2020/02/20 - 2020/02/29
25位(同エリア393件中)
Ybaba姫さん
- Ybaba姫さんTOP
- 旅行記385冊
- クチコミ83件
- Q&A回答5件
- 336,850アクセス
- フォロワー30人
赤茶けた大砂丘と土の家の単色の風景、それとは対をなす
ずば抜けた色彩感覚を持つランプやバブーシュ、籠等の可愛い雑貨達。
繊細なレースのような木材加工と正確で美しいアラベスク文様を描く
タイル(ゼリージュ)に覆われたモスクをはじめとする建築物。
幻想的な青い街があるかと思えば、混沌とした雑踏の広場やスーク。
何とも興味深く魅惑的な国ではありませんか。
以前から行きたいなあ~と思っていたところ、baba友の一人から
「一緒に行っても良いよ~。」との言葉があり、夏頃から色々なツアーを
見比べ、9月には、現地観光バスの座席は一人2席確約で、
モロッコにある9つの世界遺産のうち8つの世界遺産を巡るという
●物語に申し込むことに。
これまで何度か参加した海外ツアーは☆☆ピックスのみで、
今回初めての他社ツアー参加。どんな感じなのかなあ。
ツアーに申し込んでから約5か月、ワクワクドキドキ、みなさんの
旅行記を見ながら胸を膨らませていたのですが・・・
出発間際に広まった新型コロナウィルス。
若干迷いはありましたが、まだ感染者が出ていないアフリカの地だったので
意を決して出かけることに。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴う活動自粛要請が出た後だったら・・
ツアー参加を諦めたかもしれません。
帰国して2週間も過ぎ・・海外からウィルスを持ち帰ったという心配も
払拭されたので、素晴らしかったモロッコの旅をまずはダイジェスト版で
振り返ってみようと思います。
【ツアー日程】
*2月20日(木)成田発(エティハド航空)アブダビ乗り換え
*2月21日(金)カサブランカ着
首都ラバト観光【世界遺産】
古都メクネス観光【世界遺産】
ヴォルビリス古代遺跡観光【世界遺産】
フェズ泊
*2月22日(土)青い街シャウエン観光 フェズ泊
*2月23日(日)フェズ旧市街観光【世界遺産】
イフレイン、ミデルト立寄りアトラス山脈越え
エルフード泊
*2月24日(月)メルズーガ大砂丘日の出鑑賞
カスバ街道を通りトドラ渓谷
ワルザザート泊
*2月25日(火)アイト・ベン・ハッドゥ観光【世界遺産】
マラケシュ旧市街観光①【世界遺産】
マラケシュ泊
*2月26日(水)マラケシュ旧市街観光②【世界遺産】
マラケシュ泊
*2月27日(木)エッサウィラ旧市街観光【世界遺産】
アルジャジーダ観光【世界遺産】
カサブランカ泊
*2月28日(金)アブダビ発(エティハド航空)アブダビ経由
*2月29日(土)成田空港着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- エティハド航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
PR
-
初めてのエティハド航空を利用して
アブダビ空港で乗り換え。
みなさんの旅行記でよく見かける光景だけど
実際に見てみるとやっぱりすごい。 -
合わせて約22時間のフライトを終え、ようやく
現地時間で8:30頃カサブランカに到着!
