２２番バスでハナウマ湾へ　　２０１９　～　ハワイ・オワフ島　～

2019/01/24 - 2019/02/03

　昨年（２０１８）の冬に寒い日本を脱出して爽やかなハワイで過ごして、すっかりハワイが気に入ってしまいました。湿度が低く５月のような気候で過ごしやすいのです。水が合うというのでしょうか。レストランで出される水を飲んでもお腹の調子が悪くならず、日本食が簡単に食べられ、海の色が澄んだ透明のブルーとなると、衣食住がそろった避寒地です。
　ということで、今年もハワイ（ワイキキ）に行くことにしました。複数の目的地の中に同じ場所があっても全く同じ目的地へ二度行く旅を今までしたことはありません。昨年行っているワイキキの様子はおおよそ分かっていて、今年は９泊滞在する予定なので計画は全く立てずに出発しました。
　ハナウマ湾はオワフ島で有名な観光地だそうですが、まだ行ったことがありませんでした。今年は是非行ってみたいと思いました。トロリーで行く方法がありましたが、湾での観光時間が十分にとれない理由から、某旅行案内書に載っていたザ・バスで行く方法で行くことにしました。滞在４日目、曇り空でしたが出かけました。

エリア オアフ島(ハワイ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.5

• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: デルタ航空 JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

　今年の宿泊はヒルトンバケーションクラブ・ラグーンタワーです。昨年は隣のイリカイラグジュワリースイートに泊まり、「隣の方が景色がよさそう。しかし、コンドミニアムではないだろう」と思っていましたら、ラグーンタワーはコンドミニアムでした。

　という訳でラグーンタワーに泊まることにしました。とても単純な理由ですが、目の前が海で、ライナで食事ができるかどうかは私にとっては大きな問題です。

フロントです。中は綺麗に内装してありますが、もうかなり古い建物です。　

　ヒルトンハワイアンビレッジはワイキキの中心街から外れていますが、ラグーンのこの景色は最高。ハワイのウユニ湖です。

ホテルの敷地内に自然があってよい感じがします。

　ライナでゆったりとコーヒーを飲んだり食事をしたりすることができました。

　もちろんフルキッチンです。イリカイより包丁はよく切れました。キッチン鋏があったのでロブスターの調理が楽にできました。ただＬ字型のキッチンは使い勝手が悪いと思います。調理台が狭い。

　部屋は・・・。明かりがもっとほしい！

　さて、４日目の土曜日の朝、いよいよ出発。イリカイの前でザバスを待っています。８or42番のバスでエッグスシンクスorポストオフィスの停留所で降りて、

　２２番のバス停に移動します。徒歩１分ぐらいの所にこの２２番のバス停がありました。ところがこのバス停は時々移動します。前日にホテルのコンシェルジュにザバスにTELしてもらい、停留所の場所を確認しました。前の日に某旅行案内書に記載されている場所にバス停を探しに行きましたが、なかったのです。

　カラカウア通りの Keoniana Stの反対側で９：２０の始発を待っていると、次々に乗客が増えてきました。

　５分遅れでバスが向かってきました。間違いなく２２番のバスでした。嬉しい！これでハナウマ湾へ行くことができます。

　２２番のバスに乗ります。この２２番のバスの本数は平日は少ないので、土日を選択しました。

　バスの乗り換えがあり、ハナウマ湾の先の海岸もなかなかの見所だそうで、見に行こうと思います。この日は一日乗車券を買いました。＄5.5です。

　ワイキキの海岸を通り過ぎて、

　あら、ここに記念碑があったのですか？バスから見ると見えました。歩いているときには見つかりませんでした。

　ダイヤモンドヘッドの足下の海岸にあるホテル群です。なるほどこんな感じで建っているのですね。

わう！　灯台もあるのですか？　ワイキキの浜からは見えませんでしたが。

　海がパッと開けて輝いています。

うーん。これは綺麗！
車を止めて写真撮影をしたくなります。

カハラモール方面へ行く道をバスは走ります。

このあたりの海の色は透明です。海岸近くでこの色なので感激します。

さらにバスは進んで行きます。

　別荘が立ち並んでいる所を通り抜けます。このあたりに別荘を持てるなんていいですね。前日にアラモアナショッピングセンターでフラショーを見ている時に、隣に座っている方が話しかけてきて、なんとその方は日本人ですがシカゴに住んでいて「ハワイに別荘を探しに来た」と言っていらしたのを思い出しました。このあたりを探しているのでしょうか？

　日本へ帰ってから別荘の値段を調べてみましたらコンドミニアムは４０００万円からでした。イリカイのオーシャンビューは１億円だそうです。築５０年も建っている建物でそのような値段が付いているのはハワイの高い人気に基づいているそうです。
バスに乗って約４０分くらいでハナウマ湾の展望台に着きました。ここで２２番のバスを降ります。

