真珠湾 again　2019　～　軍艦ミズーリ号　～

2019/01/23 - 2019/02/03

　アリゾナ号を見終わってバスに乗り次の停留所で軍艦ミズーリ号を見ました。昨年も見ていますが、ガイドさんが違うのでまた違うミズーリ号の一面を見ることができました。
　特に一番高いところにある操縦室に上がって操縦席からの景色を見ることができたのは収穫でした。「真珠湾」という名称は日本名でハワイにあるのに日本名が着いているいるのが不思議で子供の頃に「どのような湾なのかを見に行くことができたらいい」と思っていました。実現することができて幸せです。

エリア パール・ハーバー周辺(ハワイ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　アリゾナ記念館からフォード・アイランド橋を見ると虹が架かってるのがわかりました。この橋を渡ってミズーリ号へ行きます。

　フォード・アイランド橋から見える景色です。ここからの景色の撮影は禁止というアナウンスはありませんでした。

バスで１０分くらいで入り口に着きました。

ハイビスカスが綺麗に咲いています。

通路から見えるミズーリ号です。やはり巨大です。

入り口に銅像があります。

この方のお名前です。

近づくとかなり巨大な感じで迫ってきます。

階段を上って橋を渡ると、

甲板に出ます。

大砲は迫力満点

記念撮影を

これが中に入れていた弾丸。レプリカと思われますが。

大砲の根元です。迫力満点。

　この大砲から実弾を発射する時には爆風が凄いので甲板から避難していたそうです。

　ミズーリは引退していますが湾岸戦争までは参戦していたそうで、参戦した戦争のその都度何発の攻撃をしたかを壁に記録しています。２８９発を打った国は？

　これが第二次世界大戦の無条件降伏の調印がされた場所にある記念プレート。甲板に埋め込まれています。

調印文書。カナダの代表が間違えて一行空いています。

　右側に日本の代表、時の外務大臣　「重光　葵」と大本営の１１名の代表団です。２０番が確かに重光です。燕尾服で臨んだのですね。軍人ではありませんから。

　マッカーサー元帥が調印式の前にコメントを話したそうです。これは異例のことだったそうです。この調印式の意義を話す内容だったそうです。

調印式を上から見た記録写真です。

次に向かったのはミズーリ号の後方甲板にあるこの凹み

左上の赤丸で囲んである物体が見えますでしょうか？

飛行機です。

　神風特攻隊のゼロ戦が体当たりに来たのです。機体がぶつかって凹みはできましたが、わずか３分で飛行機の消火は終わったそうです。兵士は飛行機の中に残りました。

　時の艦長は国のために戦い、敵国で亡くなった時にどのように葬られるかを考えた時、同じ兵士として国のために尽くし、命を落とした兵士を葬ることは当然であろうと諭して水葬にしました。

　石野さんと言う方が乗っていたと言う説が強いそうです。突撃をする前に最後に信号を送るそうですが送った時刻と体当たりした時刻とを計算すると石野さんではないかと言う事でした。戦争が終わった後に調査したそうです。

　凹みを作っただけで飛行機の半分は炎上。半分は海へ落ちました。この写真は載っていた兵士の遺体を水葬している写真です。

その時の足の位置が甲板に残されていました。

　日章旗に似せた布が掛けられています。体当たりした凹みをそのままにして修理しないのは影響がなかったからだそうです。

甲板から下へ降りると食堂に出ました。

神風の特設展示は昨年と同じ場所ありました。

看板です。

　突撃してきた時の様子が記録されています。ちょうど非番だったコックさんが日本の特攻隊が突撃に来ているのでカメラを持って撮影しようと上に上がった時に撮れた写真だそうです。とてもリアルな感じ。