少し肌寒いけど真っ青な空が出迎えてくれました。 -
さあ、モロッコ周遊4200㎞の旅の始まりです。
まずはカサブランカは素通りし首都ラバトへ向かってGo! -
途中、コウノトリの巣をたくさん目にすることが
できました。しかもコウノトリもちゃんといる♪ -
【世界遺産】ラバトに到着。
ラバトは旧市街と新市街、両方が世界遺産に登録されているんですって。
最初に訪れたのは「ムハンマド5世廟」。
1973年に完成した比較的新しい霊廟です。 -
ハッサンの塔は1195年ヤークブ・アル・マンスール王様が
建てようとしたモスクのミナレットです。
残念ながら未完のミナレットで、完成すれば88mの
世界最大のミナレットになる予定でしたが1199年に王様が
亡くなり、44mの高さで建設がストップしてしまったのだ
そうです。
それでも十分高い塔ですけどね。 -
四方にある霊廟の入り口は盛装した衛兵に守られています。
お行儀よく並んで順番を待つ子供たちが可愛い(^o^) -
霊廟内部は上の回廊から下を見下ろしての見学になります。
煌びやかで荘厳な霊廟です。 -
特に天井の装飾には目を見張ります。
-
続いてやってきたのは「ウダイヤのカスバ」。
「カスバ」というのはアラビア語で「要塞」を意味しています。
この呼び名は、18世紀に気性の荒いウダイヤ・アフブ族の
軍隊をここに駐屯させたことからそう呼ばれるようになったそうです。 -
城壁の中にも入って見ました。
-
写真で見たシャウエンの街を彷彿させるような
色合いの街。 -
海に出ました!!
大西洋です。弧を描く波が美しい~。 -
青い空に青い海、白い灯台が映えますね~。
-
国旗が掲げられた建物は、政府の機関ですかね。
洗練された雰囲気のラバトから約180㎞の道のりを
ドライブして古都メクネスへ向かいます。 -
途中車窓には、コルクの林やオリーブの畑、
羊の放牧や -
コウノトリの巣など、見飽きることがありません。
緑も多くてアフリカの地ということを忘れて
しまいそうです。 -
途中、高速道路が通行止めされていたりして、
本来なら2時間弱で着くところを大幅に時間をかけて(3時間以上)
古都メクネス【世界遺産】に到着。
やってきたのは「マンスール門」と「エディム広場」。 -
移動に時間がかかったため、ここではあまり時間がなく
ほぼカメラストップ状態。
マンスール門は18世紀に建造されて以来、修復されることな
く当時のまま残っているのだそうです。 -
確かに汚れ等痛んでいる感はありますね。当時はどんなにか
煌びやかだったんでしょうね~。 -
マンスール門の前はエディム広場。
市場が出ているようですが、見に行く時間がありません。 -
最終入場時間の制限があるため、大急ぎでやってきたのは
観光1日目にして3つ目の【世界遺産】ヴォルビリスの古代遺跡。 -
紀元前からあったと思われるローマ時代の遺跡なんだそうです。
-
アーチの壁が美しい。
ん?柱の上にあるのは・・・ -
こんなところにもコウノトリの巣。
-
市民の集会場として使われていたと思われる
フォーラムとバシリカ礼拝堂。 -
床のモザイク模様も結構残っています。
-
観光2日目。この日は片道220㎞越えのドライブで
青い街シャウエンの観光。
シャウエンの街を一望できる展望スペース。
ここから見るとそんなに「青い」という感じはしませんね。 -
それもそのはず、青い街の青の部分は大体が
建物の下の部分なんですね。 -
上にいくほど青の色が薄くなっていることが多いんです。
-
鮮やかな配色に目が釘付け!
シャウエンの街には素敵な色彩のコラボが溢れています。 -
民族衣装で路地を進む女性。
画になりますね~。 -
シャウエンの街は、どこもかしこも素敵。
シャッターを切る手が止まりません。
本編ではたくさんの写真を見てくださいね。 -
可愛いカフェのオープンスペース。
-
フェズとシャウエンを結ぶ道路から見える
湖?ダム??
この写真はシャウエンからの帰路。
陽が傾いてきています。 -
この頃、フェズには王様が滞在中とのことで
フェズの夜はクリスマスみたいにイルミネーションが
輝いていました(いつもなのかな??)。
前日、高速道路が使えなかったのも、王様が通った
からだったのかな。 -
観光3日目。朝からフェズ【世界遺産】の街を観光します。
朝早い時間に訪れたのは王宮。
まだ観光時間前の時間帯でしたが、現地ガイドさんが
衛兵さんたちに話をつけてくれたらしく、
正門前の広場に入って写真を撮ることができました。 -
正門だけでなくその横の扉もっ素晴らしい。
-
黄金に輝く扉だけでなく、扉を囲む装飾も
本当に繊細で素晴らしい。配色も素敵です。 -
一番端の小さな門の配色も良いなあ~。
-
次に向かったのは、フェズの街を一望できる「南の砦」。
朝日を浴びて輝いています。 -
フェズの街にも朝日が降り注いでいます。
-
あの門はなんていう門かな?
