ロンドンGWぼっち旅02 ヴィクトリア&アルバート館。想定内の電池切れ

2018/04/30 - 2018/04/30

5年前の初めてのパリ以来の海外ひとり旅。

前日のロンドン入りはネタを買いに来たのか?ってぐらいの失敗続き。なにかしら行動するにあたりあらゆる確認がおろそか気味。

さてこの日からロンドン観光本活動。そんなに大変なスケジュールじゃないけど、細かいこともシッカリやりたいところ。

動かせない予定は夜のミュージカル鑑賞。日中はヴィクトリア&アルバート館に行くことに決めた。

　4/29 成田出発/モスクワ乗継/ヒースロー空港/ホテルチェックイン
●4/30 ヴィクトリア&アルバートミュージアム/レ・ミゼラブル鑑賞
　5/1 ロンドン塔/タワーブリッジ
　5/2 ナショナル&ポートレートギャラリー/オペラ座の怪人鑑賞
　5/3 ウェストミンスター寺院
　5/4 ホテルチェックアウト/ヒースロー空港/モスクワ乗継
　5/5 成田着

4/30 タスク消化自己評価---
× 購入ミスのきっぷの払い戻し
○ 郵便局で両替

1ポンド=約155円 (クレジットカード手数料込みの平均)

エリア ロンドン(イギリス)

ロンドン本活動初日は朝から雨。写真は部屋の窓からの風景。
私が想像する、ロンドンの空そのもの。この日の天気予報は最高気温6℃の寒さ。

目が覚めて、ベッドの中でこの日をどうすごすか考える。
前日1枚多く買ってしまったヒースローコネクトの切符。たかだか1500円程度。
はっきりと有効期限は前日の日付書いてるけど、活きた英会話をする目的で、
ダメもとでも駅の窓口に行ってみようかな。

そのためにわざわざバスに乗ることもなかろう。散歩がてら歩いて行こう。

ロンドンでのスケジュールは、ぎゅーぎゅー詰め込むと1つの印象が薄れるため、ゆったり目。
美術館や博物館は疲れるし、世界中からの観光客で人も多いだろうし。

ゆっくり準備して、部屋に置いてあったチョコチップクッキーを
インスタントコーヒーとともに食べ
忘れ物がないか確かめて出発。

フロントに行くと、スーツのビジネスマンが鍵を預けてるところだった。

このホテル、アパートメント仕様の部屋や、サロン、中庭なんかもありアットホームな雰囲気の作りなのだけど、ビジネスで利用してる人がいるとは意外。

バンクーバー スタジオ ホテル

外に出ると寒い!!　ロンドンではマフラーが大活躍でした。

雨の中を、両替するのにまずは郵便局へ。

ロンドンだし、現金はほとんど使わないだろうけど、相方のハワイの社員旅行で残ったドルがいつまでたっても邪魔なので、それを換金することにする。

手にした現金は48ポンド。1ポンドを1.56ドル換算、手数料なし。郵便局で両替、なかなかよいじゃありませんか。

ただ、滞在中は行くところどこでもカードで支払えたので、もうこれ現金使うとこないな～と思ったところで、積極的に消費した。

クィーンズウェイストリート 散歩・街歩き

パディントン駅まではホテルから歩いて20分しないほど。
前日 夜にこの入り口から出てバスに乗っている。

パディントン駅 駅

さて前日 間違えて買ったヒースローコネクトのチケットを、ダメもとで払い戻ししてもらうつもりで、グレートウェスタン鉄道の窓口に行く。

自分の番がきて、窓口にレシートを見せながら事情をつたない英語で言うと、

どこで買ったの?　
じゃ、ヒースロー空港でやって!


…( ˘ω˘ )。これにて生きた英会話終了。

さて切り替えて！観光いきますかー

パディントンの地下鉄駅からヴィクトリア&アルバート館に行きます。

改札のピッの反応は日本より遅いです。

パディントン駅 (メトロ) 駅

日本でいうところの山手線みたいに丸い路線
名前もそのまま「サークル」でサウスケンジントン駅へ。

電車内。途中、こんなゲリラ演奏隊が乗り込んできて
カッコいい演奏して去って行った。

サークルは毎日のように利用してたから、この軍団には滞在中よく遭遇した。
両替で手にした現金も旅の後半では余ってしまい、この人たちにあげたりした。

サウスケンジントン駅下車。人の流れにまかせて。

コレみなさん観光客でしょう! 多いなぁ～

サウス ケンジントン駅 駅

出口を出たら向こう側に絵になる建物が! かっこいーー! ロンドン自然史博物館。
これから行くV&A館もそうだけど、ここも無料だそう。

ちなみにこの博物館側の出口は、午後には閉鎖されていて帰り道にとまどった。

イギリス人は雨の日に傘をささないと聞くけど
ほんとびしょびしょの女の子とかいて。
風邪ひかないの? 濡れて困るものとか持ってないのかね?

