中国建国70周年の北京・天津を巡る8日間の旅（8）天安門・故宮博物院・景山公園編

2019/10/17 - 2019/10/24

2019年10月1日に建国70周年を迎えた中国の北京・天津をこの地に詳しい友人夫婦と巡ってみた。
きょうは、旅最大の目的の天安門、故宮博物院(紫禁城)、景山公園に行ってみた。

10/17　羽田⇒北京首都空港　（北京泊）
10/18　頤和園　清華大学　什刹海　鼓楼　（北京泊）
10/19　八達嶺/万里の長城　胡同　王府井大街　（北京泊）
10/20　中国美術館　天津海河の夜景　（天津泊）
10/21　西開天主教堂　五大道　天津濱海図書館　（天津泊）
10/22　天壇公園　北京飯店　（北京泊）
10/23　天安門　故宮博物院(紫禁城)　景山公園　（北京泊）
10/24　天安門広場　北京首都空港⇒羽田

※≪朗報≫
中国スマホ決済サービス大手のアリペイとウィーチャットペイは、中国を訪れる観光客でも使えるようにした。中国ではQRコードなどのスマホ決済が普及しているが、外国からの観光客は原則利用できなかった。2社は金額や用途で一定の制限を設けつつ、米ビザなどのクレジットカードと紐付けられるようにした(11/9某経済新聞社より)

エリア 北京(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

天安門
北京の中心にある故宮の正門の名。明代に建設され、当時は承天門と呼ばれたが、1651年に改修され、天安門と改められた。1949年10月1日、毛沢東が門上で中華人民共和国の誕生を宣言して以来、中国人民共和国のシンボルとなり、門前の天安門広場は、メーデー、国慶節などの重要な集会を開く場所となっている。

天安門

1949年に国共内戦に勝利し中国大陸を支配することになった中国共産党の指導者である毛沢東の肖像画が掲示されている。

天安門楼上へのチケット売場。

バック、リックなどの手荷物はチケット売場の横にあるここに預ける。

天安門の楼上

建国70周年の式典で習近平国家主席ら首脳が並んでいたところ、そんなに広くない。

建物内での撮影は禁止されているの外から撮ってみた。

天安門楼上からの長安街と天安門広場

端門
いよいよ故宮博物院(紫禁城)へ
禁城の名前の由来は古代中国では、天帝の都は天の中心にあって不動の北極星に位置すると考え、その宮殿を紫微垣と呼んだ。「紫禁城」の名前の由来は、地上の紫微垣である「紫宮」と、庶民の立ち入りを禁じた「禁地」を重ねた「紫宮禁地」の省略であるとされている。

牛門
天安門を入り、端門を抜けた北側にある紫禁城の南門。この門の名称は、紫禁城からして午（うま）の方角、つまり南の方角にある事から名付けられたとか。
因みに、映画「ラストエンペラー」で生母の死を知った溥儀が外に出ようとして
門番に止められたり、溥儀に紫禁城から追放された宦官達が居たのもこの場所である。

牛門
故宮のテーマカラーの黄瑠璃瓦の屋根と朱色の壁が故宮のシンボル。黄色は土に属し中央を指し、赤は盛んな光を示し南を指すという意味がこめられている。また「黄色」は皇帝の勅許なしには用いることができない「禁色」であったとか。

牛門

牛門の裏側　
※故宮博物院は北京市に所在する明清朝の旧王宮である歴史的建造物。「北京と瀋陽の明・清王朝皇宮」の一つとしてユネスコの世界遺産（文化遺産）となっている。面積は 725,000m2 あり、世界最大の木造建築群である。別称の故宮とは「古い宮殿、昔の宮殿」という意味で、現在は博物館（故宮博物院）になっている。

牛門の裏側と金水河

金水河のカメラ愛好家たち

太和門
外朝の正門。明代の名称は皇極門。紫禁城を居城とした明朝の歴代皇帝は、ここで政務を執っていたとか。

太和門と獅子像
獅子像は太和門の両側にいる青銅の像。如何にこの門が権威ある建物なのかを表しているとか。

太和門をくぐると雄大な大和殿が見えてきた。

太和門

太和門　

太和殿
紫禁城の中軸線上にあって、外朝の三大殿の正殿。紫禁城を居城とした明・清両王朝の歴代皇帝の即位式や万寿節（皇帝の誕生日）・結婚、それに元旦や冬至などを祝う時と重要な朝会・筵宴・出征、そして皇帝の葬儀など宮廷の重大な式典を行った最も重要な建物であるとか。
　

太和殿　
現存する中国最大の木造建築で、高さ35m、幅約63m、奥行き約33mもあり、しかも3段の大きな台座の上に建っているので、数ある紫禁城の建物の中で最も大きく見える。

太和殿　

太和殿　

太和殿　

回廊

回廊　

回廊　

回廊　

太和殿　
白い大理石の柵

前三殿
太和殿・中和殿・保和殿の総称。紫禁城の中心的建造物。外朝三殿ともいうとか。

中和殿
太和殿の後ろ側にあり、式典が太和殿で行われる直前に皇帝が大臣らから祝辞を受け、一旦、休憩した場所。この中和殿は数ある紫禁城にある建物の中で唯一、正方形の形をしているのが特徴。

太和殿の側面

保和殿
中和殿の後ろ側にあり、式典が太和殿で行われる直前に皇帝が更衣をした場所。

保和殿　

防火用の大きな壺

故宮博物院　

故宮博物院　

坤寧宮
明朝の時代は、紫禁城を居城とした明朝歴代皇帝の皇后が居住する正宮であった場所とか。

坤寧宮の前にある素晴らしいオブジェ？

交泰殿
紫禁城を居城とした明・清両王朝の皇帝の皇后の冊立の儀式が行われた場所で、皇后は元旦・冬至・千秋（皇后誕生日）の祝賀をここで受けたとか。

交泰殿の内部

ドアーの彫刻

城壁の上からの風景

城壁の上からの風景

城壁の上からの風景　

城壁の上からの風景　
遠くに景山公園の頂上が見える。

神武門
紫禁城の北門。現在は故宮博物院の正門となっており、郭沫若の揮毫で「故宮博物院」の扁額が掲げられている。日本語では通常「しんぶもん」と読むとか。

夕闇包まれる故宮博物院
景山公園は明・清代の皇帝の庭園となった山で、明代に紫禁城を作ったとき、元の宮殿であった延春閣の跡地に、堀を掘った時の残土で五つの峰を形成する形に作られた。紫禁城に殺気が入ることを防ぐために、紫禁城の真北に作られたと言われているとか。

山頂の堂（万春亭）

中腹の周賞亭

遠くに北京飯店がうっすら見える。

神武門

最後までご覧頂きありがとうございました。