-
南の砦に昇る朝日。
-
フェズの旧市街(メディナ)は“世界最大の迷宮都市”とも
称されているそうです。
そしてこの門が西にある旧市街への入り口、
フェズ最大の門であるブージュルード門。 -
青を基調としたアラベスク模様タイルに覆われています。
門越しに見えるミナレット。 -
内部から見るとグリーンです。
-
現地ガイドさんの先導でメディナを見学。
集団から離れて迷子にならないように、メディナ散策時は
もう一人助っ人のガイドさんが付いて、集団を最後尾から
見守ってくれます。
生々しいお肉屋さん・・。 -
ドライフルーツのお店。
添乗員さん(ガイドさん?)も太鼓判のお店らしく
試食をさせていただいて、さっそくお買い上げのメンバー多数。
(私も干イチジクを購入) -
訪れたのはサウィア・ブー・イナニア・マドラサ(神学校)。
-
14世紀のマリーン朝最盛期の最後の王アブー・イナーンによって
建てられた神学校だそうです。
大理石が敷き詰められたパティオには水盤があり、 -
壁面は繊細な彫刻や幾何学模様のタイルで覆われ
扉等木像部分にはアトラス杉が用いられているそうです。
ところで、この細かくカットしたタイルを組み合わせて
作る幾何学模様の装飾のことを「ゼリージュ(Zellij)」と
呼ぶのだそうです。 -
美しいミナレットが目を惹きます。
-
なんて緻密な装飾・・
ゼリージュが美しい泉。 -
フェズのメディナにはこのような泉が
沢山も受けれられています。 -
ネッジャリーン(木工職人)広場にある泉。
こちらにも美しいゼリージュ。
奥の木の扉はフンドック(商人宿)の跡を利用した
ウード博物館。 -
フェズのメディナ(旧市街)を建設した
スルタン、ムーレイ・イドリス2世の墓である
ザウィア ムーレイ イドリス廟。
メディナの中で最も聖域とされているところで
イスラム教徒以外は中に入ることができません。
入り口から中の様子を覗かせていただきます。 -
859年に建造されたフェズ最大のモスクである
カラウィン・モスクは、「世界最古の大学」ともいわれて
いるそうです。
ここもイスラム教徒以外の入場は禁止されているため、
入り口から内部を覗かせていただきます。 -
入り口の天井にも鮮やかな模様が施されています。
-
続いてやってきたのは皮なめしの「タンネリ」
-
ちょっと匂いがキツイので、入り口でミントの葉が
渡されます。ミントの匂いで皮なめしの匂いを
紛らわしながらの見学です。
みなさんの旅行記に匂いがキツイと書いてあったので、
マスクやハッカ油を持参しましたが、マスクを使う
人はいなかったので、私もやめておきました。 -
それにしても大変そうな作業です。
-
屋上ではなめして染色した皮を干しています。
-
タンネリを見学した後、フェズでランチをとり、
その後は、アトラス山脈越え、約350㎞の長い長い
バスでの移動です。
途中「イフレン」で休憩。
昔、この辺りにもライオンがいたということで、ライオンの
モニュメントの前はず~っと人だかりがで、写真を撮る人たちが
後を絶ちません。
このライオンはバーバリーライオン(別名アトラスライオン)と
いって、4mもある特殊な種類のライオンなんだそうです。 -
イフレンは標高1650mの高原リゾート地で、
モロッコのスイス(日本人的にはモロッコの軽井沢)と
呼ばれているそうです。
フランス植民地時代に建設された保養地とのことで、 -
緑が多く、洗練されたヨーロッパ風の家並みがあり、
訪れる前に思っていた感じとは随分違っていました。
(訪れる前は荒れ地にライオンの像がポツンとあるだけ・・と
思っていましたm(__)m) -
進んでいくにつれ、だんだんと緑が少なくなってきました。
-