12時。おそっっ　ヴィクトリア ＆ アルバート博物館　到着。
こちらも建物の装飾がかっこいい。パリの歴史ある建物よりも繊細で荘厳な感じがする。

ヴィクトリア＆アルバート博物館 博物館・美術館・ギャラリー

この博物館、王室では名前を世襲するのであまりピンとこなかったのですが、
NHKのドラマでやってたヴィクトリア王女夫妻が支援した博物館なんですね。

wikiを読むと
---
製造業の労働者たちにデザインの重要性を啓蒙する教育機関を目指していたため、当初入場料は徴収しなかった。

これにはさすが大英帝国と思った。現在でも常設展の入場料は無料。

入り口のホールでオーディオガイドがあるか聞こうとしたら(日本語は結局なし)
お困りですか?　とボランティアと思われるガイドさんが近寄る。

入場料無料なのにちゃんとしている。

とりあえずマップを見ると展示室の多いこと！
レベル0から6までフロアは7階まであります。

世界の地域をテーマにしたもの、マテリアル、テクニックなど、展示の切り口はさまざま。

疲れるのはわかってるので、気になったものだけを見ていくことにする。

入口ホールから見える、ヨーロッパをテーマにした展示から。

旧約聖書にでてくる神々の殺すシリーズの像。
どれもが怒りとそれに対する恐怖が際立った彫刻。

通路に並んでいたのでインパクト大でした。

司祭様が着るベルベッドのマント。刺繍が精巧。

キリストの顔がゲリピーでもして困ってるように見えて
親近感から思わず撮ってしまった。
650年も前のものだけど全然キレイ。

日本の展示はやはりどのように紹介されてるか気になるところ。

東芝のギャラリーがある。調べると1986年から東芝が手がけてる模様。
照明はもちろん東芝のLEDを使用。

ハラマキスタイルの鎧と紹介されていた江戸末期の甲冑。
江戸末期って…まさか戊辰戦争??

兜には「Ietada」のサインがあると書いてた。松平でしょうか?
個人贈みたい。こんなものまで欧米人は日本から持ち去っていたのか・・。

「オー・・サムライ!」
「ルックルック! サムライ!」

欧米からの観光客は「サムライ」を連呼していた。人気。

何気にこの兜、トンボが頭に乗ってる!
トンボは前にしか進まない縁起のいい勝ち虫。洒落てる～

印籠！根付つきもある。

黄門様の家紋入りのイメージしかなかったけど、見ていて楽しい～ いろんな形がある。
エビ、セミ、オケ、重箱まで!

インフォバー! 機種みるとauのオリジナルデザインプロジェクトのやつ。

サイトも好きで開発当初はブックマークしてた。久しぶりに覗きに行ったら、この製品たちのFlashサイトが残ってて泣けた…。

カシオのカード型電卓、ソニーのウォークマン!
サラリーマンの殿方たちが胸ポケットによく入れていたラジオ～

全てスマホに入ってしまいました。

軍艦の緻密な絵が描かれた、お宮参りの時に子供に着せる着物。

今見るとやばい絵けど、日本では当時 軍人さんはえらいだの立派だの言われてたものね。このような戦争柄のキモノは欧米で人気なのだそう。

ファッションがテーマのショップでピアスお買い上げ。12ポンド。

滞在中つけて出掛けてたら、ホテルやショップの人たちからいいね～と言われた。
ロンドンの方たちはさりげなく褒めるのが上手。

もうすぐ14時。中庭を見ると、雨はやんでるみたいだけど寒そう。

ここまで気になるところだけみて2時間。お腹も減ってへとへと。
食事できるところを聞いて行ってみることにする。

そしたら・・・さすが人気の観光地。
平日の14時なのにすごい混雑！

テーブル空きそうにない、レジも長い行列でなかなか進まない。ひとりだからなおさら座れたとしても、後からくるお客さんのプレッシャーは想像できるしで、こんなところでお金払って食べたくない。

けど、寒いし雨だし外に出る気力がないーー

食事はこんなお惣菜タイプ。これをトレーの皿に盛ってもらってレジに並ぶわけですが。
当然並んでるうちに、そして支払ったとしても席が空くまでにはご飯は冷めるわけで。
ここでどうしようか3往復もしてしまった。

持ち帰りできるものを探すとキッズのランチボックスしかない。
これを買うお客さんもいたので、私も静かなところで食べるために購入。

ランチスペースにきました。こういう場所あるの嬉しい。

郊外学習に来ていたキッズたちが大騒ぎでめちゃ楽しそうだった。
あんなにうるさかったのに、いなくなったらものすごく静か。赤ちゃんを寝かしつけてるお母さんもいらっしゃる。

