神戸・三宮　エキゾチックな異国情緒香る北野異人館　ぶらぶら歩き旅ー１

2019/06/12 - 2019/06/12

関西に生まれて長年住んで居て、「大阪・京都・神戸」とこれほど街の成り方に特徴や個性が違う、異なる町が大雑把に言えば隣り合っている地域は珍しいのはないでしょうか～。

大阪は天下の台所・米所として栄えた商人の町、京都は千年の都として栄えた政治の中枢の町、神戸は文明開化と共に栄えた異国に近い港の町、これだけでもその違いが判るように、人の暮らしや食・文化や言語に至るまで違って来ます。
これらをひとまとめにして”関西”とよく言うのですが、実はひとまとめには出来ないのが関西の本音なんです？…。

幼少のころ親に連れられて阪急電車・梅田駅から電車に乗って神戸はポートタワーに行ったことがあります。
その時に三宮や元町、ポートタワーの中突堤などで感じた街の匂いが今までとは全く違ったもの？…、だと記憶しています。
その後も何度も神戸には行っていますが、やはりその時の匂いの印象は今も変わりません～。
幼少のころ周囲の大人がよく使っていた”ハイカラ・モダン”などの言葉に意味も解らないままイメージ的に神戸と合体してしまったような気がします。

神戸は”履き倒れ”と言われるほどお洒落は足元からの靴なんですね～、それほどファッションにお金を掛けるから、ハイセンスで美しく綺麗な女性方が多いと言われます～、実際も三宮や元町を歩けばうなずけることだと思います（話が脱線してすいません！）。

その神戸の街をあらためて街歩きするのは２０数年ぶりだと思います。
北野・異人館界隈や、旧居留地跡から元町・南京町界隈も若い頃にデートでよく歩いたきり…、随分と変わったんでしょうね？～。
＋ハーバーランドに、新開地・湊川公園の商店街もぶらぶら歩きします。
きっとまた、あの頃の匂いの風に吹かれてみたいです！。