だんだん標高があがっているのか大きな木が
ほとんどなくなってきました。
大きな木のそばには沢山の洗濯物。 -
本来なら2月のこの辺りは標高も高いので寒い地域なのですが、
この日はとても暖かでした。
でも、山に残った少しの雪が寒い地域だということを
思い出させてくれます。
水たまり(なんとなく水深は浅いように見える)に映って
綺麗です。 -
遠くには雪に覆われたハイアトラス山脈(高アトラス)が
見えてきました。
(フェズからエルフードに向かう途中、アトラス山脈を
じっくり観察したい方は進行方向右側の座席をお勧めします。
この写真は隣の座列の窓越しに撮っています。)
私たちはアトラス山脈の向こう側を目指していますが、
今回はアンティアトラス山脈(小アトラス)を超えて
エルフードへ向かっています。 -
途中、オーストラリアのエアーズロックのような
岩が見えてきました。 -
荒涼とした景色の中、曲がりくねった峠道を
運転手さんは慣れた様子で、かなりのスピードで
バスを走らせます。
なんせ、制限速度は60㎞です。
(日本だったら、たぶん30㎞の表示が出ていそうな
曲がりくねった坂道です。)
そんな中にもモスクがあります。 -
山の夕暮れは早い。山脈に太陽が隠れてしまいました。
-
峠越えの途中、ズイズ渓谷でフォトストップ。
辺りは結構薄暗くなっているので、なかなか
うまく写真が撮れません。水量は比較的多そうです。
雪解け水かな?
後ろに続く道を走ってきました。 -
夕焼けにほんのり水源が浮かんでいます。
湖かなあ?
強行軍で長かった観光3日目が暮れていきます。 -
観光4日目。
この日はメルズーガ大砂丘で日の出鑑賞があります。
幸運なことにこの時期この辺りの日の出は遅く朝8時ちょい過ぎ位。
それでも朝6時にホテルから4WDの車に分乗し、真っ暗で星が煌めく中、
ホテルから60㎞ほど離れたメルズーガ大砂丘へ向かいます。
砂丘では、ラクダで行くグループと、徒歩で進むグループに
分かれて、日の出の鑑賞場所まで砂丘を進みます。
私たちはラクダに揺られて進むことに。
(ラクダの利用は別料金です。) -
鑑賞場所に着いて、砂丘のガイドさん達が用意してくれた
敷物に座って日の出を待ちます。
真っ暗ですが、砂丘の先の空がほんのり色づき始めています。 -
この写真は夜景モードで撮影していますが、本当は
かなり暗いです。でも、その暗さの中、ぼんやりと
ラクダのキャラバンが見えるので、そのあたりに
見当をつけて撮っています。 -
薄っすらと辺りが見えるようになってきました。
砂丘の高いところに上っている人たちもいるようです。
日の出はもうすぐです! -
砂丘に朝日が昇ってきます。
美しい、美しい夜明けです! -
砂嵐(?)を恐れて、完全防備の私たち( ;∀;)
砂丘のガイドさんがポーズをつけて写真を撮って
くれました。 -
ラクダは思ったより揺れて(ラクダの個体差があるようですが、
私が乗ったラクダは少し小さめで、私の体重が支え切れないのか
結構揺れました)、しっかりつかまっていないと危ないので、
なかなか写真が撮れません。しばらく止まった時にようやく撮れた
写真。朝日に照らされて足が長~い。 -
メルズーガ大砂丘を後にホテルに戻り、朝食を取り、
この日も大移動が始まりました。
まずは約150㎞移動してトドラ渓谷に向かいます。
途中、荒野に連なる小さな山は旧地下水道溝「カッターラ」です。
この小山の下に地下水路が伸びていたのだそうです。 -
希望者は見学料を支払って内部も見学できました。
まあ、こんなトンネルが続いているだけなんですけどね。 -
トドラ渓谷に向かう途中、野生のラクダが生息する地域を通過。
遠目にですがラクダを確認できて感激!
