真珠湾 again　2019　～　アリゾナ記念館　～

2019/01/23 - 2019/02/03

　今年も真珠湾を訪れました。訪問する数日前にアリゾナ記念館は天井から水漏れが見つかったため修理中で入館できない情報が入っていました。しかし、昨年行った時に船に乗る前に見たビデオをもっとよく見て記録に残したかった事と太平洋航空博物館の格納庫７９を訪ねる飛行士ツアーに参加したかった理由で再び訪ねることにしました。ビデオは全て英語です。残念ながら私の語学力はあまり向上していないので相変わらず内容はイマイチわかりませんでしたが写真はできるだけ撮ってきました。画像から何を記録した内容であるかを推量する事になりました。記録を残すという目的を達する事はできたので一応満足はしています。内容を正確に伝えることができない旅行記をUPすることになりましたがご覧いただけると幸いです。

エリア パール・ハーバー周辺(ハワイ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 交通手段: 高速・路線バス 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

滞在の後半は雨続きで、３日前に真珠湾へ出かけるのを直前で中止しました。しかし、もうこの日しか日程は取れなかったため、雨の中を思い切ってコンドミニアムを出ました。

　去年は真っ暗な早朝（６時半）に出発しましたが、今年は「７時台のバスに乗れれば、アリゾナミュージアムに入るチケットは手に入るはず」と思いました。なぜなら、アリゾナ記念館は工事中で入館できないので、入場者は少ないはずです。
イリカイの前のバス停で４２番のバスを待ちます。

　バス停で待っているとオーストラリアから来た中国人の女性数名に「空港へ行くの？」と声をかけられました。彼女達は空港へ行く２０番のバスを待っていました。昨年２０番のバスで真珠湾から空港を経由して帰って来たので空港に行くバスが来るのは知っていました。「いいえ、アリゾナミュージアムへいきます」少し会話をしました。

左をみるとヒルトンのワイキキアンのビルが通りに面してそびえ立っているのがわかりました。

　空港へ行く２０番のバスが先に来て、後に４２番バスが来ました。空港へはオーストラリアへ帰る中国人の若い女性のグループが乗って行きました。「良い旅を」と挨拶をして別れました。

　早朝なのでバスは空いています。２台が連結されたバスでした。日本人は乗っていないようです。

　雨の中を走って、５０分くらい。昨年行っているので少し余裕があります。
去年もここを通ったかな？などと考えながら乗っていました。

　ん？　もう着いた？　なんか違う感じ？　道路が整備中で景色が違っているのです。

しかし、紛れもなくここが入り口です。

　昨年は８：３０のチケットをゲットできましたが、今年は９：００に入館です。少し時間がありました。

人もまばらです。雨が止んでやれやれ。

　航空博物館の飛行士ツアーのチケットをどこで買うことができるのかを、聞くと「現地へ行って、入り口で申し込んでください」とのことで購入はできませんでした。

　今年の目的の一つは格納庫７９に入り、パイロット席に座ることです。
ネットで太平洋航空博物館に予約をすることはできたのですが、訪問する日が決まっていなかったので予約は無理でした。
　外で待っていると雨は止んでフォードアイランド橋の上に虹がかかりました。

　９：００少し過ぎてからシアターの中に入りました。撮影禁止のアナウンスはありません。昨年は撮ることができなかった写真をしっかり撮ることにしました。始まりました。

アリゾナミュジアムの遠景です。

　ビデオでアリゾナ記念館の外側を紹介しています。中は紹介しませんでした。「入ってご覧ください」と言うところでしょうか。しかし、この時は工事中で入れません。

いきなり日本兵が出てきてビックリです。

日本人がたくさん集まっていますが、何をしているのかはわかりませんでした。

　ビデオを全部撮ることはできないので、内容が飛んでしまいます。軍艦の上から撮っています。

軍国主義が日本で始まっていることを映像にしています。

今でも見られる光景のように見えますが。

真珠湾攻撃を日本がする準備を進めているというところでしょうか。

　近衛文麿です。彼は貴族で貴族院議長でしたが、この時は首相です。戦後、A級戦犯になり５４才で自殺しています。

近衛文麿の後は東条英機が首相になり内閣を組閣しています。

　１９４０年 ９月に来栖特命全権大使がベルリンで日独伊の軍事同盟を結んだことを伝える画面だと思います。なぜか下の方の字幕にニューヨークに着いたと小さな字で書かれています。ニューヨーク経由でベルリンへ行ったのかもしれません。

