シルクロードにおける宗教や歴史文化の伝播について興味津々なのでカザフスタン来てみた(未知との遭遇アルマティ前編8/24～8/25AM)１

2018/08/24 - 2018/08/31

シルクロード。
なんて魅力的なところなんだろうか。
調べれば調べるほど興味深い中央アジア。
かつて西安、嘉峪関などのシルクロードの出発点は結構見たし、痛い目もみました(笑)
痛い目の詳しくはこちら↓
https://4travel.jp/travelogue/10520224
今回は、西安から天山(テンシャン)山脈を北から回り込んだルートとして、シルクロードの中国出発点の少し奥のカザフスタンをチョイス。

そもそもシルクロードとは一本の道ではなく、西安から中央アジアを抜け、中近東から海路を経て、ローマに至る無数にある交易の為の道。
まず中国西安を出て、天山山脈を北側を行くルートもあるし、天山山脈を南側に行きチベット、インド経由ルートもある。
今回は一番ベーシック(？)な中央アジアのオアシス都市を経由するルートを旅行してみました。


さてカザフスタンと東アジアとの関係性としてはあまり無いように思えますが。
旧ソビエト連邦は、かつて1800年代の帝政ロシア時代にウラジオストクや、ハバロフスクなどの極東地域開発の為に朝鮮人の移民受入を積極的に行ってました。
ロシア語で、ウラジ＝支配する、ボストーク＝東、という言葉から分かる通り、ウラジオストク(街の名前として「極東を支配せよ」なんて名付けちゃうロシアの欲望が凄い)などの極東シベリア方面を掌握する拠点をロシアは作りたかったのですね。
その頃の朝鮮半島は世界の中でも貧しい地域でして出稼ぎに働きに外へ活路を見いだす人も多く、その辺が帝政ロシアと朝鮮の人々のお互いが共存共生の関係性だったのです。
それが1800年代後半になると世界情勢も戦争へと傾きつつあり、朝鮮半島もついに1910年に日本に併合される。
ロシアは敵対する日本と民族的に近く、極東で働く朝鮮系の人々が日本に併合されたのをきっかけにスパイと化するのを恐れ、ちょうど労働力が足りなかった中央アジアの集団農園開発(コルホーズ・ソフホーズですね)に携わらせる為に、スターリンによって極東から遥か遠く離れた中央アジアに強制移住させられた過去があるのです。
幾万もの朝鮮人が、ある日突然、荷物をまとめるよう命じられ、窓のない家畜輸送列車に押し込められました。
シベリアの厳しい冬に約6500キロを移動する旅は過酷なものだったのです。
そんな過去により、中央アジアには朝鮮系が意外に住んでまして、祖国である朝鮮半島とのアクセスもある程度発達している理由の１つ。
って、大学で学びました♪

ちなみに冬季オリンピックのフィギュアスケートでメダルを獲得したカザフスタンの故デニス・テン選手も朝鮮系カザフ人ですね。


そんな東アジアとの歴史があって、中央アジアに興味が湧き、シルクロードの魅力と相まって、まずはカザフスタンへ行ってきます♪

カザフスタンはもともとノービザで観光客は入国出来るし、ウズベキスタンへは2018年2月10日から日本国籍の方は条件を満たせば無査証（ビザなし）滞在が可能となりまして、それも今回中央アジアへ行ってみたくなった理由の１つ。

では旧ソ連系諸国の今を見てきましたので良かったらどうぞo(｀^´*)!!

エリア アルマトイ(カザフスタン)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: ウズベキスタン航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

もともと少しだけ興味ありましたが、最近はもっと知ると世界が広がる事に気付きました。
でも新興宗教にハマるちょっとヤバい奴ではありませんよ(笑)
仕事柄、宗教の事に関して広く浅く知っておきたいし、知らなくてはなりません。

そんなある日、コンビニでお手軽な、The宗教入門みたいな本が売っていたので買いました♪
はっきり言って、仏教でさえ分かってる風で全然本質が分かって無いことが判明Σ(ﾟдﾟlll)ｵﾛｵﾛ

世界の東西を結ぶ最古の道。
シルクロードで文化、食、人、そして宗教が行き来してた訳です。
シルクロード出発点の西安は、わりと知ってるので(つもり)、今回はその奥の次の中継点の国々を歩きたいと思いまして、カザフスタンからスタートしたいと計画。
今回は少しだけ学習の色が強めで行きたい、と思ってます。

