2018/04/30 - 2018/05/01
9位(同エリア408件中)
Islanderさん
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入国ビザが要らなくなったウズベキスタン。友達の友達が営む創業間もない現地旅行会社によるプライベートツアーで巡る旅。外国人の客は自分が最初とのことで出発前は期待と不安が交錯していました。自分のわがままを聞いてもらいかなり無理な行程でしたが、大きなトラブルもなく楽しい旅をすることができ、旅行前の心配は杞憂に終わりました。
ウズベキスタン2日目はブハラ旧市街を中心に、数多くの観光スポットを回りました。
【旅行記】
vol.1 タシケントへ https://4travel.jp/travelogue/11361011
vol.2 ブハラへ(本編)
vol.3 サマルカンド編 https://4travel.jp/travelogue/11365842
vol.4 ウルゲンチ・ヒヴァ編 https://4travel.jp/travelogue/11371504
vol.5 ムイナク・アラル海編 https://4travel.jp/travelogue/11374484
vol.6 タシケントから帰国編 https://4travel.jp/travelogue/11376577
【旅程】
・4月28日 関西空港発(KE2728)金浦空港着<ソウル泊>
・4月29日 仁川空港発(KE941)タシケント空港着<タシケント泊>
○4月30日 タシケント市内(日本人墓地、テレビ塔、鉄道技術博物館)、タシケント駅発18:50(鉄道:アフラシャブ号)ブハラ駅着22:34<ブハラ泊>
○5月1日 ブハラ市内(ラビハウズ、アルク城、スィトライ・マヒ・ホサ宮殿ほか)<ブハラ泊>
・5月2日 ブハラ駅(鉄道:アフラシャブ号)サマルカンド駅、ハズラット・ダブッド洞窟、サマルカンド市内(アフラシャブ博物館、グル・アミール廟、シャーヒズィンダ廟、レギスタン広場ほか)、サマルカンド駅(鉄道:クングラート行き324列車)<車中泊>
・5月3日 ウルゲンチ駅、ヒヴァ(カルタ・ミノル、クフナ・アルクほか)、アヤズ・カラ<ヌクス泊>
・5月4日 ムイナク(歴史博物館、船の墓場)、アラル海<湖畔泊>
・5月5日 アラル海、ヌクス(サヴィツキー美術館)、ヌクス空港(HY018)タシケント空港<タシケント泊>
・5月6日 タシケント市内(ハズラティ・イマーム広場、チョルスー・バザール、友人宅ほか)、タシケント空港(KE942)<機中泊>
・5月7日 仁川空港(KE723)関西空港
【主な費用】
・航空運賃 関西⇔ソウル・仁川⇔タシケント エコノミークラス127,510円(税金などを含む)
・ウズベキスタン国内ツアー代金 1,396米ドル(交通費、宿泊代、食費、ガイド料、入場料などを含む)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
PR
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vol.1 タシケント編 https://4travel.jp/travelogue/11361011 からの続き。
タシケントから乗り込んだウズベキスタンが誇る超特急、アフラシャブ号は定刻より数分早く、22時30分にブハラ駅に到着。ブハラ駅 (カガン駅) 駅
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ブハラ駅からブハラ市街地までは約15kmあります。ブハラ滞在中も車をチャーター。快適な移動です。
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ブハラ駅から20分ほどでブハラ市街地のホテル「メクタル・アンバー」(Mekhtar Amber)に到着。かつてキャラバン・サライであった建物をホテルにしたもの。とてもいい雰囲気です。
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部屋は狭いですが、天井が高く圧迫感はありません。歴史を感じるる石造りの壁。シャワーを浴びて就寝。
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肌寒い朝。朝食は屋外か屋内どちらかと聞かれ、迷わず屋内に。
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ダイニングはとてもおしゃれです。
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野菜かフルーツが欲しいところ。パンは美味しかったです。
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今日はタシケントから行動を共にしている友人と現地のガイドDさん(女性)の英語での案内で観光します。ホテルを9時少し前に出発、歩いて旧市街に向かいます。
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ナディール・ディヴァンベキ・メドレセ。17世紀に建てられた神学校。もともとはキャラバンサライとして建設されたものの、ハーン(王)の一声で神学校になったもの。正面入り口の上には人面と鳥が描かれており、偶像崇拝を禁じるイスラム教のタブーを冒しているものです。
ナディール ディヴァンベキ メドレセ 史跡・遺跡
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神学者、フッジャ・ナスレッディンの像。彼にまつわるとんち話がたくさん残されていて、一休さんのような存在のようです。
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大きな池はラビハウズ。1620年に当時の為政者が力ずくで造ったと伝わるもの。
ラビハウズ 滝・河川・湖
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ラビハウズの畔には真新しいラクダの像がいくつかあります。史跡のなかにこのようなものを置くことはどうかと思う。
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民族衣装を着た女の子たち。
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軽快なリズムの踊りが始まりました。
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1930年代まで砂に埋もれていたマゴキ・アッタリ・モスク。仏教寺院、ゾロアスター教寺院を経て12世紀にイスラム教のモスクとして再建されたとのことです。
マゴキ アッタリ モスク 寺院・教会
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タキと呼ばれている16世紀に建てられた交易所。大きな通りの交差点に3カ所あります。写真はタキ・テルパクフルシャン。
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今は観光化され、タキには土産物屋が軒を連ねています。鉄板も切れる鳥の形をしたハサミを購入。
タキ (タキ ザルガラン、タキ サラファン、タキ テルパクフルシャン) 市場
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タキの外観。大きな丸屋根が交差点の中心部にある交易所。商店や工房、隊商宿などが周辺に続き、場所ごとに建物は区切られており、それぞれ丸屋根があります。
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旧市街の大部分の道は歩行者専用で、のんびり歩くことができます。
