーパゴダパス付近の地図と鉄道ルート。
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タイとビルマを結んでいた泰緬鉄道はサンクラブリーの町も経由しているはずなのだ。でも軌道跡を見つけられないのはダムの底に沈んでしまったためだ。昔のサンクラブリーの町はダムの底に沈んでしまったため、今ある町は高台に新たに造られた町ということになる。なので区画整備された町の中心部にその雰囲気は感じられる。
国境付近には宝石やアクセサリーを売る店が多くがあまり興味はないのでサンクラブリーへ戻ることにした。 -
夕方はダムこの対岸にある寺院などを見学に向かった。しかしバイクで木橋は渡れないので今朝間違えた道路を延々と走り、遠回りすることになる。美しい塔がそびえるチェディ・ブッダガヤ。
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チェディ・ブッダガヤの仏像。
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ワット・ワン・ウィウェーッカーラーム?
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扉にはヒンドゥーの彫刻が施されていた。
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対岸はサンクラブリーの町とは違ったのどかさがあり、ミャンマー風の家屋や生活が感じ取れる。
少数民族の集落になっているようだ。サンクラブリーとを結ぶ「モン橋」。 -
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橋へのゲート。
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モン橋周辺の未舗装道路を走っていたらバイクがパンクしてしまった。
どうやら釘を踏んでしまったらしい。モン橋は現在大規模な改修工事が行われ、あたりに釘が落ちていてもおかしくない。運が悪いとしかいいようがない。 -
パンクは対岸のバイク修理屋でチューブを交換することになった。交換代金100バーツ(280円)。
町中でのパンクで良かった。地の果てでパンクしたら帰ってこれないところだ。
ナミビアでもパンクした場所がスタンドで運が良かったが、今回も運が良かったと考えるべきなのだろうか。そうしないと納得できない。
今後レンタバイクを借りるときは要注意だ。でも避けようはなく運に任せるしかない。 -
サンクラブリー側に戻り、橋を見学することにした。改修工事中だが普通に行き来することはできる。でもクレーンの横を通るのは少し危ない。
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ダム湖に浮かぶ水上家屋。
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木でできたモン橋。芸術的な橋だ。
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橋の上を行き交う人々。
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こちらは改修された橋の上。
現在この橋はバイクを含めた車両は通行できないが、改修工事後も引き続き車両は制限されるのだろうか。 -
工事はあと少しで終わるようだ。
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夕暮れのモン橋とカオ・レム湖(ダム湖)。
焼き畑の煙炉が目にしみる。
【1月31日(月)】
朝8時半のカンチャナブリー行きのミニバスに乗るため宿を出発した。町の中心までは歩いて15分ほどだ。20分前にミニバス乗り場に到着したので朝食だけ済ませておくことにした。チキンのそばを食べたら25バーツだ。バンコクでは40バーツくらいするので地方ではまだまだ物価が安いということだろうか。
カンチャナブリー行きのミニバスは30分毎に出ているらしいが、ほぼ満員の状態で8時半にサンクラブリーを出発した。ミニバスはカンチャナブリー行きだが、僕は途中の鉄道駅があるナムトクで下ろしてもらう。カンチャナブリーから80キロほど手前になるが、料金はカンチャナブリーと同じだ。 -
ミニバスは最新のハイエースなので来る時に使ったローカルバスとは比較にならないくらい快適だ。エアコンも効いてスピードも速い。
1時間ほどでトン・パ・プンに到着した。ここで乗客が何人か入れかわった。 -
トン・パ・プンの中心部。
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このままカンチャナブリーまで一気に向かう感じだ。僕は手前のサイヨーク自然公園の近くにあるナムトク駅近くで下ろしてもらうことになるのだが、危うくカンチャナブリーまで連れて行かれるところだった。
