2020/03/18 - 2020/03/18
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2020/03/18
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生田緑地内にある日本民家園で古民家巡りをしてきました。
関東地方や東北地方、北陸地方などから集められた古民家や水車小屋、武家屋敷門など25棟ほどが移築、保存されています。古民家内では囲炉裏を焚いてすすを出し、古民家を長く維持する工夫や、ボランティアさんによる古民家ガイド、民具製作の実演、企画展示などが行われています。訪れた時は“うんことくらし”というユニークな企画展が行われていました。古民家に興味がなくても広い園内なので、散策するだけでも楽しいと思います。
一見すると同じに見える古民家ですが、地方によって、建つ場所によって全く異なった造りになっています。
各古民家の前には、古民家や住んでいた方の家の生活や様子が説明されているので、特徴もわかりやすかったです。
園内には休憩所がいくつも設置されているので、お弁当を持って出かけることをおすすめします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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正門から入園。
本館券売所内にある展示室を見学。
古民家移築の際に使用される道具や移築の仕方などがわかる展示物が見られました。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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企画展では“うんことくらし”をテーマに、昭和になるまでに使用されていた便器や便つぼ、便を運んだ肥おけ、便を汲み上げた肥びしゃくなどが展示されていました。珍しい内容の展示で、面白く感じられました。
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原家住宅
民家園正門を入った右手に建つ、2階建ての大きな瓦屋根の古民家です。明治時代の終わりに建てられた木造の建築物で、部屋数の多さ、正面玄関の上に造られた破風、明り取りのための硝子戸、床の間がある座敷、天井の高さ、杉や檜、欅など質が良い材料を使用した室内など、22年かけて建てられました。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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肥料問屋、銀行、政治家、料亭などで財を成した、かなり裕福な格式ある豪農の建物だと感じました。築100年以上の建物とは思えない堂々とした古民家です。海外から贈られた大きな虎の置物や、室内にシャンデリアが取り付けられていたことにびっくりしました。
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井岡家住宅
奈良市から移築された商家だった古民家です。商いをする店が通りに面しているのが特徴で、奥に畳敷きの台所と座敷があります。入口に油と書かれた看板が掛かっています。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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土間に大きなかまどが一つ、釜を3つ並べて炊けるかまどが1つありました。大きな釜は食事用の釜のように見えませんでした。しめ縄が張られていることから商いに使われたのではないでしょうか。油屋から線香屋に替わってからも建物は使われたそうです。
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鈴木家住宅
福島県から移築された、19世紀初めに建てられた馬を連れた客が宿泊できる旅籠で、土間内は14頭の馬が収容できるように造られています。名馬の産地だった東北地方で馬の市が開かれた際に、馬の仲買人がしばしば宿泊したそうです。稲作、養蚕、醤油や味噌の醸造などでも財を成した農家です。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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馬を繋ぎ止めておく土間が広く、田畑を耕したり荷車を曳かせたりするために、馬を最も大切に扱ってきた様子がわかる古民家です。
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佐地家門 供侍 壁
名古屋市から移築された禄高250石の武家屋敷の門です。提灯を下げる小屋根があり立派な造りです。内側から内部を見ると門番部屋や屋敷を訪れたお供が、主人を待つ供待の囲炉裏がある板部屋があります。外側と比べて内側は天井がなくすっきりとした造りでした。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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江戸時代には尾張藩に仕えていた中級武士の屋敷でしたが、昭和に入り佐地家の所有になりました。
この建物は事務所として使用され、主屋が陶器に絵付けをする工場として使用されていました。 -
三澤家住宅
伊那市から移築された、宿場で薬屋を営んでいた建物です。石置板葺屋根が特徴で、広い家の緩やかな傾斜の屋根は板葺で、板を押さえる押縁と平らな石がのっています。順路の坂から眺めると屋根の特徴がよく分かりました。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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店には20の引き出しがある薬箪笥や薬研がありました。店二間や座敷、奥座敷、廊下に畳が敷かれていて裕福な家だったことがわかります。とおりと呼ばれる土間の壁に薬の看板がいくつか掛かっていました。
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水車小屋
19世紀中ごろ、長野市の山間の村に造られていた水車小屋です。小屋の外に大きな水車が回っていて、小屋の中には碾き臼、搗き臼、わらうちのための杵が設置されています。当時は村の中に同じような水車小屋が30基ほどあったとのことです。村では麦や米を栽培し、水車を使って加工していたことから、水車が生活の一部になっていたことがわかる小屋です。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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佐々木家住宅
