2019/06/07 - 2019/06/17
603位(同エリア869件中)
monkさん
実質最終日となる日曜日、カトリックの女性団体フォコラーレのパーティに誘われ、オスロ郊外にある彼女たちの家へと向かいます。
持ち寄りパーティなので私たちも何か持って行かないといけません、日曜日でも開いている店を求めて歩き続けていたら、目的地からどんどん遠ざかり時間をかけて到着しました。
会場に着いたものの、帰り始める人もちらほら、私たちも挨拶をして長居はせずに帰り道はトレッキングコースを歩いてオスロへと向かったのでした。
パーティは果たして目的だったのかというような一日でしたが、予定通りに行かないのもまた楽しかったです。
この日の大まかな予定
聖オラフ教会のポーランド人カフェで友人と待ち合わせ
バスでフォコラーレのパーティ会場へ
ストーヴネルのトレッキングコースを散策
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
PR
-
写真は聖オラフ教会近くのHansenベーカリーというパン屋カフェですが、私がこれから向かうのは教会カフェです。
友人は8時のポーランド語ミサに参加するので、その後の教会カフェで待ちあわせます。
初めて私の旅行記を読んでくださった方に教会カフェの説明をしますと、ノルウェーの教会では日曜礼拝の後に教会の一角やその付属の施設でコーヒーとお菓子を売り、その収益を教会の存続に充てたりボランティア資金にしたりします。
もちろん、信者やそうでない人の交流の場としても重要な役割があります。
よく礼拝に行く聖ドメニクス教会では完全寄付制なので、金額は利用者の懐具合でOKですが、聖オラフ教会のカフェはコミュニティーによってオーガナイズされているので、そのカフェを管理する人によって金額が設定されていたり、無料だったり、寄付制だったりします。 -
ポーランド人の教会カフェは金額が決まっていて、コーヒー、カップケーキなど20クローネだったかな?
写真のオープンサンドもノルウェーらしくてキレイですが、こちらも20クローネだったと思います。
材料費も手間もかかっているから、その分割高になるのはわかっていますが、万人に門戸を開いている教会なのにポケットに小銭がないとコーヒーも飲めません。
うーん、推測だけど、ボランティア以外にもお友だち理由で結構無料で飲食している人が多い印象を受けるんだよな…
聖ドミニクスだと寄付で好きなだけ、飲み物は飲み放題でお菓子もテーブルに置かれているものをつまんでOKなのでポケットに溜まった1クローネを寄付します、結果、10~20クローネ、場合によってはそれ以上払うこともありますが、こっちの方が気持ちよく寄付出来るんだよな。 -
この日はレバノンだったか、お客さんが来るらしくその人たちのための食事が用意されていました。
ナスとか角型のパプリカとか見えますが、何だかおいしそう。
友人がポーランドの人たちとおしゃべりを楽しんでいる間にそれらしき少女たちが来て静かに食べていました。 -
聖オラフ教会近くの壁画(Oslo Reptile Parkという爬虫類や両生類の動物園)
教会カフェにいるのが嫌になって、一人で空港行の切符を買いに出ました。
カフェに来ていたポーランド人の人たち、友人とおしゃべりしていたアンナさんは顔見知りで、趣味のガーデニング写真を見せてくれたり、雪山での楽しいトレッキングについて英語でお話してくれたりとそれまでは楽しかったのですが、彼女が帰ると、急に周りの視線と空気が痛くなりました。
私を見てすごく嫌そうな顔をするのでその場にいられなくなり、一人で散歩です。
なんか気分を害したのだろうか?
何も購入しないで着席したいたのがまずかったのか?