運転手にうまく伝わっていなかったようでナムトク駅で降りるといってもミニバスでこのままカンチャナブリーに行った方が早いとかいわれ、鉄道での移動を理解してもらえなかった。
確かに本数は少ないし遅いので実用的な交通機関ではない。でも現在は観光路線として知名度はあると思っていたが、地元では一般的ではなかったようだ。
でも問題なくサイヨーク自然公園の拠点になる町にある駅への分岐点でミニバスを下ろしてもらえることができた。 -
ナムトク駅は幹線道路沿いの賑やかな町からこの先1キロほど山奥に入ったひっそりとした場所にあった。
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まだ列車は到着しておらず、ホームはひっそりとしている。
駅前は一応観光客向けの食堂などがあり、出発まで時間つぶしできそうな感じだ。 -
ナムトク駅は現在の旧泰緬鉄道の路線を使った現存する区間の終点になっている。列車は1日3本と少ない。また最近この路線は外国人料金を導入して一律100バーツ(280)に値上げされた。
もはや生活路線として機能はしておらず、観光客の運賃収入で維持されている観光路線の様相だ。まさに走る博物館といってもいいくらいの鉄道だ。
でも財政の厳しいタイ国鉄がこの路線を維持するための苦肉の策なら仕方ない。歴史的にも貴重な路線なので廃止になるよりは外国人料金を導入してでも存続された方がいいだろう。 -
ナムトクからミャンマー方面へは一キロほど鉄路が続いているが、その先は撤去されている。
かつて旧日本軍がスリーパゴダパスを経てミャンマーのヤンゴンまで鉄道が通っていた。しかし終戦直後、イギリスはマラッカ海峡経由に比べ輸送力が小さく、メンテナンスのリスクやコストなどあまり使い勝手の良くない路線だと判断して廃止にしてしまった。 -
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そんな泰緬鉄道だが列車は12時55分発とのことだが、ナムトク駅に到着したのは13時15分。
しかも到着間際、ホームの手前で停まってしまった。ディーゼル機関車はうなり声を上げているが。 -
近づいてみるとどうやら客車が重くてディーゼル機関車が坂を上れず立ち往生してしまったようだ。車輪が空回りしている。
毎日こんな事をやっているのか、たまたま今日は客車が多かったのかは定かではないが、あり得ないことがタイの鉄道ではよく見られる。
結局列車が見えてからホームに到着するまで30分近くかかった。 -
機関車の付け替え作業はすぐに終わりすぐに出発するようだ。
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結局ナムトク駅を出発したのは1時間遅れの13時50分だ。
列車は100バーツの観光客用の車両に乗ることなり、少し内装はこぎれいだが、木のいすで座り心地は一般の三等車と変わらない。
カンチャナブリーまで2時間ほどの旅になる。泰緬鉄道は走る博物館というだけのことはあり、沿線には戦争中の歴史を感じさせる名所が何カ所かある。 -
まずは断崖絶壁にへばりつくように建設された「アルヒル桟道橋」だ。
タクム・ラセー駅をすぎた場所にある。 -
現在は周辺の地名を使用し「タムク・ラセー桟道橋」と呼ばれている。桟道橋は現在はコンクリートの橋で補修はされているが、木造の部分も多く残され、建設当時と雰囲気は変わっていないのではと思う。
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列車はゆっくりと桟道橋を通過する。
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どこかの遊園地のアトラクションにあってもおかしくないスリルを味わえる。
しかし今から70年も前によくこのような橋を造ったものだといろいろ考えさせられる。 -
その後1時間ほど走り、カンチャナブリーに近い場所にある「チョンカイの切り通し」という岩山を列車が通れるよう垂直に砕いたポイントがある。
線路沿いに荒々しい岸壁が露出している場所はここ以外にもある。 -
しかし「チョンカイ」と呼ばれる切り通しだけは深さが際だっている。高さ30メートルもある岩山をたいした重機もない中、爆破しながら砕いたのは想像を絶する労力が必要だったはずだ。
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最後にクウェイ川鉄橋。
「戦場に架かる橋」の舞台で有名な橋だが、この橋も建設を急ぎ、短期間で完成したが、その後連合軍に爆破されてしまった。爆破された橋は応急処置で復旧させたが本格的に修復されたのは戦後になってからだ。
今ではクウェー川鉄橋駅周辺は一大観光スポットの様相で屋台や土産物屋が建ち並び、観光バスで乗り付けた観光客が行き交っている。 -
そのままカンチャナブリー駅まで乗車して僕は列車を降りることにした。