で、まだスキャットは就航しておらず(2018年当時)、中央アジアへはウズベキスタン航空が便利でございます。

成田空港第1ターミナル 空港

アシアナとかでソウル経由ってのもそこそこ便利みたいですが、ちょうど日を合わせて中央アジアへ直行便が出てる日にして(成田発はデイリーでは無いので)、ウズベキスタン航空でタシケント経由。

なぜ韓国が便利かというと、これも歴史が関係してまして、かつて1800年代の帝政ロシア時代に極東地域開発の為に朝鮮人の移民受入を積極的に行ってました。
その後、世界情勢によってロシアの都合で極東エリアから、中央アジアの集団農園開発(コルホーズ・ソフホーズですね)に携わらせる為に、スターリンによって強制移住させられた過去があるのです。
そんな過去により、朝鮮系が意外にも多く住んでまして、カザフスタンと韓国とのアクセスもある程度発達している理由の１つ。

成田空港第1ターミナル 空港

まず中央アジア諸国のアクセスはとんでもなく不便。
そもそもインター部分も、ドメ部分もデイリーじゃないとこが多過ぎるし、さらにその貴重な路線も１日１便とか、乗り継ぎが上手く出来るタイミングが極めて少ない(´-ω-`)

今回は、かなりフライトを調べあげてスケジュール組みましたんで、もうこれだけで旅の満足度は90%達成してる(笑)
行くまでが一番楽しい派です、わたくし。

成田空港第1ターミナル 空港

ではウズベキスタン航空にて、まずはタシケントまで。
HY528 NRT/TAS(11:05/16:10)

成田空港第1ターミナル 空港

そうよね♪
中央アジアといえばナッツよね。
ん？
ていうかほとんどのエアラインでまずはナッツ出るか(｡-ω-)

まあ成田発なんで、ウズベキスタン色は薄め。
牛丼食べます♪

軽食はたまごサンド。

今ホットな話題の新疆ウイグル自治区、天山山脈を越え、あと少しでタシケント到着♪

無事に定刻通りにタシケント空港に到着♪
沖止めだったので、バスにてターミナルまで移動の模様。

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

ウズベキスタン航空は国旗と同じ配色で意外にポップなカラーリング♪

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

まずはタシケントで乗り継ぎまして、カザフスタンのアルマティに向かいます。

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

トランジットの通路を経由して、空港内で新しい搭乗ゲートに行けば良かったのに、何故か間違えて一回入国をしてしまい、外からまた国際線出発ターミナルに移動(;^_^Aﾏﾁｶﾞｴﾀ

で、そこには昔カイロで見たスリラーの世界が広がっていた(笑)
あの柵の外に出ようものなら、身ぐるみ剥がされることうけあい。

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

だもんで怖じ気づき、あの柵の方には近付けず、カート運んでるお兄ちゃんに出発ターミナルまでの生き方(わざと「生き」にしてます)を指南してもらう。

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

すぐ隣だった(笑)
とにかくスリラーは避けられたので良かったわ♪

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

そもそも大荷物はアルマティまでスルーだったので、現地人以上に身軽な状態。
ターミナルのセキュリティも「あれ？お前荷物は？」という状態。

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

さてと。。。
ここから少しカオス。
どこが出国ゲートなのか？
どこが列で、どっからが並んでるのか？

この場をアンダーコントロールしてる人が皆無(笑)

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

はて？どうしたら出国できるのかしら？
かろうじて覚えてるロシア語をフル動員し、「ぐで ぶぃほーど な ぱさどぅく？」とお近くのおばちゃんに訪ねます。

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

すると、この用紙に記入しなさい、とおばちゃん。
なんだか、出国カードでもあるようだが、所持金や所有物の金額などを問う、お前どんだけお金持ってるの？用紙のよう。
ちゃんと記載しないと、なんか言いがかり付けられて没収されてもイヤなので、正直に記入。
ここはウズベキスタン、まだ正直信用ならない。
かなりめんどい(｡-ω-)

一回入国しちゃったばっかりに、めんどくさい事態。

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

そんなこんなで何とか元の国際線出発ターミナルに復帰♪
目の前には脆弱なデューティフリーショップが(笑)

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

ウズベキスタンやカザフスタンなどの中央アジア諸国のふるさとの味プロフの缶詰めも売ってます♪
まぁピラフだよね。

社会人になってから今まで、大学でロシア語勉強してたことが役に立つことなんて一切無かったんだけど、今回初めて四年間の意味が見つかりました(*´σｰ｀)ｴﾍﾍ
キリル文字ドンと来い！！