キッズボックスのサンドイッチを食べながら改めてフロアマップを見ると
レベル3も面白そう。もう少し頑張って見ることにしよ。

というわけでレベル3の階。素材をテーマにした展示が多いです。

金をテーマにしたギャラリーでタバコケース。

銀のギャラリー。銀食器のミニチュア!
おままごとするお人形さんも見たい～ あったのかな。

宝石のギャラリー。ここは大人気！

ぶどうをモチーフにしたイヤリングとネックレス。

素敵…。

目の保養。

どれもゴージャスだけど全て本物なのかな?
たくさんあるからだんだん模造品に見えてくる。

不人気だったミニチュアのポートレートのギャラリー。
有名人を見つけて楽しむ。

絵の部分は象牙をスライスして作るんですね。

顔料が作られる様。
アカシアの木から天然のレジン! あー。これ表面に塗ってたんだ?

勉強になるなぁ。。

こういうの、じっくり見てしまうのでもうすぐ16時になってしまった。
他のも見たいけど、夜のミュージカルを見る体力がなくなってしまうので引き上げた。

最終日に時間もてあましたからまた来ればよかったな。
そのときはまったくそんなことは思いつきもせず。
これちょっと後悔してる。

帰り道にまた自然史博物館。
ほんとかっこいい。ちょっと寄ってみようかと思ったけど
やはり疲れが勝って無理。

ロンドン自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

地下鉄乗って、ホテルまで戻ってきました。

バンクーバー スタジオ ホテル

部屋に戻ったら、花瓶にスプレーマムが飾られてた。こういう気遣い嬉しい。

ちょっと体力なさすぎなのですが
このあと仮眠して、しっかりレミゼを見る!

続く～( ˘ω˘ )

この旅行記へのコメント （8）

• kiyoさん 2018/06/30 13:13:54

  全部、見るには何日かかるのやら

  picotabiさん、こんにちは。
  フォローしていただき、ありがとうございます。
  
  「ロンドンでのスケジュールは、ぎゅーぎゅー詰め込むと」と書かれたお写真。
  手前のマグカップと窓からの景色が、良い雰囲気ですね。
  ドラマの1シーンみたいで素敵♪
  
  ロンドンのV&A博物館は、所蔵品の数がすごいですよね。
  私も大好きな場所ですが、もう何回、行ったかわからないくらい。
  それでも、全部は見れてない気がします。
  数年前に改装され、あらたなコーナーがオープンしたりしましたが、
  東芝ギャラリーなんて名前になってるんですか（@@!?
  知りませんでした。
  kiyo

  picotabiさん からの返信 2018/07/03 06:15:21

  RE: 全部、見るには何日かかるのやら

  kiyoさん　ご覧いただきありがとうございます。
  
  V&Aミュージアムは本当に広くて、私は1/4も見れてないんじゃないでしょうか。最終日にわりと時間をもてあましたので、もう一度行けばよかったとちょっと後悔してます。何回も行かれたkiyoさんも全部見切れてないとは…
  もしロンドンに再訪があったら、絶対私も行くと思いますね。展示楽しいですし。
  
  調べると東芝の振興活動は1986年からだそうで。結構ながい!

• たらよろさん 2018/05/20 16:32:21

  気高く美しいですね

  こんにちは、picotabiさん
  
  英国の建物は、本当に美しいなぁ～って思います。
  すごく気高さを感じて、なにかが違うって気が。
  
  ところで、両替て本当に難しいですよね。
  私も現地のお金を全く持たないのも困るので両替はしますが、
  カード派だから、カードが使えるとお金がほぼ残っちゃうなんてこともあって、
  手数料だけ取られてほぼほぼ使わず戻ってくるのももったいなくて、
  最後に現金使いまくりーみたいな（笑）
  
  私も傘が嫌いで、あまりささないのですが、
  流石にボトボトになる雨はさしますねー
  でも、本当にさすのって、年に数回なの。
  通勤はロードバイクだから雨合羽だしねー
  傘をささないって楽チンで好きよ（笑）
  
  たらよろ

  picotabiさん からの返信 2018/05/21 18:14:17

  RE: 気高く美しいですね

  たらよろさん　ご覧いただきありがとうございます。
  
  両替、おっしゃるとおりで難しいですよねーー
  私の場合、あちこち行きたいので今のところ2度も訪問するつもりの国はなく
  できるだけ現金を日本に持ち帰りたくない。なので最低限の両替をするけど、
  やはり足りずにATMで下ろしたりすることあります。
  
  それでも小銭が捨てるに捨てられず、家に余りまくりです。困ったものです。
  スリランカの空港で、出発時に現金の寄付ボックスみました。あれが各国あればいいのだけど。
  (あるのかもしれないけど目に飛び込んでこないとしませんね)
  今回はオイスターカードの払い戻しもきっちりやったので、さらに小銭あまりまくりです。
  空港のコンビニでチョコレート買えばよかったと後悔しました。
  
