秋晴れの穂高連峰を歩く

2015/09/12 - 2019/09/13

穂高といえばアルピニスト憧れの山、日本アルプスの象徴といっても差し支えないでしょう。
ただ私は南アルプス南部や飯豊連峰のような、おおらかで人が少ない山が好きなので、穂高は敬遠してきました。でも教え子のＤくんが｢行きましょう！｣というので、良い機会かとご一緒することに。
上高地→岳沢→紀美子平(前穂高岳往復)→奥穂高岳→穂高岳山荘(泊)→涸沢→横沢→上高地という行程です。

約１年ぶりにＤくんとの山。Ｄくんのスキー友達Ｔさんと３人。久々の穂高です。34年前に奥穂高岳に登ったときはイマイチな天気だったので、事実上初・穂高とも言えます。
５時すぎ、上高地から岳沢経由で前穂を目指します。重太郎新道というそうですが、かなりの急登。でも前夜の深酒のせいか(笑)Ｄくんがハイペースではなくてラッキーです。花はトリカブトとわずかにイワギキョウ。
11時に前穂高岳に。山頂は広くて大展望！　穂高連峰の峰々がそれぞれ大きい。穂高は本当に岩だらけの山ですね。もちろん槍ヶ岳も。大げさにいえば日本中の山が見えそうでした。
吊尾根を奥穂に縦走します。このあたりからＤくんは酒が抜けたのか先に見えなくなりましたが、Ｔさんと休み休み歩きました。アラ還の私を気遣ってくれたようです。
14時前に奥穂高岳山頂に。相変わらずの絶景です。槍ヶ岳が大きく、奥に立山、その左は裏銀座周辺の山ですね。
今日の宿・穂高岳山荘が見えてからの最後の急降下が怖かったですが、山岳展望満喫のうえに、晴天なのに暑いというほどではなく、素晴らしい一日でした。Ｄくん、誘ってくれてありがとう。

懸念された山小屋の混雑もさほどではなく助かりました。ただ、大喜びで３人で祝杯あげたらちょっとしか飲んでないのに何だか気持ち悪い。軽い高山病だったのでしょう。
翌日は素直にザイテングラードを下山しました。今にも降り出しそうな空模様でしたが、何とか降られずに上高地に。
ただ、同行のお二人が速くて、時速６km!?　歩いている途中で早くも筋肉痛(苦笑)

エリア 上高地(長野)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: タクシー JR特急 JRローカル 自家用車 徒歩

５時すぎ、上高地バスターミナルを出発

上高地バスターミナル 乗り物

河童橋を渡ります　右が明神岳(その裏に前穂高岳)、中央奥が奥穂高岳

河童橋　奥は焼岳

河童橋 名所・史跡

まず岳沢に

イブキトラノオで良い？

ギザギザの西穂高岳

振り返ると乗鞍岳

２時間歩いて岳沢に

岳沢小屋 宿・ホテル

長丁場です

正面の奥穂高岳を目指して登る感じ

名うての急登、はしごや鎖場が連続

岳沢から１時間ほどでカモシカの立場

西穂のギザギザと青空

Ｄくんが撮ってくれたおかげで何度も登場します(笑)

急な難所は、体力があれば下るより登るのが安全

イワギキョウ
急坂でもきれいな花を撮ったＤくん、good job！

振り返れば奥に乗鞍岳、右に焼岳、左に霞沢岳

明神岳の岩峰でしょうか、一般ルートではありません

下からはこんな感じですが

上からはかなりの高度感

続く急坂、ＴさんによるとＤくんの息は酒臭かったそう(笑)

紀美子平に着きました　あと30分です

焼岳と西穂高岳

左から奥穂高岳、北穂高岳、さらに右奥に槍ヶ岳

山頂の手前で一休み　奥穂が大きい

奥穂から槍ヶ岳の山並み

11時、前穂高岳です

前穂高岳 自然・景勝地

みやっちさんから頂きました
岳人オーラが出ていたそう(笑、中央がＴさん、その左がＤくん、白っぽいズボンが私)

右に格好良いのが常念岳、その左は大天井岳

左に槍ヶ岳、右奥は後立山連峰

下山開始　正面の奥穂に向かいます

まず紀美子平に戻ります

Ｔさんと仲良く

相変わらず正面奥に乗鞍岳と梓川

途中から振り返ってみると、霞沢岳と右奥に乗鞍岳

振り返って見た前穂と北尾根(左奥)

