祈り～三陸の鉄道２０１４年春の記録（５）八戸線リゾートうみねこ「ありがとうＪＲ」

2014/03/14 - 2014/03/15

三陸鉄道の久慈駅から歩いて道の駅くじに向かい海鮮丼を味わいます。
その後ＪＲ八戸線の「リゾートうみねこ」に乗って八戸へ向かいます。
八戸線は東日本大震災の被害で全線で不通になりましたが、およそ１年後に全線運転再開を果たしています。
沿線の海岸のドラム缶に書かれた「ありがとうＪＲ」の文字からここに暮らす人々の気持ちが伝わって来ました。

エリア 久慈(岩手)

久慈駅から歩いて道の駅くじやませ土風館にやってきました。

道の駅くじやませ土風館(土の館) 道の駅

すごい飾りがありました。

地元の物産を見た後で、山海里で昼食。

山海里 グルメ・レストラン

豪華な海鮮丼が２３００円、その名も琥珀丼
琥珀丼を頼んだらストラップがおまけについて来ました。

海の幸がこんなにたっぷり。

久慈駅まで戻って来ました。
久慈駅はＪＲと三陸鉄道の共用駅ですが、駅舎はそれぞれ独立しています。
今度はＪＲの駅舎へ。

久慈駅 駅

ＪＲ八戸線のリゾートうみねこ。

JR八戸線 乗り物

主に土日祝日に運転されています。
（ＪＲ八戸線は２０１９年の台風１９号の被害で一部不通区間がありましたが、２０１９年１２月から全面復旧しています）

リゾートうみねこ号 乗り物

普通列車なので乗車券だけで自由席車に乗ることができます。

一般のディーゼルカーを改造した車両です。

先頭車（八戸行の場合は１号車、久慈行きの場合は３号車）が指定席（料金５３０円：２０２０年３月現在）となります。
山側はＡＢ席の２列、海側はＣ席の１列で、ゆったりしています。
ちなみに最後尾車（八戸行の場合は３号車、久慈行きの場合は１号車）は自由席ですが同じ設備なので乗車券だけで利用可能です。

Ｃ席の一人掛け席は窓側に向けることができます。

久慈駅を出発します。

途中の侍浜駅（岩手県）。

侍浜駅 駅

最前部には共用の展望席もあります。

ちょうど座っている人がいたので。

雪の線路を行きます。

海が近い陸中八木駅（岩手県）。

陸中八木駅 駅

陸中八木ー宿戸　間。

海岸には「ありがとうＪＲ」と書かれたドラム缶がありました。
ＪＲ八戸線は東日本大震災で全線不通になっていましたが、およそ１年後の２０１２年３月には全線運転再開を果たしています。
地元の方が八戸線全線運転再開に感謝して作ったものだそうです。

種市駅（岩手県）。
ＮＨＫ朝ドラ「あまちゃん」ファンにはたまらない駅名では？
そうです、おそらく「種市先輩」の名前はこの地名から？

種市駅 駅

青森県に入って最初の駅、階上（はしかみ）で下り普通列車と行き違い。

階上駅 駅

「盛岡色」と呼ばれるキハ４０系でした。

海の近い階上駅。

直線が続きます。

大蛇（おおじゃ）駅（青森県）。

大蛇駅 駅

海沿いには鉄道防風林（陸奥白浜付近）。

荒々しい海が広がります。

蕪島が見えて来ました。
ウミネコが繁殖する島なんだそうです。

蕪島 自然・景勝地

鮫駅（青森県）。

鮫駅 駅

久慈駅からおよそ２時間で終点の八戸駅に到着しました。

八戸駅 駅

ここからは青い森鉄道に乗り換えます。

青い森鉄道 乗り物

八戸から２０分ほどで三沢駅に到着。
ここからバスで三沢空港まで向かい、空路で羽田空港に帰りました。

この１か月後には全線運転再開した三陸鉄道の北リアス線、南リアス線とともに、被災したＪＲ山田線宮古ー釜石間の代行バスや、被災したＪＲ気仙沼線（盛ー気仙沼）間から転換したＢＲＴ（Ｂｕｓ　Ｒａｐｉｄ　Ｔｒａｎｊｉｔ）を訪れています。その様子は続編でレポートさせて頂きます。
（つづく）

三沢駅 駅