  次は中国なのですが、こちらは現地の両替は手数料が高くてキャッシングするのがいいようですね。
  考えて見たら、楽天カードだしポイントもつくしなので、キャッシングで現金調達、前からやればよかったと思って。
  
  傘!! たらろよさんはロードバイク通勤ですか! かっこいーー
  私の場合、すぐ日焼けするので今の時期ぐらいから日傘さすようにしてるのですが、持ち歩くのじゃまなの、すっごくわかります。
  会社帰りに腰をほぐすためにたまに歩くのですが、傘がカバンに入ってると重くて!

• olive kenjiさん 2018/05/20 09:47:01

  これは○だな

  ピコちゃんの旅行記は読み易くていい。
  話が流れていくんだな～そして写真も70枚以内。
  よく200枚以上なんてのがあるが、読むのもかなり努力いるもんね。まー私も欲張りだから枚数かなり使っちゃうけど。
  
  ホテルのコーヒーの写真がいいな～　器に木枠に建物が茶で統一されている。流石V&A博物館行くピコちゃんだ。
  
  傘ささない英国娘・・習慣かもしれませんが阿保かと思います。この類、欧州では多いですね。
  
  こんな博物館知らなかったし、これはいい所だね。
  もう歴史関係の同じような物だらけのような博物館より、デザインに特化しているここの方が好きだ。
  軍艦の着物はミリタリーフアンの私としては初めて見る物、欲しいな。でも何処へ着て行こう？
  ピアス素敵だよ。おっちゃんは堂々と誉めるから下手なんだね。
  
  タイトルに電池切れと書いてたから、カメラが途中で写せなくなったんだと心配してました。でも何回読んでも電池切れの場面出て来ない。
  やっと気がつきました。体力切れという事ね。
  おっちゃんこそ蛍光灯電気切れ間際でした。
  
  部屋に帰ってきたら、花が飾られていた・・・・
  おっちゃん泣くよ～～
  
  
  

  picotabiさん からの返信 2018/05/20 16:13:52

  RE: これは○だな

  olive kenjiさん　ご覧頂きありがとうございます。
  
  さすが〜　実は写真枚数は多くならないようにしてるんです。
  4トラの記事って20枚見るともっと見るボタンがあって、残りの写真枚数表示されますよね。
  あと200枚　とか表示されると、ウッッ…っってなります…
  
  でも自分でもいい写真撮れると全部のせたいし、とりあえずアップロードして100枚とか超えたら　そこからできるだけ削除していくんですよね。
  消すのがおしい写真とかももちろんあります。
  
  V&A博物館のコンセプト、いいですよね!　面白かったですよ。
  ロンドンは大英博物館がやはり王道みたいですが、考古学チックなのが難しそうなので身近な博物館、美術館を見て行きました。ミーハーなのでポートレートギャラリーとか。
  
  > 部屋に帰ってきたら、花が飾られていた・・・・
  > おっちゃん泣くよ??
  
  実は私もひとりだったので、なおさらじーんときたのでした。
  日本じゃこの黄色い花は仏花なんですけどねww　いーの!ロンドンなんだから!

• 琉球熱さん 2018/05/20 00:38:08

  かっこいいね～

  picotabiさん、こんにちは
  
  博物館の建物がとにかく洒落てるね～
  かっこいい～
  館内撮影OKなのか！ちょっと驚き。
  日本は未だに甲冑にサムライかよ！　って思うけれど、外国人から見た日本・日本人の印象を知るのは面白い。
  ただ、あの軍艦の図柄は嫌だな(笑)
  
  お～　二階建てバスだ～　と喜んでしまった･･･
  日本でもゲリラ演奏隊の出現を求む
  
  -----------琉球熱----------

  picotabiさん からの返信 2018/05/20 13:38:08

  RE: かっこいいね?

  琉球熱さん　ご覧頂きありがとうございます。
  
  博物館、かっこいいですよね〜
  私あまり建築には詳しくないのですが、素人目でもほれぼれしました。
  もう一つ、外観の装飾に惹かれて訪れたのがロイヤルウェディングでも知られるウェストミンスター寺院です。外も中も素晴らしかったです。
  
  ロンドンの博物館、美術館は無料の上に写真撮影はうるさくないです。
  禁止のところもあるけど、ここはOKのようでした。
  日本の展示は　おっしゃる通りで外国から見た展示として興味深かった。
  キティちゃんの絵が描かれた家電やロリータファッションの展示もありましたよ。
  
  ゲリラ演奏隊、日本でもやりますかね!?　ちなみにパリではベサメムーチョを唱うオバさんがカラオケ機材持って乗り込んできてたけど笑