シルクロードにおける宗教や歴史文化の伝播について興味津々なのでウズベキスタン来てみた(砂漠爆走タシケント版ワイルドスピード編8/28PM)９

2018/08/24 - 2018/08/31

あぁ映画の様な１日だったなぁ(゜-゜)
朝から青やら金やら、砂漠の荒野をスピード出し過ぎのワイルドスピードやら、タシケント空港で急に赤毛の方と結婚することになったりな(笑)
妻子ある身ですけどね(｡-ω-)
おばちゃんて万国共通なのね。


今日、夕方18:50タシケント発の飛行機に乗るために、まずタシケントまでの道のりを出発前からかなり熟考して参りました。
サマルカンドからタシケントまでのアクセスが良くなく、どうしてもこの区間はチャーター車を使わねばならない。
という訳でサマルカンドの観光は最低限、というか世界遺産に失礼な半日しか取れませんでした。
それもこれもアフロショブ号が全然良い時間帯に走ってないせいだぞ(｀ε´ )ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ
という訳で17:00タシケント空港着を目指して、12:00にホテルにチャーター車をお願いしておきました♪
鉄道のチケットを取ってもらってたAdvantourに車の手配もやってもらってたんです。
US120ドルなり(｡-ω-)
たぶん長距離バスとか、現地で交渉してタクシー捕まえれば、もっと全然安いんだろうけど、サマルカンドもギリギリまで見たい＆ちゃんと17:00にはタシケント空港にも着きたいという両獲りを目指してますから、事前に事情を説明した上でここはちゃんとチャーター車を用意( ・`д・´)ｷﾘｯ
ここ大事！！

で、約束の時間の10分前から待ってるんですが、かれこれ30分(12:20です今)。
20分も過ぎたんですけど、やっと二人の男性がお迎えにやって来ました。
濃いめのウズベキスタン人、ババジャンさんと、ユースフさん。
ちゃんと間に合わせてくれるんだろね( →_→)？
まぁヨロシクね♪

サマルカンドからタシケント空港まではだいたい300kmくらいの距離感。
Advantourのレマラさんからは12:00までにはサマルカンドを出ないと、間に合わせる保証は出来ないわ、と返信をもらってたので潔く従ったんだがね。

５時間で300km進めばいいので、１時間60kmなんで走る道は高速道路じゃないけど、余裕よね♪
と、思ってたらババジャンさんは、かなりのスピード狂でしたの(｡-ω-)
サマルカンドを出ると、すぐにそこは砂漠が拡がる乾いた大地。
土色の風景が連続する美しい土地。
そこを映画さながらの猛スピードで駆け抜けます(笑)
あ、あのぅ、60kmで良いんじゃないかい？
まぁ私も別に怖くはないけど、警察に捕まったりして、遅れたりしたらそっちのが厄介なんじゃないかと(;^_^A
砂漠の荒野をオープンザウィンドウで激走する(エアコン無いもんでね)、チョイ古めの車でドライブ♪
なんかこの光景、映画で見たような気もするが。。。
ワイルドスピードだったか、TAXIだったか(｡-ω-)
路面が砂でジャリジャリなのが、若干心配ですけど、まぁ世間話に花咲かせながら首都タシケントを目指します♪♪
途中一回、ガソリンスタンドで給油＆トイレ休憩を、挟んだだけでずっとぶっ飛ばしてました、彼(笑)
17:00で良かったのに、結局16:00を少し切る快挙達成(？)
そりゃそうだよね、ずっと100km以上で走ってんだもん(;^_^A


さて、空港に着いたら、ちょうどこの時に開催中だったアジア大会2018のメダリストが帰国したらしく、タシケント空港はごった返す歓迎ぶり。
カヌー選手かな、たぶんね♪
政治家みたいな人が自分の手柄のように振る舞っているのも、万国共通なのかしらね？


さてさてウズベキスタン航空のカウンターはどこかいな？
チェックインしましょ♪
先日、カザフスタンに行くときもそうでしたが、この国には整列する文化がないのかしら？
かの大陸の国を超えてきてるのよ、確実に(;^_^A
ガンガン横入りし放題♪
みんながみんな、ぐいぐい系です。
ここで出会ったのが、そう赤毛のアン♪
いえ、赤毛のおばちゃんでした(笑)
ここから新喜劇さながらのコントが始まるのでした(笑)
では詳細はこちら。

エリア タシケント(ウズベキスタン)

• 旅行の満足度: 3.0
• グルメ: 2.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: ウズベキスタン航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