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

お土産が激安なの(笑)
帰りに必ず買いますよ♪

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

ここはデフレ天国かしら？
ハチミツも瓶詰めで300円なり。

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

豆菓子セットは何故かちょい高め。
そして商品の箱の中(もう一回言うけど箱のインサイドね)をトコトコとアリさんが歩いてます(；^ω^)ｺﾗｺﾗ

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

置物はラクダだけ12ユーロで、あとは4～5ユーロの謎価格。
あとそもそもなぜユーロ表記？
ユーロ持ってねーし、ウズベキスタン国内でユーロ使えねーし。
ツッコミどころ満載です。

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

そしてイスラムの片鱗をやっと見つけた♪
メッカの方角に印があるPrayer room。
中の様子は自主規制。

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

ここタシケントにも西側の影響がじわり。
西側チェーン店ではないのがせめてもの救いですが、バーガーショップがある。
ここはケバブ屋さんでしょ！しっかりしなさい(笑)

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

あの管制塔が不気味。
良いね、これよこれ。
これこそ、共産圏よ(笑)
画一的な空港、面白味など一切気にしない感じ。
だからバーガー屋などあっちゃいかんのよ。

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

ではカザフスタンのアルマティまでのフライトです。
HY763 TAS/ALA(19:10/21:40)

機内でカザフスタンのイミグレーションカードもちゃんと配られます。

１時間30分ほどでアルマティ空港に到着(時差一時間あり)
さてと、街までどうやって行こうかのぉ。
公共交通機関はバスがあるけど、またなんちゃってロシア語で「ぐで あぶとぶすなや おすたのぶか？」と近くのおっさんに聞く。
なんと、バスは今日終わったよ、と。
まだフライトがあるのに終バスなの？
怪しい( ﾟεﾟ；)ﾑﾑ
バスなら150テンゲ(40円くらい)で街まで行けるのに。

アルマトイ国際空港 (ALA) 空港

何人にも聞いたが、バスはもう終わったとみんな言うからどうやらマジらしい。
まぁ23:00近いしな、どうやらホントのようだから、仕方ないのでタクシーで向かう。
タクシーも何人にも聞いて1500テンゲ(380円くらい)でホテルまで行ってくれるという、このガタイのいいおっちゃんが最安だったのでお願いしました。

アルマトイ国際空港 (ALA) 空港

うーん、ウズベキスタンと全く同じ雰囲気。
飾り気のなさはさすが。
ではいよいよカザフスタン編スタートですな♪

アルマトイ国際空港 (ALA) 空港

空港から約30分ほどでホテルに到着。

ホテル カザフスタン ホテル

今晩は、ホテルカザフスタンというこれまた飾り気のないネーミングのホテルに泊まります。
日本だと、旅館日本みたいな事だもんね。

ホテル カザフスタン ホテル

部屋は25階のハイフロアの眺めの良いお部屋をアサインしてくれた。
若干街の灯りが寂しいがアルマティの夜景が楽しめる。(ん？ホントに楽しめる？)

ホテル カザフスタン ホテル

お部屋自体はわりと広くて、設備的にも問題なし。

ホテル カザフスタン ホテル

トイレもシャワーもいたって普通。

ホテル カザフスタン ホテル

ただ、絶対食べたくない、いつのものか分からない謎のマカロンが部屋のテーブルに(笑)
なにも包装されてない、裸の状態でポンって置いてあった(oﾟДﾟﾉ)ﾅﾝﾅﾉﾖｰ

ホテル カザフスタン ホテル

もう24時近いけど、腹が減ったので、ちょろっとホテル周辺をうろついてみる。

ホテル カザフスタン ホテル

正確には分からんけど、世界の大学生のフットサル選手権みたいなのを今、アルマティでやっているらしい。
そんな出で立ちの若者をたくさんホテルで見た。

ホテル カザフスタン ホテル

ホテル外のバーでは、そんな大学生相手にDJがノリノリで音楽を流してた。
大学生はだいたい夜が活発、これ世界共通。
もう深夜ですから静かになさいby母親

ホテル カザフスタン ホテル

ホテル名をキリル文字で書くとこんな。
ゴストニーツァ カザフスタン。

ホテル カザフスタン ホテル

ホテルから歩いてすぐにマガジンラクサバルという、酒屋さんも近くにあってこりゃ便利♪

スナックや、水、ちょっとした食べ物もあった。

外にはスイカやトマトなんかも売ってて、中央アジア感がいっぱい♪

その隣にテプリツァという、ちょっとおしゃれなレストランを発見♪♪
ここで今晩の夕食を食べよう(*･ω･)