いや、彼らは英語が話せないだろうし、友人と私の共通言語はイタリア語なので自分たちのコミュニティーに入り込んできた侵略者的に見えたのかもしれない。
英語が話せないと明らかに見て外国人と思われる人に話しかけられないジレンマを凝視で示すというやつだと思う。 -
オフィス街的な一角にあるオブジェ。
オスロ最終日には、今まで気にかけなかった町中の芸術にも目が向いてきます。 -
上の写真にあった緑色はミニチュアの人です。
遠目でみると渋い芝生シートみたいですが、近くでみると一人ひとり服装も違う人の小さなオブジェの集合体で、平和を訴えているのかな?
アメリカで売っているミニチュア兵隊のおもちゃを思い出させる。
日曜日でもやっているコンビニで空港行のチケットと市内交通のシングルチケットを2枚購入して、ポーランド人カフェに戻ります。
これからフォコラーレのパーティ会場のあるストーヴネルというオスロ地下鉄の終点一つ手前の駅まで行きます。
友人はポーランド人カフェでパーティの開始時間を沢山の人に質問したが、誰一人知らなかったと、やたらと開始時間を気にしていたけど、二年前に参加したときは12時頃だったと思う。 -
ストーヴネル駅
オスロの郊外で、前年はこの駅の裏側から山登りをしてキャンプまでしたところ。
駅前は新しくて、とても整備されている。
移民受け入れのために整備したのかはわからないけど、オリジナルが北欧系でない人の割合がとても高い。
パーティは持ち寄りなので、何かしら持って行くべきということで、オスロ中央駅周辺のアジア系スーパーやアラブ系スーパーを覗くが、この日に限ってお休みで、日曜でも営業しているJokerやBunnprissというスーパーに行こうにも、バスで過ぎ去ってしまったため、ストーヴネル駅にある異国風の食料品店が開いていることを期待してきたものの、そこも閉まっていました。
私はフォコラーレの家がどこにあるのかわからないので、駅からスーパーを探して遠ざかって行くことが非常に不安でした。 -
駅から歩くこと1時間程、競技場に出ました。
住宅街と大きな公園、大きな道路、学校・・・スーパーはあるけど、どれも日曜定休の店ばかり、郊外ととなると中心街では日曜営業でもお休みになるお店も少なくない。
昨夜、湖から戻った後、友人がイチゴとオレオのケーキを作っていたので、それを持って行くものだと思い、持ち寄るためのものをあえて買って行かなかったのだが、まさかあのケーキをポーランド人の教会カフェに持って行ったとは思ってもみなかった。
・・・うーん、もう疲れたし、前回も大量に余っていたのだから、今回は参加だけさせてもらえばいいんじゃないか?とか思い始めていた頃、孫を連れたお爺さんらしき人から営業している店の情報が入った。
インド系と思われるお爺さん紳士はその店の行き方と所要時間を的確に教えてくれて、その通り進むと言われた通りの目印が現れるので正しい道を歩いている安心感があり、簡単に行くことが出来た。
以前からインド料理やガンジーを通してインドには特別な想いがあったが、このときからそれが"インド・リスペクト"に変わった。 -
今度はお店から会場に向かう途中で迷子。
買い物は出来たけど、駅から随分遠ざかってしまい、フォコラーレの家の方向すらわからなくなってしまった。
バス通りを少し歩いてロータリーに出たところで家族連れを見かけ、地図を見せながら道をきくと、10代の娘さんらしき人のみ立ち止まってくれたが、かなりの確実で地図の読み方がわかっていない風。
言われた通り歩くと、目的地とは反対方向を示し、それに従って歩いてしまったため、リタイア生活をしている人たちだけの集落みたいな小さな平屋の家が並ぶ地域に出てしまう。
ここで友人がトイレに行きたくなり、かな~り焦りました。
カフェや店はなく、素早く集落を出てバス通りまで戻り、そこから地図と真剣に向き合って、道沿いを歩きます。
住宅地なのに無人でガソリンスタンドとカフェを見つけるも何年も前に廃業しました的。
この界隈はホラー映画のセットかと思えるような不気味な雰囲気で、恐怖感を煽るように雲が厚く暗くなっていった。 -
やっと到着。
