初夏のロシアへの旅　８　６日目　サンクトペテルブルク②

2012/06/13 - 2012/06/13

２０１２年６月１３日（水）
　エカテリーナ宮殿→昼食（ペリメニ）→ピョートル大帝夏の離宮→フォークロアディナーショー→サンクトペテルブルクへ（泊）

　エカテリーナ宮殿、ピョートル大帝夏の離宮というサンクトペテルブルク郊外の２つの世界遺産の宮殿を訪れました。建物は昨日のエルミタージュ美術館と似ており、白を基調に青や黄色で彩られた涼し気な外観に金色の彫刻が飾られていました。庭園には新緑があふれ汗ばむほどで陽気のなか、結婚式を終えて写真を撮る多くのカップルを見かけました。

　夜は楽しみにしていたフォークロアショー。男声合唱によるロシア民謡から始まり、美しい民族衣装を着た娘達やコサックの衣装を着た若者によりいろんなダンスが披露されました。４０分の短いショーでしたが迫力がありました。すっかり感激して出口でＤＶＤを買い、今でも時々見ては当時を思い出しています。　

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【旅程】
　６/０８：関空→仁川経由→モスクワ（泊）
　６/０９：モスクワ市内観光（泊）
　６/１０：モスクワ→セルギエフ・ポサード→スーズダリ（泊）
　６/１１：スーズダリ→ウラジーミル→モスクワ→サンクトペテルブルク（泊）
　６/１２：サンクトペテルブルク市内観光（泊）
★６/１３：エカテリーナ宮殿→ピョートル大帝夏の離宮→サンクトペテルブルク（泊）
　６/１４：サンクトペテルブルク市内観光→帰途に（機中泊）
　６/１５：→仁川経由→関空

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

　６日目。今日はエカテリーナ宮殿、ピョートル大帝夏の離宮というサンクトペテルブルク郊外の２つの世界遺産の宮殿に行きます。夜は市内に戻ってフォークロアディナーショーを楽しみます。

　サンクトペテルブルクの南２５ｋｍの世界遺産エカテリーナ宮殿（ツアールスコエ・セロー）にやってきました。豪華な門から入ります。

エカテリーナ宮殿 城・宮殿

　涼し気な白と青に塗られたロシア・バロック様式の宮殿です。

エカテリーナ宮殿 城・宮殿

　すでに多くのツアーグループが来ていました。

　入口で歓迎の演奏。

　室内は白と金色。まばゆいばかりです。

　エカテリーナ宮殿

　エカテリーナ宮殿

　エカテリーナ宮殿

　大黒屋光太夫はこの部屋でエカテリーナ二世に謁見して、帰国を懇願したのでしょうか。

　ダイニングルーム

　右は陶器の暖炉

　王族の肖像画

　エカテリーナ二世の肖像画
　なんだかマリア・テレジアに似ている。当時は女性権力者の容貌をこのように描くのが礼儀だったのかなー？
　この先が有名な「琥珀の間」でしたが、撮影禁止でした。

　宮殿を出て庭園を歩きます。

エカテリーナ公園 広場・公園

　宮殿庭園

　緑の中に池や噴水が配置されて涼し気です。

　人出が増えてきました。

　今日は日差しが強く暑い、２７℃位ありそうです。
　そういえばサンクトペテルブルク市内の過去の最高、最低気温の記録が＋３４℃、－３７℃と現地ガイドさんが話していました。

