リベンジ和歌山（4）☆那智の滝は高低差がすごいなあ～

2020/03/27 - 2020/03/27

和歌山に行こうとしてから　３回目のトライ。
「リベンジ和歌山」で　やっとかの地を踏むことができました。

初日　羽田を立ち　見事な富士山を堪能しながら　南紀白浜空港へ
https://4travel.jp/travelogue/11622347　

レンタカーで熊野へ向かい　熊野本宮大社と熊野速玉大社に参拝し　
https://4travel.jp/travelogue/11622366

那智勝浦のホテルへ。
https://4travel.jp/travelogue/11625792
　
小島にひっそりあったホテルで一泊してから　
2日目は熊野那智大社へ向かい　
楽しみにしていた　那智の滝にいよいよ対面です。

エリア 和歌山

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝　ホテルのシャトルボートに乗って　
中の島を後にしました

この素敵なホテル名「碧き島の宿　熊野別邸　中の島」は
作家の藤本義一氏が命名したそうです

見えているのは「凪の抄」という新館で
ここに泊まりました

本当にリラックスできる　素敵な宿でした

碧き島の宿 熊野別邸 中の島 宿・ホテル

ホテルから5分で到着した　
勝浦観光桟橋には　


那智の松島クルーズ用の
クジラ号がいました

預けてあったレンタカーを　
中の島案内所から受け取り　
ドライブ開始ですが

残念なことに　曇り空　

せっかくの早春の緑色も　
何だかぼけた感じです

ドライブすること　30分弱　

途中工事中のところもあって　
ちょっと片側通行で時間をとられましたが　
渋滞は無し

突然　目の前に飛び込んできたのが　
那智の滝　

まだまだ遠いので　細い滝に見えましたが　
実際はどうなんでしょう・・・

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

くねくねくねくね　山道を登ってきたら　
桜が　ちょうど　満開みたいで　
きれい

那智山に到着　

遠くに見える　那智の滝　

イメージが違うんだけどな　
山奥の荘厳な滝をイメージしていましたが　
ちょっと　明るい感じ　
桜の花のせいかな？

三重の塔　
この中には　拝観料を払うと　
上がれます　

右奥に見える那智の滝を眺めるにも　
いい場所のようです

また天気がいいと　海まで見えるそうです

青岸渡寺有料駐車場（800円）で　
ちょっと望遠にして撮影　

風が強いのでしょうか　
だいぶ　水が飛ばされているようです

滝の上には　しめ縄が見えていますね

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

ここに駐車することができました　

10台ぐらい停まれるかな　
お金払うのが嫌なのか　
あまりここに停めている方はいませんでしたが　
脚の悪い方　高齢者の方　
そして階段を上がりたくない方にお勧め

駐車場からすぐ参詣です

前日の那智本宮大社を訪れた時同様　
参詣のために　
ちゃんと階段を上ってきたわけではありません　

足の悪い叔母の付き添いを兼ねた旅だったので　
私も楽をさせてもらってます

西国一番札所　という表記　

平清盛も　参詣したんですね　
そんな昔だったら　本当に山奥のはず
　
来るのは大変だったのではないでしょうか　
信心深くないと　とても無理そう・・・

すっきりとした　那智青岸渡寺（せいがんとじ）の建物の向こうに　
熊野の山

八咫烏？　
まさかね・・・

ヤタガラスは天照大神が天皇の軍を導くためにつかわした鳥で　
今は石に姿を変えて　祀られています

大きな体　
立派です　

脚は2本しかないけれどね　
いいところで　出会いました

梵鐘　

古そうだなあ

那智大社と聞いてきたのだけれど　
どうも　お寺じゃないかな　

窓の形が　お寺独特のものだし・・・

那智山青岸渡寺 寺・神社・教会

ここは　那智山青岸渡寺　というそうです　
ここからも　那智の滝が見えています

先ほどの三重の塔と　
那智の滝と　桜の花　

日本の原風景みたい　

熊野那智大社 寺・神社・教会

たまに　日が差すので　
桜の花が　色を変えます　

那智の滝は　高さ133m　
日本一高い滝です

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

473段の階段　
一の鳥居から　真面目に上がってきたら　

疲れそう・・・

熊野那智大社 寺・神社・教会

手水鉢

ここにはまだ　新コロナウイルスの影響が　
及んでいないようです　

使えるようになっていました

誇らしげな石碑　
そうここは世界遺産でもあるのです

那智山青岸渡寺 寺・神社・教会

神仏習合の熊野那智大社

この写真はお寺の中です　
お寺は豊臣秀吉が建てたお寺で　
かつては那智の滝のところにあったものを
1700年ごろ　現在の場所に移設したそうです

那智山青岸渡寺 寺・神社・教会

目の前には神社の建物が見えているのですから　