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カンチャナブリーで下車した旅行者は案外少ない。
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駅前にはドイツ製の蒸気機関車が保存されていた。
カンチャナブリーではVNゲストハウスという宿に泊ることにした。残念ながらクウェー川に浮かぶ水上のコテージは満室とのことで陸地のフロントに近い部屋に泊ることになった。
でもこの宿はWi-Fi無料なので電波の届かない水上コテージよりはフロントの横のこの部屋の方が都合がいい。値段も安い。 -
さっそく宿で自転車を借りてクウェー川鉄橋の方へ行ってみることにした。またパンクは勘弁してもらいたい。出来るだけ未舗装道路を走るのは避けたい。
鉄橋に到着するとちょうど日が傾き、夕日を背にした鉄橋が絵になる美しさだ。
クウェー川鉄橋駅前には日本製の「C56」蒸気機関車が保存されていた。 -
C62
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案内のプレートがなかったのでわからないが、イギリス製?
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乗用車を鉄道に転用した妙な車両も展示されていた。
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日没までしばらく時間があるので鉄橋から少し下流にある「第二次世界大戦博物館」を見学することにした。この博物館は政府は関係しておらず中国寺院の敷地内に個人的に作られた博物館だ。
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入り口にはSLが展示されていた。詳しい説明がないが日本製だと思われる。
これ以外にも捕虜を運ぶための貨車が展示されていた。 -
博物館内部には戦争の写真や日本軍が使用した自転車やオートバイ。
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そして戦時中使用されていた軍票など興味深いものが多い。
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そんな中この博物館の最大の見所はクウェー川に最初に架けられた木でつくられた橋の残骸が残されている。模型のように当初、下流に少し下がった部分に橋が架けられた。その付け根部分がちょうどこの博物館の場所になるようだ。
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橋の先にはトロッコも展示されている。
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夕日を背にしたクウェー川鉄橋。
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橋を通過する列車。
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夕食は観光客の少ないカンチャナブリーの中心部のナイトマーケットに自転車で向かった。
ここで初めて見た黄色いカオマンガイ(チキンライス)を食べることにした。 -
【2月1日(火)】
昨日カンチャナブリーに到着したが、もう1泊することにした。カンチャナブリーで滞在している川沿いの「VNゲストハウス」。 -
昨日到着したとき水上家屋に泊りたい事をほのめかしたので朝レセプションに行ったら部屋を移動してくれとのこと。
移動した部屋は水上家屋だが、残念ながらで川とは逆向きの部屋だ。
手前の角が泊ることになった部屋。(レストランのテラスより) -
簡素なテラス付き。
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部屋は昨夜と同じ280バーツ(800円)でホットシャワー付きと値段の割に質が高い。部屋でも自分のパソコンがあればネットが使える(無料)。
テラスからはクウェー川鉄橋方面が見えるが、鉄橋は遠すぎて見えない。 -
今日はクウェー川周辺には行かず、部屋でダラダラしようと思うが、泰緬鉄道博物館だけに入っておきたいので昼過ぎに向かった。泰緬鉄道博物館はカンチャナブリーで一番興味深い場所だ。2003年完成なので12年前に来たときはなかった。
中はジオラマを使い、沿線の地形など忠実に再現され興味深い。 -
博物館の2階にカフェがあり、無料のコーヒークーポンをもらったので一休みすることにした。
カフェからは連合軍の墓地が一望できる。 -
夕方、チョンカイの切り通しまで自転車で行ってみることにした。自転車でチョンカンの丘の上にある寺院をめざし、その真下に切り通しがある。チョンカンの切り通し周辺には土産物屋もあり、ちょっとした観光名所になっていた。それにしても改めて直角に削られた巨大な岩盤を間近に見るとその過酷な作業が伝わってくる。