野生のラクダっているんだ~と。当たり前のことなのでしょうけど
なんとなく、ラクダって昔から人と一緒に生きている気がしていたので、
私としては新鮮な驚きでした。 -
トドラ渓谷に向かう道は「カスバ街道」と呼ばれているそうです。
街道からは日干しレンガで造られた、要塞のような建物が点在
してしているのが望めます。
人が住んでいる建物もあれば、打ち捨てられ廃墟になって
崩れてしまっている集落もあります。
この廃墟となったカスバが、今までに見たことのない光景で
とても印象に残りました。 -
ここまで、赤茶けた土色の建物ばかりだったのに、
灰緑色の家も出てきました。
この色の違いって、何か意味があるのかなあ。 -
トドラ渓谷到着!
-
この渓谷はアトラス山脈を流れるトドラ川が
作り出したものです。 -
ほぼ垂直に刻まれた断崖は、一番高いところでは
160mにも及ぶそうです。
この日は見かけることはありませんでしたが、
ロッククライミングの聖地とも呼ばれ、
ロッククライミングを楽しむ人を見かけることも
多いのだそうです。 -
ところで、このカスバ街道は別名「アーモンド街道」とも
呼ばれているそうで、途中、アーモンドの花も見かけました。 -
トドラ渓谷を見学してランチを済ませた後は、またまた
ひたすら移動。今度は約170㎞移動して、この日の宿泊地
ワルザザートを目指します・
途中、車窓からつむじ風が砂を巻き上げているのを発見! -
観光5日目。
この日はワルザザートから、
途中「アイト・ベン・ハッドゥ」【世界遺産】を観光して
マラケシュまで、約240㎞の移動です。
ワルザザートは比較的交通の便がよく、砂漠の雄大な光景が
広がっているため、映画のロケ地としてよく使われるそうで、
アラビアのロレンスやスター・ウォーズなどもこの地でロケが
行われたそうです。
車窓からは大きな映画会社のスタジオや、経営するホテル等が
見られました。 -
「アイト・ベン・ハッドゥ」の集落に入る前に全体が
見渡せる地点でフォトストップ。 -
サフランやお茶を使って絵をかいて、バーナーで炙ると
画が浮き出してきます。
気に入った1枚があったので、購入しました。 -
この橋を渡って、アイト・ベン・ハッドゥの
集落に入っていきます。 -
橋から続く道を進むのではなく、私たちは
河原に降りて横の方から攻めていくようです。 -
可愛いおみやげ物が揃っているようですが、
ツアーは先を急ぎます。 -
大分上の方まで登ってきました。
アジフ・オウニーラ(川)を見下ろします。 -
最上層の食糧庫がある辺りまで登ってきました。
集落が見えます。 -
アイト・ベン・ハッドゥを後にマラケシュまで
またまたアトラス山脈を越えます。
途中、標高2260mのティシカ峠を越えます。
この辺りとっても風が強いし、さすがに標高が高いので
寒いしで、大急ぎで写真を数枚とってバスに戻ります。 -
急坂のつづら折りの道が続きます。
車に酔う人は、酔いどめのお薬を飲んでおいた
方が良いでしょうね。
崖下を覗いてみたい人は、右側の席がお勧め。
私は左側の座席に座ってしまったので、
山肌を見ていることが多かったです。 -
それでも時折、こんな車窓にも出会えます。
下に見えるピンクの建物は、この後立寄る
アルガンオイルのお店です。 -
途中、車窓から雪を頂くアトラス山脈が見えたり、
-
廃墟となったカスバが見えたりで、200㎞を超える
移動も苦にはなりません。 -
マラケシュに着いてやってきたのは、
ジャマエル・フナ広場。
真っ赤な衣装に派手な帽子のいでたちは
水売りの衣装なんだそうです。 -
民族衣装で演奏するグループ等、まるで
お祭りが行われているような雰囲気です。 -
広場が一望できるカフェで少し休憩してから、
1時間ほどのフリータイム。 -
私たちは添乗員さんの後について、広場周辺の
スークを散策。
カラフルな籠や -
細かい模様のタジンや食器類、色とりどりのバブーシュ等々。
見ているだけでも楽しくなります。
次の日は終日マラケシュ観光なので、この日は早めにホテルに
