2019/07/20 - 2019/07/20
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Earl Greyさん
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先日消化不良気味で帰ってきた、東京国立博物館の東洋館を再訪しました。
この日は夕方から会社の人たちとの飲み会があったため、サクッと行ってサクッと帰ってきています。
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国立博物館へ向かう道すがら、【みはし】に立ち寄りました。
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白玉あんみつは安定の美味しさ。
みはしは餡子が美味しいのですが、北海道十勝産の小豆のみを使用しているそうです。いつ見てもつやつやの漉し餡。 -
7月6日の続きです。
今日は東洋館だけ見て帰ります。 -
中国の絵画・書跡からいきます!
中国の絵画というと、個人的には「水墨画」のイメージが強いです。
ジャンルとしては人物画、花鳥画、山水画が代表的ですが、中国美術史はちゃんと勉強したことがないので、有名な作品も目にしたことがない可能性があります。
今日は、展示室のパネルを参考にしながら鑑賞したいと思います。
禅僧や画家による中国絵画は日本の茶の湯の世界ともつながるため、なんとなく親近感はわきます。
そして、隋唐時代は鮮やかな色彩の絵が多いのですが、唐代半ばから宋代にかけて水墨山水画が隆盛しました。水墨画の幽玄な雰囲気はけっこう好きなので、どんな作品に出会えるか楽しみです♪
ちなみに、書は見ても全くわかりません。
知識ゼロです。 -
【松磯独釣図軸】顧大申筆/清時代 17世紀
顧大申は上海の西南・松江出身の画家です。
明代末から松江文壇という一派があって、その中でも傑出したのが顧大申なんだそうです。 -
【花卉図軸】 張澤ぼく/清時代 17~18世紀
水墨花鳥図を得意としたそうです。
この作品は、伯母の60歳を祝うために、きらびやかな金箋の上に長寿を願う花々を描いています。 -
【山水図扇面】 祁豸佳 /清時代
祁豸佳は浙江省出身で科挙の郷試に合格しましたが、明滅亡後は隠遁し、書画の世界に生きたようです。
彼の画は中国山水画の二大様式である南宗画に分類されるようですが、北宋の董源様式も取り入れているそうです。南宋画とは在野の文人画家(知識人で職業画家ではない)が取り上げた山水画様式で、対する北宋画は宮廷画院(こちらは職業画家)を中心とした様式で、力強いタッチが特徴的です。
重厚な筆墨で描かれた釣り人は、隠遁生活者の象徴ですね。 -
【山水画扇面】 董誥 / 清時代 乾隆37年
乾隆・嘉慶両帝に仕えた董誥 (とうこう)は、浙江省富陽出身の権臣です。また、書画の才能に溢れた文人でもあり、勅命により唐・五代の散文の総集である『全唐文』を編纂しました。
こちらの作品は、清時代の正統的な文人画法を踏襲しているそうです。 -
文人の書斎。
文人は漢魏六朝時代にはすでに存在し、北宋の時代になると文人としての自覚を持つ教養人が出現します。北宋の文人として最も有名なのは蘇軾ですかね?中国史・中国文学両方の授業で登場しました。 -
【楷書四大字軸】「龍飛鳳舞」 康煕帝 /清時代 康煕25年
清朝第4代皇帝である康煕帝は、中国歴代皇帝で最も長く在位し、中国本土・内外蒙古・チベットを支配しました。唐の太宗とともに中国最高の名君とされています。
文化への造詣も深く、儒学を学び、血を吐くまで読書したとか。 -
中国工芸コーナーへ。
さまざまな漆工や、清時代の工芸品が見られます。 -
【屈輪堆黒箱】 明時代 16~17世紀
屈輪は器体に何層も色漆を塗り重ね、文様を彫り表します。本作品は大ぶりの箱で、黒漆の間に4層の朱漆をはさんで塗り重ね、器体表面に屈輪文を施しています。 -
【瑪瑙柘榴】 清時代 19世紀
