2019/11/17 - 2019/11/21
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旅人のくまさんさん
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西安博物院の展示品紹介です。展示ケースのガラス越しに撮影しましたが、展示プレートの文字が滲んで、読み取るのに苦労しました。プレートの部分の照明が暗いのと、ガラスが紫外線対策などがされているためかも知れません。このため、読み取り誤りが多いかもしれません。
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写真は、玉類の展示です。ここで、『世界四大文明』について紹介しておきます。人類の文明史の歴史観の一つで、歴史上、4つの大文明が最初に起こり、以降の文明はこの流れをくむとする仮説です。 『メソポタミア文明』、『エジプト文明』、『インダス文明』と『中国文明』です。日本の中学校教科書でも、『四大文明説』を採っています。『中国文明』は、旧は『黄河文明』の呼び名です。
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写真は、玉類の展示の説明プレートです。読み取るのを諦めました。『中国文明』についての説明です。紀元前4000年ごろ~紀元前3000年ごろから、中国の黄河(こうが)や長江(ちょうこう)の流域で農業が起こり、中国文明が起きました。黄河の流域で、あわ・きび などを、長江の流域で、稲を栽培していました。これら中国の古代文明は、かつては川の名前から「黄河文明』と呼びました。
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写真は、『天地之霊―院蔵古代玉器精品陳列』(玉器展庁)の玉器の展示品です。『中国文明』の話しに戻ります。その後の歴史研究で、別の川の流域でも文明が古くから栄えていたことが分かり、現在では『中国文明』と、まとめて呼ぶことが多くなりました。なお、日本では『四大文明』の考え方は、『20世紀につくられた中国のプロパガンタ』とする説もあります。(ウィキペディア)
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写真は、滲んでしまった玉器の説明プレートです。『四大文明』については、日本の考古学者『江上波夫(1906~2002年)』が『「四大文明」は自身の造語であると主張していた』、とする見解もあります。(ウィキペディア)、また、2000年にNHKスペシャルで『四大文明』というタイトルで特集番組が放送され、関連書籍が出版されました。
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写真は、10種類の玉器です。『黄河文明』については、紀元前5000~紀元前4000年頃から、『黄河流域の中・下流域で栄えた新石器時代の農耕文明。仰韶(ぎょうしょう)文化から竜山(りゅうざん)文化を経て、殷・周の青銅器文化に発展した』と説明されてきましたが、近年では、幻だった『夏』や『商』の都市が発見され、その発掘は、今も続いています。
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『夏(か:紀元前1900/2000年~紀元前1600年頃)』は、史書に記された中国最古の王朝で、夏后とも呼ばれます。夏・殷・周を三代といい、『史記』、『竹書紀年』などの史書には、初代の禹から末代の桀まで14世17代471年間続き、殷の湯王に滅ぼされたと記録されています。長らく伝説とされてきました。考古学的に実在が確認されている中国最古の殷王朝と、『商』とは重なるようです。
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(左):『玉雕鼻咽(火偏)壷:Jade Snuff Bottle』
清代(1644~1911年):1981年、西安市で収集
(中):『(Yi)形杯:Jade Yi-shaped Cup』
清代(1644~1911年):1981年、西安市で収集
(右):『双龍戦珠托』:元代(1279~1368年) -
(左):『玉雕鼻咽(火偏)壷:Jade Snuff Bottle』
清代(1644~1911年):1981年、西安市で収集
(中):『(Yi)形杯:Jade Yi-shaped Cup』
清代(1644~1911年):1981年、西安市で収集
(右):『双龍戦珠托』:元代(1279~1368年) -
イチオシ
3個の内の、左側2個のズームアップ光景です。
(左):『玉雕鼻咽(火偏)壷:Jade Snuff Bottle』
清代(1644~1911年):1981年、西安市で収集
(右):『(Yi)形杯:Jade Yi-shaped Cup』
清代(1644~1911年):1981年、西安市で収集 -
(左):『玉雕鼻咽(火偏)壷:Jade Snuff Bottle』
清代(1644~1911年):1981年、西安市で収集
(右):『(Yi)形杯:Jade Yi-shaped Cup』
清代(1644~1911年):1981年、西安市で収集 -
イチオシ
復元された装身具です。手首に懸ける程度の大きさです。
(左):『玉串飾:Jade String Pendant』