　結婚式を終えたカップルが記念撮影をしていました。

　公園から見た宮殿

　確かこの辺りにプーシキンが学んだという貴族の子弟の学習院がありました。

リツェイ (学習院) 建造物

　見学終了です。宮殿と庭園はこんな配置になっていました。

　ペリメニ（ロシア風水餃子）のお昼を食べて、次の目的地ピョートル大帝夏の離宮に向かいます。

　ロシアの夏はほんとうに美しい。

　３０分程度でピョートル大帝夏の離宮のあるペテルゴーフに着きました。このようにフィンランド湾に面して宮殿と庭園があります。

　宮殿とフィンランド湾を運河が結んでいます。

ペテルゴフ 城・宮殿

　黄金の彫刻群から滝のように噴水がほとばしり、その水が運河に流れ込んでいます。

　この離宮はスウェーデンとの北方戦争で勝利したロシアの偉大さを示すためにピョートル大帝が建設を命じ１７２３年に完成しました。

ペテルゴフ宮殿（夏の庭園） 城・宮殿

　バロック風の庭園が広がっています。多くの噴水がありました。

　若葉の林に柔らかな光が差し込んでいるのですが、その感じを捉え切れていません。

　バロック風の庭園

　庭園に建つピョートル大帝の像。彼は２ｍにならんとする偉丈夫だったそうです。

　柔らかな木々の緑をカメラがとらえきれていない。

　フィンランド湾に面した場所に来ました。

下の公園 散歩・街歩き

　各国からの使節はこの海から運河を通って宮殿に向かったそうです。

　ペテルゴーフからサンクトペテルブルク市内に戻る途中です。郊外にはトラムが走り社会主義時代に建てられたと思われる無機質な集合住宅群が建っていました。

　中心部のニコライ宮殿です。ここでフォークロアディナーショーです。ロシア民謡をこよなく愛する万歩計にとって最高の楽しみです。

ニコライ宮殿 城・宮殿

　先ず男性４人によるロシア民謡が数曲披露されました。
　伴奏はなく歌の前にテナー歌手が音叉を聞いて発声します。ちょうどオーケストラのコンサートマスターがバイオリンで音程を指示するように。

　いよいよダンスの始まりです。コサックの衣装を着た若者たちが激しい動きで踊ります。

　続いて娘たちの華やかな踊り。

　ペアになって踊ります。

　踊りの途中で歌が入ります。

　ハーモニーが絶妙

　「カリンカ」だったかな？

　タンバリンを持って

　飛んだり跳ねたり

　動画を見て頂けなくて残念です。

　透明なソプラノ

　演奏はバラライカやバヤンそしてアコーディオンといった民族楽器が中心で、アップテンポの哀愁ある独特の音楽です。

　お馴染みのアクロバティックなコサックダンスも披露されました。

　激しい動きです。伴奏も超高速。

　土産物店の人形が着ている伝統的な民族衣装です。

　４０分の短いショーでしたが迫力がありました。すっかり感激して出口でＤＶＤを買いました。今でも時々見て当時を思い出しています。

　ショーの後は宮殿の一室でディナーです。ピアノの生演奏がムードを盛り上げます。

　最後の夜にふさわしい素晴らしい企画でした。満足してホテルに戻りました。

　ホテルに着いたのは２１：３０でしたがまだこの明るさです。街歩きをすることにしました。

　目指すはちょうど白夜音楽祭の行われているバレエとオペラの殿堂マリインスキー劇場です。

　簡単な地図しか持ってません。通りの表示はアルファベットでなくキリル文字、しかもどの建物も同じような形をしています。多分英語も通じない？

　もともと筋金入りの方向音痴です。曲がり角や目印になりそうなものを写真に撮りながら慎重に歩いていきました。

　何とかマリインスキー劇場に着きました。

マリインスキー劇場 劇場・ホール・ショー

　白夜音楽祭の横断幕が出ています。ステージではゲルギエフがタクトを振っているのでしょう。

　劇場を見上げるかのようにリムスキー・コルサコフの銅像がありました。
　彼は著名な作曲家ですが、もとはロシア海軍の士官でサンクトペテルブルクに住んでいました。

　リムスキー・コルサコフの銅像の奥がサンクトペテルスブルク音楽院です。

サンクトペテルブルグ音楽院オペラバレエ劇場 劇場・ホール・ショー

　記憶と目印の写真をチェックしながら戻ります。

　２２：２０　何とかホテルに戻ることができました（写真はホテル提供のWebより）。

Original Sokos Hotel Olympia Garden ホテル