2019/06/07 - 2019/06/17
726位(同エリア932件中)
monkさん
国立歴史博物館との共通チケットを買ったのでヴァイキング船博物館を訪問。
その後、折角ビュグドイ半島に来たのだからと雨の中海辺を散歩し、夕方には聖オラフ教会横の司教館でボランティアたちを労うパーティにお呼ばれしたので行ってきました。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自転車 徒歩
-
ヴァイキング船博物館はオスロの西側ビュグドイ半島にあるので自転車に乗って半島の付け根にあたるスコイエンまで行きます。
友人宅のあるビシュレ地区からはひたすら緩い下り坂なので予定していた時間より随分早く着いてしまいました。
午前中は予定があるという友人と現地集合ということで、自転車から下りた後は博物館のある半島の中央付近までは歩いて行きましたが、雨が降り始めたので靴が濡れてしまいました。
博物館は野外民族博物館のすぐ裏にあるので団体さんを乗せたバスが細い道を何台も連なって駐車待ちをしている。
6月のオスロは二回目だが、雨がちな時期とはいえ、やはり夏の観光シーズンが始まっているのだと実感する。ヴァイキングが好きな人は是非! by monkさんヴァイキング船博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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友人が用事を済ませている間、入り口付近で随分長いこと待つことになったが、沢山の団体さんが博物館へ吸い込まれていくを見ると、午前中は博物館めぐりに時間を当てるツアーが多いらしいということがわかった。
スペイン語を話すグループを初め、イタリア語、中国語、ドイツ語とノルウェー語、保育園の遠足グループもいて、20人ほどの子供たちに対して5人の大人が付いていた。
12時頃だったか?
友人が到着し、中に入るとすごい人だかりが出来ていて、昨日の国立歴史博物館の空いている具合や春先のベルゲン大学博物館の無人具合が恋しい。
観光シーズンを外すと、ほとんど人のいない博物館に入ることが何度かあって、展示物や再現ジオラマを何時間でも見ていたり、それとは逆にその不気味さに恐怖を覚えて早く出て行きたかったりとすごく贅沢な体験をしている分、人が多いと少し残念。 -
ヴァイキング船をメインにその時代に使われていた生活用具やお墓の副葬品の展示があり、10年来夢見ていた実物との対面に私は興奮状態になってしまった。
展示室は十字プランの建物で中心から延びる4つの展示室のうち、2つには船の実物が、一つにはその時代と関連した出土品、もう一つはドラム式天井にプロジェクションマッピングでヴァイキングの一生を映し出す映写室になっています。
この映像作品はオーロラを映し出すところから始まるんですが、私が知っているこの時代と関連のあるタピストリーや船のお墓などが出てきたリ、それがアニメーションになっている上、映像が本当にきれいで素晴らしかった。
特に座席は用意されていないので、床に直接座るか壁際のベンチに座るかですが、床に座った方が全体が見渡せるので特等席で見たい人たちは早めに座り込んでいます。
放映時間は壁に映し出されるので、チェックしながら博物館内を回ると効率が良いですと書きたいところですが、展示室自体広くないので、始まったらすぐにわかります。 -
船の大きさと博物館の構造がよく分かる写真
船の内側(甲板部分というのか?)を見るのに写真の右手にあるバルコニーに出る必要があります。
写真は博物館の中央部分を映したもので、ここから4つの展示室に繋がっています。 -
船首部分を映した影
この博物館は展示品の数も少なく博物館自体も大きくないのですが、船の影を映し出した照明の素晴らしさに感動です。
外が雨がちが暗かったのが良かったのか、博物館の壁が白い漆喰で固められているので映し出される影がまた荘厳でヴァイキング好きにはたまらない雰囲気がありました。
この照明技術の見せ方も展示室の3面を使って映し出される映像も入場料を払っても入りたくなる工夫がされているのだ思います。
私たちが出るころにはお客さんも随分減ってきたので博物館めぐりは午後がねらい目かもしれません。 -
お外に出たら怖い雲が!
