2019/10/27 - 2019/10/28
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さっとん姉さん
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今回のミャンマーへの旅の終盤に、ロイコーを再訪した。
山登りの業界では、ピークハンターという言葉がある。深田久弥氏の日本百名山などを、一つ一つ虱潰しに登っていくやり方である。
三十歳台を中心に山登りをしていた私には、このやり方は合わなかった。
私は、どちらかというと、気に入った山を何度も繰り返し登るリピーター・タイプである。
旅も同じで、三か月前に訪れたロイコーをどうしてももう一度訪れたくなった。
デンマークの哲学者ゼーレン・キェルケゴールに言わせると、人生は「反復」だそうである。
私はまさにその反復を繰り返しつつ、齢を重ねてきた。
さてさて、今回のロイコー再訪も、どういうことになりますやら。
サブタイトルは、乃木坂46の2014年後半、生田センター曲へのオマージュである。
(斉藤飛鳥>ミャンマーつながりも。)
前回のロイコー滞在中に、やり残した事がたくさんあった。
前回の旅は、日本のガイドブックにまったく情報が載っていないロイコーという都市に四泊し、手探りであれこれトライしてみたといったところ。
情報不足ゆえ、自分が望んでいたような手応えを得られたとは言い難い。
最大の心残りは、CBTプログラムにアクセスできなかったこと。
CBTプログラムとは何か?
☆☆☆以下、板坂真季氏のweb上の署名記事からの引用。長くてすみません。☆☆☆
《2018年から外国人の自由訪問がOKに》
内戦状態にあったカヤー州は停戦実現後もしばらくは観光客の立ち入りを禁止していましたが、2014年に解禁。それを機に、ミャンマーで人気が出たのがカヤン族村を巡るツアーでした。タイにあるような作り物ではない、彼らが長年暮らしてきた村を訪れる旅です。拠点となるのはカヤン州の州都ロイコーで、ここからカヤン族が住むパンペット村へは車で40分ほどで行けます。実は2014年以降も外国人が訪問するには前日までに関係機関の許可を取る必要があったのですが、それも2018年1月から不要になりました。
《観光収益を住民に還元するCBTに指定》
村の開放に伴い、(ミャンマー)政府はパンペット村を「Community Based Tourism/CBT」の対象地域に指定。村の文化や自然を観光資源として活用し、その利益が住民たちの手に渡るようにしようという試みです。現在、観光客は一定の観光料を村へ支払い、CBTへ参加する家庭は機織りや農作業といった「観光パフォーマンス」で観光客をもてなし、対価を村から受け取る仕組みができています。まだまだ始まったばかりですが、土産物店が集う広場やカヤン族料理レストランなどが整備されるなど、日々進化を遂げています。
(https://www.ab-road.net/asia/myanmar/inle_lake/guide/16143.html から引用)
おわかりいただけたであろうか?