＊ＰＳ　一部の異人館や各教会などは未訪問の為、ご了承下さい。

エリア 神戸(兵庫)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 近畿日本ツーリスト

６/１２（水）　神戸のメインターミナル「ＪＲ三宮駅」に着きました。

１階の「神戸市総合観光案内所」で今回の情報を仕入れます。
異人館や旧居留地などの地図も頂いて万全？～、とっても親切でした。

神戸市総合インフォメーションセンター 名所・史跡

では、午前中は”北野・異人館界隈”をぶらぶら歩きます！～、

阪急三宮駅側の”北野坂”を上がって行きます。

山手幹線を通り越した辺りから雰囲気はガラッと変わります～、

通り沿いの商店やマンションなどもお洒落に成ります！。

途中、ダルビッシュ記念館が在りましたが必要なんでしょうか？？…。

通り沿いに可愛い異人館が在りました～、
よく見るとスタバなんですね？…、「神戸北野異人館店」でお洒落！。

明治４０年に建てられ木造住宅で、米国人が所有していたそうです。
その後、神戸市が管理し、民間へ譲渡されたそうです。

スターバックス・コーヒー 神戸北野異人館店 グルメ・レストラン

北野坂を上り切ったところ、横の通り、”北野通り”からの眺望～、

正面の高層ビルは神戸市役所、高さ１３２ｍ・地上３０階のランドマークタワー、
これほど税金を投入して建てる必要があったのか疑問ですね？…。

北野坂 名所・史跡

では、北野通りを右へ進むと異人館が並んでます～、

まず「英国館」は明治初期のコロニアル様式を用いた洋館。
ちょっとイメージした感じとは違うような気がします？…。
＊入館料￥７５０

英国館 名所・史跡

その並びは「洋館長屋・仏蘭西館」、

左右対称に建つ外国人向けの住宅、アパートだったんでしょうね。
この通りの眺めは絵に描いたようで、出来過ぎです？…。
＊入館料５５０

北野通り 名所・史跡

直ぐ隣は「ベンの家」、英国貴族出身のベン・アリソン氏の旧宅。

明治３５年に建てられて最も古い異人館だそうです。
また、狩猟家として世界中の剥製コレクションが展示されてるようです。
＊入館料５５０

ベンの家 名所・史跡

右側には～、ラインの館や神戸北野美術館が建ち並んで済ます。

北野通りから振り返ると坂道に下っているのが判ります～。

シティループ・バスの北野異人館バス停も直ぐですよ。

この重厚な門構えの異人館は非公開なのかな？…、

門扉には「ルヴァン　ヴエール」とありました。

後ほど案内所で伺うと結婚式場＆フレンチレストランだそうです。

ル ヴァン ヴェール グルメ・レストラン

ちょっと覗かせて頂きました～、

実によく手入をれされた、実に良いお庭ですね！、
パーティーや記念撮影にも持って来いですね！！。

更に上がった不動坂と交差する辺りからの眺め～、

平日なので観光客も少ないですが、週末は凄いことに成ります？…。

不動坂の急な坂を上って行くと和洋折衷のような門構え？…、

「旧サッスーン邸」ですが、今は結婚式場で非公開異人館です。

サッスーン邸 名所・史跡

明治２５年にチャン氏の自宅として建造された洋館、

それ以前にシリア人貿易商サッスーン氏が居住していた為にサッスーン邸と呼ばれたそうです。

その向かいに建つ洋館はイタリア館ですが、正しくは「プラトン装飾美術館」。

大正初期に建てられた洋館で、唯一の個人宅で唯一人が住んでいる洋館、
個人的には異人館で一番のお薦めだと思います～。
＊入館料￥７００

イタリア館 グルメ・レストラン

おらんだ坂を上り詰めたところが「北野外国人館倶楽部」、

明治後期の木造２階建て洋館で旧フリューガ邸～、
入口にライオン石像が在ることからライオンハウスとも呼ばれていたそうです。
＊入館料￥５５０

北野外国人倶楽部 名所・史跡

その反対側に建つ「山手八番館」、

明治後期の木造２階建て洋館のサンセン邸、海に向かって台形の張り出し窓が連なる外見が個性的です。
また、願いが叶うと言われる”サタンの椅子”が在ります？…。
＊入館料５５０

山手八番館 名所・史跡

おらんだ坂を下ると「ウイーンオーストリアの家」、

旧Ｗ・クンツェ邸跡に建てられた、オーストリア大使館後援のテーマ館なので、
異人館ではありませんが、折角なので～。
＊入館料５００

ウィーン オーストリアの家 美術館・博物館

突き当りが”石畳の小径”に出ます～、本当に小径です！。

その左へ行くと左手にお洒落なフレンチレストラン「花の館パラディ北野」、
元はスイス人貿易商社長宅が改装されたそうで、高級な価格でした？…。

レストラン花の館 パラディ北野 グルメ・レストラン

石畳の小径の家屋塀に咲いていた花々～、

淡い紫色した紫陽花と、知らぬ青い小花が水無月によく似合います。

石畳の小径 名所・史跡

Ｕターンして進むと「ハンター迎賓館　結婚式場」とありました。

この豪華な玄関、どこかで見たことがあると思ってたら？…、
佐〇急〇のＣＭで使われた、セールスドライバーが一礼をするシーンだったんですね！～。

神戸北野ハンター迎賓館 名所・史跡

石畳の小径の中ほど「北野町広場」に出てきました～、

綺麗に整備された丸い広場に成って、観光案内所やトイレも在りました。
土産物屋やスナック、飲食店も集まった観光客狙いが見え見えです？…。

北野町広場 名所・史跡

神戸北野異人館の顔とも言える「風見鶏の館」はドラマでも人気でした！、

ドイツ人貿易商旧トーマス邸として明治４２年頃、唯一のレンガ造りに木骨構造を組み合わせた他の洋館とは異なった重厚な雰囲気が素晴らしいですね！。
＊入館料５００

風見鶏の館 名所・史跡

皆さんご存知の尖塔の上に立つ「風見鶏」～、

風見鶏とは字の如く風向きを知る役目を持ってますが、雄鶏は警戒心が強い為に魔除けやキリスト教の教勢発展をさせる効果があると言われているそうですね～。
そう言えば～中曽根首相が風見鶏と言われてましたね？…。

異人館では一際異彩を放す緑の洋館「萌黄の館」、

明治３６年米国総領事館シャープ邸として建てられた洋館、２つの異なった形の張り出し窓や重厚なマントルピースの赤レンガが贅沢です。
＊入館料３５０

萌黄の館 名所・史跡

北野町広場からトーマス坂を下って来ました～、

両サイド土産物屋と飲食店に挟まれた”観光客スポット”に成ってます！。
買い物するにはまとまって便利ですよ！。

北野通りを反対へ向かって歩きます～、

住宅に挟まれるように建つ大理石寺院は唯一の「ジャイナ教寺院」、
北インドに生まれた厳しい戒律を持つ宗教で、日曜日・午後のみ一般公開されてるようです～、エキゾチックです！。

