アテネ一日弾丸観光

2020/02/15 - 2020/02/15

初のギリシャ、そして2004年以来およそ14年ぶりの欧州。

シンガポール・チャンギ国際空港を午前1時に出発したスクート便は、約12時間半のフライトの後、午前9時25分にギリシャのアテネ国際空港に到着しました。

まずはホテルに着いて一休み・・・といいたいところですが、ここアテネは明日の朝までの滞在ということで、今日は丸一日できる限り観光地巡りをすることにしました。

エリア アテネ(ギリシャ)

• 航空会社: スクート

ギリシャのバックパッカー達との14時間のフライト。
若い時に欧州へ行ったときのこの時間は、無限にも近い長さに感じられた。
それに比べて多少なりとも歳を取った自分の感覚は、淡々としている。
淡々としすぎて、あれっ旅行ってこんなものだっけ？と思うことさえある。

着陸すると、乗客から拍手喝采。
ギリシャ人て、自分の国が好きなのだな。

アテネ国際空港 (エレフテリオス ヴェニゼロス国際空港) (ATH) 空港

早速地下鉄駅へ。
一日観光地巡りタイムアタックは、もう始まっている。
自動券売機の使い方は予習してきたものの、動いていなかったので有人の券売所へ。
おばちゃんに「シンタグマ」と言ってチケット入手。（10ユーロ）

アテネ空港駅 (地下鉄) 駅

ここで、事前に買っておいた海外用SIMを端末に入れる。
ところがなかなか開通せず、電源を消して点け直したり、色々じたばたして漸く開通した気がする。
ここで開通できないと本当に洒落にならないので、やれることは何でも試すべき。

シンタグマ駅で下車。やはり、ここで降りて正解。

国会議事堂 (旧王宮) 城・宮殿

久々のヨーロッパを歩く。

シンタグマ広場 広場・公園

やはり街並みは奇麗。
ここはヨーロッパ風じゃなくて本当にヨーロッパなのだ。

ソテラ・リコデモス教会
11世紀に建てられたビザンティン様式の教会。
別名ロシア教会、アギオス ・ ニコディモス教会。

ロシア教会 寺院・教会

教会の塔。

正面から。

お供えにゃん。

英国教会、セント・ポール教会。

英国教会 寺院・教会

ディオスクーロス・ホステルにチェックイン。（9.2ユーロ）
簡素だけど人良さげ。
ドミトリーは久しぶりだけど、今晩寝るだけなので。

荷物を置いて、ふたたび出発。

ビザンティノ
元々マークしていた店に入店。
食前の野菜スープはかなりの大きさ。

ビザンティノ 地元の料理

グリークサラダ
本当にギリシャに来て、タベルナに座ってギリシャ料理を食べている。
まあ、自分の人生ですから・・・。

ムサカ
ここまで昨年パタヤの「エル・グレコ」で食べたのと同じメニュー。
正直言うと、見た目はあちらの方が、少しだけ洗練されていた。
でもこちらにはその分、素朴さと、本場の自信みたいなものを感じる。

食後のデザート。（全部で15.4ユーロ）

よく食べた・・・
しかし、現地人と同じ量を平らげてしまった。

タベルナとバイク。

リシクラテス記念碑

リシクラテス記念碑 モニュメント・記念碑

チケットを買って、アテナイのアクロポリス入場。（共通券30ユーロ）

アテネのアクロポリス 史跡・遺跡

ディオニソス劇場

ディオニソス劇場 劇場・ホール・ショー

イロド・アティコス音楽堂

イロド アティコス音楽堂 劇場・ホール・ショー

ブーレの門
ローマ時代の3世紀に防衛のために造られた門で、プロピュライアを発見したフランス人考古学者シャルル・アーネスト・ブーレに因んだ名で呼ばれる。

ブーレの門 建造物

アクロポリスの入り口。
左からアグリッパの台座、ピナコテク、プロピュライア（前門）。

アグリッパの台座 モニュメント・記念碑

門を抜けたところ。

前門 (プロピュライア) 建造物

丘の上に登ったら・・・信じられない景色。

高層建築がないのがまたいい。

エレクティオン
紀元前408年に建てられた神殿。

エレクティオン 史跡・遺跡

少女の玄関
カリアティディス（柱像）として6柱の少女像が立てられている。
これらはレプリカで、5柱は新アクロポリス博物館、残る1柱は大英博物館にあるらしい。

パルテノン神殿

パルテノン神殿 史跡・遺跡

これが、かの有名なパルテノン・ターマーである。（嘘です）

紀元前432に建てられ、元は12mにおよぶ守護神アテナの像があったのだとか。

裏のほうでは修復作業が続いている。
未だにこういうものが残っていること自体が奇跡ではあるのだけれど、修復されたら創建時に近い姿が見られるようになるのかもしれない。
でも・・・真新しい材料で修復されたら、この遺跡感は薄まってしまうだろうとも思った。

