夏旅バルセロナ散策と世界遺産ラス・ファラレス水道橋を見ながらバレンシアへ

2019/08/03 - 2019/08/04

　バルセロナの観光は、サグラダファミリアに特化しており、カサミラやカサパトリョも車窓からの観光とは言いながらその前をさっと通っただけで、やや不満が残る感じです。ただ、前回もうバルセロナに来ることはないだろうと、じっくり見学したので”まあこれもいいか”という気持ちもあってハーフハーフでした。

　サグラダファミリアから出て３０分程のお土産タイムがあり、その後遠くに駐めたバスまでもどってベイエリアのシーフードレストランへ行き、カタルーニャ料理の昼食を摂りました。

　昼食後はカタルーニャ広場で自由行動。ピカソの壁画とカテドラル辺りを散策した。その後、デパートへ行ってコーヒーを飲むつもりだったが、時間切れでトイレだけとなります。

　その後、バスに乗ってバレンシアを目指しました。途中、タラゴナ観光の予定でしたが、それは高速道路のパーキングにバスをちょっと横付けし、ラスファイレス・水道橋を見ることでした。

　この日はクソンズ・バレンシアに宿泊。朝食のフレッシュオレンジジュースは生搾り機械で目の前で絞られ、味も含めて素晴らしいものでした。　

エリア タラゴナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 利用旅行会社: 阪急交通社

　サグラダファミリアのすぐ前のお土産ショップでの買い物を終え、南側のサルデニャ通りで左折して、観光バスが待つディアグナル通りまで歩いて移動。

　サルデニャ通りの歩道には、バルのテラス席が並んで、みなさんのんびりと食事をしたいました。そろそろお昼前だしね

　我々は２，３００ｍ程２ブロックを歩いて、ダラゴ通りを横断します。土曜日なので交通量も少ない感じです

　バルセロナのゴミ収集容器。
　分別がしっかりしていて、この大きなBOXを専用のクレーンの着いたトラックを横付けし、中身を回収。ゴミ回収については徹底している感じがします

　バスはディアグナル通りで待っていました。
　そう言えば、確かにサグラダファミリア近くでは観光バスは見なかった

　バルセロナの街は四角いブロック割りがしっかりとした都市計画がなされており、道路は碁盤の目のようになっているが、このディアグナル通りだけはその碁盤の目を斜めに横切っています。
　昼食を食べるのに、一気にベイエリアへと向かいました

　オリンピック湾の近くでバスを下車。ヨットハーバーに建つレストランで昼食を摂ります

　この辺りは、1992年のバルセロナオリンピックの際に整備されたそう

　外国は、日本と違ってやたらヨットは多いですね。というか、日本にヨットの文化があまり根付いていないとも言えます

　堤防の上にも下にも、レストランがずらりと並んでいました。なかなか本格的な食事エリアのようです。海岸やハーバーの眺めも良かったし、人が集まるところのようです

　レストランに入って食べたものは、まずタラコを塗ったようなフランスパン。カラッとした暑さなので、ビールのつまみに最高。サグラダファミリアで疲れていた分、ビールが進みました

　ヨットハーバーに面したレストランに冷房はないけれども、湿度が低いので爽やかな感じ

　そばのパエリアだそうです。お米のものをパエリアというのだと思っていました

　「カタルーニャ料理」、というのはこういうものみたい。折角、バルセロナのベイエリアにいるので、シーフードを思いっきり食べたかったあ。それは、プライベートで来たときにでも。。。

　昼食後は、カタルーニャ広場周辺で自由散策の時間

　１時間弱のフリータイムだったので、ここからだとピカソ美術館へ行きたかったんだが時間が足りない。ならば、目の前のスペイン随一のデパート、エル・コルテ・イングレスの、カタルーニャ広場が見下ろせるカフェで午後のアイスコーヒーを飲みたかった。
　しかし、多数決で負けてカテドラルへ行くことになった

