baba友と巡るモロッコ周遊2400㎞の旅【1】2日目（ラバト１）

2020/02/21 - 2020/02/21

　赤茶けた大砂丘と土の家の単色の風景、それとは対をなす
ずば抜けた色彩感覚を持つランプやバブーシュ、籠等の可愛い雑貨達。
繊細なレースのような木材加工と正確で美しいアラベスク文様を描く
タイル（ゼリージュ）に覆われたモスクをはじめとする建築物。
幻想的な青い街があるかと思えば、混沌とした雑踏の広場やスーク。
何とも興味深く魅惑的な国ではありませんか。
　以前から行きたいなあ～と思っていたところ、baba友の一人から
「一緒に行っても良いよ～。」との言葉があり、夏頃から色々なツアーを
見比べ、9月には、現地観光バスの座席は一人２席確約で、
モロッコにある９つの世界遺産のうち８つの世界遺産を巡るという
●物語に申し込むことに。
これまで何度か参加した海外ツアーは☆☆ピックスのみで、
今回初めての他社ツアー参加。どんな感じなのかなあ。
ツアーに申し込んでから約5か月、ワクワクドキドキ、みなさんの
旅行記を見ながら胸を膨らませていたのですが・・・
　出発間際に広まった新型コロナウィルス。
若干迷いはありましたが、まだ感染者が出ていないアフリカの地だったので
意を決して出かけることに。

　ほぼ丸1日という、長い長い飛行機の旅でようやくカサブランカに到着！
真っ青な空が出迎えてくれました。
カサブランカに到着後、早々に観光バスに乗り込み、カサブランカは
素通りし、最初の観光地ラバトに向かいます。
　ラバトまでは約90㎞の道のり、どんな景色が待っているのでしょう。
疲れてはいるけれど、バスの中で寝てなんていられません。
車窓からの景色も楽しまなくちゃ！
　
【ツアー日程】
＊2月20日(木）成田発（エティハド航空）アブダビ乗り換え
＊2月21日（金）カサブランカ着
　　　　　　　　首都ラバト観光【世界遺産】
　　　　　　　　古都メクネス観光【世界遺産】
　　　　　　　　ヴォルビリス古代遺跡観光【世界遺産】
　　　　　　　　フェズ泊
＊2月22日(土）青い街シャウエン観光　フェズ泊
＊2月23日（日）フェズ旧市街観光【世界遺産】
　　　　　　　　イフレイン、ミデルト立寄りアトラス山脈越え
　　　　　　　　エルフード泊
＊2月24日（月）メルズーガ大砂丘日の出鑑賞
　　　　　　　　カスバ街道を通りトドラ渓谷
　　　　　　　　ワルザザート泊
＊2月25日（火）アイト・ベン・ハッドゥ観光【世界遺産】
　　　　　　　　マラケシュ旧市街観光①【世界遺産】
　　　　　　　　マラケシュ泊
＊2月26日（水）マラケシュ旧市街観光②【世界遺産】
　　　　　　　　マラケシュ泊
＊2月27日（木）エッサウィラ旧市街観光【世界遺産】
　　　　　　　　アルジャジーダ観光【世界遺産】
　　　　　　　　カサブランカ泊
＊2月28日（金）アブダビ発（エティハド航空）アブダビ経由
＊2月29日（土）成田空港着　

エリア ラバト(モロッコ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: エティハド航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

　カサブランカ空港からバスに乗り込み、
カサブランカは素通りし、首都ラバトに向かって
約90㎞のドライブです。バスにはこのツアー中、
ずっとご一緒して下さる現地ガイドさんも乗り込みました。
私は進行方向に向かって左の座席に座っています。
車窓には、牛や羊を放牧したりする緑豊かな
景色が広がっています。

モロッコではオリーブの栽培も盛んなのだそうです。
オレンジの花は何だろう？
広々と気持ちの良い景色です。

アッ！
ミナレットの上にコウノトリ！

路肩に羊の群れが現れて、慌ててカメラを構え
シャッターを切ります。
もっとずっと長い列でした。

菜の花ですかね。鮮やかな黄色が綺麗です。

アッ。またミナレットの上にコウノトリの巣。
今度はカップルのコウノトリです。

ピンク系のお花はプラムだとおっしゃって
いたような。

ビルが並ぶ街。ミナレットが見えます。

ミナレットが見えるとついついシャッタを
押してしまう・・(^-^;