不思議な光景です　

神様は現世をつかさどり　
仏様は死後の世界をつかさどるので　
別に問題ないんだそうです

熊野那智大社 寺・神社・教会

お寺なので　お参りの仕方を間違えないようにしないと　

パチパチなんて　手を二回たたいたりしないように・・・

那智山青岸渡寺 寺・神社・教会

中でいろいろ売っていましたが　
一番札所なので　
ここで御朱印帳をいただいてから　
西国をめぐるのが筋なんだそうです

那智山青岸渡寺 寺・神社・教会

開基は　仁徳帝のころだというのですから　
古いですねえ

那智山青岸渡寺 寺・神社・教会

すごい彫り物をした柱のような置物がありました

那智山青岸渡寺 寺・神社・教会

紀南で一番古い　
国指定の重要文化財建造物となっている　
素敵なお寺でした

那智山青岸渡寺 寺・神社・教会

那智山青岸渡寺の　全景

那智山青岸渡寺 寺・神社・教会

お寺の前からの　紀州の山並み　

車でツツーッて来たため　
こんなに山の奥とは・・・　

この風景を見るまで　
気が付かなかったですね

この下に神奈川県にも匹敵する巨大な300万年前のマグマの塊が　
岩となって残っており　いまだに熱いので　温泉が多いそう・・・

大楠です　
御神木になっています　

いや　本当に立派！

熊野那智大社 寺・神社・教会

二の鳥居と　手水舎

真面目に石段を上がってきた参詣者は　
この鳥居をくぐって　
ここで手と口を清めます　

熊野那智大社 寺・神社・教会

宝物殿には　
大きな今年の絵馬が　掛けられていました　

今年は子年

熊野那智大社 寺・神社・教会

拝殿はこちら

向かって右側に　
御神木の大楠

熊野那智大社 寺・神社・教会

二の鳥居から　階段を見下ろして・・・

桜の季節に来れて　
良かったなあ　
これで青空だったら　もっとよかったんだけれど・・・

熊野那智大社 寺・神社・教会

二の鳥居です

熊野那智大社 寺・神社・教会

手水舎を　二の鳥居から見たところ　

大楠の中は　伽藍洞　

護摩木を持って　
この中を歩くことができると　
書いてありました

護摩木を手にするのに　値段がかかりますが・・・

注：護摩木は修行や仏へのお供物なのでお金がかかるのは仕方ないのです

熊野那智大社 寺・神社・教会

熊野古道　

健脚なうちに　是非歩いてみたいのですが
夢で終わりそう　

熊野は本当に東京から遠いと感じました

熊野古道 名所・史跡

那智の滝へ　近づいていきましょう　

滝そのものがご神体なので　
滝の上にしめ縄がありました

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

ここが参道の入り口です

と書いてありますね

熊野那智大社 寺・神社・教会

真正面に那智の滝を見ながら　
異動です

歩いても14分　
下りは　散歩でもいいですね　
というほど気楽な道ではないのでご注意を！

点々で示した歩く道は　熊野古道の一部　
素敵なところのようではありますが　ずっと階段です

滝の入り口の鳥居付近には　
駐車場が見当たらなかったので　
私と叔母をここで降ろし　
従兄弟は駐車場へ

石碑が見えていますが　
表側から見ると　
ここに　「那智の滝」と　
刻んでありました

鳥居の中は最初から階段　

手すりがあったので　
叔母もゆっくりゆっくり　
滝が見えるあたりまで　
下りていけました

苔むした両側　

やっぱり　パワースポット

熊野のイメージそのままの　階段

那智の滝参道

杉木立の合間から　
滝が見え始めました

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

那智の滝の参拝所が見えてきました

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

予想していた　
ものすごい水量の滝ではなくて　
か弱い感じがしました

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

とにかく風の強い日だったので　
時々　大きく滝が片側に　吹き寄せられていました　

風に負けている神様

流紋岩と砂岩の境目にあったため　
雨風で砂岩が削られてできた神様

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

でも　もっと近づけたら　
すごい迫力なのかも・・・

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

日本三大名瀑（めいばく）といわれている　
那智の滝　

日光の華厳の滝　
袋田の滝　
そして　この那智の滝　

やっと全部見終わることができました　

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

銚子口の岩盤に切れ目があります
　
そのため御覧のように　
三筋に分かれて流れ落ちています　

「三筋の滝」とも呼ばれる所以です

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