左奥が前穂

相変わらず素晴らしい景色

奥穂までもうすぐ？

奥穂と左奥にジャンダルム

前穂を背に奥穂に向かっています

２時前に奥穂高岳山頂、Ｄくんと

奥穂高岳 自然・景勝地

ジャンダルム、山頂に人影が何人も！

Ｄくんも登る気満々のよう

槍ヶ岳　左奥に大きいのは薬師岳？

ほぼ行程を終え気持ち良く歩く２人

今日の宿・穂高岳山荘と涸沢岳

その前に最後の難所

２時半すぎ、穂高岳山荘に着きました　天気が悪いと面倒だったでしょう
素晴らしい一日でした

穂高岳山荘 宿・ホテル

翌日は下山だけ　降りだしそうな空模様、ほとんど画像なし

途中から明るくなりました
展望がないと歩くしかないのか、ＤくんもＴさんも速すぎ!!(苦笑)
でもお爺さんに付き合ってくれてありがとう

この旅行記へのコメント （8）

• rokoさん 2021/08/29 17:51:08

  秋晴れの穂高連峰～♪

  ねもさん
  先ほどはコメントありがとうございました。
  
  この山旅記、私はまだ見ていなかったようで(*‘∀‘)
  教え子のＤくんのお誘いでしたか、、、
  秋晴れの穂高連邦　素晴らしい眺めにうっとりです。
  Dさんのお蔭で、ねもさんも度々登場されてて、いいですね～♪
  トップの画像は特にいいですね！１
  楽しませていただきました。
  
  　　　roko
  

  ねもさん からの返信 2021/08/29 22:42:37

  Re: 秋晴れの穂高連峰～♪

  rokoさん　いつもコメント＆ご投票ありがとうございます。
  こちらこそ温かなご対応うれしいです。
  会えば私の悪口しか言わないし、北岳日帰りだの大キレットに行こうだのとんでもない奴ですが、こうして面倒みてくれるんだから、感謝せねばと思います(このときは４トラベルにも未加入、旅行記がアップできたのはＤくんのおかげ)
  このころは元気でした。翌週は飯豊連峰縦走の旅に、若かった(笑)

• 一泊二日さん 2020/08/26 01:34:46

  絶景の連続ですね。

  ねもさん
  
  表紙画像のインパクトが強烈で登山しない私にとっては天空の別世界です。
  急な岩場を登ったりと臨場感が伝わってきます。
  上高地から眺める風景の先、穂高に登った人だけが見れる素晴らしい景色を
  見せて頂きありがとうございます。(^^)

  ねもさん からの返信 2020/08/26 16:34:00

  Re: 絶景の連続ですね。

  一泊二日さん　コメント＆ご投票ありがとうございます。
  また押し売りに快く接してくださり恐れ入ります。
  実は私も岩場が多い山は苦手なのですが、Ｄくんからの誘いのおかげでした。Ｄくんはその後も危ない山やコースを歩いているようですが、お爺さんの私を誘うのは遠慮しているみたい。
  また押し売りになっちゃいますが、乗鞍岳とか木曽駒ヶ岳など300ｍくらい(１時間ちょっと)登ればこうした絶景が見られる山もあるので、機会があれば是非！

• てつやんさん 2020/01/31 09:25:35

  美しい山々ですね♪

  ねもさん
  
  
  こんにちは！！
  いくつも、いいねありがとうございます。
  
  ねもさんは山好きなのですね♪
  前穂高、奥穂高の写真も素晴らしいのですが、表紙の写真がすごく良いですね！！
  お仲間と登って、さぞ気持ちのいい疲労感なのだと想像いたします。
  
  それにしてもあんなはしごみたいな場所を、登るところなんてあるんですね。
  天候も良くって、たくさんの美しい山の写真に癒されました（笑）
  
  
  てつやんでした

  ねもさん からの返信 2020/02/01 10:09:42

  Re: 美しい山々ですね♪

  てつやんさん　コメント＆ご投票ありがとうございます。
  そんな話は聞いたと言われそうですが、交流があった山ブログに突然、自分たちの後ろ姿がアップされていて、超盛り上がりました(笑)　こんなことってあるんだ⁉
  
  てつやんさんだって、悪天候のなか、よくプレーケストーレンに登りましたね。私は山好きですが軟弱なので、回避したでしょう(晴天の下、2002年に登りました)
  普通にサラリーマンをしてらっしゃるのに、驚きの幅広い足跡には「尊敬」の一言です。しばらく、てつやんさんの足跡を辿らせてもらいます！

• クリント東木さん 2019/11/04 08:01:37

  素晴らしい絶景の数々！

  　ねもさんへ
  
  　こんにちは。表紙にされている写真の旅行記がこれなのですね。北アルプスの絶景を見ながらの山行、素晴らしいです。ありがとうございます。この写真を見ると行きたくなりますが、前穂まででも中々ハードはコースで私達には無理かな…。因みに上高地へはどのように？前泊？車中泊ですか？
  
  　クリント東木

  ねもさん からの返信 2019/11/05 10:59:40

  Re: 素晴らしい絶景の数々！

  クリント東木さん　いつもコメント＆ご投票ありがとうございます。
  これ以上ない晴天に恵まれ幸せな山旅でした。
  旅行記を拝見すると、宝剣岳に登ってらっしゃいますね。なので、穂高も無理ってことはないと思います。穂高で一番登りやすいのは意外かもしれませんが奥穂です。前穂は重太郎新道を登る体力があるか？でしょう(ここを下りるのは危ないと思います)
  沢渡の駐車場で、Ｄくんの車に車中泊です。11時くらいから｢ちょっとワイン飲もうか｣と始まったのですが、日付が変わっても終わらず。Ｔさんから｢５時出発なのに、あんたらは子どもか!?｣(笑)