神戸・新長田　震災復興と地域活性のレトロ商店街　ぶらぶら歩き旅ー３

2019/06/12 - 2019/06/12

淡路・阪神大震災の際にTVニュースで何度もここ、長田界隈が炎上しているのを見ました。
赤々と炎が舞い上がり、真っ黒な煙が空一面を覆い尽くすニュース画像は、まるで紛争地域の爆撃されたものと同じで、これが日本か？…、神戸の街なのか？…と疑うような気持がいっぱいで、ただ信じられませんでした。

無論、大阪でさえビルや家屋が崩壊した映像は有りましたが、神戸・長田地域の崩壊に加えて燃え盛る映像は余りにもショックで、その後の焼野原状態の映像もまたショックで、まるで終戦当時の映像とリンクしてしまうのを今も覚えています。

震災後は復旧、そして復興が成され、再開発事業も地域活性と同時に進行し、ようやく今の街並みが形成されたようですね。
決して新長田だけではありませんが、全ての住民の方々の頑張りに敬意を表したいですね！。
その一つが「KOBE鉄人PROJECT」～、震災復興のシンボルとして”鉄人２８号モニュメント”が完成したんですね。
それを知った時からず～っと、会いに来たい！、ようやく叶うことが出来ました。

そして、経済活動の復興と言えば商店街筋～、ここには歴史あるいくつもの
商店街が存在します。
ＪＲ新長田駅から地下鉄駒ヶ林駅までの界隈には今も新旧混じって「新長田１番街商店街・大正筋商店街・西神戸センター街・六問道商店街・丸五市場・新長田本町筋商店街と６か所の商店街で構成されてます。
短い時間ですが、ぶらぶら歩き始めます～。

エリア 神戸(兵庫)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: るるぶトラベル

ＪＲ神戸駅から２つ目の新長田駅に来ました～、、

平成７年１月１７日早朝に発生した”兵庫県南部・淡路阪神大震災”で甚大な被害に有った長田区も例外ではなく、特に焼野原の有様は余りにもショックでしたね…。
その復興から２４年後に今回伺いました～。

新長田駅 駅

駅構内の周辺案内図「回遊散策МＡＰ」と有りますが？～、

右上にガッツポーズを取るのは皆さんご存知の「鉄人２８号」！、
震災復興と地域活性化のシンボルとして登場したのが正義のヒーローなんですね。

駅から徒歩で５分の若松公園内に立つ巨大なモニュメント！、足元の人と比べて見て下さい！～、

新長田にゆかりの深い漫画家の横山光輝氏の作品で盛り上げよう！とこことで、
地元商店街などが立ち上がって「KOBE鉄人PROJECT」を起こしたそうです。

鉄人28号 モニュメント 名所・史跡

このモニュメントは原作と同スケール、すなわち実物大で制作されたそうです。

高さ１５．３ｍ・総重量５０ｔの巨大な鋼版で出来ている物をどうやって自立させるのかが大変だったようです～、背後からも原作通りの出来栄えです。

ただこうして眺めているだけでもその迫力は凄い！…、

昭和３０年代に幼少期を過ごした者にはただただ感激です…、

会いに来て良かった！、勇気を貰って有難う！…。

何と言っても鉄人２８号は不屈のシンボルなんです！～、

ガオー♪　、ガオー♪、と叫び声が聞こえてきそうで～、
リモコンが有れば今にも動き出すかも？…。

＊詳細はクチコミでお願いします

興奮が醒め止まないですが、新長田の商店街をぶらぶら歩き始めます～。

直ぐ近くの「新長田１番街商店街」のアーケードを行きます、
ご覧の通り復興後の新しい商店街ですね！。

中ほどで「鬼平コロッケ」を見つけました！、
神戸では１個￥６０と安くて美味しい、しかも安全なコロッケとして人気を馳せてます、もちろんコロッケとミンチカツを買いました、う～旨い！。

＊詳細はクチコミでお願いします

鬼平コロッケ 新長田 グルメ・レストラン

国道２号線を渡った向こうから「大正筋商店街」～、

名の通り大正７年に設立された老舗商店街で、
昭和３０年代は松竹座などの映画館を中心に多くの人が集う商業地として発展したようですね～。

当時、三宮センター街が、ここを参考に新しいアーケードを建設するほど先端だったようです～、
と言っても今のアーケードは震災復興後に出来たもの～、
まだまだ真新しさが感じます…、でも、どこか寂しそうですが…。