ここまで降りてきた階段の道と違って　
滝自体が　木立の中というわけではないので　
「幽遠」　とは　言い難いかな

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

早春だからかもしれませんね　

左側の朱塗りのエリアは　
有料ですが　
滝をもっと間近に見られるところです　

叔母を階段の途中に置き去りにしていたので　
いけませんでしたが　
行ってみたかったです

このお滝拝所（300円）に入ると　
延命の水が100円でいただけます

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

飛龍神社社務所
（ひろうじんじゃ）

那智の滝は　滝自身が御神体　
神様が住む場所であり　滅罪浄化の場所だから　
パワースポットと呼ばれています

ここにもいろいろなお守りが置いてありました　

階段の下には　カメラを抱えた　
記念写真屋さん　

海外からの観光客が少ないこの時期　
かなり暇そうでした

熊野のエリアが　大昔大カルデラだったという話を　
NHKでやっていましたが　
ピンときません

https://www.nachikan.jp/kumano/nachisan-area-map/

ここに観光協会の地図がのっていますので　
ご参考に

木立から見る滝　

滝壺の深さは10mの落差日本一の名瀑
大つごもりにはライトアップも行われるそうです　
素敵だろうなあ

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

このあたりも　那智山原始林の一部なのでしょうか　

那智山全体で　60もの滝があるそうで　
もともとは　全部ひっくるめて　
「那智の滝」と呼んでいるんですって

苔だか下草なのかわかりませんが　
とにかく　原生林という言葉がぴったりなエリア

本当に癒されました　

人も少なく　
いい参詣ができた気がしました　

さてどこかでランチにしましょう
再びドライブです

この旅行記へのコメント （2）

• jijidarumaさん 2020/06/15 19:20:00

  祝！日本三大瀑布の完結。

  M-koku1さん、
  今日は。
  原稿が飛んでしまい(再構成、増量の上・・・苦笑)、改めて書きました。
  
  南紀は叔母様孝行の旅、良い思い出になった事でしょう。
  なかなかできないことです。
  
  さて、那智山青岸渡寺の名前は忘れましたが、さすがに熊野那智大社は忘れる事もなく、若い時の記憶が目に浮かびます。
  日本三大名瀑（めいばく）の第一にくる那智の滝は131mの落差の由、順に日光の華厳の滝97m、袋田の滝74mということで、私も全部見ています。2017年6月に最後の袋田の滝を見て、落差の順序通りに見終わったものです。
  
  この那智の滝はもう半世紀以上前のことながら、那智大社の朱塗りのあでやかさと共に記憶は鮮明ですね。一浪後、19歳で入学した大学校内を野球部(高校球児でした)に入ろうかと迷いつつブラブラしていたら、格闘技の新入部員を勧誘していた羽織袴の先輩につかまりました。
  その先輩の名調子に即入部してしまいました。単純すぎます。
  1964年3月の春合宿は和歌山県日の岬国民宿舎（YHと思いましたが、今調べてみると国民宿舎に変わっていました）で行われました。
  現地集合でしたから、長旅をしたことが無い私には和歌山はいやに遠かった。
  卒業した4年を除く総勢45名(1年生は入部時80名ぐらいだったのが21名に減っていました)の男ばかり、近くにアメリカ村と云われる場所があり、YHから1km離れた美浜町三尾小学校のグランドで練習させてもらったことなど思い出します・・・この事は大学運動部の合宿が珍しかったのか、読売新聞の和歌山県版に記事が載りました。
  1週間のしごきの後の開放感で、同期の3人で那智の滝見物に行きました。
  以来一度も再訪していませんですけど。
  それではまた。
  jijidaruma
  

  M-koku1さん からの返信 2020/06/16 05:52:26

  Re: 祝！日本三大瀑布の完結。

  おはようございます!　
  格闘技ですか?
  空手?　合気道？　柔道？　
  いずれにしろ　野球とは全く違ってしまったんですね！　どの競技でも汗をかきそう。(^^ゞ
  
  今のような新コロナウイルス時代だったら　なかなか難しい部だったんじゃないかしら。
  良かったですね、昔で。
  
  合宿で地方紙に載るなんて　強豪校だったんでは？
  
  おっしゃるとおり　那智は遠いですね。
  なかなか行ける場所ではないだけに　参詣できて良かったと思っています。
  
  昨日「バベル」という小説を読み終わったところです。福田和代さんという方の作品ですが、新コロナウイルスの流行を　予見していた学者がいるらしいことに気付き　ちょっと不気味でした。途中まで　まるでドキュメンタリーみたいでした。
  
  今日も暑そうです。熱中症にお気をつけて　お過ごしくださいませ。
  
  Mより