国の重要文化財に指定されている、290年ほど前に建てられた古民家です。千曲川の氾濫から家を守るために移築されたそうです。茅葺屋根の平屋造りですが、建物内は広く細長い造りになっていて客室もあり、客用座敷にはお客様用の風呂やトイレが設置されています。トイレには畳も敷かれていて、身分が高い裕福な農家だったことがわかる古民家です。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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佐々木家の地霊を鎮めるために建てられた石塔。
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江向家住宅
五箇山から移築された合掌造りの民家で、3階建ての2階と3階は養蚕をするために使用されていました。国の重要文化財にも指定されていて、18世紀初めに建てられました。数年前に白川郷と五箇山を訪れた際に見学した民家も養蚕を営むために上の階は使われていました。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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囲炉裏の上に板を置き、暖かさが部屋中に渡る工夫がなされています。
今回合掌造りの民家を再度見学し、合掌造りの合掌は、屋根が手を合わせたように造られていることから名が付いたということを知り勉強になりました。
大きな仏壇が置かれた仏間が造られていたことにびっくりしました。 -
山田家住宅
五箇山から移築された古民家で、土間の奥にうすなわと呼ばれる台所兼作業場があるのが特徴です。2階と3階は養蚕に使われていました。説明文に山田家では野生の山桑を蚕に食べさせていたことや、炭焼きや狩猟をしていたことが書かれていました。火薬の原料の塩硝も作り加賀藩へ納めていました。塩硝釜が展示されていて、五箇山で見た塩硝作りを思い出しました。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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野原家住宅
棟と平行の面に出入口があるのが特徴の古民家です。野原家では、1階のでえで養蚕や炭焼きをしていました。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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土間にある馬屋に渡し籠が展示してありました。訪れた五箇山で見た渡し籠を思い出しました。人力で深い谷を渡るための交通手段でした。五箇山から離れた川崎で五箇山の昔の生活を見ることができて少し嬉しくなりました。
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山下家住宅
富山県に建っていた古民家を移築したもので、17世紀後半から18世紀にかけて建てられた農家の建物です。合掌造りの中でも古い建物で、床が高く造られているのが特徴です。武器に使用する硝煙を作るために高くなっているとのことでした。
数年前に五箇山を訪れた時に、藩から硝煙を作ることを課せられていた村があったという、同じような説明をしてもらったことを思い出しました。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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作田家住宅
千葉県から移築された、17世紀後半に建てられた重要文化財に指定されている古民家です。
地引網魚を営んでいた網元の家で、外観は2棟から成り立っているように見えます。実際はクリの木を半分に割り、中をくり抜き雨樋として屋根を繋げて造られています。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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主屋の部屋は板の間でしたが、来客用の部屋だけは畳が敷かれ、風呂も造られていました。網元でもあり、多くのお客様をもてなした家柄だったと思える古民家です。
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広瀬家住宅
山梨県から移築した、17世紀末に建てられた古民家で、リビングには床板を張らず、土の上にむしろと茅束を敷いて生活していたことがわかる建物です。山の斜面に建っていたため、風から家を守るため軒が低くなっていて、身体を曲げないと屋根に頭をぶつけそうになりました。同じ古民家でも、地方によって、建っている場所によって異なった形に造られていることがわかる民家園です。それにしても土の上にむしろを敷くだけの生活は、寒く感じたことでしょう。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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太田家住宅
笠間市から移築された農家の家です。米を中心とした農業と炭焼きを仕事にしていました。
土間に馬屋と広い作業場があり、開放感が感じられる建物です。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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入口がある土間の棟と主屋の棟が内部でつながっています。双方の茅葺屋根はつながっておらず、間に半割丸太をくり抜いた雨樋でつながっています。内側から見ると屋根と雨樋の仕組みがよく分かりました。
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北村家住宅
秦野市から移築された保存状態が良い建物です。ひろまが板の間と竹すのこから出来ていることと、ひろまと奥に濡縁がついているなどの特徴があります。土間と広間の間の壁は竹すのこが使われていました。広間の神棚は長くて達磨が8個飾ってありました。説明文によると北村家では毎年前年より一回り大きな達磨を買ったそうです。飾られている達磨はどれも年代物でした。板の間にある流しが座り流しであるのも印象的でした。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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広間の神棚は長くて達磨が8個飾ってありました。北村家では毎年前年より一回り大きな達磨を買ったそうです。飾られている達磨はどれも年代物でした。
板の間にある流しが座り流しであるのも印象的でした。 -
清宮家住宅