チェックイン。とはいえ18時半頃ですけど・・。 -
観光6日目。
この日も快晴です。【世界遺産】のマラケシュ旧市街を
1日かけて観光します。
朝一で訪れたのはクトゥビーヤ モスクとミナレット(外観のみ)。 -
このモスクが作られたのは12世紀とのことで、
ミナレットの高さは69mもあるのだそうです。
美しいシルエットをえがくこのモスクは、
イスラム世界だけでなく、キリスト教建築にも
大きな影響を与えたのだとか。 -
続いてやってきたのは、ハビア宮殿。
-
19世紀中頃に14年の歳月をかけて建てられた、
アラウィー朝の宰相の邸宅ですが、「宮殿」と
呼ばれるだけあって外観も内部の装飾も美しく
うっとりしてしまいます。 -
モロッコのアルハンブラ宮殿ともいわれているそうですよ。
-
でも、アンハンブラ宮殿に比べると建物の色彩が
豊かな気が記します。 -
この中庭を取り囲んでいるのは
24人の側室部屋なんだとか・・・24人!
他にお妃さまが4人いるんですよ~( ゚Д゚) -
ドアも窓も意匠が凝らされています。
-
ステンドグラスの影が床や柱に反射して幻想的。
ハビア宮殿でも、あまりの美しさについつい
シャッターを切ってしまったので、抜粋して
本編でご紹介します。 -
ハビア宮殿を後に旧市街を散策。
-
何をしてるのかな。
-
この後、1時間ほど馬車でマラケシュ市街を巡りました。
-
ジャマエル・フナ広場から出発です!
-
トゥクトゥクのような乗り物も走っています。
-
バス停かな。
-
少し熱いくらいの日でしたが、噴水が涼しそう。
-
馬車体験を終えてやってきたのは
サアード朝の墳墓群ですが、すごい観光客の数。
何が見られるのか知りませんが、これだけ
並んでいるのですから、きっと素晴らしい何かを
見ることができるのでしょう・・・。
大人しく列に並びます。 -
並んでいると、どこからか亀さんが挨拶に出てきました!
-
40分以上も待って、狭い入り口に数人ずつ入り、
中を覗くように写真を撮ります。
グズグズしていると、係りの人に次の人に代わりなさいと
注意されます。
そんなわけで、パチパチと急いで数枚写真を撮って
次の方に場所を譲ります。
王の墓があり、12本のイタリア産大理石の円柱で支えらた
一番立派なお部屋です。 -
ものすごく繊細で美しい文様とゼリージュに覆われていますが、
内部はかなり暗いため、私の写真ではその美しさをお伝え出来ず
残念。 -
王族の墓がある建物。
-
サアード朝の墳墓群を見学した後は国営の総合おみやげ物屋さんへ。
本当に何でもあります!
国が品質を保証しているので、お値段は少し高めですが、品物は
良いとのことです。
他のものはわかりませんが、バブーシュはフェズのタンネリで
買うよりかなり安かったです(ただし、革は牛の革で、ラクダの革とか
羊の革のバブーシュは無さそうでした。)。
勿論市場で買うよりは、かなり高いですけど。
もう少しゆっくり見たかったなあ。
この日は、この後、遅いランチをとり、スーパーマーケットに寄って
早めにホテルに戻りました。 -
モロッコ7日目にして観光最終日です。
この日は大西洋を目指してひた走り、【世界遺産】エッサウィラへ。
その後、このツアー最後の【世界遺産】アルジャジータを観光して
カサブランカへ向かいます。
移動距離400㎞越えのドライブです。 -
この光景を見たのは「世界ふしぎ発見」だったか・・
「なるほどザ・ワールド」だったか・・。 -
始まりは地面にエサがなくなったヤギがアルガンツリーの葉や実を
食べるために上っていたのですが、今では観光客目当てに
ヤギ使い(?)が登らせているのだとか(-"-)
写真を撮るには、ヤギ使いの方にチップを払う必要があります。 -
道路沿いには、このようにヤギが登っているアルガンツリーが
何本かありましたが、ここが一番沢山のヤギがいたかな。
それにしても、ここはちょっと登らせ過ぎのような気がするのですが・・。 -
マラケシュから180㎞ほど走ると海が見えてきました!