可愛い看板。保育園があるのかな？
美しい外壁のミナレット。

白いミナレット。

この他にも、車窓に沢山のミナレットが
現れては消えていき、写真もあるのですが・・。

アッ。空と海の色がさほど変わらないので
わかりにくいですが、海が見えてきました。
大西洋ですよね。

この写真だと少し海が分かりやすいですかね。
羊の群れが沢山います。

さすがマクドナルド。
モロッコにもしっかり進出しています。

だんだん大都市が近づいて来た雰囲気があります。
広い道路の分離帯はとても美しく手入れが行き届いて
います。

水やりをしているのかな？作業に勤しむ人たちがいます。

街路樹はオレンジの木だそうです。
今は実はついていないようですね。

ラバト市内ですね。洗練されたヨーロッパの
雰囲気があります。
ラバトは新市街も旧市街も世界遺産に登録
されているのだそうです。
【@baba友nave】

大きな立派な建物が見えてきました。
モロッコ最初の観光は「ムハンマド5世廟」と
「ハッサンの塔」です。

入り口は騎馬兵に守られているようです。

バスを降りて入場観光です。
盛装して凛々しい衛兵。
動かずにじっとしている馬も大変。

一緒に写真を撮ることもOKです。

敷地内に入ると、未完のミナレットが目を惹きます。
ハッサンの塔は1195年ヤークブ・アル・マンスール王様が
建てようとしたモスクのミナレットです。

まずは「ムハンマド5世廟」に入場観光します。
階段の登り口の両端には大きな香炉のような
金属製の装飾品が置かれています。
とても繊細な作りです。

ミナレットを振り返ってみます。
完成すれば88mの世界最大のミナレットになる
予定だったそうですが、1199年に王様が亡くなり、
44mの高さで建設がストップしてしまったのだ
そうです。
それでも十分高い塔ですけどね。

廟の前には社会科見学でしょうか。
小学生くらいの可愛い子供たちが並んでいます。
この霊廟は1971年に完成した比較的新しい建物です。

外壁は外側も内側も美しい装飾が
施されています。

建物の四方にある入り口は盛装した衛兵に
守られています。

ムハンマド5世廟はイスラム教徒でなくても
入場でき、写真も撮れる数少ないスポットです。
回廊から下を見下ろす感じで見学します。

なんとも煌びやかな霊廟です。
石棺を取り囲むのはモロッコの国旗でしょうか。
ちょっと違う感じもしますが・・

中央に安置された（おそらく）大理石の棺には
ムハンマド5世が安置されています。

（たぶん）コーランを読んでいるのは
イマーム（イスラム教における指導者。）かな。
イマームの左右に小さな棺が祀られていますが、
それは、弟のアブドゥラー王子と前国王ハッサン２世の
棺なんだそうです。

【@baba友nave】

それにしても内部の装飾の美しさには
圧倒されます。

幾何学的文様を反復して作られているアラベスク。
素晴らしいです。

霊廟の中の四隅にも衛兵が立って廟を守っています。

そして、最も私の目を惹いたのは、この天井のドーム。

青く光っている場所は、ステンドグラスかな。
宝石が埋め込まれているように見えます。

素晴らしい内部を見学して建物の外に出てくると、
子供たちが入場を待って、お行儀よく並んで
待っていました。
可愛い！！

隣に続く建物も繊細な模様に覆われています。

アップにしてみます。
どうやって作られているんだろう？

少しのフリータイム。
ハッサンの塔と沢山の柱があります。
柱の数は200本とも365本とも言われていますが、
実際には何本あるのかな？
数えるにはちょっと多すぎますね(^-^;

ハッサンの塔の方向から
ムハンマド5世廟を見ると、白い壁に
緑の屋根が美しい。
（逆光なので、くすんで見えますが・・）

ハッサンの塔の向こうには大西洋が
見えています。
（あまり時間がなかったので、塔の向こう側までは
行きませんでしたが、行ってみれば、広々した大西洋が
望めたのだと思います。）

霊廟や塔のある広場に続く公園は
手入れが行き届いていて、散歩したり
するのには気持ちが良さそうです。
（朝、カサブランカに着いた時は、少し
肌寒く感じましたが、ラバトに着く頃には
気温も上がり、コートなどはいらない感じでした。）

ムハンマド5世廟の付属の建物でしょうか。
美しい建物です。
バスの窓越しに撮った写真なので、ブラウン
がかって見えますが、実際には真っ白で
美しい建物です。
　この後は、「ウダイヤのカスバ」に向かいます。