バグワン マハビールスワミ ジェイン寺院 寺・神社・教会

ハンター坂を下って山本通りへ、通称「異人館通り」へ出ます～、

北野界隈には、通り名をお洒落に施した看板が立ってます。

では、異人館通りをぶらぶら歩きます～、

右手の大きな石積みは”留日神戸華僑総會”のようですね？…、
日本に住む華僑・台湾籍の方のオフイスでしょうが、立派な石積みです！。

北野通りや異人館通りにはこのようなお洒落な街灯が設置されてます～、

特に異人館通りの街灯には”花飾り”が季節感を演出してます。

レンガ造りのお洒落な商業ビルは「ローズガーデン」、

シャープなデザインは建築家の安藤忠雄氏設計によるものとは？…、
北野界隈では安藤建築の代表的な初期作品とか。

ローズガーデンの赤レンガをバックに映える”花飾り”、

夕暮れ時に灯る街灯に映る花飾りならもっとロマンチック？…。

窓枠をいっぱい取った美しい白亜の洋館は「旧グラシア二邸」、

明治４１年フランス人貿易商のグラシアニ氏の自邸として建設され、現在はフレンチレストランとして一般公開。しかし、２０１２年に火災が発生し全焼しましたが復活。

ラ メゾン ドゥ グラシアニ 神戸北野 グルメ・レストラン

ここは２軒続きで洋館が並んでますね～、

手前の洋館は明治２８年建てられた「旧デイスレッセン邸」、シュウエケ邸と同設計のハンセル氏によるものだそうで非公開。

異人館通り 名所・史跡

白い塗装の下見板張りの外装に、グーリンの縁取りがお洒落な「シュウエケ邸」、

明治２９年英国建築家ハンセル氏の自宅としてゴシックを基本としたコロニアルスタイルで、唯一自邸として住まわれてる洋館で未公開。

シュウエケ邸 名所・史跡

他の洋館には見られない特徴ある屋根の造り～、

伝統的な屋根瓦を用いて組み込みながら、忍耐と繁栄を表す２匹の鯱が飾られてますね！。

白い洋館と、屋根の鯱とレンガ造りの煙突、

青い空と白い雲、そして花飾りで絵に成ります？～。

もう一枚は～、

白い洋館をバックに、街灯とその水無月の花飾り～。

山本通り３丁目交差点角に在った郵便ポスト？…、

現役で頑張ってますね～、
赤いポストが街の雰囲気にぴったりでお洒落です！。

その”トアロード”を下ったところに昔から在る「中国菜館・東天閣」、

明治２７年に建てられた現存する最古の異人館で「ビッショップ邸」をそのままレストランとして開業。
一度だけ利用しましたがやはり高級レストランでしたね～。

東天閣 神戸本店 グルメ・レストラン

パールストリートの角に賑やかなバルーンアーチは「北野工房のまち」？…、

何だか観光施設のような、土産物屋のような？～、
神戸の体験型観光スポットとありましたが～、入ってみましょう！。

北野工房のまち ショッピングモール

館内は”旧北野小学校の校舎”を活用したもので、廊下や階段、階段装飾にシャンデリアなどにレトロでモダンな雰囲気を感じますね！。

”買って・食べて・体験して”とコンセプトのようですが、食べるだけでも好いですね。

反対側へパールストリートを進むと回教寺院「神戸ムスリムモスク」、

２塔のミナレットとドームがとてもエキゾチックで、神戸らしいです。
昭和１０年に神戸在住のイスラム教徒らの出資によって建てられた日本最初のモスクで、運営はスンニー派とありました。

神戸ムスリムモスク(回教寺院) 名所・史跡

下って中山手通り沿いを左折すると、北ドイツ風の木組み様式を施した宮水珈琲の「神戸にしむら珈琲店」が在ります～、

数十年ぶりなので、ちょっと珈琲タイムです！…。

＊詳細はクチコミでお願いします

神戸にしむら珈琲店 中山手本店 グルメ・レストラン

今日のランチはこのビル3階「ロシア料理　バラライカ」と決めていました。

震災後、こちらに移転されたそうです。
で、その後始めてなので数十年ぶりに伺いました。

＊詳細はクチコミでお願いします

バラライカ グルメ・レストラン

３階エレベーターホール前、直ぐです！、
名物のボルシチ・ピロシキを味わいましょう！～、とっても素朴なロシア家庭料理の味です。

では、午後からは”旧居留地跡から南京町”へぶらぶら歩き－２も続きます！。