バス通りに出たところで、友人が場所を思い出し、歩くと駐車場の案内がでていました。
パーティ会場に着いたものの、2時をとっくに過ぎていたので、強制参加のコンサートは終わっていて、みんな食事を楽しんでいました。
クタクタの私たちは、まず休みたい。
なのに管理者オバちゃん(在家シスターっていうのか?)2年前に参加したときもかなり面倒な人だと思ったけど、疲れている私たちに注文を付けてくる。
・名前シールを胸に付けなければならない、それは誰からも見えるように付けなければならない(スカーフなどで隠れないように付ける)
・いつもいる人と離れて知らない人と一緒に過ごさなければならない
・例え椅子がなくても立ち食い立ち話は禁止
・人が多いテーブルは離れて、人の少ないテーブルに行き、会話しないといけない
・写真撮ったら、家のパソコンにデータを置いて行かないといけない。
・・・私は長い散歩で疲れていることや"友愛"の名の下に望まない交友を強制させられていることや写真をこの管理者に残すことが監視されているような気分になり、来て10分後には誰もいない庭の見えないところで一人でいました(カメラは鞄にしまったままで)。
そこにも管理者は現れて私の手を引っ張りテーブルを指定して、そこに座れというので、泣き出しそうになるのをこらえて、指定されたテーブルで無言で座っていました。 -
テーブルに並んだ楽しい食べ物たち
管理者にうるさく言われても参加したくなるのは、オスロに住む世界のカトリック教徒が各国料理を持ち寄るので、それが目的だったりします。
豆とトマトやキュウリの地中海サラダ、ホウレンソウやキノコの惣菜パン、ボーレッグ、春巻、手作りのスウィーツ類などなど・・・。
だからといって、面識のない人たちの中に座って無言でぼーっとしていたり、話しかけられたくないときにそういう場にいるのはかなり苦痛。
友人が途中で何度か予定を変えようと言ったり、開始時間や持ち寄る食べ物のことを異常に気にしていたことを思うと、口うるさい管理者にうんざりしていたのだろうと今更ながら思ったりもする。
友人も私も見た目が若いを通りこして未成年なので、お年の管理者は教育とかしつけとか虐待大人が言いそうなことを私たちにしているのではないかと思う。 -
イライラした私たちは食べるだけ食べたら、1時間もいないうちに帰ることにした。
そういうことを言うと、管理者は態度がかわって引き止めたりするけど、そろそろ私も心の声が漏れそうになっていたので、いや漏れてしまって"だったら放っておいてよ"って小声で言ってしまった。
まあ、次はありません。
ストーヴネルにはトレッキングコースがいくつかあって、その一つを歩いて別の駅からオスロへ向かうことにしました。
お互い沢山歩いているので、山の斜面に取り付けられた長い階段を遠目に眺め、来年来ようということになりました。
本当はキャンプを考えていたけど、足を軽くくじいていたし、到着時から数日間は眩暈もあったので、今回はなしにしたのに、やっぱり行きたかったな。 -
山の斜面の階段が見えるコテージ
多分、ここで寝泊まりできると思います。
見晴らしもいいし、便利なので(車椅子のスロープもある)ここに寝泊まりできるなら、体調管理を頑張らなくても大丈夫そう。 -
こちらもキャンプ場です。
一体いくつあるんだというくらい、この周辺には整備されたキャンプ場がいくつもあるようです。
子供の頃に行ったキャンプもこういう郊外の森の中にある木のテーブルとイスで簡単な食事を作って食べた思い出があります。
多分、仲良しのお友だちとなら楽しかったけど、学校のキャンプも強制参加で先生の決めた班編成ということで、いつものお友だちと離れて、無言でただただ時間が過ぎるのを待った思い出がフォコラーレのパーティで受けた"おもてなし"と被って急に疲れてしまった。
それでも、常にポジティブな友人のおかげでアウトドアが好きになれてよかったと思いました。 -
とても整備された山道を歩いて行きます。
曇りで薄暗い日曜日の午後、たまに男性とすれ違うと少し怖い・・・逆にインドの民族衣装パンジャブスーツを着た女性グループかヒシャブを被った女の子たちを見かけると安心する。 -
