美しい景観がたくさんの富士急行線の18全駅を自転車で各駅停車してみた

2018/06/23 - 2018/06/23

先週、携帯できるCARRYMEという小型の自転車を手に入れたので早速活用ということで無理が無く程よい距離で土地勘があって環境がよくて比較的近場という条件から思い浮かんだのが富士急行だった。
天気予報を見ながら急遽前日にバスを予約してバスに自転車を載せて河口湖へ向かった。これまでは自宅から自転車で往復のため途中脱落ができず、どんなに苦しくても自力で自転車を漕いで自宅に帰還しなければならなかったので行動範囲が限られていたが、今回はいつでも戦線離脱し電車で帰ることができるので気が楽だ。
富士急行沿線には新しい発見がいくつもあり、いつも何も気にせず通過していたところでも立ち止まって見てみると意外な発見があるものだなと思った。

富士急行といえばバスとか富士急ハイランドのイメージが強いけれど鉄道もある

そんな富士急行線に関して調べてみた

路線距離は？
→26.6kmらしい

運行速度は？
→60km/hらしい

大月駅と河口湖駅の行程差は？
→499mらしい(標高358m→標高857m)

富士急の全駅数は？
→18駅だった

富士急行線の駅名は？

河口湖
富士急ハイランド
富士山
月江
下吉田
葭池温泉前
寿
三つ峠
東柱
十日市場
都留文科大学前
谷村町
都留市
赤坂
禾生
田野倉
上大月
大月

とりあえず富士急行線の全駅の写真だけは収めておいた

エリア 富士吉田(山梨)

先週は電車に載せたが今週はバスだ。
荷室から自転車を取り出す（手前の黒い袋）
富士急バスに乗りたかったが京王バスだった。先週は京王井の頭線を走ったので京王つながりということでよしとしよう。

まさか地面が濡れているとは思わなかった。
自転車を汚したくないのでしばらく時間をつぶすことにした。

元ＪＲ、京王、小田急などの車両があり富士急行線は動く鉄道博物館

似たような発音なので聞き間違えそうなだが
手前の白いのは元京王線の車両で隣にちょっと見えているのは京葉線の車両。

手前の京王線車両は京王線時代の色に復元したものであるが、昔の電車のデザインってすごくかっこういいと思う。今はみんな同じような顔でデザインもシンプルで個性が無い。

河口湖駅のレストランで吉田うどんを食べた
色合いが綺麗だ

自転車を袋から出したところマレーシア人の方に声をかけられた。
写真を撮ってくださいと言われるのかと思ったら撮っていいですか？と。。。
一瞬、意味が分からなかったのだが、どうやらこの自転車に猛烈に興味を占めていているようだ。持ち上げていいかというので持ち上げさせたら、組み立ててくれと言われ組み立てている最中を動画で撮影されたり、この自転車を見てえらく感激していた。この自転車のことを説明したり私はいつの間にか自転車の営業マンみたいになっていた。

