2019秋、中国旅行記25(34/34)：11月21日：西安(21)：帰国：西安国際空港、直行便でセントレアへ

2019/11/17 - 2019/11/21

現地集合、現地解散の『永遠なる軍隊兵馬俑と悠久の都西安を巡る5日間』の旅行の帰国日です。ツアータイトルには記されていませんでしたが、私にとっては、中国の三大石窟の一つ、『龍門石窟』の見学が一番の目的でした。天候にも恵まれた晩秋の歴史巡りの旅でした。

エリア 西安(中国)

出発便の電光表示板の光景です。セントレアからの往きの便は、西安までの直行便が、急遽、上海経由便に変更になりましたが、帰国便は、当初予定通りセントレアまでの直行便です。中国時間で8時10分に出発し、日本時間で13時30分に到着予定です。4時間20分のフライト時間に1時間の時差がプラスになります。早朝の5時にホテルを出発しました。

出発までに少し時間の余裕がありましたので、西安国際空港のターミナルビル内を散策しました。この空港は、1984年に国務院と中央軍事委員会で空軍の咸陽飛行場址に大型の民間空港を建設することを決定し、1987年8月に第1期工事着工、1991年9月1日に第1期工事が完成、開港しました。同時にそれまでの西安西関空港は閉鎖されました。

西安国際空港の歴史をもう少し紹介します。2000年8月に第2期工事着工されましたが、その工事費用の一部は、円借款でまかなわれました。そして、2003年9月16日に第2期工事が完成しました。計画段階では、年間離着陸回数10万回、年間旅客量1000万人、貨物取扱量13万トンを見込んでいました。(ウィキペディア)

2007年9月12日、3年間近く閉鎖していた旧ターミナルが第1ターミナルとして利用再開されました。中国南方航空系列社の中国南方航空、廈門航空、四川航空、重慶航空のカウンターは、第1ターミナルに移転し、その他の航空会社が運行する国内線、および国際線はすべて第2ターミナルでの手続きとなりました。(ウィキペディア)

新しい運用実績の数字は確認できませんでしたが、2004年は年間離着陸回数77,655回(中国国内第9位)、年間旅客量6,362,409人(中国国内第9位)、貨物取扱量73,368.8トン(中国国内第15位)とされます。(ウィキペディア)

西安国際空のアクセスの紹介です。西安市中心部から47キロ、咸陽市から13キロの距離にあり、空港から西安市西稍門CAACオフィス(西安市中心部からやや西側)までリムジンバスが走っています。(ウィキペディア)

アクセスの紹介の続きです。2011年12月29日の拡張工事完了と同時に、高速鉄道の西安北駅とを結ぶ西安地下鉄機場城際線が着工され、2019年9月29日に開業しました。市内･城壁内にある西安鐘楼まで西安地下鉄機場城際線と西安地下鉄4号線･2号線（行政中心駅乗り換え)で1時間弱、20元の運賃です。(2019年12月現在：ウィキペディア)

出発便の電光表示板です。飛び立つ飛行機のイラストと『離港』の表示で分かりました。7便の表示の内、半数近い3便が日本向けの便でした。表示されているのは、5ページの内のトップの1ページです。

西安国際空港と日本を結ぶ便は、海南航空が東京(成田)、中国東方航空が大阪/関西(青島経由)、 東京(成田)、名古屋(中部：上海/浦東経由)、春秋航空が大阪(関西)、茨城、天津航空が大阪(関西)、四川航空が静岡、長竜航空が名古屋(中部)に就航しています。

空港ビル内を散策していても、余りに人の数が少ないので、張り合いが無くなってしまいそうです。

人気がなかった待合コーナーの光景です。座席の間に設置してあったのは、バッテリー・チャージャー、充電器です。形状の異なる端子を組み合わせた、4組が同時に充電できる装置になっていました。

西安空港の窓ガラス越しに眺めた、西安郊外の光景です。すぐ近くに高層の建物が1つだけありましたが、他には高層ビルの光景はありません。西安中心部から走ってきた道路でしょうか、広い通りが高層ビルの横をまっすぐに伸びていました。