　カタルーニャ広場からエンジェル通りをカテドラルに向かって南下

　バルセロナの建物は、中心地区は高さ制限があって５，６階程度。どこも、同じようなファサードの建物が続きます

　”ピカソの壁画”があると聞いてきたのですが、この看板のことでした

　カタルーニャ建築家協会の建物だそうです。ピカソは学生時代くらいまでバルセロナに住んでいました。なので、ピカソ美術館にもキュビズムより前の作品がたくさんあるそう

　洞窟の壁画、のような印象の絵です

　人の流れに従ってカテドラルへと向かったはずなのですが、この細い路地はあまり関係のない道路でして、カテドラルの横っちょにでました

　カテドラル。大聖堂という意味です。
　内部の見学は有料だったので、外から見るだけにしました。教会はこの後もいっぱい見ることとなります

　屋根には塔がたくさんあり、ゴシック建築の象徴です

　ピカソの壁絵は、３面に描かれていました。この右側の細い路地から帰ることにしました。とにかく、スリに注意しながらの散策です

　ピカソ美術館もすぐ近くだったので寄りたかったのですが、時間が中途半端で足りないため、早く帰ってデパートで喉の渇きを潤そうとカタルーニャ広場へ戻って来ました

　バルセロナの自由散策は、カタルーニャ広場から南のカテドラルまで行って、そこから東のライエタナ通りへ出て北に歩き、左折してカタルーニャ広場に戻ったのが前の写真で、これはカタルーニャ広場でデパートの入口から出てきたところ。
　結局、トイレをお借りしただけになってしまったデパートは、伊予鉄高島屋くらいだった

　バルセロナの観光はこれでお終い。
　もったいない気持ちもありますが、今回のツアーはこれから先がメインなので、これからはすごい距離をバスで移動します。
　バルセロナからバレンシアまでは400km以上ある

　バルセロナからバスで高層道路を移動、１時間半くらい走ったところの小さなパーキングに停車したので休憩かと思ったら、そこが世界遺産ラス・ファラレス水道橋でした。
　本当に高速道路の脇なんです

　看板らしきものは、唯一これのみ

　美しい水道橋のアーチに感動。水道橋を見るのははじめてかも

　高速道路のパーキングにバスを駐めて、みんな下車してこの細い散策路を水道橋の所まで歩いて行きます。300mくらいでしたが、途中からは小山に登るような感じのところもあります

　小山に登ると、全景がバッチリ見えます。
　現在残っている部分は、全長216mのみですが、世界遺産

　紀元２世紀のローマ時代に造られたにしては、しっかりと原型を留めていました。きっと、維持保全をして残しているのかと思われます

　日程では”タラゴナ観光”となっていたので、紀元前３世紀に造られた町の遺産めぐりを期待していたのですが、見たのはこのラス・ファラレス水道橋のみ。
　後で考えると、もっともっと素晴らしい町がスペインにはたくさんあったのです

　タラゴナの観光はほんの３０分程でしたが、それからバレンシアまで300km程走るため、途中のSAで休憩します。こちらは、大型車専用の駐車エリア

　とにかく、H交通社のツアーはバスでガンガン走るので、休憩の時にトイレにいっておかないと次までもちません。ツアーはどれもそうかもしれないけれど、トイレは重要なイベント

　ヨーロッパの高速道路は無料の所が多いかわりにトイレは有料、という場合があります。直接１ユーロ必要な場合や、その分売店での値引きチケットが出てくる場合など、いろいろ

　そのような事情もあって、トイレだけ独立していなくて、トイレは売店の奥に設置されています。そして、帰りに売店で何か買って帰れ、というわけです

　ここではアイスクリームを食べて、甘いものを補給。ソフトクリームは見当たりません。バスのドライバーもルール通りに２時間に１回くらい、３０分程休憩します。最近、そのような休憩が日本でも安全のために重要視されてきているように感じます

　その後も走り続け、バレンシアのホテルには午後８時過ぎに到着。と言ってもまだお昼のように明るかった。
　バスはホテルの前の道路沿いにしか駐められず、荷物を降ろして、さらに側道を横断してホテルに入ったので、ホテルの写真がありません。遅い夕食にはスープがでましたが、これはとても美味しかった。写真で見たとおり、ちょっと辛い味でした。

　

翌朝、市内観光を終えてクエンカへ向かうとき、ホテル・クソンズ・バレンシアの前をバスで通りました。高速道路なのであっという間でした。

ホテル・クソンズ・バレンシアの正面。回りにはあまり高い建物がありません。バレンシア郊外という感じの所にありました。


バレンシア観光に続きます