大西洋です。 -
エッサウィラの歴史は古く、紀元前800年代には、すでに港町として
栄えていたのだそうです。
その後も沿岸貿易の中継地としてポルトガルやスペイン、フランスなど、
当時の列強がこの地に城塞や軍の基地を築いてきたのだそうです。
今ではビーチリゾートで人気の街なんですって。 -
そういえば、遠くに見える要塞のような建物は
ヨーロッパ(ポルトガルかなあ?)で見たことがあるような
建物です。 -
このゲートの先が旧市街ですね。
-
エッサウィラも素敵な色彩にあふれています。
絵画等、芸術的な作品が多いような・・ -
ゆっくり見て歩きたいけれど・・・
-
城壁に登ってきました。
海に向かって沢山の大砲が並んでいます。 -
大砲とカモメ。
-
城壁の土色と建物の青と白に挟まれた細い路地が続きます。
-
こんなカラフルで可愛いカフェレストランも!
-
この絵は・・
葛飾北斎の冨嶽三十六景の一場面「神奈川沖浪裏」の
オマージュですね。
こんなところで会えるとは・・。 -
エッサウィラでランチをとった後、約175㎞移動して
最後の観光地【世界遺産】のアルジャジーダへ向かいます。 -
アルジャジーダ(旧マサダン)は、1502年にポルトガル人が
インド航路開拓の為に建設した港町ですが、1769年にモロッコの王が
ここを占領し、ポルトガル人は退去したのだそうです。
当時の名残(?)ポルトガル協会(カトリック教会)。 -
病院はじめ色々なお仕事のカード?
面白い。 -
海岸線を守る城壁に出てきました。
-
金網越しの青い海。
-
ここでも沢山の大砲が海の向こうを狙っています。
-
漁港なのかな。
沢山の船が停泊しています。 -
屋上のオープンカフェ(ホテル?)が気持ちよさそう。
沢山のカモメが空を舞っています。 -
向こうの見張り台(?)行けるようですね。
-
マサガンの大モスク。
-
陽が傾いて、ちょっとおもしろい形ができていました。
-
学生たちかな。どこの国でも女性はおしゃべりが好き(*^-^*)
-
アルジャジーダの観光を終え、約100㎞走って
モロッコ最後の宿泊地カサブランカへ向かいます。
カサブランカに近づくころにはすっかり日が傾いて
薄暗くなってきました。 -
モロッコ最終日。
カサブランカ10:00発の「エディハド航空EY612」で
アブダビ経由で成田に帰ります。
なんとこのツアー。モロッコに来たのに第一の都市
カサブランカは泊まっただけで観光は無しだったんですよ!
(知ってて参加したんですけどね(^-^; ) -
ずっと夜の移動だったので、うまく写真が撮れなかった
エディハド航空機。
この飛行機でアブダビに向かいます。
今回のモロッコ滞在中はお天気に恵まれ、ずっと青い空!
気温も朝晩は冷え込むものの、昼は厚いコートやダウンなどは
いらないくらいでした。
場所によっては初夏の気温で、半そででも大丈夫なくらいでした。
ところで、来た時にはアブダビ到着以降はマスクをかけている人は
ほとんど居らず、添乗員さんからは「飛行機の中やバスの中は良いけど、
観光中はなるべくマスクはしないように。コロナウィルス感染者だと
思われてしまいます。」との注意があったのですが、帰国時には
アブダビ空港のショップ定員さんたちがみんなマスク姿で驚きました。
成田に着くと、本当に人が少なくて・・リムジンバスもガラガラ。
大変なことになっているなあと実感しました。
早くコロナウィルスの流行が終息し、1日も早く普通の生活が
戻ってくることを祈ります。
それまでは、しばらく色々な不便は我慢、我慢。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
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この旅行記へのコメント (5)
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- ももであさん 2020/04/11 15:55:53
- 悠久のモロッコ
- Ybaba姫さん♪
最後のアルジャジーダ... 懐かしい大西洋の眺めです。
ぼくにとってはモロッコ最初の訪問地がアルジャジーダ
2014年にほぼ同じポイントを逆ルートで走りました。
海あり山あり砂漠あり...