ビデオが上映されていました。

一角に設置されています。

これは？たぶん飛行機に砲撃弾が当たっている所ではないでしょうか？

空母も襲撃されて

海は玉の雨

空にこんな感じで飛行機が現れたらかなり怖い。

打ち落とされて墜落していきます。

脱出は無理です。

「知覧」が空軍の拠点だったということが紹介されています。知覧を訪ねた時に

この写真を見た記憶があります。

この写真も。

ミッションを待って三角舎という狭い兵舎で待っている様子です。

世話をしてくれたのは地元の女子学生。

富屋食堂。ここは癒しの場所。

内村旅館。ここは訪ねてきた家族との別れの場所。

出撃の早朝に交わす水杯です。

どんな思いで飛行機に乗ったのでしょう？

生きては帰れない。

・・・。

・・・。

・・・。

・・・。

　石野さんの家族が後にミズーリ号を訪ねたそうです。水葬をしてくれたことをとても感謝していたとのことでした。

左上の矢印→の所に飛行機が確認できますでしょうか？

　私は戦争を全く知らない世代です。これからもできることをやっていこうと再び思いました。

　ミズーリ号は１５００人の船員が乗船していたそうで、小さな村のようになっていたとのこと。スナックのお店があってもおかしくはありません。

再び食堂。食べることはとても大事です。

　扉というかドアはこんな感じ。浸水した時に塞ぐと水の進入が防げたのかもしれません。

　女性の方がカフェテリアで食事をもらっていますが、観光客のようです。女性の兵士の服装ではありません。

今日のメニューの掲示がありました。黒板に書いてあるところがリアルです。

トレーを使っていたようです。

　場所は変わって、３段式のベッド。狭いです。寝返りがやっと打てるくらい。疲れが取れたのでしょうか？

こんな感じです。

通路のドア。非常口があります。後から付けたのもかと思います。

　すでにパソコンが入っています。湾岸戦争（１９９０年）当時はパソコンが日本でも使われていましたから。

　進んで行くとビデオをやっている部屋がありました。海に墜落する飛行機を撮影した映像でしょうか？

　飛行機を打ち落とす所を撮影しているなんて・・・。

この方はヒットラー。

第二次世界大戦の記録映像には必ず出現します。

よく撮りました。

戦勝パレードのようです。こんな感じでやっていたのですね。

？　ここはアメリカ？

なるほどルーズベルトが出てきました。

　再びデスクワークの部屋。このような部屋があちらこちらにありました。これだけの軍艦を動かすためにはデーターの処理が大変だったようです。今のようにＡＩがあるわけではないので。

来ました。今年もポストオフィス。

　この手紙はいつどこで届けるのでしょうか？今はメールがありますからまさに過去のお話です。

ここは上級仕官の食堂だったようです。

　ガイドさんが「是非見てください」と言って案内してくれたのは大砲を撃つための操縦室。どう見てもレーダーで何かができそうな感じがします。

そして、この中にはトマフォークが保管されているそうです。

使う時には開いて発射するそうです。甲板の上の方にありました。

と。どんどん甲板を上がっていくと。

　かなり急な階段で登りはよしとしても下りが心配でしたが、無事に降りられました。

上った人にしか見ることができない景色が広がっていました。

まだ上があります。

しかし、上ることはできません。

出ました。先に見えるのはアリゾナ記念館です。

この景色。なかなかよいと思いませんか？まさにミズーリ号の操縦室。

確かに来ました。

真珠湾に来て軍艦ミズーリ号の操縦室にいます。

ここが操縦席です。

計器類はこんな感じです。

なんか凄い。飛行機が飛んで来そうな気がします。空はとても綺麗ですが・・・。

これは羅針盤でしょうか？今、停泊している場所は印されていません。

　操縦室を出ると眼下に岸壁が見えます。遙か下のように思います。やはりかなり上りました。

　最後にマッカーサー元帥が降りてきた階段を戻って撮影しました。彼はこの上の部屋からゆっくり降りてきたそうです。

橋を渡ってミズーリ号を降ります。

次は、太平洋航空博物館へGO！