私が、タイでもラオスでも追い求めていたのは、このようなプログラムなのである。
CBTの詳細及び「3K村」(Kは村に暮らす民族の名称をアルファベット表記した際の頭文字)については、このあとの旅行記本体をとくとご覧あれ。
【今回の旅程】
バンコク
↓
メーソート
↓ ☆ミャンマー入国☆
ミャワディ 1泊
↓
パアン 4泊
↓
ヤンゴン 1泊
↓
ピイ 3泊
↓
ヤンゴン 1泊 ~この旅行記~
↓
ロイコー 4泊 ~この旅行記~
↓
ヤンゴン 1泊
↓ ☆ミャンマー出国☆
バンコク
(2019.10.31暫定版)
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【10月27日(日)ピイからヤンゴンへ移動】
ピイのホテルで午前03時過ぎに目が覚めた。二度寝をしようとしたが寝付けなかったので、起きることにした。
午前06時30分過ぎに朝食へ。今日はカレー味のスープが美味しかった。
パッキングを終えて一息ついたところで眠くなった。1時間ぐらいうたた寝をしてしまった。目が覚めると午前10時近くになっていた。
まだ時間がある。明日のロイコーでの行動を考える。ネットであれこれ検索をし、メモを作成して頭の中を整理した。自分が何をしたいのか、紙に書き出してみる。
前回のロイコーへの旅では、かなり行き当たりばったりに過ごしてしまった。
今までの旅の中で、山岳民族へのアプローチに関する私の経験値はそれなりに高くなっているはずである。
明日からの滞在中、前回よりも質の高い経験ができるのではないか、と期待する。 -
☆☆☆バスターミナルの食堂で食べたカレー。☆☆☆
午前11時ホテルをチェックアウト。
フロントでピイのバスターミナルまで行くトゥクトゥクを呼んでもらう。10分ぐらい待った。料金は3,000チャットだった。
VIPバスの会社、 NEW GENERATIONのカウンターでスーツケースを預かってもらい、しばらくぶらぶらしてみた。今日も晴天で、とても日差しが強い。頭がクラクラする。
あちこちから中年の男性が寄って来て私に声をかける。バスの切符を持っていないと思われているのであろうが、煩わしさを感じる。
バスターミナルの中にある食堂でカレーを食べた。バス会社に戻り、しばらくするとバスの方へ案内された。
ヤンゴンから乗ってきたのとほぼ同じVIPバス。とても快適なシートである。 -
12時30分の定刻に発車した。
程よく冷房が効いているが、身体を気遣って長袖パーカーを羽織る。
14時00分、私の隣の二人掛けシートの窓側に座っているミャンマー人の若いおねいさんがものすごい勢いでエチケット袋にゲロを吐いていた。
日本でこれだけ激しい勢いで嘔吐する人を見るのは、駅などの酔っ払いぐらいだと思う。 -
15時05分休憩所に到着。トイレを済ませて、缶ビールを飲みつつ出発を待つ。15時33分発車。
ヤンゴンのバスターミナルの手前数キロのところにあるバスの車庫のようなところに停まると、乗客の半分以上が降車した。その後も何度か停車した。 -
18時35分アウンミンガラー・ハイウェイ・バスターミナルに到着。ようやくバスから降りることが出来た。
例によってタクシーのドライバーが声を掛けてくる。最初12,000チャットと言われたのを8,000チャットに値下げさせ、タクシーに乗る。
ここのシステムは、組合みたいなものを作っているようだ。交渉役とドライバーが別になっている。
交渉役らしき男性が私の乗った車の助手席に乗り込んできたので少しびびったが、何事もなかった。 -
19時05分、ミャンマー・ライフ・ホテル Myanmar Life Hotel の一番手前にある建物の前に到着。
恐る恐るレセプションへ行くと、すぐにこの建物の2階の部屋に案内された。案の定、かなり古い。(このホテルに初めて宿泊する際に三箇所のレセプションをタライ回しにされた顛末については、私の最初のロイコー旅行記を参照されたい。)
時間が遅いので、外出してベーカリーへ行くのは諦めた。明日の朝、送迎の車に乗る前に時間があれば少しホテルの前を歩いてみようと思う。
遅目の夕食をホテルの半地下のレストランで取った。前回食べて美味しかった空芯菜炒めに今日はキノコが入っていない。