　バス停を降りると展望台がありました。見下ろすと海岸でした。ここから先はバスは行きません。

ぽっかりと空いた入り江の形が何ともおもしろいです。

　入り江が狭く海の色が湾の中の場所によってかなり違うので珍しいです。浜に人が見えます。

　海岸に入るのは入場料が必要です。＄7.5でした。なぜ入場料を取るのかはビデオを見て納得しました。

ゲートを入ったところはハナウマ湾に関する展示物がありました。

入り組んだ湾です。でこぼこという感じです。

火山がたくさんあり地形は入り組んでいます。

火山弾でしょうか？

かっては漁業が行われていたようです。

展示物を見て外へ出るとアナウマ湾が目の前に再び広がって見えました。

　さらに湾に入場するためには「VTRを見てからでないと入れない」ということでこのような岩のような建物の前でしばらく待たされました。

　「メモリアルシアター」と書かれていますが「何のこと？」と思いました。

　誰一人としてここを通らずには浜には下りられません。必見のシアターです。チケットを売る時に「ビデオを見ます」とはいっていましたが、このことでした。

　シアターの中の画面の一部です。火山が爆発して、

カルデラができました。

　そのカルデラを取り巻く外輪山の一部が海に陥没しています。火山の地殻全体が陥没して海に落ちたようです。

　なるほど、珍しい湾のでき方です。こういう湾を見るのは初めてです。今までもあったかもしれませんが解説を聞いて理解できました。

　それ故、特別な地形が海底に広がっているようです。

海岸の岩を傷つけてはいけないそうです。

亀がいるようですが、触ってはいけないそうです。

「海岸で写真を撮って楽しんでください。泳げない人は海に入らないように」といった内容でした。海の自然を守るためのビデオでした。
　ビデオは6，7分で終わりました。

　海岸に下ります。かなり急な坂のようでトロリーが用意されています。有料です。登りは使いますが、下りは心臓に負担がかからないので歩きます。

　坂を下りるとだんだん海岸に近づいてワクワクします。どんな海岸でしょう？

　このような感じで歩く人がほとんどです。入り口の右側にランチを売るお店があることがこの坂を下りながら分かりました。

　海岸には食料品を売るお店はないと聞いていました。チケット売り場の左側にそれらしきお店がありました。
　綺麗です。海の色！

　かなり急な坂です。お昼ご飯の袋を手に持って下る人を見ました。前の方もそうです。

道路の片側は火山の溶岩。外輪山ですから当然です。

中腹に掲示板ががありました。

　湾の中では急に深くなる所や下がる場所があるという表示です。なんと日本語！
それだけ日本人が来ているということです。凄い！

　歩き始めて5,6分で火口に到着。火口？いいえ、湾です。感覚的には火口の感じがします。

　うーん。なかなかよいビーチです。海の色が綺麗！
真ん中で切れています。ここにも外輪山があったはず。

右側です。

左側。

よく見ると岩山。まさにカルデラという感じがします。泳いでいる人がいました。

砂浜は茶色の細かい砂です。

天気がよければもっと綺麗な海なのでしょうね。

泳いでいる方、くれぐれもお気をつけて。急深があるそうですから。

頭だけ見えるということはかなり沖まで泳いでいっています。

　気温は２２～２３℃なので寒いのではないかと思いました。帰りのトロリーの中でお会いした日本からいらした女性の方が「水の中は寒かったです」と言っていました。

　ここはインフォメーションです。ハワイの旧家のように作られていました。本当に食料品を売るお店はなく、坂の上まで行かないとどうにもなりません。

　ここは？　旅行案内所のようです。

　しばらく海岸で風景を楽しみました。
　小雨が降ってきたので、引き上げることにしました。登りはきついのでトロリーに乗ります。

このような看板が

　出ていました。片道＄1.25です。0.25という細かい単位があるのは25セントコインがあるからなのでしょう。２５セント硬貨4枚で＄１になり都合がよいのかもしれません。

　これで見納めになります。

ん？　沖に船が見えます。・・・拡大したい・・・

　楽ちんトロリー。ここで日本の東京からいらした親子と一緒になりました。前の席に座っている方です。泳いで来たそうです。ハナウマ湾で泳いだ経験のある人は少ないのでは？

　見れば泳ぎたくなるような海の色です。

沖は無理ですが。

　出口にハワイの黄色の花が咲いていました。
　ここで旅行記は終わりになるのが普通ですが、この先があります。
２２番バスの終点はシーライフパークハワイなのです。このバスに乗るとハナウマ湾の先にある海岸沿いのバス旅ができ、実はここがハイライトだと某旅行案内書に書いてありました。

　もちろん、先へ行くことにします。ワイキキアンのコンシェルジュの菊○さんが２２番バスの時刻表をプリントして渡してくれたのでとても役に立ちました。
　予定時刻より５分早く２２番バスが来て出発しました。日本では予定時刻より早く駅を出発することできない規則があるそうですが、ハワイにはないようです。

　レッツゴー！　本当に進行方向右側は海で、海辺の道路を心地よくバスは進んで行きました。

このあたりに潮吹き岩という観光名所があるはず。

打ち寄せる波と海とのコントラストがいい！

天気がよければもっとすてきでしょうね。海が広がって大満足です。

ココヘッド・サンディビーチパークの近くです。車がたくさん止まっていました。

　これはぽっかりと浮かんだモロカイ島という島のようです。グラデーションがすてきです。

いいですね！

　わずか１０分あまりの旅でしたが終点のシーライフパークハワイへ到着。ここは子どもが喜ぶ施設ということでした。

　帰りも２２番バスで海岸沿いの同じ道で戻りました。２３番でもワイキキに戻ることはできますが内陸部を通るために海岸はあまり見られません。

　あら。レアレアです。ハナウマ湾の入り口ですれ違いました。一日に何本かはハナウマ湾に来ていると聞いていました。出会うことができました。ハワイでレアレアに乗られた方は多いことでしょう。

　ハナウマ湾でほぼ満席。やはり終点まで行って、始発に乗るのが正解。すてきな海のグラデーションも見られましたし。
　この日は曇り空で天気はイマイチでしたが昨年来ることができなかったハナウマ湾に来ることができて楽しい一日でした。

証拠写真