さてと、これからタシケントまで移動します。
サマルカンドの感動を胸に♪

サマルカンドからタシケントまでは車で移動します。
ここまでのヒヴァからブハラまでのナイトトレインと、ブハラからサマルカンドまでのアフロショブの切符を取ってもらっていたAdvantourさんに車のチャーターをお願いしておきました。

かなり満足させてくれたサマルカンド。
早くもサヨナラです。
もっと時間があれば良いんだけど、私の性格のなせる技で欲張り放題なもんでね(笑)

こちら宿の看板ネコちゃんかしら？
可愛い♪

看板ネコは何か見つけたらしい(笑)

出発前に色々やり取りしてくれたAdvantourのレマラさんに手配してもらった車は12:00にホテルで待ち合わせ。
今日のタシケント18:50発の飛行機に乗りたいのなら、12:00より遅くは出来ないとアドバイスされました。

15分前にはHOTEL ZARINAに戻りまして、大荷物をピックアップ♪
昼飯も食べずに、サマルカンドを一気見したのでお腹も空いたわぉ(｡-ω-)
昨日も会った少年たちは、今日も元気にストリートサッカーに明け暮れる、昨日と同じ服でな。

それにしても迎えが来ないわぁ(･c_･`)ﾀﾞｲｼﾞｮﾌﾞｶｼﾗ

Hotel Zarina ホテル

謝りもせず約20分遅れて迎えに来たドライバーは、意表をついて2人。
友達同士なのか？これは…。
まぁ300kmの長距離運転だから、ツードライバーなんだろう。
左側ババジャンさん、右側ユースフさん、５時間の長旅ヨロシクね♪

長距離車のチャーターなんぞ、そんな事しなくても、サマルカンド～タシケント間にウズベキスタンが誇る高速鉄道アフロショブ号があるじゃんか？と思いきや、鉄路が単線なもんで日に何本しか列車が無く良い時間の列車が無いのです。

ここまで上手くスケジューリングして、エアと鉄道でやって来ましたが、この区間だけどうしても移動手段が無くて、Advantourのレマラさんに相談したら「車しかないわね」、と。

では18:50DEPの飛行機に間に合わせるため、どんなに遅くとも17:00にはタシケント空港に着きたい！！
君たちの素晴らしい走りに賭けて、砂漠の荒野を大爆走スタート(*ノﾟДﾟ)ﾉｨｪｰｨ！

サマルカンドから約300kmの長旅。
高速道路なんてものは無く、ひたすら砂漠が拡がる渇いた大地を往く♪

300km÷5時間だから、１時間60km進む計算よね。
でもこのコラロフさんはぶっ飛ばすぶっ飛ばす(笑)
私も大概なので、別に怖くはありませんが、砂漠で路面がジャリジャリしてる道路を100kmは軽く超えてるのよ(;^_^A

中２ロシア語をフル動員して、まぁたまに世間話しつつ、ウトウトとうたた寝しつつ、砂漠の風を感じながらドライブ。
今どき、手動の窓＆エアコン無し←コラ！文句言わない(ﾟДﾟ#)!!

うーん、こういうのなんか映画で見たな。
デジャブかしら？
たぶんワイルドスピードか、taxiって映画だった気がする(笑)

遠くに山が見えるけど、たぶんタジキスタンとの国境のヒンドゥークシ山脈だと思われ。
並走する車も、すれ違う車も少なくなり、かなりの辺境を爆走する。

200kmくらい進んだところで、少し休憩＆給油♪
そういえば昼飯食べてないので、ガソリンスタンドの奥の店で不味いホットドックを買った。
魚肉ソーセージじゃないかと思うくらいの代物だったので写真も撮らず…。

やっとタシケントの文字が出てきたよヽ(ﾟ∀ﾟヽ)ﾜｰｲ
でもケツが痛い(´ﾍ｀；)

ユースフさんがまだしばらく走るから、トイレにも行っとけ、と。
当然水洗なわけないので、臭い(｡-ω-)

土色の砂漠の荒野も見飽きた頃に、タシケントの郊外っぽくなってきました。
もうお尻が痛くて痛くて(;^_^A
そして暑い(;´A｀)ｳｪ

行き交う車の数が多くなってきましたので、完全にタシケント市内に入りましたね♪
さすがウズベキスタンの首都やね。

この旅で何度目かしらね？
タシケント空港(笑)
アルマティへ、アルマティから、ウルゲンチへ、そして今回で合計４回目だ(; ﾟ ﾛﾟ)
高知龍馬空港と同じ経験値です、私(笑)