お昼だというのに暗かったのはこんな雲が立ち込めていたからだったんですね。
携帯で写真に収めている人が沢山いました。 -
こっちの方がわかりやすいかな?
暗い雲に亀裂が入っている様に見えますが、その亀裂が渦を巻いていてどんどんほどけて行きます。
ネットには早速話題に上がっていたらしく、友人が読み上げてくれましたが"天気が悪化する予兆"だと専門家は言っているとのこと。
別に専門家でなくともこれから夕立が来ることくらいは私でもわかる。 -
ビュグドイ半島の自転車に乗った少女像
(地図で示した場所ははっきり確認できていないので、探し出して行こうというか方は注意してください)
ビュグドイ半島は風光明媚な場所なので博物館を出てウロウロしてみます。
ビュグドイには博物館だけでなく、王立牧場、ビーチ、森林、高級住宅地と小さい面積にも関わらず見どころが多いので散歩が楽しいです。
この像があるあたりは住宅地ですが、手入れのされた庭を持つ豪邸とアパートのような建物と庶民的なコミュニティーセンターがありました。
北欧出身者がよく言う"貧富の差がないが故の高級レストランに着飾って行っても横ではジーパンのオッサンがスープをすすっている"現象、お金持ちは一定数存在するが、庶民と分断するのは難しいというのか、いい意味では経済格差を理由に行動を制限されないが、悪い意味ではどんなにお金があってもそれが特権ではないということかな?私は人がどんな経済状況に置かれても行動を制限されないという前者の意見に賛成です。 -
ホロコーストセンターの裏手
更に歩くとホロコーストセンターの大きなお屋敷が見えます。
ノルウェーにもユダヤ人がいて、ナチス政権時のドイツが侵攻してきたため街の数か所に迫害されたユダヤ人を悼む記念碑が置かれているのですが、ここでは当時のユダヤ人に関する資料などを展示しているのではないでしょうか?
入場料は800円くらいだったと思います。
ここに入るか友人としばし決めかねましたが、オスロ中央駅の東側にユダヤ人博物館なるものがあるのでそちらを先に見てからの方がいいだろうと言うことで辞めて行きました。ちなみにオスロにはシナゴーグやユダヤ人墓地もあり、カミッラの母親もユダヤ人です。 -
ムスリム系の女性スポーツ推進集会
ホロコーストセンターの裏手を抜けると公園となっていて、何やら人だかりが出来ていた。
ムスリム系の女性をスポーツに誘おうというイベントが行われていて、ヒシャブを被った女性とそうでないけどムスリム系の女性が何やら音楽に合わせて周りの人たちと体操し、スポーツ促進を演説していました。
漂うスパイスの香りと紙皿の残骸から、無料で食事がふるまわれていたのが分かります、着くのが遅すぎたと二人で後悔していると親切にもバナナを振舞ってくれました。
私はオスロに住んでいないので本当のことは知りませんが、確かにムスリム系の女性がジョギングしている姿は見たことがないかもしれません(とか言っておいてヒシャブを被っていない人がスポーツをしていてもあまり気にかけないので断言できませんが)。
ノルウェー人は基本的にスポーティなので人口に対してジムの数もスポーツ用品店の数も多く、至る所でスポーツしている人を見かけます。 -
公園を抜けると海辺に出ます。
何とも寂しい北欧の海でしょうか!
6月だというのに、曇り空の水色と海の暗い水色が素晴らしい芸術作品のようです!
まあ、晴れていたら水着や半裸の人たちが一杯いてリア充だらけの明るいノルウェーもいいですが、私はこの影の部分の方が本当の姿を映しているようで好きです。 -
ビーチの一角にあるカフェ
ビーチから少し陸側に歩くと駐車場のような広場があり、カフェになっている小屋もあります。
営業開始は気温が高くなったらでしょうか?
