国会議事堂の次は、ペスト地区で国会議事堂とならんで人気の観光スポット聖イシュトヴァーン大聖堂へ。<br /><br />展望台へのぼることもできます。<br /><br />ブダペストの街を一望できてとても気持ちがよいです。国会議事堂から聖イシュトヴァーン大聖堂へは徒歩で行きました。2キロないので街をぶらつきながら向かいました。

親子でブダペストパート16

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2019/02/17 - 2019/02/23

1707位(同エリア3203件中)

エリア

ブダペスト(ハンガリー)

国会議事堂の見学を終えて、続いては聖イシュトヴァーン大聖堂へ向かいます。歩きながらもちょこちょこ観光地があるので、寄り道しながら行きました。ドナウ川の川沿いをまず歩きます。
ドナウ川のクルージングもやっていました。
川沿いを進むと、靴のオブジェがたくさん並んだ場所がありました。材料はきっと鉄かなと思います。茶色く錆びています。

これは単なる飾りものではありません。

1944年8000人近いユダヤ人がハンガリーを追い出され、収容所のあるオーストリアの国境まで歩いて向かわされました。しかし、そのうち約2000人が、このドナウ川の堤防で無惨に射殺されてしまいます。当時は靴は高価なものだったので射殺される前に靴を脱ぐように命じられました。

この靴を見ていると男性、女性、子供など様々なタイプの靴のオブジェがあります。老若男女問わず射殺されたということです。

残虐ですね。

この過去を忘れてはなりません。このオブジェは亡くなられたみなさんへの供養のためのものです。
ドナウ川にはこのような悲しい気持ちになる観光地もあるのです。
川からは離れて、街の中へ歩いていきます。こちらは、ハンガリーの国立テレビ局。日本でいうNHKみたいなものでしょうか？テレビ局も歴史的な建物です。

こちらは自由広場。広場にはたくさんのモニュメントがあります。

ドイツからの侵略の犠牲者の碑、ソ連軍によるドイツから解放されたことを記念した碑、そして冷戦に勝利して鉄のカーテンを崩壊させたレーガンの像などがあります。
今でもたくさんの方々がこちらに訪れ、メッセージを残していく方もたくさんいました。
歴史を伝えていく広場です。芝生がきれいに整えられた美しい場所でした。自由であることの素晴らしさをあらためて教えてくれる広場です。
広場の裏手には旧郵便貯金銀行があります。

レヒネル・エデンの建築によるものです。

街中よくみるヘレンドという陶器のお店がありますが、それと並んで有名なジョルナイというブランドのタイルでつくられた屋根が特徴です。屋根を見るためには聖イシュトヴァーン大聖堂へ行くしかありません。どんな屋根なのか楽しみです。
そうこうしているうちに、聖イシュトヴァーン大聖堂へ着きました。

礼拝堂に入るだけなら無料です。ですが、教会にも維持にお金がかかると思います。入り口を入るとお金を入れる箱があるので気持ち程度入れていくとよいでしょう。
こちらは右手の礼拝堂と呼ばれるものです。

聖イシュトヴァーン大聖堂の中にあります。手前には初代国王のイシュトヴァーンの右手のミイラがあり、ガラスの箱の中に入っています。
こちらが天井です。ドーム型で、ドームの内側には美しい天井画が描かれています。高さは96メートル。圧巻です。
こちらがメインとなる礼拝堂です。

豪華な造りで、ハンガリー一番の大聖堂です。
あちこちに金箔があしらわれていてとても豪華です。

この大聖堂はハンガリー建国1000年を記念して50年かけて造られたと言われています。50年というと長いようですが、ここまで大きな礼拝堂を50年ほどで造ってしまうというのはとても早すぎると私は感じました。何百年もかけて造られた大聖堂世界中にはたくさんありますが、とても驚くほどの早さだと感じます。
礼拝堂を見て振り返ると大きなパイプオルガンがありました。とても美しい音色をしていそうです。聞いてみたいものです。

続いて、展望台へいよいよのぼります。

けっこう高い！

ブダペストを上からみることができます！

エルジェーベト広場の観覧車からも景色が楽しめますが、エルジェーベト広場の観覧車は回転スピードが早いのであっという間ですし、ガラスに覆われています。こちらの展望台は思う存分景色を堪能でき、風を感じることができてとても気持ちがよいです。
どの建物も聖イシュトヴァーン大聖堂より低いのでとても見晴らしがよいです。
先程紹介した旧郵便貯金銀行が見えました。美しい緑色の屋根をしています。

これがハンガリー文化のひとつマジャル様式の建築です。
雲はありましたが、天気に恵まれたことに感謝です。

この展望台と宝物館の２ヶ所を見られるチケットを入り口で購入しました。エレベーターで行く方法と階段のみで行く方法がありますが同料金です。エレベーターを使って行ったほうが楽に行くことができますよ。エレベーターは途中で乗継ぐようになっています。エレベーターを降りるとちょっとだけ階段をのぼらなければなりませんが。

再度行くことはできないので15分くらいわりと長めにここで景色を楽しみました。
ペスト側の景色です。ペスト側にはあまり山っぽいものはないですね。見渡す限りの古い建築物たち。

素晴らしい眺めでした。

パート17へつづきます。