フエ→クイニョンの列車移動、夜行ハードシートはなかなかすごかった…

2018/07/25 - 2018/07/26

フエからクイニョンまで列車移動。
クイニョン駅はハノイとホーチミンを結ぶ本線上にはなく、フエからは直通列車がないためディウチー(Dieu Tri)駅で乗り換えとなります。
SE11…フエ(22:08)→ディウチー(8:13) ハードシート(21万3000ドン)
SQN2…ディウチー(11:10)→クイニョン(11:35) 全席一律(3万ドン)
ディウチーからクイニョンへの列車は1日に1本、このSQN2しかないのでこの列車に乗るため一番待ち時間の少ない夜行列車のSE11に乗ることに。そして安く上げるためにハードシート(もちろんA/CはなくFan)をチョイス。これがなかなかすごかったんです。

エリア ベトナム

クイニョンまで列車移動するためにフエ駅へ。
乗る列車はフエ(22:08)発ディウチー着(8:13)のSE11
クイニョンへの直通列車がないためディウチーで乗り換えとなります。

この「BOOKING OFFICEｰWAITING ROOM」で列車を待ちます。

構内にはチケット購入窓口がありますが今回は事前にベトナム国鉄のウェブサイトで購入済み。

フエ→ディウチーの列車料金はハードシートで21万3000ドン。
フエからクイニョンへは列車を使わなくても、もちろんバスでも行けます。この写真はフエの南バスターミナルのものです。クイニョンまで22万ドン、おそらくA/Cのスリーピングバスだと思います。出発時間は写真の通り、所要9hと言われました。
どちらで行くかはあたな次第…。

ベトナムの場合は列車の到着直前でないとホームには入れません。アナウンスがあり21:45頃ホームへ。間もなくして列車がやって来た。

ベトナムの列車はどのクラスの座席でも指定となっているので慌てる必要はありません。各車両の乗り口にいる駅員にチケットを見せ乗り込みます。
アジアの列車はとかく遅れがち。その点から言うとベトナムは結構ちゃんとしてます。ハノイから14hかけてやって来たのにフエを定刻出発です。ブラボー！

さて、私の席は…あっ、知らないおばちゃんが座ってる…。
まあまあまあ…ここ私の席ですと言えばちゃんとどいてくれましたが…
けどこの座席の下に寝てる人達は何なんでしょうか？向かいの席は埋まってるし、おまいらの席いったいどこやねん！さっさとどかんかいなどと怒鳴るようなことはしませんよ。私も大人ですから…(インドだったらこの限りではありまんが)。しかし邪魔な奴らやな。それから荷物棚はすでに埋まっています。なんとかスペースを見つけバックパック1個無理やり押し込みましたが西洋人級のサイズだとまず無理だと思います。

時はすでに22:00。皆さんどこから乗ったかはわかりませんがハノイを出発してすでに14hがたっている訳で…疲れてんだろな、どよーんとした空気が漂っています。
別にやることもないのでもう寝るだけなんですが、この直角木製の硬い座席では寝ようにも簡単には寝られません。足下ろせないし…。

しばらくして皆さん本格的に活動開始。座席の下、通路なんてお構いなし。シートやゴザを敷いてねぐら作り。皆慣れたもんです。私はもちろん席に座ったまま。隣りに人が来ず2人掛けを1人で使えたのでまだマシとは言え、この状況は辛過ぎる…。

見ようによっては○体が折り重なってるようにも見えなくもない状況。しかし眠れずに苦しんでる我が身から比べるとうらやましくもある。横になれるのがどんなに楽かみんなわかってるんだな。今から横になりたくてももうスペースありませんから…。次回はシート用意して早めにねぐら確保もありかなと。ほとんど眠れなかったかったけどなんとなく、うとうとくらいはできたかなという感じ。それにしても辛すぎる…。
一応窓から風が入ってくるし、ファンも回っていたのでそれほど暑さは気になりませんでした。