異文化度が高く飽きることのない国ですね。
今となっては遥か遠い海外ですが、コロナ終息後は
てんこ盛りに巡り巡って下さい。
- Ybaba姫さん からの返信 2020/04/11 16:21:43
- Re: 悠久のモロッコ
- ももであさん
拙い旅行記をご覧いただきありがとうございました。
モロッコはいつかは行きたいと思っていて、今回ようやく
訪れたわけですが、期待以上にワクワクドキドキを感じた
旅でした。 イスラム文化のトルコともちょっと違う、
海を隔てたヨーロッパとも違う、独特の歴史や文化があり、
また自然も豊かで、本当に良い旅になりました。
自由に世界を旅できるってことが、当たり前のことでは
ないんだ・・と改めて感じる今日この頃です。
一日も早く、世界中のコロナウィルスの流行が終息し、
また、海外旅行も国内旅行もできるようになるよう、
心から祈っています。
外出自粛の中、みなさんの旅行記で旅行気分に浸ったり、
少しづつモロッコ旅行記の本編を作成中で、ようやく半分
くらいまで公開中です。
ももであさんのモロッコの旅行記も拝見させていただきますね。
書き込みありがとうございました。
- ももであさん からの返信 2020/04/11 18:02:27
- 郷に入っては郷ひろみに従え
- Ybaba姫さん♪
太っ腹のご祝儀ポチをありがとうございます。
随分と古いブログにだけに恐れ入ります(ΦωΦ)
> 自由に世界を旅できるってことが、当たり前の
> ことではないんだ・・
別の意味でモロッコを旅した時にそう思いました。
モロッコではさんざんチップねだりにあい嫌な思いを
しました。でもそれが彼らの生きる術。
世界には旅行すらできない人たちが大勢いる。
だから自分たちが、先方に乗り込んで行くからには、
謙虚にならないといけないって。
ぼくはブログサボり魔なので、モロッコも5分の1くらいで
おさらばしてしまいました。Ybaba姫さんのブログで少しずつ
記憶喪失(認知症!?)を取り戻そうと思いますので、
今後とも宜しくお願いいたしますm(_ _)m
-
- kaz-ykさん 2020/03/23 12:37:02
- モロツコの旅
- 綺麗な写真つきで 膨大な旅行記を、掲載頂き感謝します。映画 『カサブランカ」見てから 行きたいと、思つていたが、クルーズ旅行に、専念し、時期を逃しました。後期高齢者には、迷惑をかけると思い、モロツコ行きは、諦めました。貴女様の旅行記を拝見し、宿題を、果たせました。御礼申しあげます。予想外に綺麗でした。
- Ybaba姫さん からの返信 2020/03/23 13:11:11
- Re: モロツコの旅
- 拙い旅行記をご覧いただきありがとうございました。
モロッコは思っていたよりもずっとずっと素敵な国で、
どこもかしこもカメラに収めておきたい風景が多く、
膨大な写真を撮って帰ってきました。
時間がかかると思いますが、これから観光地一つ一つを
別バージョンで旅行記を作成したいと思っていますので
よろしければご覧ください。
いつもご夫妻でクルーズ船の旅を楽しまれておられるようで
うらやましいです。我が家でもそろそろクルーズ船の旅を・・
と考えていたところでしたので、旅行記を見て参考にさせて
いただきたいと思います(とはいえ、我が家で参加するとしたら
ツアーですけど・・( ;∀;))。
コロナウィルスの流行が1日も早く終息し、また旅行が楽しめる
日が戻ってくることを願っています。ご自愛してお過ごしください。
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