もう深夜なのでそんなに混んではない。
食事もどうにか取れそうなので安心しました。

なんか渋谷とかにあるおしゃれバーみたい。
なんか意外。

まずはいっぱい( *^.^*)=3
カザフスタンビアで移動の疲れを癒す♪

ビールというのも元はメソポタミア文明で発明されたもの。
今でいうイランあたりね。
これもシルクロードを経て、ヨーロッパや中央アジア、東洋に渡り全世界へ広がるんだけど、ヨーロッパへ渡ったあとに近年ドイツでホップを使った製法が発明され、安価で大量供給でき、庶民の嗜好品として発展していったもの。

私は店内で食事をしますが、外でもみんな飲食してます。
人気店なのかしら？

私がオーダーしたのは、このうどん！！
というか、ラグマンというカザフスタンやウズベキスタン、新疆ウイグルあたりの郷土料理♪
羊肉入りのあんをかけたうどんみたいなお料理です。
もはやだれがなんと言おうと完全にうどん( ・`д・´)ｷﾘｯ
味も想像通りです(笑)
ここにもシルクロードの東西交易がなし得た功績がありましたね。
世界の餃子界も似た感じで、
中国の餃子から始まり、
モンゴルではボーズ
韓国ではマントゥ
ロシアではペリメニ
インドではサモサ
トルコではマンティ
イタリアではラビオリ
スペインではエンパナーダ
中国から世界に広がった良い例ですね♪
中国は良いことだけを広げればいいんだけどね(；^ω^)ｸﾁﾊﾜｻﾞﾜｲﾉﾓﾄ

空港で5000円だけ両替しておきました♪
手に入れたカザフスタンのテンゲの現金。

ビールとうどんだけで3000テンゲ(750円くらい)もすんのΣ ﾟДﾟ≡( /)/ｴｪｯ!
誰だっ！！
デフレ天国とか言った奴は？

では翌朝。
おはようございます。
部屋から見えるアルマティの景色。
良い天気そうでなによりです。

ホテル カザフスタン ホテル

ホテルの朝食も予想以上に豪華♪
フルーツも野菜もしっかりあるし、

ホテル カザフスタン ホテル

パンも種類が豊富♪

ホテル カザフスタン ホテル

なんかカザフスタンじゃないみたい。
↑
どんなイメージだったんだよ(；ﾟдﾟ)

ホテル カザフスタン ホテル

はるか遠くに天山山脈の支座の１つタイガル山、だと思う。

ホテル カザフスタン ホテル

逆側は典型的な共産圏の街並みが広がる。
うーん、The碁盤の目。

ホテル カザフスタン ホテル

物価的に、実は6000円だったか、7000円だったかの高いホテルではありませんが、実はカザフスタンでは良いホテルの部類なのかもな。
私、お金は無いけど、温かいシャワーとベッドはキレイじゃないと寝られないタイプ(笑)
ユースホステルで知らない誰かと同じ部屋とかもってのほか。

ホテル カザフスタン ホテル

目の前で作ってくれるオムレツもあった♪
私、これがあるかないかで、良いホテルか、安ホテルかの判断の基準になります。

ホテル カザフスタン ホテル

ではカザフスタンの旧首都であったアルマティの街歩きスタートします♪
(現首都はヌルスルタン。昔はアルマアタと呼ばれていたアルマティが、1997年にアスタナに遷都され、さらに2019年にはそのアスタナからヌルスルタンに改称された)

アルマティの語源は「リンゴの里」という意味でして、かつては町の近辺にリンゴ林が広がっていたとのこと。
遷都後の現在ではアルマティはカザフスタンで最大の都市であり、商工業・文化の中心都市で、南の首都とも呼ばれています。

ホテルのすぐにお隣にはコンサートホールのドヴォレツ・レスプブリキ。
絶賛建設中でございます♪

あれ(　ﾟ 3ﾟ)ｵﾛ?
カザフスタンにもバーガーキングなんてあるんだ♪
完全に侮ってました。
これでスタバなんてあったら、その辺のヨーロッパの都市と相違ないな。

そのドヴォレツ・レスプブリキの先にコクトベのロープウェイ乗り場が。
あとで行こう♪

アルマティの公共交通機関としては、バス、地下鉄があります。
ただバスは乗り方が分からん、地下鉄は土地勘が無いうえに地下に入っちゃうと場所が覚えられんので、ひとまず行けるとこまで歩くことに。

