シンガポールからの国際バスでクアラルンプール旅

2019/08/03 - 2019/08/05

7月22日から2週間かけて5か国（タイ・ラオス・ミャンマー・シンガポール・マレーシア）を旅しました。

滞在していたヤンゴンからＫＬへの航空券を検索すると、私の移動日は一旦シンガポールに行ってからＫＬに移動したほうが安いということがわかり、この旅2度目のバスでの国境越えをしました。ＫＬを散策し、帰国の途に就くまでの約3日間の旅行記です。

エリア クアラルンプール(マレーシア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: ジェットスター・アジア航空 エアアジア

ヤンゴンからの飛行機が悪天候のため遅延して午前3時過ぎにシンガポールに入国しました。どちらにしても空港で夜明かしするつもりだったので私は問題ありませんでした。
6時前のMRTの始発の時間をwifiを使いながら待っていました。シンガポールは2回目。人はいませんがやっぱりシンガポールは比較的治安がいいのであまり怖くないです。

始発、しかも土曜日だったのでMRTの車内は空いています。
今回は7時間ほどの滞在で、荷物を持ったままです。まず前回の滞在時にも訪れたシンガポール植物園に向かいます。そちらでゆっくりしてから昼食をとり、KLへのバスに乗る予定です。

シンガポール植物園。前回訪れたときから1年たったのかと思うと不思議な感覚をおぼえました。
シンガポールで働いているインターナショナルな人たちが大きなグループになってランニングをしていました。都会の休日という感じでした。

シンガポール植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

もっといろいろ見たかったのですが、荷物が重いのとお腹が空いたので植物園を出てオーチャード方面に向かいます。

適当に入った食堂でプラウンミーを頂きました。

バス乗り場があるNicoll Highway駅まで来ました。

Hajjah Fatimah Mosque.
中心地から少し離れていますが、欧米の観光客が入っていきました。私も荷物がなかったら見てみたかったです。

バス乗り場Golden Mile Towerです。バスを乗り降りする人を対象にして営業しているのかと思いますが、何となく寂しい感じ。

予約したのはStarmart Expressです。他のバスも乗り入れているので乗り場には要注意。

シンガポールからKLまでのバス。日本からの事前予約でS$10（約800円）でした。所要約6時間。
私の席に先に座っている人がいて「譲って」と言われましたが断固拒否。水はもらえましたが、モニターや食事はありません。座り心地はよかったので不便はありませんでした。

KLに入るころ、日が落ちてきました。太陽が大きくてきれい。

19時頃、Berjaya Times Squareに到着しました。KTMでホテルがあるPutraに向かいます。着いた直後はまだ明るかったのにすぐに暗くなり、不安になりました。
聞いていた通り、シンガポールよりマレー系の人が多く、生活感もにじみ出ています。

ベルジャヤ タイムズ スクウェア ショッピングセンター

ホテル近くの食堂（翌朝撮りました）。ムスリム系のお店は男性ばかりで入りにくかったですが、中華系のお店は入りやすいです。

カリーミーを頂きました。ラクサに似ています。

ここでトラブル発生。予約していた安ホテルが廃業し、ランドリーになっていたのです！もう21時過ぎているのに最悪。予約していたホテルに行ってみたら廃業していた、というのは今回の旅で2度目（人生でも2度目）。なんということだ。
バウチャーには緊急連絡先が書かれておらず、電話番号を調べるため駅近くに戻り、プトラモールの中のスタバでwifiのパスワードをもらいますがうまくつながりませんでした。
焦って近くにいた日本人のように見えた方に近場のいいホテルを尋ねましたが、彼は日本人ではありませんでした。ただとても親切な方でホテルまで案内してくれました。彼は日本がとても好きで日本旅行時の写真をたくさん見せてくれました。

この方を含め、マレーシアでは人間味のある素敵な方が多かったです。

Tune Hotelというチェーン展開しているホテルに泊まりました。昨夜日をまたいでヤンゴンからシンガポールに移動してきたのでくたくたでした。きれいなホテルに安心してよく眠れました。最初からここにすればよかった。
安ホテルはリスクがありますね。緊急連絡するにしてもネットワークが不安定なこともありますし、今後は直前にホテルと連絡を取ってリコンファームしたり、SNSをチェックしたりして営業しているか確認をしようと思いました。

ラズダナ ホテル クアラルンプール ホテル

翌朝、チェックアウトぎりぎりの時間までゆっくりしてから朝食を食べに出かけました。

なんとなくエスニックフードに飽きてきたころだったのでケンタッキーに行きました。マレーシア通の方でしたらご存知だと思いますが、ケンタッキーが安い！こちらで230円くらいでした。タイでは日本と同じくらいの価格でしたが、マレーシアでは日本の半額以下ですね。
イスラム教徒が多いので店舗も多く、うれしいです。

