北海道・惜別北斗星の旅（６）知床斜里天に続く道からオホーツク海の見えるローカル線で網走へ

2013/05/25 - 2013/05/25

２０１６年３月の北海道新幹線の新函館北斗までの開業を前に、２０１５年３月で惜しまれつつも廃止となった寝台特急北斗星。
１９８８年３月の青函トンネル開業とともに運転開始してから２７年間にわたって、上野－札幌間を結び多くの乗客に愛されてきました。
そのチケットはプラチナチケットと呼ばれた時代もあったほどの人気ぶりで、最盛期には３往復も運転されていました。

北斗星が大好きだった私は、開業後数年の間繰り返し何度も利用しました。金曜日の夜に早めに仕事を終えて北斗星で北海道に渡り、月曜日の朝に北斗星で帰って来てそのまま出社という旅を何度も繰返したものです。
いつしか仕事に追われてそんな旅もできなくなり、月日が経って行きました。

廃止になる約２年前の２０１３年５月、初夏の北海道に渡り、久しぶりに北斗星のＡ寝台個室ロイヤルに乗って、別れを惜しんで来ました。

釧路まで飛行機を利用し、釧路湿原、知床半島、網走、札幌、支笏湖、洞爺湖、有珠山、小樽などを巡る旅をして、札幌からの帰路が北斗星最後の乗車となりました。

エリア 網走(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

知床半島めぐりの帰り道はウトロバスターミナルから知床斜里駅へ。ＪＲ釧網本線に乗り換えて網走駅へ向かいます。

ウトロバスターミナルから斜里バスの定期観光バス知床浪漫ふれあい号Cコースに乗り継ぎました。

斜里バス 乗り物

キラキラ光る美しいオホーツク海を眺めながら。

途中で海と離れて国道３３４号線の「天に続く道」通称・希望の丘を通ります。
国道３３４号線・２４４号線にまたがって１８Kｍにもわたって直線が続きます。

天に続く道 名所・史跡

まるで道が天に続いているように見えます。本当に！

知床斜里駅に戻って来ました。

知床斜里駅 駅

釧網本線のローカル列車で網走へと向かいます。

キハ４０という車両のたったの１両です。

JR釧網本線 乗り物

知床斜里駅始発列車でしたが。

出発した時点ではガラガラでした。

車窓にオホーツク海の眺めを楽しみながら

５月末の穏やかなオホーツク海でした。

浜小清水の原生花園

左手には野鳥の楽園という濤沸湖（とうふつこ）

濤沸湖 (白鳥公園) 自然・景勝地

濤沸湖と藻琴山

北浜駅。
駅舎内に軽食喫茶「停車場」があって過去に何度か訪れたことがあります。
は観光スポットにもなっています。

北浜駅 駅

北浜駅はオホーツク海に一番近い駅としても知られています。

北浜駅前には小さな展望台もあって流氷の季節には多くの人が訪れます。
（走る車内から写真は撮れませんでしたが）

真冬の２月に訪れたこともありますが、寒風吹きすさぶ中、かじかんだ手で流氷の写真に夢中になりました。

冬のオホーツク海の厳しさは身に沁みました。

終点網走駅に到着しました。４５分くらいの列車の旅でした。

網走駅 駅

駅前では先住民のモヨロ人像が出迎えてくれます。

駅前のルートイン網走へ。

ホテルルートイン網走駅前 宿・ホテル

ビジホでとってもリーズナブルでした。

ベッドも快適。

夕食は駅徒歩１分の「駅前浜長」へ。

駅前浜長 グルメ・レストラン

そば屋というか大衆食堂なんですけど、以前来た時に食べたオホーツクラーメンがおいしかったのでリピートです。

そば、うどん、ご飯ものやラーメンがあります。

オホーツクラーメン。塩、醤油、味噌から選べますが迷わず塩味にしました。

エビ、ホタテ、カニ、わかめと海鮮がたっぷり
網走に行く機会があったらまた食べたい味です。


（つづく）