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

ふぅ=3
かっ飛んで来たとは言え、結構遠いよねタシケント。
空港に到着しました♪
身体が痛い(´ﾍ｀；)

で、時計を見るとまだ16:00やんけ！？
５時間掛かるつもりで17:00到着かと思いきや、飛ばしに飛ばしたおかげで、４時間切りました(笑)
そもそも彼らは20分遅れて登場してきて12:20頃にサマルカンドを出てきたので、かなりの早さ。
約300km、しかもずっと一般道…。
これはなにかのマジックかしら？

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

これから、すぐにサマルカンドに帰るんだってΣヽ(ﾟДﾟ; )ﾉﾏｼﾞｶｯ
市内で別のお客さんを拾って帰るから、ツードライバーだったのね♪
ババジャンさんと、ユースフさん、ありがとう！！
US120ドルなりーー(｡-ω-)ﾁﾄﾀｶｲｷﾓｽﾙｶﾞ
現金でお支払してサヨナラ＆記念撮影♪♪

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

ん？
タシケント空港がとんでもなく混んでる…。
なになになに？

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

ウズベキスタンの国旗がたくさん翻る。
なんのお祭り騒ぎじゃ？

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

急に音楽隊の演奏が始まったぞ♪
なんのことやら？

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

んーー？
ジャージ姿の女の子が、いかにも政治家やってます風のおじさんと記念撮影してますね。
しかもなんかメダルを首から提げてんな。

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

なんだろ？
あっ(・o・)！

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

アジア大会2018のウズベキスタンの選手かなぁ？
そういや、ちょうど今開催中でした。
たぶんカヌーのメダリストかな？
やほーで結果を見たらそのような気がする(笑)

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

コーチも嬉しそうね(*´･∀･)

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

とにかくラッパ隊がうるさいわ。。。
空港の外はこの通り、大にぎわいでした♪

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

祝勝パレードに捕まってしまったが、先を急ぎます。
空港周辺が大混雑しており、なかなか構内に入れない(^o^;)

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

なんとか構内の柵の内側へ。
空港建物の外の、さらに柵の外の例のスリラー地帯は大混雑でしたが、柵の内側はこの通りいたって整然とした空間。

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

チェックイン時と出国手続きの際にレギストラーツィアの証明を求められるかもしれないので、ちゃんとヒヴァとブハラとサマルカンドと３つを確認。
結果、一度もちゃんと見られませんでしたがね♪

レギストラーツィアとは
滞在登録（レギストラーツィア）
ウズベキスタンに72時間以上滞在する外国人は，滞在登録を行うことが必要です。ホテルに宿泊する場合，ホテル側が滞在登録の手続きを代行することとなります。チェックイン時に必ず滞在登録を依頼し，チェックアウト時に登録の証明としてホテル名や滞在日が記された「紙片」を受け取ってください。
上記、外務省海外安全情報より

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

さて、ウズベキスタン航空のカウンターを見つけて、いざチェックインなのですが、ここがまたカオス(笑)
この国には順番という概念が存在しないのか、そもそも並ぶことを知らないのか、何なのか？
チェックインカウンターのスタッフは三人、そこへ目掛けてラインなぞお構い無しの横入りし放題。
中国を超えてきましたよ、この国。

そして私の後ろにポジショニングしてた赤毛のおばちゃんがいきなり図々しくも、
赤毛「あなた、荷物これだけ？」
てつ「ああ、そうだけど」
赤毛「あなたの荷物はどれくらいの重さなの？」
てつ「はい？(あなたウズベキスタン航空の方？)←心の声」
てつ「うーん、たぶん12kgか13kgだと思うよ」
赤毛「私の荷物が重くて超過費用が掛かるのよ。あなたとパートナーということにして、一緒に荷物預けてもらえない？」
てつ「はい？(あなた誰ですか？)←心の声」
てつ「別に構わないけど、面倒な事にならないよね？」
赤毛「大丈夫よ！私が全部説明するから♪」
てつ「でもその前に列が全然進まないから、チェックインが間に合うかどうか…(´□`;ｵﾛｵﾛ」
赤毛「大丈夫よ！私の後ろに付いてきて！！」
ここから馬群を切り裂く名馬の様に、ぐいぐいと位置取り上げていく赤毛のおばちゃん♪