まずホテルカザフスタンから、まっすぐ北へ歩くこと30分(約2km)(;´Д`)ﾊｧﾊｧ

ゼンコフ正教会 寺院・教会

緑の濃い公園らしき場所にやって来た。
意外にちゃんと整備されてて、道路もキレイじゃんよ。

ゼンコフ正教会 寺院・教会

そして、この森の中にあるのが、

ゼンコフ正教会 寺院・教会

どーーーーーーん！？
えっ！
あれ(　ﾟ 3ﾟ)？
なにこれ？思ってたのと違うヾ(・д・｀;)ﾁｶﾞｳ

ゼンコフ正教会 寺院・教会

ロシア正教会系のゼンコフ教会を見に来ましたが、なんじゃこりゃーヽ(♯｀Д´)ﾉｺﾘｬｰｯ
ゼンコフ教会は、以前は博物館として使われていたが、ソ連解体独立後の1997年、再び教会となった。
現在はカザフスタンに多く暮すロシア人教徒たちが集まる心の拠り所となっている。
高い場所から教会を見ることが出来たら、背景に標高4000メートル級の天山山脈が映り、壁が黄色やブルーに塗られたカラフルな建物と、雄大な稜線とのミスマッチが印象的だったのよ。

ゼンコフ正教会 寺院・教会

フリー素材の写真からお借りしました♪
本当はこんなんでしたが、この時は絶賛解体修理中だったらしく、幕が張ってあって全然美しくもなく、ポップでもなく(´д｀|||)ｶﾞｰﾝ

ゼンコフ正教会 寺院・教会

玉ねぎ部分もこんなよヽ( д`ヽ)ｵﾛｵﾛ
数少ないアルマティの観光名所が…

ゼンコフ正教会 寺院・教会

フリー素材の写真からお借りしました♪
本来の玉ねぎはこちら。
あぁー(‘д‘ )見たかったなぁ残念…。

ロシアから正教会、中国から仏教はもとより、ウズベキスタン、キルギスタンなどからイスラム教の国々と国境を接し、色んな宗教が乱れ飛ぶお国柄。
めっちゃ気になるわぁ♪

ゼンコフ正教会 寺院・教会

建物は木造で、釘は一本も使われておらず、耐震性を重視した構造となっている。
1911年の大地震では、周囲は壊滅状態だったが、この教会だけはびくともしなかったのだという、法隆寺的な宗教施設よね♪
作業員さん、頑張って修復ヨロシクね♪

ゼンコフ正教会 寺院・教会

ゼンコフ教会は残念でしたが、公園内は想像以上にちゃんとしてまして、お花も植わっているし、管理もされてる。
整然とした佇まいは、ヨーロッパの都市と全く変わらんなぁ。

ゼンコフ正教会 寺院・教会

ただ上野公園級に鳩がいる。
イヤだなあ(｡｀-д-)))

ゼンコフ正教会 寺院・教会

砲台なんかもあるから、軍も関係してるんかしら？

28人のパンフィロフ戦士公園 広場・公園

カザフスタン一発目から肩透かしで、意気消沈の私。
気を取り直して、さてゼンコフ教会のお隣の公園へ。

28人のパンフィロフ戦士公園 広場・公園

ここは28人の英雄を称えて造られた公園。
28人のパンフィロフ戦士公園という名前。
第二次世界大戦の対ドイツ戦でモスクワ防衛に参加して戦死したパンフィロフ将軍と彼が率いた兵士を記念して造られた公園。

28人のパンフィロフ戦士公園 広場・公園

この小連隊は戦争の開始直後に主にアルマティとビシュケク(キルギスタンの街ね)の先住民で構成されていたと言います。
1941年11月にモスクワへ迫るドイツ軍のアプローチを牽制し、ドイツ軍の攻撃を鈍らせることができました。

28人のパンフィロフ戦士公園 広場・公園

国の英雄をお祀りするのは当たり前のことだと思うんですよね、どこの国も。
祖国を思って命を落とした英霊を後世の人達がちゃんと慰めなければいけないんじゃないかと。
よく戦犯がどうのとか言いますが、戦争で亡くなられた全員の事をお祀りして、弔う靖国神社はそんなにタブーなんですかね？
よく分かりませんが、ドイツがカザフスタンのこの公園の事を咎めるとは思えませんけどね。