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ウルグベク・メドレセ。1417年にウルグベクによって建てられた神学校。
ウルグベク メドレセ (ブハラ) 史跡・遺跡
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色鮮やかなアブドゥールアジズ・ハン・メドレセ。1652年に建てられた神学校。ウルグベク・メドレセの向かい側にあります。
アブドゥールアジス ハン メドレセ 史跡・遺跡
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礼拝室もオスマン・トルコやインドの影響を受けた装飾。
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中庭を囲んで住居部分があります。2階建てのように見えますが、4階建ての建物です。
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各部屋毎にある玄関ホールから階段を上がると居間があります。居間の真ん中の窪みは、暖を取るための囲炉裏とのことです。300年以上前に建設された建物ですが、間取りが現代のロフト付きのアパートのようで面白い。
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ブハラで最も高いカラーン・ミナレット。1127年に建てられてもので高さは48メートル。
カラーン ミナレット 寺院・教会
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レンガを使った細かい装飾が施されています。1220年のチンギス・ハーンの来襲でブハラの街は破壊されましたが、この塔は残されました。
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カラーン・ミナレットにつながっているカラーン・モスク。1514年、シャイバニ朝時代に建設された巨大なモスク。
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1万人以上が礼拝できるとのことです。
カラーン モスク 寺院・教会
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中庭の周囲には208本の柱で支えられた208ものドーム屋根が連なる回廊があります。
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カラーン・モスクの向かい側にはミル・アラブ・メドレセがあります。このメドレセはソ連時代においてもイスラム神学校として機能していました。今も現役の学校で、学生たちはイスラム教に関することだけでなく幅広い教養を学んでいるそうです。
ミル アラブ メドレセ 史跡・遺跡
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アルク城に向かう途中にあるボラハウズ・モスク。王(ハーン)専用のモスクで1712年に建てられたもの。
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彫刻された木(クルミ)の柱。天井も木でできてカラフルな装飾が施されています。
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今は一般の人々のモスクとして使われています。
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ガイドのDさんの説明はとても詳しく、これだけ次々と観光スポットを回ると自分の脳のメモリ容量は完全に超えてしまい、せっかくの説明も頭に入らなくなってきました。写真はチャシュマ・アイユブ。
チャシュマ アイユブ 史跡・遺跡
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内部には予言者ヨブが地面を杖をたたいたことで湧き出したと伝わる泉があります。蛇口があり泉の水を飲むことができます。持っていたペットボトルに入れて飲んだところ、なぜか口の中が荒れた感じになりました。日頃の行いが悪いからなのでしょうか。
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近くのバザールに入ってみました。ドライフルーツやナッツが売られています。
デフコン バザール 市場
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ナンも。中央アジアらしい光景。
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この店で友人のすすめもあり、ホルヴァ(ハルヴァ)を買いました。ナッツが入っていてほんのりミルクの香りがする落雁のようなものをイメージしてください。落雁よりもしっとりしていて個人的には好きな菓子です。
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肉は冷蔵されて売られています。約20年前のウズベキスタンのバザールでは冷蔵ケースはほぼ見ませんでしたが、当時に比べると衛生状態はかなり改善されています(今回の旅ではおなかは壊しませんでした)。
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バザールから少し離れたところに土産物屋が数軒集まった場所があります。真鍮製の皿に彫金して飾り皿を作っています。
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9世紀の終わりに建てられたイスマイール・サーマーニ廟。モンゴルの来襲時には土に埋もれていて破壊を免れたもの。1925年に発掘。
イスマイール サーマーニ廟 史跡・遺跡
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精巧さと美しさを兼ね備えた建築。1,200年も前に建てられたとは、驚くしかありません。
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午後1時になって、ランチタイムです。ウズベキスタンの伝統的なチャイハナでの食事になります。
Bolo Hauz Chaikhana 地元の料理
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まずはサラダ。
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サムサ。小麦の生地の中には肉が入っています。
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シャシリク。ミンチ肉のシャシリクはハンバーグのような食感。ビールが飲みたいけど我慢。
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食後はアイスクリーム。市販されているこのコーン付きアイスはとても美味しかったです。
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この日はトルコのエルドアン大統領がブハラを訪問。食事中、アルク城に出入りするエルドアン大統領を遠目で見ることができました。厳しい警備で写真を撮ることはできませんでした。大統領訪問で市内の道路は大規模な交通規制が行われています。
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午前中はトルコ大統領訪問で入場が規制されていたアルク城へ。
アルク城 城・宮殿