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チョンカイの切り通し。
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しばらくすると昨日と同じように2時間遅れで列車が現れた。
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そして切り通しすれすれを通過していった。
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カンチャナブリーへ戻り、古い家屋があるということで立ち寄ってみた。周辺は市場も出ていて地元の住民でにぎわっている。外国人の姿がほとんど見られず、カンチャナブリーにもこのような場所があることを知ることが出来た。
そのままゲストハウスに戻り、自転車を返却した。
もう今日は外には出ず、部屋のテラスで過ごす。夕食もゲストハウスで取ることにした。ゲストハウスのメニューにタイ料理の種類は多く、値段もリーズナブルだ。
【2月2日(火)】
昨夜寝るのが遅かったので起きたら7時前だ。今日列車でバンコクに戻ることも考えていたが7時19分発の列車には乗れそうもないと思った。
出発の準備をしていたら列車の到着時刻がすぎてしまった。でもタイの列車が予定通り来るとは思えないので念のため駅へ行ってみた。
駅に到着したらすでに出発時刻を過ぎていたが、ホームには列車を待つ客の姿があり窓口には行列が出来ていた。やはり遅れているようで間に合った。タイの列車の遅れがありがたく感じる事になるとは皮肉だ。 -
列車が20分遅れでやってきた。
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駅で運転手がタブレット(日本では死語かもしれないが)を受け取る瞬間。
列車に乗り込むとけっこう混雑していた。カンチャナブリーからバンコクへの車窓は単調なので乗ることに意味があり、居眠りしていたら時間は過ぎていった。 -
終点のトンブリー駅に到着した。駅周辺は再開発中で現在の駅は旧駅の西に数百メートル行った場所に移転された。
トンブリー駅は王宮のチャオプラヤ川対岸にあり「バンコク・ノーイ」駅ともいわれかつてタイ南部への列車のターミナルだった。しかし現在はローカル列車のみが発着する素朴な駅だったがとうとう再開発の波にのませてしまった。 -
かつて駅だった敷地にはビルが建設中だ。おそらく複合商業施設にでもなるのだろう。
かつての駅へ続く廃線跡。 -
駅舎の時計塔は今後も残されるようで工事現場でひときわ目立つ存在だ。
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かつての駅前にあった船着き場も健在でここから渡し船で王宮側に渡ることにした。
対岸に渡ったあとバスと地下鉄を乗り継いでルンピニー駅へ出た。
タクシーを使わず、時間がかかったがバンコクの町並み見物といった感じだろうか。
それにしてもバンコクでも爆竹の音がする。道路が空いていてシャッターを閉めている商店も多いので今日は何かの祝日かもしれない。でも銀行は通常通り営業している。
向かった先はマレーシアホテル界隈。 -
泊るのは初めてのエリアだ。せっかくなのでマレーシアホテル(1泊700バーツほど)に泊ろうと思ったが満室とのこと。怪しげなイメージがあるとはいえ有名すぎるのか。
マレーシアホテルはかつて名をはせたバンコクの怪しい宿の代名詞だった。周辺は怪しい取り巻きが徘徊し、トラブルも多かったという話だ。
でも今は中級ホテルの様相でスタッフの対応もかなりレベルが高い感じで印象は良かった。もはやマレーシアホテルのイメージは完全に過去のものになってしまった感じだ。 -
マレーシアホテル周辺は安いゲストハウスが多くあるので適当に宿をあたってみた。
すると160バーツ(448円)でシャワートイレ付きの宿を見つけたので泊ることにした。「Lee 4」という宿でシャワー付きでこの値段で部屋に泊まれるのはけっこう貴重だ。
この半年間で宿泊したホテルとしては最安値でもある。
最後の最後で理想的な宿にたどり着いた気分だ。
宿帳には日本人の名前もちらほら記入されている。 -
地下鉄が開通してこのエリアの利便性は向上したが、マレーシアホテル周辺はまだまだ物価が安いということだろう。
便利さではソイカセムセンにかなわないが、周辺は落ち着いた雰囲気(少し寂れた感じもするが)でなかなかの穴場だ。 -
昼も夜も近くのイーサン料理で済ませることにした。ソムタムがうまく安い。
2月3日(木)】
帰国の日。
10時半には空港へ向かうことにした。ちなみに出発は14時50分だが最近の出国審査場の行列は異常なので早めに行動したい。 -
ルンピニー駅から地下鉄でペッブリー駅に出てエアポートリンクのマッカサン駅へ出る。マッカサン駅では1月4日から駅でもチェックインを開始したようなので試すことにした。