自販機コーナーの光景です。日本の『自動販売機』と同じ5文字の『自動售貨机』の表示がありました。繁体字では『自動售貨機』と表記されるようです。中国旅行では、コインも用意しておいた方が便利です。

自動販売機の近くにあった電光掲示板の光景です。9種類の品に名前と料金が記されて電光表示されていました。左上の赤いコカ・コーラが3元(約45円)、その右の統一小茗同学冷が6元(約90円)、更にその右のコカ・コーラ雪碧清が3元(約45円)でした。ソフトドリンクはあまり飲みませんので相場が分かりませんが、日本より少し安い値段のようです。

各所に置かれていたテレビのニュース画面の紹介です。『抗漢者』で始まる字幕がありましたから、香港情勢のようです。中国の立場では国内問題とされているようですが、香港返還時に保証されていた、一国2制度が危機を迎えているようです。

早朝の影響もあって、客の姿はなかったお店の光景です。併せて、西安からセントレア空港までの直行便は定期便ではありませんので、この時間帯の人の動きは少ないようです。名古屋(セントレア)までの定期便は、上海経由となります。

出発予定時刻の30分ほど前になりましたので、出発ゲートのF01に向かうことにしました。その方面だけが、多少の人の姿がありました。ピカピカに磨き上げられた床に蛍光灯の光が写り込んでいました。

現地の現在時刻は、7時40分頃です。写真中央に見えるF01の登机口の電光表示板には、名古屋往きのMU2065便が表示されていました。出発予定の8時10分には変更がありませんでした。エスカレーターを下りた、1階が出発ゲートです。

今回搭乗した、中国東方航空のMU2065便になるようです。機体の赤い文字が中国東方航空の文字でしたが、周りの機材も同じでしたから、これが決め手にはなりません。西安国際空港を8時10分に飛び立ち、13時30分にセントレア国際空港に到着予定です。実際には20分程早くセントレア空港に到着しました。

中国東方航空のMU2065便に向かう途中に眺めた、建物光景です。西安国際空港の正式名は、『西安咸陽国際空港(せいあんかんようこくさいくうこう)』になるようです。1989年に中国民航が分割された際は中国西北航空のハブ空港でしたが、2002年秋に中国東方航空に統合され、中国東方航空西北公司となりました。

『西安咸陽国際空港』は、中国西北地区最大の空港で、西部大開発が進むとともに観光客、貨物取扱量が増加しているようです。 海南航空もこの空港をハブ空港としています。空港がある咸陽市は、陝西(せんせい)省の渭水(いすい)北岸にある工業都市です。今は紡績工業が盛んです。かつては、秦代の首都でした。始皇帝の陵と兵馬俑があり、阿房宮の故地になります。

『西安咸陽国際空港』は、西安市中心部から47キロ、咸陽(かんよう)市から13キロの距離に位置します。咸陽は、かつては始皇帝(紀元前259～紀元前210年)に始まる秦代の首都でした。始皇帝の陵と兵馬俑があり、阿房宮の故地になります。阿坊宮は、紀元前207年、その他の宮殿とともに楚の項羽(紀元前232～紀元前202年)に焼かれましたが、3カ月に亘って燃え続けたと伝わります。

機内のフライト画面の光景です。九州上空を通過し、四国上空に差し掛かるところでした。残りのフライト時間は1時間を切ったようです。日本時間で現在時刻は12時10分、到着予定は13時30分です。かなり早い到着になるかも知れません。

同じ時刻の拡大画面です。大分県の上空を過ぎ、四国に入りかけたところでした。到着予定時刻は13時30分ですが、30分程早い13時前後には到着できそうです。

予定より早く到着しましたので、セントレアを13時07分発の電車に乗ることができました。目的地の金山駅には、13時半過ぎには到着です。今年4回目の海外旅行も、無事に終わりそうです。金山駅のお店でゆっくり昼食の後、地下鉄で家に戻りました。