17世紀後期に建てられたと推定される、民家園で最も古い建物の一つです。ボランティアの方の話では、障子がなく壁の部分が多いこと、縁側がないこと、土間と広間の間に間仕切りがあることなどから、古い古民家であると推定されているとのことでした。屋根の部分に土を乗せ、土が落ちないように草花が植えられていました。古いからだけでなく、窓が少なく壁の部分が多いことから、どこか暗い雰囲気か感じられた古民家でした。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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菅の船頭小屋
多摩川の菅の渡しで使用されていた小屋で、90年近い歴史があります。多摩川が増水した際に小屋ごと移動できるように、四隅の柱に丸太を通し運べるように工夫されていました。小屋の中には小さな囲炉裏も設置されています。暖をとるためや食事をするために利用していた船頭さんの姿が偲ばれる小屋です。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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菅原家住宅
18世紀末に建てられた古民家で、山形県から移築されました。2階部分の屋根にはハッポウと呼ばれる高窓や、高ハッポウと呼ばれる切上窓が設置された、ハッポウ造りと呼ばれる古民家です。養蚕のために造られた窓だったようですが、豪雪地帯に建っていたことから冬の出入口としても利用されていたそうです。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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工藤家住宅
260年ほど前に岩手県内に建てられた、国の重要文化財に指定されている古民家です。主屋の前に馬屋が突き出たL字型をした、曲屋と言われる造りをしています。現存する最古の曲家の一つとのことです。南部馬の飼育が盛んになったことから建てられるようになったそうです。エサに小麦を与えたり、冬は水を温めて飲ませたりと、馬を大切に扱っていたことがわかる古民家です。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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蚕影山祠堂
170年ほど前に建てられた小さな社殿のような姿をしています。当時盛んだった養蚕の神様が祀る宮殿と、それを安置する覆殿から成り立っています。覆殿の屋根は瓦葺で、屋根の頂上は丸みを帯び、土と草で固められています。養蚕が衰退で祠の維持が困難になったため、民家園に移築されたとのことです。宮殿の側面には獅子、舟、庭、鷹が彫られていて、村人の宮殿に対する思いを感じ取ることができました。養蚕の成功を願い、篤く信仰し、宮殿と覆殿を大切に維持してきた様子が浮かんできました。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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伊藤家住宅
川崎市にあった名主の家です。先祖代々の豪農で土間に味噌部屋と台所がありました。味噌部屋は台所と土壁で仕切られていました。天井に竹が並んでいました。竹すのこ天井で上に物が置ける役割を果たしていました。
神奈川から移築された建物のうち3棟は竹すのこ天井でした。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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食事や屋内作業をする広間の床は竹すのこで、厚いむしろを敷いていました。むしろが取ってあり竹すのこを直接見ることができました。
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入口の上に魔除けとしてマグロの尾が取り付けてありました。乾燥した大きな尾にびっくりしました。
災いを防ぐため、家の入口には様々な魔除けを取り付けていたそうです。 -
岩澤家住宅
県内から移築された、名主をつとめた農家の家です。神奈川県内から移築された他の古民家と比べ、座敷に入口があること、土壁ではなく板壁であることなどが異なっていました。炭焼きを主な仕事としていたため、同じ県内でも少し造りが違ったようです。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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船越の舞台
江戸時代末期に建てられた芝居小屋で、回り舞台や花道もあり歌舞伎のための設備も備わっています。三重県から移築された建造物で、国の重要有形民俗文化財にも指定されています。
移築前は漁村に建っていた神社に造られていたそうで、多くの舞台が農村部に造られていたことから、漁村に舞台が造られていたのは珍しいとのことです。江戸時代に人気を博した芝居や歌舞伎を、村人が集まって楽しんでいた姿が偲ばれました。舞台下からは回り舞台のからくりも見られます。現在も舞台の裏には観客席が設置されていて、歌舞伎が楽しめるようです。川崎市立日本民家園 名所・史跡
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舞台下からは回り舞台のからくりも見られます。舞台上の装置も見ることができました。現在も舞台の前には観客席が設置されていて、歌舞伎が楽しめるようです。
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伝統工芸館
正門から入って各棟をゆっくり見ながら西門に来ました。西門を兼ねる伝統工芸館の中は、藍染の独特のにおいが満ちていました。
藍染製品の販売と日本民家園の入場を受け付けていました。
希望者には有料で藍染の体験もさせてもらえます。川崎市伝統工芸館 美術館・博物館
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床には8つの瓶が埋め込まれていました。建物の外に染め物が干してあり、スタッフの方が干しに出てきて、藍染について話を聞くことができました。。
緑色が3分ほどで藍色になること、5回ほど繰り返し染めることなど、作業工程を簡単に説明してくれました。職人技を聞くことができて藍染に興味が湧きました。
民家園を巡っていると、古民家それぞれの異なった特徴がわかり、楽しく見学できました。風から家を守るために軒を低くした古民家や、屋根にかぶせた土が流れ落ちないように草花を植えた古民家など、色々な工夫が見られる民家園の古民家でした。
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