エビ入りのタイ式チャーハンはまあまあ美味しい。ミャンマービールを大瓶で2本空けた。
【0日目、了】 -
【10月28日(月)再びのロイコー、1日目】
ヤンゴン国際空港近くのミャンマー・ライフ・ホテルにて、05時20分起床。
今日の行動予定を考えると、もっと早くアラームをセットして起きるべきであった。ちょっと反省する。
夜中に何度か目を覚ました時から、壁越しに隣の部屋からかなり大きな鼾が聞こえている。朝食を取り、チェックアウトするときもまだ聞こえていた。 -
午前06時から同じ建物の中にある半地下のレストランで朝食。品数が少ない。スープ以外はあまり美味しくなかった。
-
パッキングを終えた後、午前07時になるのを待ってホテルの前の道路沿いをぶらぶら歩いてみた。
前回パンを買ったベーカリーはすぐに分かった。例の若いおねいさんは見当たらなかったので、店の中へは入らなかった。 -
☆☆☆ホテルの玄関。☆☆☆
07時30分チェックアウト。部屋代40.80USDに加え、昨夜ミニバーから飲んだミャンマービール大瓶二本分4USDを加えた45USDをフロントで支払った。(0.2ドル分のお釣りは貰えなかった…。)
昨日のチェックインの際、08時00分発の空港への送迎サービスを申し込んでいた。
駄目元で、今すぐ送迎サービスを利用したい、と申し出た。しばらくして、このホテルのバンがフロント前に到着した。 -
07時40分国内線ターミナルに到着。一軒だけ開いていた両替所で200ドル分をミャンマーの通貨に両替した。
レートは、数日前にヤンゴンのバスターミナル内の両替所で両替した時と同じであった。 -
搭乗予定時刻になった頃、ロイコー行きのフライトに関する案内放送が流れた。
よく聞き取れなかったので、カウンターの女性スタッフに聞いたら30分遅延するとのことであった。 -
前回と同様ボーディング・ブリッジの先端から地上に下りてバスに乗り、沖留めの機体へ。
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ロイコーへの直行便だからか、機内はガラガラである。外国人は、私以外に日本人らしき中年の女性二人(多分私よりパイセンだ)と欧米人二人。
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☆☆☆ロイコー空港。☆☆☆
09時32分離陸。晴れているので眼下にヤンゴンの街並みがよく見える。 -
空港の建物(ターミナルと呼べる代物ではない)の入り口。
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☆☆☆左手前がイミグレーション。☆☆☆
10時24分着陸。今回は勝手が分かっているので、ビビることなくイミグレーションへ直行。
コピー機が導入されていた。前回の手書きに比べ大幅な時間短縮である。滞在するホテル名を聞かれただけで、あっと言う間に手続きが終了。 -
待ち構えていたタクシー運転手の一人と交渉し、4,000チャットというのを3,000チャット(前回と同額)に値切り、ミャワディホテルまでタクシーで移動。
-
10時40分ナワディホテルNawaday Hotelに到着。
宿のご主人夫妻が笑顔で迎えてくれた。私も、再びこの町に来られて嬉しい、このホテルに滞在できて嬉しい、と答えた。
今回はbooking.comで予約をし現地払いであったので、すぐに金額を確認した上で四泊分の料金120ドルを支払った。 -
☆☆☆手前がおやつ。米のお菓子だった。柔らかい「おこし」みたいな食感。☆☆☆
部屋に行くとき、ご主人がトラディショナル・フードだと言って、おやつの皿を渡してくれた。
前回泊まった二階の角部屋ではなく、隣の部屋だった。 -
窓は東向き。室内はとても明るい。
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☆☆☆二階の廊下。☆☆☆
窓が少ないだけで、あとは前回の部屋と同じである。部屋の中はとても清潔である。床はピカピカである。 -
☆☆☆ 旅行会社へ行く途中、前回工事中だった橋の前を通りかかった。完成にかなり近づいてるように見えた 。☆☆☆
12時00分外出。Google Mapでの事前検索によって、ナワディホテルの近くにある旅行会社を二つ見つけていた。