３番館を左手に曲がると「西神戸センター街」、

昭和初期に商店が集まって出来た商店街で、当時は学校通りと呼ばれたそうで、
”ぼっかけカレーやそばめし”を全国区にした有名な商店街です。

直ぐの左側にそばめしで有名な「ゆき」、
今日は定休日なのか赤い提灯がなかったです？…、

どこもかしこもシャッターが閉まってます。

やはり今日は定休日が多いのでしょうか？…、

もう１本南の通りへ行けば「六間道商店街」ですが、今回は時間的にパスします。

アーケードを出たとろこ右へ曲がる「丸五市場」、

レトロ感が濃厚に味わえる市場として健在でした、
大正７年開場の歴史ある市場ですからね～、震災の影響が無かって良かった。

でも、中はこの通り～、シャッターばかりです。

今日は定休日でもないようですが、
昔のような繁盛した賑わいはもう無いのですね？…。

通りにはミャンマー国旗の「ミャンマー食堂テテ」、

中ほどに「中華料理めいりん」は共に営業中でした。

角を曲がったところは店舗の看板さえありません？…、

ただ廃墟の雰囲気を感じて、ちょっと怖いです？…。

また、戻って右へ折れてみると～、

同じくシャッター通りが続いてますが、１軒の「うなぎ菅川魚店」。
そこだけ明かり灯ってますが…、寂し過ぎる光景です…。

ここも市場の出入口なんですね～、年季が入ってます。

それも直ぐ周りを住宅に囲まれた雰囲気が昭和のままです…。
子供のころはどこの市場もこのような感じでした。

暗闇の中に一点の灯りがオアシスのように感じますが、

余りにも暗過ぎて、シャッターが傾いて、やはり怖い気がします？…。

あっ！～、遂にお客を発見！、良かったです！。

先ほどの川魚屋さんです。
きっと永年の常連さんなんでしょうね～。

やっと明るい通りへ出て来ました～、
まるで迷路からやっと出られた感じです！…、

丸五市場って今後はどのように活用されていくんでしょうか？…、
アジア横丁ナイト屋台だけでは厳しいかも？…。

六間道商店街から国道２号線まで縦の商店街が「新長田本町商店街」、

且つて家具屋が多く軒を連ねていたので通称”家具屋筋”と呼ばれていたそうで
設立は明治末期と言われその歴史は１００年余りとは凄いですね。

所々がシャッター商店に成ってます～、

やはりこれが現実ですね？…、
客が来ない、物が売れない、だから仕入れない、ゆえに成り立たない～、
悪循環なんですね…。

新長田本町筋商店街 市場・商店街

そろそろ日が暮れて来ました～、神戸駅まで戻って来ました。

北口が駅の正面で、趣きと風格がある駅舎でしょう！～、
昭和５年に建てられた３代目の駅舎に成ります。

神戸駅 (兵庫県) 駅

戦前に建てられた数少ない駅舎は贅沢な造りをしています、

１．７ｍのステンドガラス製の大時計は駅のシンボルで、
舎内の照明もガラス製の間接的な光源が上品で柔らかい～。

高い天井に丸い柱が並ぶコンコース、その柱頭部に施された装飾など近代化遺産の指定を受けているそうです。

当時はこの一帯が神戸の中心～、その後は三宮へ移ってしまいましたが、
かつての繁栄ぶり、良き時代を偲ぶことが出来ますね！。

駅地下を通って商業施設の「神戸ハーバーランド・センタービル」。

地下から吹抜けに成っていて、イベントなどには持って来いの空間です～。
部屋に戻る前に、ちょっとしまむらと業務スーパーで買い物して行きます。

モザイクへぶらぶら歩き暇つぶしの旅ー４続きます。

神戸ハーバーランドセンタービル 名所・史跡

この旅行記へのコメント （1）

• nikさん 2019/07/12 14:00:50

  情報ありがとうございます。

  僕も9月に行けるかも知れないので、残業で頑張って時間を作りたいと思います。
  楽しみです。