瑪瑙を丹念に磨き上げ、開口部には膠と思しき接着剤を塗り、一部赤く彩色したうえで、ルビーなどを象嵌しています。
石でできているのに、果汁がしたたりそうですね。実の皮が裂けているのがリアル。 -
【七宝饕餮文卣】 清時代 19世紀
「卣」というのは青銅器の形の一つで、つる付きの小ぶりのつぼを指します。祭祀の時に酒を入れました。そして、器を装飾するのは獣面文様です。 -
朝鮮半島のコーナー。
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朝鮮半島から出土した磨製石器と金属器。
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【薫炉】初期石器時代~楽浪・紀元前2~1世紀
香を焚くための道具です。
青銅器の頂部には鳳凰が取り付けられています。
釜山地域で発見されたそうです。
このことは、楽浪南にある当時「韓」と呼ばれた地域でも、青銅器の薫炉を用いる有力者が登場していたことを示しているらしい。 -
【水滴】 19~20世紀
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【瓶】 朝鮮時代 19世紀
朝鮮時代後期に焼かれた素地が白磁の青花磁器。
鯰や魚が鳥とともに宙を飛んでいます。 -
【毘盧遮那仏立像】 統一新羅~高麗時代 /9~10世紀
中国・唐風の影響を受けた量感豊かな体躯が特徴的な大仏像。
朝鮮半島では華厳経の信仰があったそうです。 -
【青花鶴亀文壺】 朝鮮時代 19世紀
中国から伝わった焼物の技術は、時代を重ねて成熟し、李氏朝鮮時代には官窯で白磁が生産されました。
とくに、時代の後半には宮廷の調度品や祭祀用の磁器が多く作られたようです。 -
9~13世紀のアンコール期の石仏を中心に、クメール彫刻を紹介するコーナーです。
クメール文化が生まれたのは、1~7世紀にかけて栄えた王朝・扶南です。現在のカンボジアにあたります。7世紀中期以降には真臘が扶南を併呑し、広大な地域を支配しました。この時代にヒンドウー教が入ってきたようです。さらに、9世紀にアンコール朝が始まると、クメール文化は最盛期を迎えています。 -
【ガネーシャ坐像】 アンコール時代 12~13世紀
ガネーシャはヒンドウー教のシヴァ神の子です。
太鼓腹の人間の体に象の頭をもつ、富と知恵の神です。また、あらゆる障害を取り除いてくれるとも言われています。 -
【楣】(まぐさ) アンコール時代 11世紀
楣とは、建物の出入口や窓の上部に取り付けた横木のことです。こちらは砂岩でできていますが。
真ん中の二頭の象に水を注がれているのは、美と幸運の女神ラクシュミーです。象の背中から伸びた花綱は、怪魚マカラが飲み込んでいます。 -
【楣】アンコール時代 10世紀
プラサート・スララウというヒンドウー教の寺院の遺物です。
赤みを帯びた砂岩と深く緻密な浮彫が特徴的で、象に乗る雷帝インドラが中央にいます。 -
東南アジアのコーナー。
7世紀から13世紀までの東南アジアの金銅の神像や仏像を展示しています。
古くから、東南アジアにはインドから仏教やヒンドウー教が伝来し、神像が盛んに作られてきました。
7世紀から8世紀の作品はインドの影響を色濃く残し、時代が下るにつれて各々の地域の特色が出てきたようです。 -
【宝冠如来頭部】 アユタヤ時代 16~17世紀
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【ヴィシュヌとガルダ像】 アンコール時代 12~13世紀
両腕を広げて立つガルダの肩の上に、ヴィシュヌ神が乗っています。 -
【黒褐釉象形容器】 アンコール時代 12~13世紀
クメール陶器には、動物の形をした器がよく見られるのだそうです。中でも象は人びとにとって身近な動物で、だからこそ愛らしい姿で表されているようです。丸々としています。
今日はサクッとここまでの鑑賞です。
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