もう6月なのに・・・
友人の話によれば、このカフェではイタリアンコーヒーが楽しめるそうです。
イタリアンコーヒーとはエスプレッソとかカプチーノとかのことです。 -
上のカフェ小屋と同じ広場にある簡易トイレ。
日本だと犯罪が心配になりそうな佇まいですが、海水浴客が使うらしく、友人も折角だからと利用すると、臭いがきついと言いながら出てきました。
以前、別のビーチで着替えにこういったトイレを利用しましたが、便座のない便器が置いてあり、床は常に汚れているため足の踏み場はなかったが、トイレットペーパーはしっかりあったのが印象に残っています。 -
再び海辺を歩く。
右奥の空が明るいのがわかりますか?
ヴァイキング船博物館を出てから、ずっと小雨が降って、少し雨が強くなって止んでというのを繰り返していましたが、そろそろ天気がすっきりするのではないかと思います。
写真の左側に見えるのは飛び込み台で固定されているようです。 -
海から林へと歩を進めると丁度野バラのシーズンなので、鮮やかなつぼみを沢山見ることが出来ました。
柔らかい緑色にピンクがとてもきれいで雨でしっとりした林は松の匂いがかすかにしてとてもいい気持ち・・・でいたんですが、このあと大雨がやってきて屋根のある場所が近くになかったので、諦め加減で濡れながら歩きました。 -
白樺と野バラの向こう側は海
雨に打たれるのはいいんですが、あまりにも人とすれ違わないので心配になってきます。
ノルウェーに来るとよくあることなんですが、森や林に限らず、町中でも昼間だというのに人影すら見えないことが多くあり、どこかでパラレルワールドに入り込んでしまったのではないか心配すらしてしまうくらい人気がない・・・。
だからといって、こういう時に男性とすれ違うと逆に怖いと思ったりもします。 -
オラフ教会ボランティアのパーティ会場へ
ビュグドイ半島から無事に街へと戻ってきて、今度はパーティに参加します。
このボランティアは薬物依存症の人たちとコミュニケーションを取るためにサンドイッチやスープを配って歩くという活動でベネズエラ系のフロールが主催しました。
私はこの活動に関しては一度しか参加したことがないので、パーティに出るのは申し訳なかったのですが、メンバーが他の教会ボランティアにも参加しているほぼ顔見知りばかりなので、当たりまえのように迎え入れてくれました。 -
パーティで出されたノルウェーのクッキー類
まずは神学の先生をやっている女性がノルウェー語で講義をし、私たちはスナックをつまみながらそれを聞いています。
フロールがポテトチップスをテーブルに置いた途端、数人の参加者が凄い勢いで食べ始めて少し怖かった・・・食べたかったら食べるというシンプルな人たちに親近感がわく。 -
パーティの食事はホットドッグがメイン。
講義の後は聖オラフ教会のミサに行き、戻ってくると食事が用意されていました。
最近は何かと話題になるヴィーガン、それも北欧諸国では人口も増えつつあるのに用意されているのは肉のソーセージだけでした。
まあ、サラダとかアボカドとか果物が沢山あったので、嫌ならそっちを食べろと言うことだと思います。
ベジタリアンというとサラダしか食べないというイメージがある人も多いと思いますが、私たちは調理したものが食べたい!
2012年にオスロの神学専門学校で友人が入っていたサークルでもミサ付き夕食会があったが、そこでは現在司祭になっているヘレナがヴィーガンでも食べられるスープとパンを用意していたことを思うと何だかユニバーサルな夕食会だったなあと今更懐かしく思ったりもします。
まあ、毎回作るスープは同じ味でタイのスイートチリソースで味付けするので、辛味が苦手な人は遠慮してけど。 -
参加者は10人に満たないので顔見知りばかり、フロールは夫婦で参加していてプロテスタントの旦那さんとカトリックの自分が結婚式をするときにどのような話し合いをしたかなど、興味深い話をしてくれました。
この日は飲めない私にはどうでもいい飲み物であるワインが出たので少し酔っぱらった人たちがリラックスしているのが分かりました。
9時にはお開きになり、後片付けはシラフの私と友人で担当したので、最後にフロールから感謝のしるしにとバラの花をプレゼントがあり、嬉しい気分で家路に着きました。
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