あちら側の丘に登ってこのアクロポリスの全景を眺めるということもできるらしい。

すごい・・・この乱れのない街並みの統一感が、まさにヨーロッパ。

たなびくギリシャ国旗。

アクロポリス 展望台 史跡・遺跡

明らかに古代ギリシャ時代の兵器ではない・・・。
後の時代にも争いの場になったという痕跡。

丘なので、やや風は強め。少し肌寒くなってきた。

下山しました。

ローマン・アゴラ（入場は共通券）
どんどん次行きましょう。

ローマン アゴラ 史跡・遺跡

アゴラは市場であり庶民の生活と経済の場、という感じなのかな。

風の神の塔

風の神の家 (公衆浴場跡) 史跡・遺跡

紀元1世紀の天文学者アンドロニコスによって建てられ、八角形の塔は正確に東西南北の方角を向いているという。

古代アゴラにある、アグリッパの音楽堂（オデイオン）前にあるトリトンの像。

アグリッパの音楽堂 史跡・遺跡

丘の上にあるヘファイストス神殿。

ヘファイストス (テセウス)神殿 史跡・遺跡

火と鍛冶の神にしてオリンポス十二神の一柱、ヘファイストスが祀られている。

ヘファイストス神殿の彫刻。

古代アゴラ 史跡・遺跡

聖使徒聖堂

聖使徒聖堂 寺院・教会

アッタロスの柱廊

アッタロスの柱廊 (古代アゴラ博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

中にはこのような発掘品がずらり。

アゴラを出てモナスティラキ広場へ。

モナスティラキ広場 広場・公園

焼き栗を買ってみたけど少し、硬かった。（2ユーロ）

ハドリアノスの図書館

アドリアノスの図書館 博物館・美術館・ギャラリー

モザイク

古代遺跡を闊歩するにゃん。

パナギア・カプニカレア教会

カプニカレア教会 寺院・教会

何か温まりそうな飲み物を買ってみることにした。（1.5ユーロ）

シナモンの入った「のり」という感じ。少し温まった。

ミトロポレオス大聖堂

ミトロポレオス大聖堂 寺院・教会

初めて経験するギリシャ正教会の世界。

アギオス・エレフテリオス教会

アギオス エレフテリオス教会 寺院・教会

歩いてザピオン国際展示場の前を通り過ぎる。

ザピオン国際展示場 現代・近代建築

やけに上手な落書き。

パナシナイコ・スタジアム

パナティナイコ スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

1896年、この場所で第1回近代オリンピックが開催された。

紀元前329年に建設され、紀元前131年に大理石によって再建。
1895年には第1回近代オリンピックのために修復された。

総大理石の場内は、4～5万人の観客を収容。

まさにこれこそがレジェンド。今目の前にあります（笑）

元々このスタジアムが建設される前、紀元前6世紀くらいから、ここには競馬場があったらしい。競馬場といっても、4年に一度パナテナイア祭が催され、女神アテナに奉献される場所だった。

TOKYO 1964

下のほうに「TOKYO 1964」と書かれている。

ハドリアヌスの凱旋門

ハドリアヌスの凱旋門 史跡・遺跡

アクロポリス遠望。

ゼウス神殿
この辺で、閉場時刻の17:30が近づいているため、入場は諦めます。
というか、もう十分でしょう。

ゼウス神殿 建造物

ゼウス神殿のにゃん。

Brigante Acropolis
街へ戻ってギリシャ・コーヒーを。（1.85ユーロ）
豆をフィルターで越さずに飲む。
ギリシャは、考えてみれば中東に地理的にも近く、文化的影響も濃い。

イタリアのチーズ入りパン。（2ユーロ）

最後に新アクロポリス博物館へ。（5ユーロ）
ここは遺跡よりも閉館時間が遅く、余裕をもって見られる。

新アクロポリス博物館 博物館・美術館・ギャラリー

レゴで世界遺産が忠実に再現されている。

これは、本物よりもすごい。（大げさに言っています）

音楽堂

帰り道。

宿のにゃん。
人懐っこいけれど、爪を出すのはやめておくれ。

ギリシャは、人も文化も食べ物も良いところだった・・・
今度また、じっくり時間をかけて来てみたい。