そのころハワイは海岸では海水浴を楽しむ島だったようです。

ハワイはフラを楽しむ観光地だったようです。

しかし、アメリカ合衆国は太平洋艦隊の拠点をハワイに置きます。

？　この方は？

　１９４１年の１２月７日、突然日本軍の襲撃が始まります。
　襲撃の様子の記録ビデオは見ていて気持ちのよいものではありません。よく記録をしたと思います。

真珠湾にいた軍艦が次々に煙を上げて沈んでいく様子です。
リアルです。映画ではなく本物が燃えているのですから。

　よく記録をしたと思います。

真珠湾にいた軍艦が次々に煙を上げて沈んでいく様子です。

この様子を記録していた方はどんな思いだったかを考えると・・・

アリゾナ号はこの瞬間に１１７７人の人が亡くなったと説明が書かれています。

１７０機の飛行機を失ったようです。

完全に転覆しています。

日本から島を奪い取ったと言うことなので時間は飛んで戦争末期の進軍してる様子です。

再びアリゾナの上空

ビジターセンターでは日本人も平和を願って参拝に来るようです。

再び夜のアリゾナ記念館です。忘れてはならない戦争のためにこの記念館を作ったということでしょう。
　約１５分くらいでビデオは終わりました。

ビデオが終わって外へ出ました。桟橋にはアリゾナ記念館へいく船が停泊していました。日本人は誰もいませんでした。ワイキキにあれだけたくさんの日本人がいるのに、誰もいないのが不思議です。

わぁー ！　　まだ、虹が出ていました。

船はアリゾナ記念館に近づきました。

通り過ぎました。中にはやはり入れません。何でも屋根から水漏れがあり工事中とか。

　アリゾナを通り越した先に見えるのは軍艦ミズーリ号。アリゾナに敬意を表して船首をアリゾナに向けています。出航するためには反対向きでないと沖へは出られません。もっとも出航することはありませんが。

わーぅ。ミズーリ号の上にも虹が架かっています。

　軍艦に虹はちょっとおもしろい取り合わせです。虹はもっと夢がありそうな場所に架かってもいいので。

　この船はアメリカ海軍の船なので乗って解説をしてくれる方は兵士ということになります。

船は旋回して再びアリゾナ記念館の近くを。国旗がはためいています。

わーぅ。ここにも虹が架かっています。

虹の彼方には何があるのでしょう？　オズの魔法使いではありませんが。
そんな夢のある雰囲気の場所ではありません。ここは墓地です。

全景です。来年はこられるかどうか？

　船を運転している兵士は白のユニフォームを着ていました。解説をする方と識別できます。

水兵さんはやはりセーラー襟なのですね。ご苦労様です。

　船を降りてミズーリ号へ行く途中で当時にどのような船が配置されていたかを示す案内板を見つけました。

　真珠湾攻撃の時にはフォード島にネバダ、アリゾナ、ウエストバージニア、オクラハマ、カルフォルニア号が停泊していたようです。アリゾナは南から２番目にいます。

　次はこのフォードアイランド橋を渡ってフォード島に行きます。昨年この橋からの景色の撮影は禁止されていました。軍に関連する景色だからだそうです。しかし、今年はそのようなアナウンスはなく写真を撮ることができました。

　入り口に戻りました。やはりお天気が悪くアリゾナ記念館にも入ることができないので、訪れる人はまばらです。

　ロケットの模型が飾られているのが見えます。この右側にフォード島へ行くバス乗り場があります。
・・・ミズーリ号へとつづく・・・・

この旅行記へのコメント （1）

• GenKiさん 2021/01/31 17:57:53

  Pearl Harbor

  薔薇の咲く庭さん
  
  沖縄の歴史探訪を訪問した後、真珠湾再訪を訪問させていただきました。
  沖縄でも積極的に歴史等向学の姿勢をもたれている事、頭が下がります。
  
  私がアリゾナメモリアルを訪れた時は、乗船前のビデオはアメリカ側の一方的なオピニオンのビデオでした。私はそう思いませんでしたが、あれを見せられたら日本人は居心地が悪く、あまり良い思い出になって来なかったと思います。
  しかしその後、ビデオは変更され、前のような一方的なビデオではなく開戦前の日本の置かれた状況も紹介されていると聞きました。
  多分、日本の紹介がされている画像もあるので、そうなっていたのでしょうね。
  
  「？　この方は？」の写真の軍人は、「米海軍元帥　チェスター・ニミッツ」です。
  ホノルル空港からワイキキに向かうH1の下を通っている一般道Nimitz Hwyニミッツハイウェイ」の名になっている人物です。
  
  現在はコロナウイルス禍でまったく行けませんが、またハワイを訪問してください。
  
  私も知り合い達に（日系の90歳代のお年寄りばかりです）会いたいと願っています。