ようやく明るくなってきた。朝もやの中を列車は進む。

朝日が昇ってきた。長い夜が終わった…。

景色が見れると気もまぎれる。

車内販売が回ってきた。これはカフェ&スナック。

お粥。2万ドン。

なんと隣りの車両は食堂車だった。たぶん高いのでパス。

車内の様子。皆さんお疲れモード。

もうすぐディウチー、列車は快調に飛ばす。

8:10、ほぼ定刻通りディウチー到着。ベトナム国鉄やるね～。

駅の待合室はなかなかの混雑ぶり。この時期はベトナム国内は旅行シーズン。クイニョンに遊びに行く人も多い。

クイニョン行きのSQN2は11:00発。まだ3h近くある。クイニョンまでは15kmほど。よっぽど暇人じゃなきゃ普通待たないよね。私と同じ列車で降りた人でSQN2乗った人誰もいませんでした。皆タクシーかな。ちなみにですがクイニョンまでタクシー16万ドン、バイクタクシー6万ドンです。すべて向こうの言い値なので交渉すれば安くなると思います。実際、後で5万ドンと言ってきたバイタクの運ちゃんもいました。私は列車で行くことが目的のゆる～い旅行者なのであしからず。

時間もあることだし、ちょっこら駅周辺を散策。

駅前は昔ながらの町並みでひなびた感じの屋台や商店がとてもグッドです。

駅を背にしてまっすぐ伸びる道。この先500mに国道1号線が走っており、そこまで出ればクイニョンまでのローカルバスを捕まえられると駅員の方に教えてもらいました。実際に乗っていないので詳細は不明。また、駅周辺にはいくつかローカルホテルであるNha Nghi(ニャ・ンギ)があり、この写真の先50mくらいにある「Nha Nghi An Phuong」で料金を聞いたら1泊15万ドンと言われました。

上記の「Nha Nghi An Phuong」

窓口でクイニョンまでのチケットを買う。料金3万ドン。
待合室にはFree Wifiが飛んでおり、充電もできます。楽々時間がつぶせます。

少し遅れてクイニョン行きのSQN2がやって来た。結局、出発は35分遅れの11:45。ホーチミンからやって来てこの遅れだったら、まあ許す。

私の座席は8号車の21番。ここは完全に寝台車。乗り口で駅員にチケット見せたんで間違っていないはずなんだけど…。

ここが私の座席？
てっきり一番安いHard seat(A/C)を買ったつもりだったのですが。後で分かったことですがSQN2には座席はHard seat(A/C), Soft seat(A/C)、寝台は6bed(A/C), 4bed(A/C)があるのですがディウチー、クイニョン間はどれに乗っても一律3万ドンだったのです。だから窓口の人が適当だったのか気を利かせてくれたのかわかりませんが4bed(A/C)だったというわけです。30分ならどの座席でも構いませんが、普段できないプチ贅沢体験が味わえました。

こんな寝台ならぐっすり寝れそうだ。

12:15、クイニョン駅到着。
ディウチー、クイニョン間は線路の状態がよくないのか超ノロノロ運転。10kmほどを30分ですからその遅さが分かると思います。

クイニョン駅はかわいらしいサイズ。ホームの長さも足りてない。なので後ろの車両の乗客はこんな感じになっちゃいます。

線路の終点の先に駅舎がある。

駅舎側から見るとこんな感じ。

乗客はそこそこいたがディウチー駅から乗った人は皆無…。

クイニョンを発着する列車は1日2本。ホーチミンからやって来るSQN2とその折り返しでホーチミンに戻るSQN1のみ。なんともさみしい限りです。ひょっとして近い将来廃線になる可能性もあるかも。今のうちに乗っておかないとね。

クイニョン駅外観。

駅前の大きなロータリー。

駅前にあった食堂で昼飯。そしていざビーチ沿いの宿へ…。

この旅行記へのコメント （2）

• nekochanさん 2018/07/30 00:35:16

  初めまして　toshibaa45さん

  大変なたびをしてクイニョンに行かれたのですね。
  ほとんど実況中継のようで、手に汗でした。
  今もまだひょっとしてベトナムにいらっしゃるのでしょうか。
  バイセップ村で会ったドイツ人女性（たくましそう）が列車できょうハノイからついたと言っていたのを思い出しました。
  これからもお体に気をつけて、よい旅をお続けください。

  toshibaa45さん からの返信 2018/08/03 16:52:56

  初めまして

  コメントありがとうございます。
  nekochanさんもクイニョン行かれてたんですね。旅行記拝見させてもらいました。
  ボクの旅はいつもこんな感じです。なんか大変そうとか辛そうとかを選んじゃう。旅が実感できるからでしょうか。振り返ると楽しいし、結果的に安上がりにもなる。これはやめられません。この先もずっとこのスタイルでいきたいと思います。
  またよろしければ遊びに来て下さい。