で、しばらく並びまして、ゴール手前で見事差しきった我々の順番
カウンター「ん？君たちは夫婦なの？」
赤毛「はい！夫と一緒に預けますから2人で40kgまで大丈夫よね？」
カウンター「大丈夫だよ、じゃあ2つともここに乗せて」
赤毛「はい、じゃあなた、乗せて」
てつ「えっ(;^^)？わ、わたし？」
赤毛「旦那なんだから当たり前でしょ！」
てつ「( ﾟεﾟ；)ﾑﾑ」
カウンター「席は隣同士がもう無いけど少し離れて良い？」
赤毛「夫婦なんだから、隣が良いのよ。何とかならないの？」
てつ「えっ(；・ω・)？(いや、別でお願いしたい)←心の声」
カウンター「どうにもなりませんね。１つは窓側、もう１つは３列の真ん中ね。どちらが窓側にする？」
赤毛「しょうがないわね、私が窓側行くわ。あなた３列の真ん中で良いでしょ？」
てつ「…( ﾟεﾟ；)ﾑﾑ」

ということで、異国の地でいきなり知らないおばちゃんと夫婦になったという(笑)
さらに通路側の席が良かったのに、真ん中に押し込められるという(笑)

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

で、このすったもんだの末に無事にチェックインと出国が終わり、搭乗ゲートに。
でもってこの厚かましい赤毛のおばちゃんが、意外にも律儀にもお礼におごってくれるっちゅーんで、

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

途中休憩のガソリンスタンドの不味いホットドックの軽食しか食べてなかったので、意図せずランチを取れることになった(笑)
もう17:00過ぎてますけどね(*･ω･)
このあと、赤毛のおばちゃんは急に素っ気なくなるという(笑)
あんなにぐいぐい系だったのに、ツンデレかっ(oﾟДﾟﾉ)ﾉ!!

なんだか凄い１日だったなぁ(゜-゜)ﾄｵｲﾒ

タシュケント国際空港 (TAS) 空港

この旅行記へのコメント （2）

• ペコリーノさん 2020/12/19 13:04:32

  そういう人に私はなりたい・・・

  ははは・・・かなり面白かったです。
  いいですねぇ、100キロ以上のドライブに現地の人とのふれあい（？）。
  ま、私はドイツでゲリラ雷雨の中を140キロで追い越し車線突っ走るタクシー、それも助手席に乗りましたからね。（偉そう）前夜3時間しか寝てなくても、一切眠気は感じませんでしたよ。
  
  しかし女性はたくましい。荷物が重くなって超過料金を取られそうになったら、ぐるっと見回して、荷物少なめの気弱そうな日本人男性を探して、いきなりカップルを演じる。いいなぁ。そんな人に私はなりたい・・・。そりゃあ目的を達成したら、素っ気なくもなりますよ。下手に恩着せがましくされたら後で面倒だから、ここいらでさっと離れておこう的な。ま、彼女の土産話ではどんな風に語られるか楽しみですが、そんな人ですから他にも沢山やらかしていて、ひょっとしたら思い出にも残らないかも・・・。
  
  楽しい旅行記ありがとうございました。
  本当にこの先もどうなるかわからない世の中、早く自由に旅行ができるようになるといいですね。
  
  てつやんさん、よいお年を。
  
  ペコリーノ

  てつやんさん からの返信 2020/12/19 20:33:51

  そんなもんですかね…

  ペコリーノさん
  
  
  こんばんは！！
  もう年末ですね。
  今年は余りに早く感じてしまって、そもそも無かったかのような１年でした(;^_^A
  
  
  〉〉〉
  ま、私はドイツでゲリラ雷雨の中を140キロで追い越し車線突っ走るタクシー、それも助手席に乗りましたからね。（偉そう）前夜3時間しか寝てなくても、一切眠気は感じませんでしたよ。
  
  アウトバーンなら全然ありえますね♪
  アウトバーンを100kmとかで走ってる方が逆に危ないすからね。
  私もドイツなら140kmで行ける(笑)
  ただ雨は危ない(^o^;)
  
  
  〉〉〉
  しかし女性はたくましい。荷物が重くなって超過料金を取られそうになったら、ぐるっと見回して、荷物少なめの気弱そうな日本人男性を探して、いきなりカップルを演じる。
  
  うーん、一切気弱そうには見えないと思うんですがねぇ(笑)
  サタンのオーラを纏っているとよく言われますから。
  まぁとにかくぐいぐい系だったのですよ。
  
  
  〉〉〉
  楽しい旅行記ありがとうございました。
  本当にこの先もどうなるかわからない世の中、早く自由に旅行ができるようになるといいですね。
  
  ホントですねぇ。
  いつになることやら(；^ω^)
  もう気軽に海外旅行に行ける日なんて来ないようにも思えてきましたよ。
  
  ペコリーノさんも、よいお年を。
  
  てつやんでした