道から見えるトロールに出会えそうな一角。
たった30分地下鉄に乗るだけでかなり山深いところに来れてしまいます。
ここを毎日のお散歩やジョギングに使っている人も多いようで、犬を連れて歩く人たちと何度もすれ違いました。
私は断然猫派ですが、オスロに来ると山道散歩のお供にワンちゃんも買いたくなります。 -
森の中を歩くこと一時間、地下鉄の駅でいえば、Romsasという地域で住宅街に出ると、友人の教会仲間の家が近いらしくコーヒーでもご馳走してもらおうと電話をしますが、出ないので森へと戻り歩き続けます。
-
それから30分も歩かないうちに地下鉄の終着駅Vestiliと駅周辺の小さな小さな中心街にでました。
移民が多いのか、キオスクとバーの他に串焼き肉を売る店があり、南アジア系のオジサンがいる薄暗いバーで友人はコーヒーを注文していました。
店はジャズバーなのかな?ステージもあって、テーブル数が多く下手なライブハウスより大きい。
まだ客はいないけど、明るい外の席で飲んだ方が良さそうなので、テラス席へと移動する。 -
地下鉄の終点はオスロ行の始発駅なので、だれも乗り込んでいない電車に乗ります。
友人が途中で降りようというので、下車すると駅の前に割と大きなスーパーが営業中でした。
フォコラーレのパーティに持ち寄る食材を買うため、2~3時間は歩いて探した食糧を売る店が、こんなに便利にところにあると知っていたら、ここに寄ってから来ていたのにと、一気に疲れが出てきました。
ここからバスに乗って友人宅へと帰りました。 -
対してお腹は空いていなかったのですが、最後にヴィーガンケバブを買いに行き夕食を食べました。
メインイベントがパーティだったはずが、随分と予定が変更してしまいました。
結果的にはとても楽しかったですが、予定変更を楽しめない人には無駄な一日に感じたのかな?
休暇で行くので、こういうのんびり(といってもカロリー消費量は多い)が良いです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
ノルウェー
-
前の旅行記
オスロを歩いて地元密着型滞在 その7 ソーシャルランチ
2019/06/07~
オスロ
-
次の旅行記
オスロを歩いて地元密着型滞在 その10 ワルシャワ経由で帰国
2019/06/07~
オスロ
-
オスロからオーレスンへ 長距離バス編
2010/03/11~
オーレスン
-
オスロからオーレスンへ 鉄道からバス編
2014/04/23~
オーレスン
-
オスロからオーレスンへ 飛行機編
2017/06/12~
オーレスン
-
オスロとその郊外 その1 オスロまでの道
2018/05/14~
オスロ
-
オスロを歩いて地元密着型滞在 その1 出発
2019/06/07~
オスロ
-
オスロを歩いて地元密着型滞在 その2 教会ボランティア
2019/06/07~
オスロ
-
オスロを歩いて地元密着型滞在 その3 ロングロング散歩迷子
2019/06/07~
オスロ
-
オスロを歩いて地元密着型滞在 その4 国立歴史博物館
2019/06/07~
オスロ
-
オスロを歩いて地元密着型滞在 その5 ヴァイキング船博物館とビュグドイ半島散歩
2019/06/07~
オスロ
-
オスロを歩いて地元密着型滞在 その7 ソーシャルランチ
2019/06/07~
オスロ
-
オスロを歩いて地元密着型滞在 その9 お出かけ迷子の日曜日
2019/06/07~
オスロ
-
オスロを歩いて地元密着型滞在 その10 ワルシャワ経由で帰国
2019/06/07~
オスロ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
オスロ(ノルウェー) の人気ホテル
ノルウェーで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ノルウェー最安
487円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ ノルウェー
0
20