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アルク城は1920年の「ブハラ革命」まではブハラ・ハーンの居城でした。1920年の赤軍による攻撃で建物の大部分は焼失。焼失を免れた建物がいくつか残されています。
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謁見の間。ハーンの椅子に座って写真を撮ることができます。
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イチオシ
城壁を見ながらアルク城を後にします。
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旧市街では所々で復元工事が行われています。破壊と再建を繰り返してきたブハラの歴史は今に続いているとも言えますが、世界遺産でもあり、拙速な復元、修復は避けて欲しいところです。
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手配していた車で郊外にあるスィトライ・マヒ・ホサ宮殿に向かいます。トルコ大統領訪問のため主要道路は通行止め。迂回路は渋滞しています。
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迂回したこともあり旧市街から40分程度かかってスィトライ・マヒ・ホサ宮殿に到着。
スィトライ マヒ ホサ宮殿 城・宮殿
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スィトライ・マヒ・ホサ宮殿は1911年にブハラ・ハン国最後のハーンにより建設された夏の宮殿。
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ますは宮殿に入ってみましょう。
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ロシアとブハラの様式が混在した宮殿です。「白い間」には大きなシャンデリアがあります。このシャンデリアの電球をともすために中央アジアでは初めて発電機が設置されたとのことです。
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チェスをするための部屋。
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ハーンの執務室。
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天井はアジアとヨーロッパの文化が融合した独特なデザイン。ステンドグラスから差し込む光がエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。
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ハーンの寝室。
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ガラス張りの茶室。
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茶室には日本から贈られたという大きな壺がありました。
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別棟にあるゲストルーム。応接間あたる大きな部屋には天井や壁に装飾が施されていますが、寝室の壁は白く塗られているだけです。
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左の建物はハーレム。ハーンは池で水浴びをする女性たちをテラスから眺め、その日の相手が決まればりんごをその女性に投げたそうです。
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ガイドのDさんと別れ、夕方6時前にホテルに戻りました。部屋で少し休んで友人と夕食に出かけます。
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夕食はラビハウズの近くにあるBudreddin Restaurantでプロフなどをいただきました。友人ともどもあっという間に完食。
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周辺を散歩します。
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真っ赤なラーダ。ウズベキスタンではよく見かけます。
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友人は仕事の関係で夜10時の列車でタシケントに戻る予定。時間があるのでコーヒーを飲みながら雑談。
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夜のラビハウズはライトアップされていてきれいです。
ラビハウズ 滝・河川・湖
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友人を見送ったあと、ウズベキスタンに来て初めてビールを飲みました。銘柄はウズ・カールスバーグが製造するサルバスト(10,000スム)。うまっ。
ブハラは見どころがとても多く、盛りだくさんの1日になりました。明朝はホテルを4時出発の予定。早めに床につきます。(vol.3サマルカンド編 https://4travel.jp/travelogue/11365842 につづく)
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この旅行記へのコメント (2)
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- ウェンディさん 2018/06/03 12:16:54
- 内部に入ることができるのですね!?
- こんにちは。
ブハラの旅行記を昨年の旅の記憶を手繰り寄せながら拝見しました。
アブドゥールアジズ・ハン・メドレセは各階に2層の窓があり、不思議な構造だと思っていましたが、実は四階建てだったとは。
そして、一階から内部に入ることができ上階へと登れたとは、知りませんでした。
知っていたら、私も上がっていたと思います。
向い合せにあるウルグベクとアブドゥールアジズ・ハンの両方の神学校は、とても対照的な色使いだと思います。
色々な民族、文化が入り混じりながら出来上がってきたウズベキスタンの古都ブハラだからこその建物の遍歴なのかもしれません。
様々な建築様式を持つメドレセから中央アジアを通り過ぎて行った歴史の複雑さを感じる古都ブハラ。
オアシス都市としての面影を残す良い街ですね。
ウェンディ
- Islanderさん からの返信 2018/06/03 14:09:58
- RE: 内部に入ることができるのですね!?
- ウェンディさん
投票と書き込みありがとうございます。
メドレセ跡はお土産屋になっているところが多いですが、アブドゥールアジズ・ハン・メドレセは内部が昔のまま残されていて見学できるようになっていました。なんと言ってもこのメドレセの門は目が覚めるような鮮やかな色彩で、門の前で見入ってしまいました。
ウェンディさんのブハラ旅行記拝見しました。タシケントに夕方到着して、そのまま夜行列車でブハラへ向かうとはかなりの強行軍ですね。それも翌日は朝からブハラ観光をこなされるとは凄いです。
サマルカンドの建物は化粧美人、ブハラのそれはすっぴん美人とガイドさんが話していました。そのとおり、カラーン・モスクやイスマイール・サマーニ廟は一色のレンガだけの建物ですが、とても美しいと思います。時代毎に様々な建築様式の建物を見られるのもブハラの魅力ですね。
Islander
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