出土場所:西安市
(右):『玉串飾:Jade String Pendant』
出土場所:西安市 -
同じく、復元された大きめの装身具です。首飾のようです。
『瑪瑙串飾:Agate String Pendant』
出土場所:1978年、西安市出土 -
3つのブレスレット類の装飾品の説明プレートです。
(左):『玉串飾:Jade String Pendant』
(中):『瑪瑙串飾:Agate String Pendant』
(右):『玉串飾:Jade String Pendant』 -
玉製品紹介の展示パネルです。上側の4種は、『喜慶』のタイトルがあった4種のグッズです。喜鶴、虎、鴛鴦、龍、蓮などの4種のお守の写真でした。下側の3種の品は、『科挙及第・官達享通』に御利益がありそうな品ですが、文字はまったく読み取ることができませんでした。
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玉製品紹介の展示パネルの紹介が続きます。上半分の4種のグッズは、『長寿多福』の願いが叶う品のようです。長命鎖、仙人、福禄寿などのお守り像です。下半分の3種・4個は、『多子多孫』が叶うグッズのようです。石榴、葡萄、瓜等のお守の品です。
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展示パネルの紹介の最後です。『福富吉祥』のタイトルがありました。7種類の御守は、仏手、魚、白菜、牡丹、蝙蝠などでした。左上の長方形のお守には、文字が記されていました。
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イチオシ
『玉避邪:Jade Bixie a Superpower Exereising Evil Spirits』
清代(1644~1911年)
収集場所:1982年、西安市
その他:6種の魔除けの人物や動物たちです。 -
『梅花紋杯:Jade Cup with Plum Pattern』
明代(1368~1644年)
収集場所:1980年、西安市
その他:玉製品風の風合いです。 -
『梅花紋杯:Jade Cup with Plum Pattern』のタイトルがあった、説明パネルの光景です。明代(1368~1644年)の制作です。1980年、西安市で収集されたことが記されていました。
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『?運色福禄寿寿山子:Rockery Jade with Original-colored Patterns.Symblizing Happiness, Fortane and Longevity』
清代(1644~1911年)
収集場所:1982年、西安市 -
『四聯瓶:Squea Jade Vase with Four Projecting Ridges』
清代(1644~1911年)
収集場所:1980年、西安市 -
『白銀時代:The Silver Age』のタイトルがあった、特別展示会場の入口の飾り付けの光景です。中国の銀器政策は、紀元前10世紀以上前の夏王朝、商王朝に始まったようです。
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『松鶴延年観音瓶』
民国代(1912~1949年)
その他:推測が入りますが、お目出度い『松鶴』の文様が描かれた、観音様が手にする水瓶の形の瓶ということでしょうか。 -
『前言:Foreword』の紹介です。中国の銀器製作の歴史は古く、夏・商時代に始まり、春秋・戦国時期以降には普遍化したことから紹介が始まっていました。(中国銀器制作的歴史十分悠久、夏商時期出現了、中国最早的中国銀器(甘粛省玉門焼〇銀鼻飲)、春秋戦国時期漸超普遍)、長い間、幻と言われてきた夏王朝と商王朝ですが、中国中部で遺跡が見付かりました。
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『刀馬人物故事紋棒槌瓶』
晩清代(1644~1912年)
その他:全面に装飾が施された、大型の金属製の瓶です。 -
『龍紋口沿山水人物居士紋銀碗:Silver Bowl with Dragon-shaped Lip and Figures and Story Seene Pattern』
晩清代(1644~1911年)
その他:上海で使われていた品のようです。
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『双龍戦珠菊花紋銀碗』
民国代(1912~1949年)
その他:透かし彫りが入った、銀製の碗です。 -
『式玉式金・記念杯』
民国代(1912~1949年)
その他:腹部に『式玉式金』の文字が刻まれています。牛角形の耳を持った記念杯です。 -
『馬克杯(Repousse Mug)』
清代(1644~1911年)晩期
その他:リポウズ(Repousse)とは、裏からタガネを打ち表面に模様を浮き上がらせる技法のことです。また、『馬克杯』とは、マグカップの中国語表記になるようです。 -
『茶器セット(6個)』
晩清民国(1644~1911年)
その他:焼水壷、茶壷、糖凾、牛乳凾、支架と酒精灯の6点セットです。
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