チェックアウト後、荷物を預かってもらい街散策に出かけました。これといって目的地もなく、何となく歩くことが多いです。

まずは昨日ホテルまで案内してくれた男性の優しさを思い出しながらプトラモールでぼんやり。日曜だったのでアトラクションコーナが子連れで賑わっていました。

サンウェイ プトラ モール ショッピングセンター

プトラはKTMとRapidKLの駅があり、便利です。こちらはRapidKLのPWTC駅。Masjid Jamek付近を散策して、KLセントラルに向かうことにしました。

PWTC駅 駅

マスジットジャメに行こうとしましたが、ちょうど昼の閉鎖時間だったので門の外から少しだけ見ました。

KLセントラルのほうに向かって歩きます。プラナカン様式の年季の入った建物がちらほら。

ツインタワーが遠くの方に見えました。

途中で道を間違えたことに気が付いてマスジットジャメまで戻ってきました。この辺りは緊張感がありました。

マスジットジャメのわき道からスルタン　アブドゥル　サマド　ビルが見えました。ドームがきれいで国旗も誇らしげです。

スルタン アブドゥル サマド ビル (旧連邦事務局ビル) 現代・近代建築

川とスルタン　アブドゥル　サマド　ビルの眺めがいい。

ムルデカ広場の前は車両通行止めになっていて開放感がありました。

改めて、KLセントラルに向かいます。途中、工事中の線路がありました。

Marriage Course National Mosque.

すぐそばでドリアンが大量に売られている屋台がありました。屋台は20軒くらいあって賑わっていました。ドリアンは好きでも嫌いでもありませんでしたが、タイ旅行で新鮮なドリアンを頂いてから大好きになりました。

こちらも大人気だったマンゴージュースの屋台。私もいただきました。端のほうに座って飲んでいるとどんどんドリアンが運ばれてきました。

Keretapi Tanah Melayu Berhad.

クアラルンプール鉄道駅。「美の巨人たち」で観てから1度行ってみたいと思っていました。

クアラルンプール駅 (旧クアラルンプール中央駅) 駅

KLセントラル駅への行き方を駅員さんに尋ねるとわざわざ外に出て教えてくれました。KLは優しい人が多い。

教えてもらったGO KLバスでセントラル駅に向かいました。観光客ばかりかと思いましたが、逆にマレー系の労働者が多く、驚きました。気を張る雰囲気です。

ゴー ケイエル シティ バス バス系

駅構内にフードコートがあったので食事しました。

KLセントラル駅 駅

甘く煮た淡水魚と目玉焼き。できるだけマレーシアっぽい料理を選んだつもりですが、後々電車で話した人には「マレーシアじゃない～」と言われました。

食後の甘いお茶。東南アジア各地の甘いお茶・コーヒー好きです。

NU Sentral Shopping Centre.広すぎて迷いました。
平穏な感じですが、警備の方がたくさんいるので気を抜いてはいけない環境なんだなと思いました。

ニューセントラル ショッピングセンター

中にあるスーパーも見てみました。国旗がたくさんあるのがいいですね。

KTMでプトラに戻り、荷物を受け取って予約していたAirbnbのお家に向かいました。
翌日、日本に帰国するのでたそがれてKLの地名の由来《泥が合流する場所》を思い出しました。

プトラ駅付近。KLが大都市であることを実感。

電車に30分ほど乗り、Airbnbの家に着きました。安いのに居心地が良い家でこちらに2泊してもよかったな～と思いました。こちらの家にはメイドさんもいました。なじみがない職業なのでどう接していいのか戸惑いました。
壁紙がはがれているのはご愛嬌。

水着を持ってきていなかったので泳ぎませんでしたが、プール付きの家でした。
地下2階、地上3階の家。何をしたらこんな家を持てるのだろう。知り合うこともなさそうな海外の富裕層の家に滞在できるのもAirbnbのよいところ。

翌朝9時過ぎにチェックアウトし、電車とバスを乗り継いでKL空港に着きました。エアアジアなのでターミナル2です。
空港の大きさと人の多さ、荷物検査を2回することに驚きました。

KLIA2 (クアラルンプール 格安航空会社専用空港) 飛行機・セスナ

1時間弱遅れて22時過ぎに関空に到着しました。
今回の旅は行ってみたい場所に行けて、素敵な人に会うことができて幸せな時間を過ごせました。
なかでもミャンマーは全く違う世界・価値観だったので強い余韻がいまだに残っています。
安らぎと刺激を求めて、また安全に旅をしたいです！