２０１７ＧＷ　初の東ドイツ～プラハ　【７２】　プラハ初日　旧市街広場まで

2017/04/30 - 2017/04/30

プラハ初日。
ビアホールで昼食を摂って「ヴァーツラフ広場」まで歩きました。
そこから地下鉄で旧市街へ。
いよいよプラハの中心部へ参ります。

以下、今回の旅程です。（☆印がこの旅行記です。）
　４月２２日（土）　福岡～関空～フランクフルト
　４月２３日（日）　フランクフルト～ワイマール～デッサウ
　４月２４日（月）　デッサウ～ベルリン
　４月２５日（火）　終日ベルリン
　４月２６日（水）　ベルリン～ポツダム～ベルリン
　４月２７日（木）　終日ベルリン
　４月２８日（金）　ベルリン～マイセン～ドレスデン
　４月２９日（土）　終日ドレスデン
☆４月３０日（日）　ドレスデン～プラハ
　５月　１日（月）　終日プラハ
　５月　２日（火）　プラハ～ニュルンベルク～ヴュルツブルク
　　　　　　　　　　　　～フランクフルト
　５月　３日（水）　フランクフルト～フロイデンベルク～ジーゲン
　　　　　　　　　　　　～マインツ～フランクフルト
　５月　４日（木）　フランクフルト～ブーツバッハ～フランクフルト
　　　　　　　　　　　　～夜便でフランクフルト空港より帰国
　５月　５日（金）　羽田～福岡

エリア プラハ(チェコ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「ヴァーツラフ広場」です。
１３４８年にカレル４世が新市街を建設した際に、馬市場として造られたのがこの広場の前身とか。

逆光ですが、広場の名の由来、聖ヴァーツラフが４人の守護聖人に守られた像と、その奥には修復中の「国立博物館」。

広場というより大通りといった方がいいような形状。
今やこの街随一の繁華街で、高級ホテルやレストラン、デパートが並びますが、
過去には１９８９年１１月のビロード革命（当時のチェコスロバキア社会主義共和国で勃発した、民主化運動）では、何十万人もの市民がこの広場を埋め尽くしたのだそう。
この日もたくさんの人で賑わっていました。

１９８９年１１月といえば、ドイツではベルリンの壁が崩壊した時。
このチェコの民主化運動の影響を大きく受けたのだそうです。

広場からは左右に通りが延びます。

広場沿いにある、壁に「ＭＥＲＡＮ」と文字のある建物は、
一時宿泊候補となったホテル。

歴史的な出来事の舞台となった場所。
今はほんとに市民の憩いの場といった感じです。

中央の花壇にはチューリップが満開でした。

ここ「グランドホテル・エウロパ」は、「のだめカンタービレ」のロケに使われたそう。
この旅に際し、実は「のだめカンタービレ　ｉｎ　ヨーロッパ」というテレビ放送された番組の、メイキングＤＶＤを購入してこの街の事前学習をしていました。
ここもその中で紹介されていました。
私は予算的に泊まることはできませんでしたが。（笑）

広場の半ばあたりに地下鉄の入口があったのでここから地下へ。

とても深い場所を通る地下鉄のようで、長い長いエスカレーターでした。

ここを走るのは地下鉄Ａ線。
大雑把にいえば斜めに東西に走る路線です。
中央駅からホテルへの移動に乗ったのはＣ線で南北に走るラインといったところ。

駅の名前はＭＵＳＴＥＫ。
Ａ線と対角状に斜めに東西に走るＢ線と交わる駅でもあります。

車両がやってきました。乗車します。

緑のＡ線と黄色のＢ線の交わるＭＵＳＴＥＫから乗り込んで、ひと駅。

到着したのはＳＴＡＲＯＭＥＳＴＳＫＡ（スタロムニェストスカー）。
舌を噛みそうな駅名です。
またも長いエスカレーターを上ります。

一体どこに出たのかわからない・・・。

ですが、アーチの向こうに見えるあれは「プラハ城」か！？

はい、そのようです。

ということはそれと反対の方へ歩けば、旧市街の中心へ着くはず。

ＫＡＰＲＯＶＡという名の通りを進みます。

あら、観光馬車が！
黒いお馬さんが素敵。

街の中心部。さすがに人が多いです。

建物の壁には彫像。
窓の上の飾りも素敵ですね。

横へ延びる通り。大きな建物が居並びます。

お天気がいいのでカフェの外席も満員。

この街は小さな通りが入り組んで、建物も折り重なった様子で建っていて、
独特の雰囲気です。

カフカの名の付いた通り。
そして生家であるこの建物は「カフカ博物館」となっています。
彼はこの街の生まれなのですね。
ですが彼の誕生した１８８３年は、この場所はオーストリア＝ハンガリー帝国領プラハ。
１８６７年から１９１８年までのハプスブルク帝国のひとつでありその最後の形態。
今ではそれが１３の国家となっているのですから、その広大さが偲ばれるというものです。

その先には旧市街広場の代表的建造物のひとつが見えてきました。

が、その前にこちら。
ずい分と人だかりがしています。

「聖ミクラーシュ教会」。
対岸のマラー・ストラナにも同じ名前の教会があるようですが、まずはこちらにお邪魔してみましょう。

中ではコンサートの真っ最中。

入口付近からそーっと撮影させていただきました。
歌われていたのは「アメイジング・グレイス」。
動画も撮らせていただいて、今でもたまに開いてこの時の感動を蘇らせています。

ズームして細部を。
とても美しい堂内でした。

クーポラも少しだけ。

柱やその周辺の絵画や装飾。
本当に美しい。
マラー・ストラナの「聖ミクラーシュ教会」を手掛けたディーツェンホーファー親子の息子の方のキリアンの作とか。
プラハ・バロックという建築様式だそうです。

もっと中まで入ってじっくり拝見したかったけれど、コーラスが聴けてこれだけ見ることができただけでも幸運でした。

やはり、すごいものがいろいろありそうですね、この街。

では、いよいよ旧市街広場へ。
こちらの露店には・・・

素朴な焼き物のベル。

おうちのミニチュアも。
ドイツやアルザスの木組みの置物を思い出します。

そして正面には「ティーン聖母教会」。
青空に映えて塔の美しいこと。

その左側には「ゴルツ・キンスキー宮殿」。

すごい人です。

広場を取り囲むのは立派な建物ばかり。

そしてとにかくすごい人、人、人！
あとで気が付いたのですが、この日は４月３０日、日曜日。
翌日はメーデーですから、ヨーロッパ諸国は３連休だったのですね。
特にこの日は中日なので、この大観光都市チェコは恐らく国内と近隣国からの観光客で溢れていたわけですね。

西側には先程訪ねた「聖ミクラーシュ教会」。

そこから北へ延びる瀟洒な通りはパリ通り。

広場中心には「ヤン・フスの群像」。
ボヘミア出身の宗教改革家の彼。
プロテスタント運動の先駆者となりカトリック教会によって弾圧されて、コンスタンツ公会議で有罪とされ処刑されます。
私の大好きなボーデン湖畔の街コンスタンツを訪ねた際、彼の名を知りましたが、この街でお目にかかろうとは。

そんな歴史など関係ないように、彼の像の周囲にはバカンスを楽しむ人々が溢れています。
かくいう私もそうですが。

広場をぐるりと見回して、まずはこちらへお邪魔します。
「旧市街庁舎」です。