そしてサイクリングが始まった。

まずは線路とは逆方向の河口湖に向かう

今回は自転車のリアにオーストラリアの道路標識「カンガルー10km」を掲げた

河口湖大橋を渡り河口湖を横断

カンガルー標識が大きくてかかとに当たるのでフロントに移設

富士五湖湖畔を自転車で走りたいという長年の夢がいま叶った
本当は山中湖を走りたかったがバスの到着時間が遅いので今回は断念した

外国風のオルゴールの森

オルゴールの森の前
一番手前の国旗は多分、台湾

台湾ブランドのCARRYMEと台湾の国旗を並べて一枚撮ってみた

トンネルを抜けた

旅館街

紫の花が綺麗だ

うの島

ボートでもチャーターしないと上陸は無理そうだ

1駅目：河口湖

10キロくらいを1時間半かけて走り河口湖駅前に戻ってきた。

今回は富士急行線を全駅を特急運転で行く。
「特」に「急」がず走行。略して「特急」

自転車を転がしながら各駅を特に急がず走行。
種別は「各転特急」としよう。

11時前に出発

緩やかな下りが続き富士急ハイランドが見えた

2駅目：富士急ハイランド

橋の先に見えるのは富士山駅
下はスイッチバックで大月側に向かう線路

派手な電車が走っていった

3駅目：富士山

立派な駅舎だ。
ここがあの富士山だと思ってしまう客も多いのでは。

全く店が開いていない商店街

バーが並ぶ一画

格好いい窓だ

4駅目：月江

ひっそりしていた

ここで寄り道
carrymeを引いてながいつづら折りの坂を登った。

街が一望できて絶景だ

よく写真で見る風景だ。
ほんとうは富士山が正面に見えるのだが雲が覆っていて見えない

帰りは下りなので楽なはずだが帰りも引いて歩いた。
車輪の軽が小さくブレーキが甘いので急な下り坂は危険なのだ。

常に安全走行を心がけているが、万が一人をケガさせてしまった時のことを考え今日から自転車保険に入った。

5駅目：下吉田

この駅は鉄道博物館みたいになっていてブルートレインなどの車両が置かれていた

うをー
新宿まで2280円!?
バスの方が全然安い。

地方ローカル線にしては運行本数が多い方だと思う。
富士急行線という名前だが急行は走っていない。

成田エクスプレスが通過していった（写真左）

成田空港から直通で来られるなんてすごい

富士山が見えた。
富士山を背に向けて走り続けていたので全体が見えた時間帯はあったのか分からないが、今回はこれが一番よく見えた瞬間だった。

遮断機が閉まりっぱなしだと思ったら手動踏切だった。
渡る際に左右を確認して自分で遮断機を上げて渡る

6駅目：葭池温泉前

駅名が読めない、、、

これもセルフ踏切
草の茂り具合と奥のトンネルがいい感じ

7駅目：寿

めでたい駅名だ

酷道139号線を進む

この道路大嫌いなので極力避けたいがどうしても避けられない区間もある

8駅目：三つ峠

トトロの映画で出てくる家みたいな駅だ

用水路と線路がとても近い

富士山特急が通過していった

9駅目：東柱

なーんも無い

ご当地スーパーっぽいので何か地域物はないか探したが特になし

10駅目：十日市場

市場があるのだろうか

偶然、綺麗な滝をみつけた

特に飲食店も無いため滝の横でおひるごはんにした。
会社からもらった賞味期限5が月切れの非常食のパンと買ったまま食べ忘れていたアメリカンチェリーと再利用ペットボトルに入れたお茶。
すごく貧乏くさい、、、

滝を通過する電車

この滝、田原の滝というらしい。何度も崩れて原型をとどめていないらしい。
できるだけ特徴的な岩の景観に合わせて人工的に修復したらしい
なので段々の部分がやたら綺麗で不自然

この道もよくドライブしたなー
右側に行く道が大好きで一時期は毎週末、山の中を車で走っていた。
まさか自転車で走る日が来るなんて思ってもいなかった。

11駅目：都留文科大学前

とても立派な駅だ

駅前に桔梗屋を見つけたので入ってみるとレストラン併設だった。
気になるので食事してみることにした。

ランチはサラダとけんちん汁がフリーのようだ

ミニミニ丼を注文

先ほどの非常食がきいてしまい、食べるのが非常に苦しかった。

試食として信玄餅プリンやお土産コーナーの試食を提供してくれた。
とてもサービスがよい。
これで1000円だからかなりお得

旧い壁の家屋

12駅目：谷村町

道を間違えたら学校の裏で偶然大きな水車を見かけた。

13駅目：都留市

畑を見渡しながら進む

14駅目：赤坂

東京の赤坂とは全く違う

高速道路の側道をひたすら進む

15駅目：禾生

いい景観だ
下は富士急
左上はリニア実験線だ

リニア実験線の線路と花。

自転車の反射板の上には小さいがさりげなく富士急のロゴの富士山マークの「Q」を貼り付けてある。

大量のあじさい。
上の橋はリニア

8インチとタイヤが小さいため普通の溝の蓋も油断していると危ない

道の駅に立ち寄った。

16駅目：田野倉

この渓谷もいい景観だ

ズームすると細い岩が落ちているのが分かる

甲州怪道に出た
上野原まで20キロなので走っていきたいところだが道が狭く車に迷惑がかかり危ないので大月で終わりとする。

川と崖に挟まれた集落

洪水になったらえらいこっちゃ

17駅目：上大月

ホリデー快速が通過していった。
あとで思ったがこれに乗って帰ればよかった。

大月へ向かう

大月駅だ

18駅目：大月

ゴーーーーール！！！

いきなり帰るのももったいないので駅前を軽く走ったが特にこれといったものもなく。

猿橋まで行くのもありかと思ったが確実に座って帰りたいので大月から各駅停車の電車で帰った。
明るいうちに家に到着しマウンテンバイクに乗り換えて夕食の買い物に行き１日が終わった。

34.5kmを五時間半かけて走った。
全駅をマーキングした地図だが結構な距離を走ったことが分かる。

そして一週間後の土曜日の深夜。
私とチャリは浜松町にいた。

そして翌朝のたった先ほど到着した。

この週末もひとっ走りしてくる。

続く