前回の滞在時に、なぜこれらの会社が検索でヒットしなかったのか分からない。
ともあれ、近い方の旅行会社Amazing Kayah Travel and Toursにまず立ち寄ってみる。
店の外から中の様子を伺っていたら、若い女性スタッフに店内に招き入れられてしまった。 -
直ぐ後にもう少し年配のこの会社の奥さんらしき女性が現れる。
流暢な英語で、私が参加したいと思っているカヤン族が暮らすパンペット村のCBTプログラムのことを説明してくれる。
車を一台チャーターした場合の料金を確認したところ、午前中にパンペット村、午後には前回も訪れたカヤー族の村を訪れる日程を提示された。
どちらも、まさに私が前回やり残した事である。
午前08時出発、午後06時までに終了。ホテルまでの送迎つき。運転手とガイドがつく。村での諸々の費用を含めて、料金は100ドル※とのこと。
※私が出国前に両替したレートを適用すると、約11,093円となる。
私が今まで参加してきた個人ツアーの料金を考えると、100ドルというのは高い部類に入る。しかし、メーホンソーンでのMr.チューのガイドがついたツアーと比べると、決して高過ぎるとは言えない。
グダグダ悩んでも仕方がない。ツアーの内容に納得している。
即断で参加を申し込んだ。その場で100ドルを支払い、バウチャーを発行してもらった。
手続きをしている間にその女性のご主人と子どもたち二人が帰ってきた。家族で経営している旅行会社のようだ。
明日の個人ツアーの内容が決まり、今日の外出の目的はほとんど達してしまった。 -
街なかで馬車を見かけた。現役で活躍中のようだ。
-
念のため、もう一軒の旅行会社Kayan Beauty Travels & Toursへも行ってみる。
大通りに面していて、オフィスは先ほどの会社よりも立派であった。
今朝ヤンゴンからロイコーまでの飛行機に乗っていた日本の中年女性二人と思われる人たちが店の主人と相談中だった。
今回も私のロイコー滞在は四日間なので、明日のツアーの後、まだ二日間空いている。
明日のツアーの結果を見て、四日目をどうするか決めることにする。明後日は休養日にする予定だった。
今日の午前中にロイコーに到着した時から晴天が続き、日差しが強い。少し歩き回っただけでかなり汗が出る。ペットボトルの紅茶と缶ビールを買って戻る。 -
☆☆☆私の好物、死んだように寝ている犬を発見。☆☆☆
当初は、この後博物館へ行ってみるつもりであった。博物館は16時まで開いている。
しかし、この暑さの中、ホテルから2km以上離れた博物館へ行く気力が出ない。 -
☆☆☆前回の滞在中ビールをよく買った店。今回もお世話になった。☆☆☆
調子に乗って缶ビールを2本飲んだところ、案の定睡魔に襲われた。もはや私の伝統芸である。
エアコンを止めて2時間ぐらい昼寝をした。 -
17時30分外出。今回の滞在中は、前回4日連続で入った食堂には絶対に入らないと決めていた 。
あと少しで完成しそうな橋を渡って市場の前を通り、もう一つの橋の近くへ行く。
川沿いにあるAung Tha Pyay Mandalay Beerという店に入る。 -
☆☆☆焼きそばを注文したところ、小さなスープとツマミが一緒に出された。ツマミは小ぶりの玉ねぎをスライスしたものに甘いドレッシングがかけてある。スープがピリ辛でとてもおいしかった。☆☆☆
地元客が結構入っているのが決め手である。ドラフトビールが売りのようだが、ついついミャンマービールの大瓶を頼んでしまう。2本飲んだ。 -
量を考えて英語のメニューから焼きそばを注文した。あまり美味しくなかった。
-
☆☆☆夜のロイコーの街。☆☆☆
やや暗くなった通りを帰るので、慎重に歩いた。
ホテルに戻ると、レセプションに前回滞在中に少し話をした小柄なおねいさんが座っていた。その表情はとても嬉しそうだった。私の気のせい?
今日の昼間チェックインの時に女将さんが私のパスポートをコピーしたが、誤って古いページをコピーしていた。
もう一度コピーさせてくれと声をかけられたのである。
今夜は、缶ビールを2本飲んでおとなしく寝ることにする。
【1日目、了】
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