いや、絶対にもう戦争なんてやってはいけませんよ、絶対に。
でも勝った方負けた方のお互いに良いも悪いも無いと思うんだよね。
もう２度とそんな悲しい思いをしないようにね♪
宗教色多めです、今回。
平和主義者です、私。

28人のパンフィロフ戦士公園 広場・公園

で、もともとは違う名前の公園であったようですが、パンフィロフ将軍に率いられたのは、小さな勢力であったにもかかわらず大きな成果を残した第312師団の1075連隊の28人の兵士たちに敬意を表して最終的に名前が28人のパンフィロフ戦士公園と変更されたとのこと。

28人のパンフィロフ戦士公園 広場・公園

みんなめっちゃ強そうだな(・・;)

28人のパンフィロフ戦士公園 広場・公園

騎馬兵も飛んでいるかのような躍動感。
かなり誇張されてます(笑)
年代からしてロシア革命の時期のモニュメントかしらね？

28人のパンフィロフ戦士公園 広場・公園

この日は見ませんでしたが、アルマティの若者たちは結婚式の当日、花嫁と花婿はこの公園の戦勝記念碑に花を捧げ、記念撮影を行うことが多いんだそうです。

28人のパンフィロフ戦士公園 広場・公園

宗教や人種でいがみ合い、戦争まで引き起こすなんて、愚の骨頂よね。
宗教は心の拠り所とあって欲しい。
↑
と、無宗教者が言ってます

28人のパンフィロフ戦士公園 広場・公園

この旅行記へのコメント （2）

• Mugieさん 2020/10/01 10:38:36

  こんにちは

  カザフスタンはもっとイスラムな感じなのかと思ったら、教会やら銅像やら、旧ソ連の雰囲気が色濃いですね。
  実は今年ウズベキスタンに行くつもりで、エアーを調べていましたが、なぜ韓国経由なのか、歴史的な背景がわかってすっきりしました。
  ロシア語を習ったなんてすごいですね！
  空港の客引きの人だかりは恐ろしいですね。
  個人旅行でも現地の旅行会社やガイドを使っている人が多いのも納得しました。
  
  カザフスタンの料理の味はどうですか？
  うどんにのってるのはピーマンですか？
  にんじんもピーマンも一応食べれますが、ずっと続いたら、メンタルが落ちそうです(笑)
  
  ムギー
  
  

  てつやんさん からの返信 2020/10/01 17:54:33

  こんにちは♪

  ムギーさん
  
  
  こんにちは！！
  コメントありがとうございます(*･ω･)
  
  〉〉〉
  カザフスタンはもっとイスラムな感じなのかと思ったら、教会やら銅像やら、旧ソ連の雰囲気が色濃いですね。
  
  そうなんですよね。
  天山山脈の北側と南側でだいぶ違うんだと思われます。
  東トルキスタンと西トルキスタンの違いかもしれません。
  中国の影響下か、ロシアの影響下にあったかどうかかと(｡-ω-)
  次の旅行記にチラッと書こうと思います。
  
  
  〉〉〉
  実は今年ウズベキスタンに行くつもりで、エアーを調べていましたが、なぜ韓国経由なのか、歴史的な背景がわかってすっきりしました。
  
  あら！？
  こんな状況でホントに残念ですよね…。
  なんか役に立てたんなら嬉しいです(笑)
  
  
  〉〉〉
  ロシア語を習ったなんてすごいですね！
  
  いえいえ、だいぶ忘れてしまって、もう中２英語レベル以下かも。
  あんなに猛勉強したのに単語なんて記憶喪失。
  
  
  〉〉〉
  空港の客引きの人だかりは恐ろしいですね。
  個人旅行でも現地の旅行会社やガイドを使っている人が多いのも納得しました。
  
  めっちゃ怖かったです。
  出口から出てくる人間を全員がこっちを見るんです。
  「あいつは絶対逃さねぇ」って心の声が聞こえてくるんです。
  
  
  〉〉〉
  カザフスタンの料理の味はどうですか？
  うどんにのってるのはピーマンですか？
  にんじんもピーマンも一応食べれますが、ずっと続いたら、メンタルが落ちそうです(笑)
  
  中央アジアの料理は、私は好きです。
  羊肉が多いんですが、野菜は基本的に根菜ですかね。
  葉物野菜はホテルでしか食べなかった気がします。
  うどんの上のはパプリーカ♪だったと思います。
  まぁピーマンと大した違いありませんね。
  ムギーさん、にんじん、ピーマン嫌いなんですか？
  ジャガイモ食べられるなら大丈夫かと(｡-ω-)
  
  
  てつやんでした