ただしチェックインが出来るのはタイ国際航空とバンコックエアウェイズのみだ。マッカサン駅の出発ロビー。空港並みのモダンさだが到着する車は皆無だ。 -
マッカサン駅は空港並みのモダンさだが到着する車は皆無だ。
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チェックインカウンターは閑散としている。はっきりいって1日何人チェックインに来るのか気になるくらい人がいない。
タイ国際航空のチェックインは空港でも行列が出来ることはないのでメリットはない。荷物を預けられるので多少身軽にはなれるが。 -
チェックインするには150バーツ(350円)の特急のチケットを買う必要があり、先に切符を買わされた。ちなみに普通は45バーツ(100円)。
これが人が来ない理由なのだろう。
チケットのレシートにはスタンプが押された。 -
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案の定空港行きの列車の乗客は僕一人。普通列車は座れないくらい混雑するのとは対照的だ。ちなみに特急の運転頻度は30分に一回と減ったようだ。
マッカサン駅から空港までは所要15分。確実に座りたいなら特急も悪くない。
空港到着後、まっすぐに出国審査場に向かった。日中のこの時間帯も出国審査場は行列が出来ている。
今までいろいろな空港に行って来たが、入国審査で待たされることは多いが出国審査で待たされるのはまれだ。バンコクではここ最近空港占拠や反政府デモで観光客が激減していた。スワンナプームの新空港が開港してほとんど安定した期間がなかったようにおもう。それがようやく安定しだしたということだろうか。ならば今後もタイ政府が何らかの対応を取らない限り、出入国のこの行列は続くということになる。結局出国審査では30分ほど待たされることになった。
帰国便は羽田行きは出発したときと同じA340型機だ。そしてシートも同じプレミアムエコノミー。事前座席指定はしていないが、自動的にプレミアムエコノミーの席に設定されているようだ。スターアライアンスゴールドの力だろうか。
14時50分に定刻通り機体は動き出した。実は少しでも羽田到着が遅れると最終電車に間に合わないという問題が発生するのだ。実際1時間くらいなら何とかなるがそれ以上だと今夜中に家に帰れなくなる。
羽田着陸は22時。
ただこの時間は予想通り羽田便の到着客が集中する。
日本人用の入国審査場が混雑しているので自動化ゲートは重宝する。しかし荷物が出てくるのが遅いわ調べられるわで空港駅を出たのは23時。
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2010~11年 海洋アジア・湾岸諸国他
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2010/12/28~
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2011/01/02~
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2011/01/04~
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2010~11年 海洋アジア・湾岸諸国他-F(インドネシア編)/バリ島・ジンバラン
2011/01/12~
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2010~11年 海洋アジア・湾岸諸国他-H(セーシェル編)/首都のあるマヘ島
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2011/01/22~
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2011/01/23~
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2011/01/24~
クウェート
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2011/01/25~
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2011/01/27~
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2011/01/27~
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旅行記グループ 2010~11年 海洋アジア・湾岸諸国他
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